内視鏡医療の未来に貢献。手がけた仕事が誰かの幸せにつながる実感がやりがいに
──所属する部署での仕事内容について教えてください。
グローバルマーケティングを担当するGI Endoscopy Core Product marketingに所属しています。そこで私は上部内視鏡(胃カメラ)および下部内視鏡(大腸カメラ)のグローバルプロダクトマネージャー兼スーパーバイザーとして、製品の導入準備やプロモーションを担当しています。
国内のメンバーだけでなく海外拠点で働くメンバーともやりとりしており、1日のスケジュールが打ち合わせで埋まることも。開発や製造、品質管理など、さまざまな部門のメンバーとコミュニケーションを取っています。
グローバルマーケティング全般の担当として、アメリカやアジア、欧州のマーケティングを横断的に担っていますが、エリアによって導入されている製品が変わったり、国の保険体制や政府からの要求事項、医療機器に求められる規制の内容が異なったりするため、それぞれに対応したマーケティングを行っています。
──どんなところにお仕事の意義を感じていますか?
私は文系出身なので、ものづくりに直接携わることはできません。しかし、マーケティングという仕事を通じて開発や製造などさまざまな部署の方と関わりながら、間接的にものづくりに携わり、内視鏡医療の未来に貢献できている実感があります。
自分の仕事の先には困っている先生や患者さんがいることをいつも意識し、「自分の家族が患者だったら」と当事者意識を持つことを心がけてきました。市場に出した製品が医師や臨床の役に立ち、患者さんと患者さんの周囲にいる方のQOL向上に貢献するなど、自分が手がけた仕事が誰かの幸せにつながっていることに大きなやりがいを感じています。
コロナ禍と重なった大型製品のリリース。想定外の事態をチーム一丸となって克服
──入社の決め手と、これまでのキャリアについて教えてください。
大学時代に留学した際、日本のものづくりのレベルの高さをあらためて実感しました。オリンパスに入社したのは、日本の製品の良さを広く伝える仕事に就きたかったから。いつかはグローバルマーケティングのポジションで仕事したり、海外駐在を経験したりしてみたいという気持ちからでした。
入社後、国内営業として広島支店に配属されました。当時、私は広島支店で初の女性営業社員。信頼を勝ち取るまでに苦労もありましたが、オリンパスの製品が実際どのように使われているのか、お客様がどのような悩みを抱えているのか、オリンパス社内のセールスやマーケティング領域においてどのような課題があるのかなど、現場経験を通じて肌で感じられたことは大きな財産になっています。
5年ほど営業を経験した後、国内内視鏡販売促進グループへ異動し、国内マーケティングを担当することになりました。入社前から希望していたグローバルマーケティングに携わる上で、国内マーケティングを経験することは重要なステップ。担当した仕事の中でも開業医の先生に向けた上部内視鏡の販売拡大をミッションに販促戦略に関われたことはとても有意義でした。
異動当初に実感したのが、市場や社内を広く知ることの必要性です。当時、私は広島支店が管轄する市場しか知りませんでしたが、全国の営業担当を動かすためには、北海道から九州まで各支店の仕事の進め方や市場の状況を把握することが重要だったからです。
開業医の先生に対して販売活動を行うのは主に代理店の担当者の方々です。どのように伝えれば彼ら、彼女らに思うような動きをしてもらえるかを日々考えていました。
──念願だったグローバルマーケティング担当に異動されてからはいかがでしたか。
次世代内視鏡システムを日本、ヨーロッパ、アジアの一部に導入するためのプロジェクトに2017年から参画しました。これほどの大型製品のリリースは、オリンパス社内でも10年に一度あるかないか。理想的なタイミングで異動できたと思っています。
ただ、製品を市場に導入する直前の2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大。各地で予定していた大々的な対面でのプロモーションができなくなったことを受け、オンラインイベントや動画などの販促資材を充実させるといったプロモーションに急遽切り替えました。想定外の事態を、プロジェクトメンバー全員が「絶対に上市を成功させる」という強い気持ちを持って乗り越えたことが印象に残っています。
2019年からはSVに昇進し、プレイングマネージャーとして4名のメンバーのマネジメントも行ってきました。メンバーに対してどう働きかけるべきかいまも悩んでいますが、各メンバーの個人的な事情や困り事にも耳を傾けるなど、積極的にコミュニケーションを取ることを意識しています。
黙っていては伝わらない。自身のキャリアプランを積極的に周囲と共有
──2021年3〜10月まで産休育休を取得されていますが、休暇中から復帰後にかけて印象的だったことを教えてください。
先に産休育休を取得していた後輩とオンラインランチ会をした際、「人事に相談したことで、早めに保育園が決まった」という話を耳にしました。なるべく早く職場復帰したいと考えていたので、私も人事担当者に確認したところ、オリンパスが運営する保育園があることを教えてくれたり、企業主導型保育園に枠があるかを確認してくれたり。手厚いサポートのおかげで、希望していた通りのタイミングで復帰することができました。
グローバルマーケティングという部署の特性上、海外拠点との打ち合わせの予定が早朝や夜に入ることがありますが、保育園の送り迎えにあわせて8時半から17時半までを基本的な就業時間としています。子どもはいま2歳で突発的な体調不良も起こるため、スケジュールより早めに仕事を片づけること、記録を徹底したりマニュアル化を進めたりして自分にしかできない仕事をつくらないこと、毎回メールのCCに関係者を入れて状況の共有を図ることなどを心がけています。
──仕事と家庭を両立する上で、どのようなことが大切だと感じますか。
どんなキャリアビジョンを持っているのかを周囲に伝えることが大切です。たとえば、子どもが小学校に上がるまでは家庭を優先したいという場合でも、それ以降は産休前と同等、あるいはそれ以上に仕事を頑張るつもりがあることを上司に伝えておくことで、将来的なチャンスもつかみやすくなると思うからです。
また、オリンパスでは国内、海外を問わず女性のマネジメント層が増えています。社内のネットワークを活用して今後のキャリアについて相談することもおすすめします。ワーキングマザーとしてのキャリア形成という意味では私は同じ時期に産休を取得した先輩や後輩と親交を深め、いまではプライベートでも顔を合わせ相談できる仲に。「働くお母さん」という、もうひとつの顔ができるからこそ新しく築けるつながりもあるのではないかと思います。
憧れの上司たちに近づくべく、今後はマネジメント層としてのキャリアに意欲
──オリンパスで働く魅力はどんなところにあると思いますか?
社会貢献度が高い医療分野に携われているのはとても幸せなことです。
世界シェアが高い製品を扱っているため、当社ならではの価値を届けられるお客様の数が多いのもオリンパスの魅力です。また、歴史の長い会社ですが、成果主義やフラットな組織風土など大小さまざまな変革が実行されており、マネジメント職に女性社員や外国人社員が積極登用されてきました。周囲からのサポートも手厚いため、想いを実現しやすい環境だと感じます。
──今後の展望を教えてください。
オリンパスの製品がとても好きなので、今後もグローバルマーケティング分野で、製品導入や商品企画に携わりながらキャリアを積んでいきたいです。中でも、製品や技術における臨床価値の創造や、その価値を臨床現場で感じていただいて売上に貢献する活動に携わっていけたらと思っています。
また、将来的にはスペシャリストではなく、マネジメントとしてキャリアを積んでいきたいと考えています。尊敬する上司が見てきたのと同じ景色を自分も見てみたいというのが理由です。役職者になるからこそ得られる考え方や、その役職に就くからこそ手がけられる仕事があると思っています。恐れることなく、次のステップをめざしていきたいです。
※ 記載内容は2023年8月時点のものです

