代替品の点検を担当。医療現場を縁の下で支える
──所属する部署やそこでの仕事の内容について教えてください。
現在、オリンパスの物流・備品グループに所属しています。私たちの主な業務は、医療用内視鏡などの製品の修理期間中に貸し出す代替品の点検です。
貸し出しから戻ってきた代替品の状態を確認し、故障していないかどうかを判断します。故障が見つかれば修理担当に引き継ぎ、問題がなければ物流担当へ渡すところまでが私たちの役割です。
現在、私のチームには20人ほどのメンバーが在籍していて、スコープ、硬性鏡、周辺機器の3つの工程に分かれて作業に当たっています。このうち私が担当しているのは周辺機器の工程です。スコープを接続するビデオシステム機器や画像を映し出すためのモニター、トロリーと呼ばれる周辺機器やモニターを設置するための架台の点検を行っています。
日々の業務では、朝から定時まで周辺機器の点検に集中しています。1日に点検する台数は、17〜20台ほどです。製品によって異なりますが、ひとつの製品につき、20~50ほどの点検項目があり、主に外観のチェックと、実際に操作して機能上に問題がないかを確認するふたつの工程に分かれています。
貸し出した代替品が故障したり損傷したりしているケースは比較的少なく、1日あたり1台あるかないかという程度。とはいえ、点検は重要です。時にはモニターの画面に大きな傷がついていることもあれば、貸し出し中にエラーが発生して、返却された時には代替品として使用できなくなっていることもあるんです。
代替品は、お客様が修理に出している間、医療現場を支えるものなので、万が一貸し出した代替品が故障していると、医療現場に迷惑をかけてしまうことになりますし、信用を失うことになってしまいます。だからこそ、代替品とはいえ、しっかり点検することが大事だと思って取り組んでいます。
──チームの雰囲気についても教えてください。
周辺機器工程では20代の若い社員が多く、コミュニケーションが取りやすい環境です。周辺機器を担当している私の工程では、医療機器の重量がかなり重い物を扱うことが多いこともあり、工程のほとんどが男性です。チーム全体としてはとても協力的で、日々お互いに支え合いながら、新しい知識や経験を積むことができています。
業務量に関しては多少の波がありますが、残業時間が少ないのがチームの特徴です。多い月でも15時間程度なので、仕事とプライベートのバランスは取りやすい、働きやすい職場だと感じています。
挑戦心と好奇心に導かれ、医療機器の世界へ。重責を担う仕事に感じるやりがい
──学生時代に取り組んだことと、入社の経緯について教えてください。
私は新しいことに挑戦するのが好きな性格で、小学生のころは空手、中学生ではバレー、高校ではバドミントンと、さまざまなスポーツに取り組んできました。
学校は、地元の工業高校の情報技術科に進学し、プログラミングを学んでいました。謎解きのようなおもしろさがあり、前向きに勉強することができましたね。
オリンパスに興味を持ったのは、まず地元の企業で家から通える距離にあること、そして世界的に有名な企業であること、この2点でした。医療機器を扱う仕事は、とても繊細で難しそうだと感じましたが、それがかえって、私の挑戦心に火をつけたんだと思います。
──入社後の研修や、配属後の仕事内容はどのようなものでしたか?
