「誰かの役に立ちたい」。想いが仕事の原動力になるオペレーションの最前線で
──所属する部署やそこでの仕事の内容について教えてください。
オリンパスマーケティングのSCMで、受注備品オペレーショングループのマネジャーを務めています。私たちの部門は5つのユニットで構成され、40人以上のメンバーを抱える大きな組織です。各ユニットにはSV(スーパーバイザー)がおり、私はマネジャーとしてSVを通じて全体の管理・運営を行っています。
主な業務は大きく3つあります。1つめは製品やサービス関係の受発注業務。2つめはお客さまに製品を販売する前のデモンストレーション用機器と修理が発生した際の備品(代替品)の管理と貸出業務。そして、3つめは保守契約の締結オペレーションや各業務のプロセス改善・オペレーション管理です。
私たちの仕事の核となるのは、お客さまからご注文いただいた製品を必要とされるときに確実にお届けすることです。また、デモンストレーション用機器や修理時の代替機器についても、お客さまに適切なタイミングでお届けできる仕組みを作り、運営していくことが重要な役割となっています。
──オリンパスで働くやりがいをどんなところに感じていますか?
「困っている人の役に立ちたい」という想いが私のベースとなっています。そのため、オリンパスが提供する製品やサービスを通じて、多くの方々の人生に貢献できることに魅力を感じています。
早期発見・早期治療に寄与することで、1人でも多くの患者さんによりよい人生を歩んでいただきたい。その想いが私のモチベーションであり、やりがいです。
現在、当社は大きな変革期を迎えており、業務のやり方も大きく変わろうとしています。たとえば、備品・保守契約業務のGBS(グローバル・ビジネス・サービス)への移管や、業務委託先から電話対応を社内に取り込む業務の内製化などです。このような変化の中で、メンバーが一丸となってお客さまへの対応に取り組んでいます。
メンバーからSV、そしてマネジャーへ──成長とともに広がる視野
──オリンパス入社前後での経歴や、マネジメントを担うようになるまでの背景を、当時の想いを教えてください。
これまで、コールセンター業界に長く携わってきました。オリンパスへの入社を決めたきっかけは、私の家系が大腸がんの傾向があり、医療分野、とくに内視鏡への強い関心があったからです。
2006年の入社後、まず携わったのが内視鏡お客さま相談センター(CIC)の電話受付の体制構築でした。当初はメンバーの一員として業務に取り組んでいました。その後、受付メンバーを拡大していく中で教育担当を任され、徐々に全体の取りまとめ役としての役割を担うようになっていきました。
とくに明確なキャリアプランを描いてはいませんでしたが、自然な流れでSVとしての役割を担うようになり、だんだんとマネジメントのおもしろさに気づいていきました。コールセンターでの理想の電話対応や品質向上をめざす中で、メンバーそれぞれの特性を活かしながら、力を合わせることで理想とする姿に近づいていけることに魅力を感じ、チーム力の重要性を実感しました。
──その中で、とくに印象に残っていることはありますか?
コールセンターの受付部門から企画部門に異動してからの、既存のコールセンターシステムのリプレイスです。音声認識という新たな仕組みを導入し、それに合わせて通信キャリアも変えるというもので、社内のさまざまな部門との連携や社外ベンダーとのやり取りが必要となる大規模なプロジェクトでした。
大変でしたが、システム選定の検討段階から最終的な稼働まで携われたことは、私にとって自信につながる大きな経験となりました。
──その後マネジャーになっていく中で、スキルアップに向けて取り組んできたことについて教えてください。
マネジメントスキルの向上については、社内で実施された女性管理職向けの研修が大きな転機となりました。体系的なマネジメント方法だけでなく、異なる部門の女性管理職との交流を通じて、育児中の社員へのアプローチや年齢層の高い社員とのコミュニケーションなど具体的な悩みや課題について意見交換ができたことは大きな学びでした。
マネジメントを本格的に始めた2016年の時期は、子どもがまだ保育園に通っている頃で、最も出張が多い時期でもありました。夫が私の仕事への意欲を理解してくれていたことが支えとなり、綿密な話し合いと分担で両立を実現してきました。
現在もオンラインの学習プラットフォームを活用したり、興味のある本を手に取って読んだりと常に新しい知識の習得を心がけています。マネジメントを続ける上では、継続的な学びが欠かせないと感じています。
メンバーと共に成長し、支え合いながら築いたマネジメントの基盤
──オリンパスでのキャリアパスの中で一番大変だったことと、それをどのように乗り越えたか教えてください。
2019年にコールセンターから備品センターへ異動となり、そこで初めて備品グループのマネジャーになった時期です。これまでとまったく異なる業務を一から覚える必要があり、システムも複雑でたいへん苦労しました。さらに、その時期は当社の変革期と重なっていたため、変革を進めながら業務を習得するという二重の課題がありました。
この困難を乗り越えられたのは、メンバーからの支援が大きかったと感じています。私が質問をする際も丁寧に教えていただき、また課題に対してメンバー自身も改善意欲を持っていてくれました。そのため、リーダーとしてすべてを1人で抱え込むのではなく、メンバーと協力しながら対話を重視して一つひとつ丁寧に進めていくことを心がけました。
その後、保守契約オペレーション業務を巻き取り、備品と保守契約を担当することに。国内サービス事業の改革プロジェクトで、修理代替品の改革を推進していきました。そして、SCMへと異動し現在に至ります。
──マネジャーの難しさややりがいについて教えてください。また、マネジャーになる前後で感じた変化はありますか?
