調達から品質管理まで幅広く担当。柔軟な職場環境の中で活躍
──現在はどのような仕事をしていますか?
私がいまメインで取り組んでいるのは、調達業務を行うための基盤となるサプライヤの管理業務です。調達とは、サプライヤ(取引先の会社)から必要な部材や製品を購入し、計画通りに製造を進められるように管理することを言います。
物を調達するには、調達先の評価を事前に行い品質に問題がないかの検討が必要となり、私はその事前にサプライヤの品質やビジネス能力の評価を行う業務やその後継続して物を調達してくるための、サプライヤの維持管理を行っています。
具体的にはオリンパスグループはグローバルで医療の事業をしている企業のため、取引先が製造に関して国際規格を取得しているか、品質管理体制がしっかりしているかなどを確認し、当該企業のビジネス能力や品質管理能力を評価するほか、新たなサプライヤと取引を始める際に交わす「取引基本契約書」や「品質保証協定書」といった重要な書類の管理や「5M(人・機械・材料・方法・計測)変更対応」といわれる確認業務を行っています。
たとえば、サプライヤの工場が移転した場合、移転したことで品質が落ちていないかを確認しなくてはなりません。サプライヤから5M変更申請書を受け取った後、技術者に検証を依頼し、品質が維持されていることを確認しています。このようにサプライヤにかかわる管理業務というのは多岐にわたり、大切な仕事です。
調達業務としては、長野オリンパス(NOL)とオリンパス調達本部(CPC)間の納期調整窓口業務を行っており、NOLの生産管理Gより依頼された納期調整をCPCへ連絡して納期の調整を行います。
さらに、海外の自社工場とも連携しているので、調達業務として輸出入業務も行っています。たとえば、オリンパスベトナムから金型(プラスチック部品をつくるための成形型)を輸入し、こちらで修理した後に再びベトナムに送り返すこともしています。
ほかには校正業務も担当しています。製造工場でいうところの「校正業務」とは、たとえば、倉庫を適切な温度や湿度に保つために使用する測定機器の値が正しいかどうかを確認するといった業務です。私は、測定機器を管理するための書類を作成したり、社内で校正を行う際には私自身がその作業を担当したりしています。
──職場の雰囲気についても教えてください。
グループのメンバーは全員で13名、とても明るくオープンな雰囲気があります。先輩社員は優しい方ばかりで、私のような経験の浅い社員でも気軽に話しかけたり質問したりしやすい環境です。困ったときにすぐ相談できるので、とても仕事がしやすいと感じています。
また、基本的に残業はほとんどありません。上司はそれなりに忙しそうですが、私はまだ担当する業務の量が多くないので、月の残業時間は平均して3〜5時間ほどです。ほとんどの人が定時になると一斉に帰るので、上司が残っているから帰りにくいと感じたことはないですね。
ロボットづくりで培った粘り強さが糧に。偶然の出会いに導かれて、オリンパスへ
──どんな学生時代を過ごしましたか?入社の経緯とあわせて教えてください。
中学校では硬式テニス部に所属していて、団体戦では全国大会に毎回出場することができました。負けず嫌いな性格なので、練習試合では熱くなることもありましたね。それも含めてとても充実した学生生活だったと思っています。
高校に進学してからは、文化系のロボット部に入部しました。中学生時代は部活の練習に明け暮れていたので、高校では自分の時間がほしいと思っていたからです。ところが、ロボット部の活動は思った以上に活発で、ロボットコンテストでの入賞をめざして、平日は夜の8時ごろまで、土日も休まずに部活に取り組んでいました。
角材や部品を加工しながら仲間と一緒にロボットを一から組み立てる作業はとても楽しく、やりがいがありました。当時の経験は、いまでも自分の財産になっていると感じています。
就職活動では、とくにロボット関連にこだわらず、待遇の良い会社を探していました。当初、オリンパスには求人がなく、私の候補には入っていなかったんです。進路相談していた先生からある時、紹介されたのをきっかけに、大企業ならではの安定した環境や待遇の良さに惹かれて選考を受けることにしました。
──入社後、どんな仕事をしてきましたか?また、どんな苦労があり、それをどう乗り越えてきましたか?