入社後は3カ月間の研修期間があり、そこでは主に社会人としての基礎やビジネスマナーを学びました。その後、現在も所属している修理備品チームに配属されました。
最初は点検項目の少ない比較的簡単な製品を担当し、徐々に難易度の高い製品の点検方法について学んでいきました。現在では、点検に1時間半ほどかかる複雑な製品にも挑戦しています。
代替品の点検業務は、医療機器を扱う責任のある仕事です。先にも話をしたように、作業に落ち度があると、お客様に迷惑をかけたり、重大な事故につながったりする可能性があります。そのため、マニュアルを見ながら正確に点検することにいつも神経を使っています。
とくに難しいのが、修理が必要かどうかの判断です。たとえば、モニターの傷の場合、その大きさや濃さによって修理するかどうかを決めますが、たとえばデジタル的に良い、悪いというのを判断するような明確な基準がありません。画像として映し出されたときにどの程度目立つか、現場でその機器を使う医療従事者の方の目線に立って判断する必要があり、豊富な経験が求められます。
簡単には判断できないことが多いので、自信が持てないときは、有識者である品質管理を担当するグループの方に相談するようにしています。そのため、他部門とのコミュニケーションはとても重要です。
点検というと職人気質な仕事のイメージがありますが、実際にはチームプレイなんです。医療機器の安全と品質を守る大切な役割を担う自覚を持って、さまざまな部門の人たちと協力しながら、日々の業務に取り組んでいます。
自ら考え、動く。新たなアイデアで業務を効率化し、より良い現場に
──入社後、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
業務改善に取り組んだことです。点検作業中にやりづらいと感じた部分を改善し、後輩に使ってもらったところ、「とても使いやすい」と言ってもらえて、大きな手ごたえがありました。
具体的には、点検用の新しいモニターと機器が導入された際の改善です。モニターはスタンドもなく、台車に乗せたまま使用していたので、モニターが低い位置にあり、とても見づらい状態でした。
そこで、医療修理部のさまざまなところで使用されているアルミフレーム材を使って、機器の置き場とモニターを立てかけて固定するためのスタンドをつくり、作業のしやすさと持ち運びのしやすさを向上させました。
チームでは、月に1件の改善を行うという目標があり、自分で提案し自由に進めることができます。今回の活動もその一環として、まず骨組みの組み立て方を検討し、アルミフレーム材の発注作業を先輩にお願いして、部材が届いたら自ら組み立てて作りました。
新しいアイデアを出すことが好きなので、この目標に取り組むのはとても楽しいです。また、上司から評価してもらえるので、挑戦しがいがありますね。
──仕事へのモチベーションをどのように維持していますか?
自分の作業パフォーマンスを数値化し、それを上げていくことが、私にとってモチベーションになっています。
理想の状態を100%とすると、いまの自分は80〜90%くらいしか発揮できていません。100%に近づけるためには、すばやく行動したり、点検を早く行ったり、作業を効率化したりすることが必要です。ゲーム性を感じているというか、そうやって数値を上げていく過程にやりがいを感じられるんです。
また、休日にドライブしてリフレッシュすることもあります。私は車の運転が好きなので、茅野市から松本市の美ヶ原高原までを結ぶ「ビーナスライン」など、休日には県内の景色のきれいなところによく出かけています。この地域の豊かな自然に魅力を感じていることも、地元で就職したいと思った理由のひとつです。
より良い組織づくりに貢献できる存在に。働きやすい環境でめざす自分らしいキャリア
──オリンパスで働く魅力は?今後の展望とあわせて教えてください。
さまざまな製品に触れられることが楽しいです。また、作業の流れを一つひとつ覚えるたびに自分の成長が実感できるところにも魅力を感じています。
私のいまの目標は、メンバーに指示を出してラインを動かすラインリーダーになることです。チーム全体のパフォーマンス向上に貢献できる存在になりたいと考えています。
現在、ライン内で一人ひとりの作業パフォーマンスにばらつきがあることが課題だと感じています。これを均一化し、高いレベルで保つことができれば、残業時間を削減したり、より高い目標を達成したりすることが可能です。そんな効率的で活気のあるチームづくりができたらと思っています。
パフォーマンスのばらつきには、経験年数の違いだけでなく、個人のモチベーションも大きく影響しています。コミュニケーションが得意という強みを活かしながら、チームの一体感を高め、全体のパフォーマンス向上につなげていきたいです。
──入社を検討している就職活動中の学生さんにメッセージをいただけますか?
オリンパスには若い社員が多く、とても楽しい職場だとお伝えしたいです。職場により早くなじむためにも、これから入社される方には、いまのうちからさまざまな人と積極的にコミュニケーションを取る練習をしておくことをおすすめします。
また、機械に詳しくなくても心配はいりません。私も入社時はまったく専門的な知識がない状態でした。コミュニケーションを取るのが好きで、新しいことを学ぶ意欲があれば、十分にやっていけると思います。
オリンパスでは、月に1回は有給休暇を取ることが推奨されていますし、それ以外でも比較的自由に休暇を取ることができます。待遇面が安定し、働きやすい職場環境があることがオリンパスの魅力です。仕事とプライベートの両立を大切にしたいと思っている方が仲間になってくれるとうれしいですね。
※ 記載内容は2024年9月時点のものです