マネジャーという仕事の難しさは、メンバーの経験や背景が一人ひとり異なる中で、各メンバーが最大限のアウトプットを出せるようにすることです。とくに、現在は変革期であり、メンバーがやりたい方向性と組織の方向性が異なる場合も出てくる状況での説明や調整が大きな課題となっています。
だからこそ、私はメンバーと対話し、個々の力が発揮できるようにサポートしています。対話を通じて新しい気づきが生まれ、メンバーが成長をしてくれたり新たな視点を持ってくれたりすると、とても嬉しいです。
また、マネジャーとなり、レイヤーが上がっていくことで得られる視座の高さやできることの範囲の広さを感じています。自分がやりたい改善や変革を推進できる立場になれ、周りを巻き込んでより大きな成果を出せるようになることもやりがいです。
メンバーやSVだった頃は、マネジャーを上の存在というイメージで捉えていました。しかし、実際にマネジャーになってみると、現在の組織体制の変化もあり、メンバーとマネジャーとの距離が想像より近いことに気づきました。自身もメンバーとの対話を重視してきたので、この近さは良いギャップだと感じています。
組織変革の波に乗る。変わることを楽しむマネジャーとしての視点と覚悟
──変革期の組織において、変化への想いや今後の展望はありますか?
私は組織の変革をポジティブに捉えていますが、それは同じ場所に立ち続けるより、変化していく方がおもしろいと感じる私自身の性格が大きく影響していると感じています。とくに、自分自身が良い方向に変えていける立場にある時は、それが大きなやりがいにもなります。
当社は、とくにこの数年で、これまで変えられなかった部分にも積極的に切り込み、成果も出しています。外部環境の変化のスピードについていこうという意識が醸成されてきており、変革に向けた風土が形成されつつあることはとても良い変化です。今は大変な時期かもしれませんが、振り返った時に良かったと思える方向に進んでいると感じています。
私自身の展望としても、変革の真っただ中に身を置きたいと考えています。直近では、現在進めているオペレーション業務の移管や組織力の強化など、すぐには解決できない課題があるため、2〜3年の中期的な視点で整備を進めていきたいと考えています。これまでの経験を活かしながら、バックオフィスからお客さまや現場の皆さまにどのような付加価値を提供できるかを考え続けていきたいです。
また、現在は女性管理職も増えてきており、社内での交流の機会も増えています。マネジメントの経験を共有することで、互いに成長できる関係性を築いていきたいですね。
──マネジャーをめざしたいと思っているみなさんへメッセージをお願いします。
これからマネジャーをめざす若手の方々へ伝えたいのは、マネジメントは大変なこともありますが、自身の成長に大きくつながる経験だということです。私自身、マネジャーになってからの成長実感は過去と比べてもかなり大きいものがありました。
重要なのは、自分の強みをしっかりと見極め、社内外の状況に目を向けながら、次の成長のために殻を破ってチャレンジしていくことです。新しい知識や視点を取り入れる努力を続けながら、機会を逃さないよう、ぜひアンテナを張ってみてください。
※ 記載内容は2025年3月時点のものです