オリンパス株式会社に入社し、出向というかたちで、地元である長野オリンパスに配属されました。最初に担当したのは、サプライヤから必要な部材を購入する、いまと同じ調達業務です。購入計画を立てて発注を行う仕事を任されていました。
仕事を始めたばかりの頃は、慣れない作業につまずいてばかりだったのを覚えています。専門的な知識がないので、説明を受けてもなかなか理解できませんでした。
また、当時の職場環境は、広いフロアに、複数の部署が同居している感じでした。さまざまな仕事を担当している部署の方々が作業されていて、業務によっては、もくもくと作業されている方が多く、わからないことがあっても声をかけていいのか迷ってしまう部分があったんです。
そんな環境の中で、まずは自分自身の仕事に向き合い、自分なりに計画を立て、教育担当の先輩に間違いを一つひとつ指摘してもらいながら、少しずつ仕事を覚えていきました。
現在の職場では、調達物流グループのメンバーだけのスペースで作業しています。倉庫関連の仕事をしていると、メンバー同士で自然と話し合う機会が増えるので、以前よりもずっと話しかけやすい環境になりました。いまではわからないことがあれば、ためらわずに先輩や同僚に質問できています。
入社3年目で任された大役。努力を正当に評価してくれる環境がやりがいに
──入社後、とくに印象に残っている出来事があれば教えてください。
2023年まで担当していた、安全衛生委員会の業務が印象深いです。「こんな労災が発生しました」「通勤中にこんな事故がありました」といった労災や安全に関する情報が事務局から安全衛生委員へ共有されます。その中から、部全体に関係する内容をピックアップして、役職者の方に報告する役割でした。
当時、私はまだ入社3年目で、アシスタントマネジャーやスーパーバイザーといった役職者と接する機会がほとんどありませんでした。リーダーの方に報告をする場面では、とても緊張してしまうため、報告内容を事前にまとめて、伝える相手である役職者の皆さんに理解していただけるように、原稿を何度も書き直しながら準備し、当日は原稿を読んで報告していました。
1年間その担当を続けていたところ、ある時、安全衛生部門のアシスタントマネジャーから、「清水くんの説明がとても上手でわかりやすい」と、自部署の上司を通じて褒めてもらったんです。その話を聞いた時は、しっかり準備をして臨むという努力してきてよかったと素直に思いました。
このように、頑張ったことをしっかりと評価してくれる職場だと感じたのをいまでも覚えていて、その経験が、いまの仕事のモチベーションにもつながっていると思います。
──オリンパスで働く魅力をどんなところに感じていますか?
長野オリンパスで働く一人ひとりが真面目に仕事に取り組んでいて、知識を吸収しようとする意欲がとても高いと感じます。成長をしようとすればそれを支援してくれたり、どうしたらもっと良くなるだろうと考えて取り組んだことには評価してくれたりという環境だと感じています。そうした環境を楽しめる方には、向いていると思います。
また、福利厚生が充実していることもオリンパスの魅力の1つです。私自身、オンオフを切り替えながら、ワークライフバランスを大事にできる環境で働けるのはすごくいいと思っているので、休日が多く、有給休暇も取りやすいので、プライベートを大切にしたい人にはぴったりだと思います。給料など待遇面も整っていて、働きやすさを重視する人にとてもおすすめです。
“仕事の目的”を理解することが成長のカギ。広い視野を持って、頼られる先輩に
──いまとくに力を入れて取り組んでいることを教えてください。また、社内でどんな存在になっていきたいですか?
最近、英語の勉強を始めました。以前、他社の方と話す機会があった時に、同年代の人たちが英語を学んでいることを知ったのがきっかけです。
オリンパス社内ではグローバル化が進み、英語を話せることが当たり前になりつつあります。現時点ではまだ英語を業務で使う機会はありませんが、ゆくゆくは英語を活かせる場面が出てくるかもしれません。そうした状況に備えて、いまのうちにしっかりと学んでおきたいと考えています。
いまの目標は、自分に任された仕事を100%達成できることです。そしてなるべく早く、教える力を身につけたいと思っています。これまでは先輩に教わってばかりでしたが、これからは自分が誰かに教えられるような存在になりたいです。
まずは、後輩や同僚から質問されたときに、きちんと答えられるようにならなくてはなりません。自分の知識や経験をわかりやすく伝えられるようになって、周囲から頼りにされる先輩をめざしたいですね。
──就職活動をしている学生さんに向けて、メッセージやアドバイスをいただけますか?
仕事を始めたばかりのころは、うまくいかないことが多く、ストレスを感じることもあるかもしれません。そんな時、私は漫画を読んだり、ゲームをしたりしてストレスを発散してきました。
心の支えになるような、好きなことや趣味を見つけておくことが、とても大事だと思います。そうしたものがあれば、気持ちをリフレッシュしながら仕事に取り組むことができるはずです。
また、仕事をする上で一番大事なのは、自分が担当している“仕事の目的”をしっかり理解することだと思います。たとえば、ある業務を任された場合に、その理由がわからないまま言われたことだけをやっていると、どうしても考え方が狭くなってしまいがちです。
でも、目的を理解していれば、それまでに学んだ知識を活かして、「こうしたらより良くなるんじゃないか」「こうすれば効率的だ」といった新しいアイデアを生み出すことができます。
私も入社当時は、ただ言われたことをやるだけで精一杯でした。でもいまは、「この作業をする理由は何だろう?」と考えながら取り組むようにしています。
仕事の目的を理解していれば、成長のスピードも上がると思います。ぜひ、広い視野を持って仕事に取り組み、スタートダッシュを切ってください。
※ 記載内容は2024年10月時点のものです

