人生の岐路に立つ求職者様と向き合うハイキャリア支援事業
──はじめにハイキャリア支援統括部を簡単にご説明ください。
ハイキャリア支援統括部は年収600〜1,200万円クラスのハイクラス人材の転職を支援する新しい部署です。新しい部署といってもその前身となる取り組みは10年前からありましたが、企業顧客・転職希望者様双方からのニーズが増えているポテンシャルの高さを勘案し 、2022年4月に組織の格上げをしました。
──ハイクラス人材の転職支援の特徴は何でしょうか?
カウンセリングにおいて、仕事だけでなく、その方の人生にまで踏み込んだお話になることが多いということです。お子さんの進学や住宅ローン、親御さんの介護など人生の岐路に立った方に対して解決策を一緒に探していく場面が多々あります。キャリアの重要な決断を迫られる方に対して、人生・キャリアまで考え抜いたプロとしての助言が求められます。
利益を気にすればするほど、誰も幸せにならない仕事
──難しそうな仕事ですね。
そうですね、簡単な仕事ではありませんが、それだけやりがいのある仕事とも言えます。仕事での悩みやつらいお気持ち、プライベートのことまで開示いただき、さらにこの先の人生に大きな影響を与えるキャリア選択の支援ができるということは、本当に身の引き締まる思いであり、重要な役割を担っていると日々感じています。
──責任もやりがいも大きな仕事を行う上で、組織として心がけていることはありますか?
何はともあれ「求職者様のキャリアを良い方に前進させる」という目的から外れないことです。 キャリアアドバイザーという組織は、個人営業職の集まりとも表現できます。会社としては利益を上げなければいけませんし、求職者様に直接サービスを提供する役割からも、売上への責任は大きいものがあります。 しかし、「利益を気にすればするほど、誰も幸せにならない仕事」だと本気で思っています。キャリアに悩んでいる方から相談を受け、アドバイスする……その一つに転職活動という選択肢があれば、仕事を紹介し、これが魅力的であれば当社を通じて転職活動をしていただけるはずです。ここから転職というご縁が生まれれば、結果的に売り上げにつながります。
すべては担当する求職者様のキャリアを本気で考えることからスタートするという発想です。
求職者様に提供すべき価値
──顧客重視の考えに至ったきっかけはありますか?
もともとキャリアアドバイザーとしてのスタイルは、データを分析し、どのプロセスを伸ばすか・改善させるかを根拠立てて明確にするタイプでした。ある程度までは成績を残せたのですが、いまいち伸び悩みました。正しい提案をしているはずなのに、なぜ……自分のスタイルを振り返って気がついたのは「データを重視しすぎて、求職者様の気持ちに響くような価値提供ができていない」ということでした。正しさや合理性だけでは人は動かないことに気づけたのは本当に大きな転機で、「この求職者様に提供すべき価値」を重視するスタイルに変わり、結果的に全社表彰される成果にもつながりました。
──マネジメントでも同じスタイルで?
実はマネージャーになって数年は、求職者様にもメンバーにも価値提供がまったくできてない時期が続いていました。複数名の部下を持ち、より多くの求職者様に効率的にご支援をしたい気持ちが強すぎ、数値管理で理詰めのマネジメントに戻ってしまって……顧客志向よりも理論武装、部下のやる気よりべき論で自分のやり方を押しつけて、「ここの数値が目標にいってないけど、どうやってリカバリーするの?」みたいなコミュニケーションでした。これが気持ち良いかどうかで言うと……。
そこで改めて自分の成功体験に立ち戻って、求職者様に選ばれるような価値提供を重視するマネジメントに変えました。「貢献」欲求が強い社員が多かったため、顧客満足度を追求する方針がフィットし、メンバーの行動が変わっていきました。その行動の変化は結果にも出て、チームが連続で全社トップの表彰をされるまでになりました。
離職率5%。安心して働ける環境があってこそ成長できる
──2023年3月現在の組織運営でとくに意識していることはありますか?
いわゆる行動量管理はほとんどしていません。多くのキャリアアドバイザーは求職者様の力になりたいという貢献欲求が本当に強いと感じます。 「ここの数字どうなってるの」と「この求職者様に提供すべき価値ってなんだろう?」という会話、どちらがキャリアアドバイザーの仕事の本質に近いのかは言うまでもありません。
もちろん状態の確認はしているのですが、量だけを追うような指示はほとんど出しません。「何名の方からご応募いただく」などの指標を強く求めるマネジメントは、応募してもらうことが目的となるミスリードにつながるほか、キャリアアドバイザーが提供したいと思っている価値とのギャップが生まれるなどのリスクがあります。何より求職者様に喜ばれるとは思えないです。そして、マネジメントは余計な口出しをするよりも環境を整えることに尽きます。入社後アンケートで満足している事柄を聞くと育成体制や労働環境を挙げる人が多くいます。
──具体的には?
育成体制ではCAカレッジがあります。新卒・中途問わずキャリアアドバイザーに配属される社員向けの研修組織で、中途社員も入社2カ月はこの組織に所属し、研修を受けます。当社のこれまでのノウハウを濃縮したもので、実務的なスキルを身につけるだけではなく、キャリアアドバイザーとしてあるべき姿や顧客との向き合い方をロールモデルとなるトレーナーから学べます。人材紹介未経験者はもちろん、経験者からも「改めてキャリアカウンセリングを体系立てて学べて良かった」という声もいただいています。
育成体制だけでなく、働き方も大きく改善させています。時短勤務をしながらエキスパート職(※)を狙っている男性社員もいて、誰にとっても働きやすく多様性のある組織になっています。ハイキャリア支援統括部の離職率は5%台で、キャリアアドバイザーとして腰を据えて成長できる環境が用意できていると思います。
※営業職におけるエキスパートポジション。専門性を発揮し事業経営に貢献することが期待されます
── 最後に改めてハイキャリア支援統括部の魅力を。
人生の岐路に立つ方のご支援ができるのは唯一無二のやりがいと経験を積めます。そして、難しい仕事をお任せするからこそ、安心して働ける環境を用意しています。経験者でも未経験者でもキャリアアドバイザーの仕事を思う存分に味わい尽くすことができるのがハイキャリア支援統括部です。
※社員の所属組織および取材内容は2023年2月時点のものになります。
※社員の所属事業部名称は、2023年4月時点での名称となります。
