一つひとつの経験が次の仕事に活きる──物流システムのおもしろさ
2022年8月に入社して以来、LIS事業本部ロジティクスSE部にて物流システムの開発・保守・運用に携わる竹ノ下。入社直後は1カ月ほど倉庫で現場作業を経験してから、実務を開始。現在は、お客さまの物流システム担当としてサポートに従事しています。
「お客さまの物流システムの開発から運用まで幅広い範囲を一人称で関われるというのが、NTTロジスコのポリシー。そのため私もある企業の物流システム担当として、機械などハード面のメンテナンスからシステムの保守・運用、トラブルへの対応、さらには新機能の開発まで、ありとあらゆることに携わっています。
最近ですと、お客さまから海外通販(越境EC)を展開したいという声があり、こちらの開発も行っています。新しい倉庫のシステム担当としてもアサインが決まっており、とても忙しい毎日ですね」
お客さまへの対応で竹ノ下には常に心がけていることがあります。
「問い合わせや相談を受けたときに、どうしてそうなってしまったのか、その裏側まで考えるようにしています。経験を積んでいくと、話を聞きながら『これが原因かな?』と、いくつかは思い当たるようになっていくもの。裏側を想像しながら対応していくことが大事ですね」
部署には数十名の社員や派遣SEが所属しており、実際はプロジェクトごとに数名のチームで実務を行っています。
「私はおもにメンバーの管理業務を担っており、派遣SEさんや協力会社の方に仕事に関する具体的な指示を出したり、新規開発に関する打ち合わせや設計に携わったりしています」
そんな竹ノ下には膨大な業務をこなす中でも、大切にしていることがあると言います。
「物流システムとしては当たり前のことですが、納期厳守と安定稼働 。この2つには力を入れています。まず、納期を守るためには、極限まで知恵を絞って、厳守するようにしています。
安定稼働に関しては常に『だろう運転』ではなく『かもしれない運転』を意識するようにしています。『だろう運転』とは、危険性が完全に回避されていないのに希望的な観測に基づく考え方。
一方、『かもしれない運転』とは、あらかじめ起こりうる危険な事態を予測し、事故を未然に防ぐ考え方。たとえば10個のリスクが想定されれば、10個のリスクすべてを検証してみる。すると1つくらいは『確認しておいて良かった』という事象にたどり着くもの。こうやって自分の中に経験を積み上げていけば、次に活かすこともできます」
物流システムに携わること20年。どんな仕事よりも物流に思い入れがあることに気づく
学生時代コンピューター専攻でITを学んだ竹ノ下。当時は今ほどIT企業が注目されておらず、就職活動でもIT企業に入社することはそれほど考えていませんでした。物流企業であれば、システムに携わることができ、学んできたことが少しは活かされるのでは。そう期待した竹ノ下は物流会社への入社を決めました。
「新卒で入社した物流企業では、アパレル向けの物流システムに携わっていました。アパレルはブランドがあって、サイズやカラーがあって……といった具合に商品の種類が多岐にわたります。また春夏・秋冬といった形でシーズンがあるところも特徴的ですよね。とくに当時は百貨店がにぎわいを見せていたので、百貨店専用のプライスタグを作ったりもしていました」
入社当初は保守・運用に従事し、社歴を経るとともにシステム開発にも携わり、物流システムを順序よく網羅的に経験していったという竹ノ下。初めはそこまでの思い入れもなく物流業界へと足を踏み入れた竹ノ下でしたが、ある時自身と物流システムとの結びつきを強く感じたと言います。
「新卒で入社した企業が衰退期に入り、一度は別のアパレル関係の企業に社内SEとして転職しました。そこで初めて違う部門の担当をまかされて、自分が思っている以上に物流システムに思い入れがあるということに気づきました」
物流システムに携わること20年間、コツコツと積み上げてきた知識やノウハウは相当なものになっていました。他のシステム開発に従事して、「自分の強みは物流システムにある」と気づいた竹ノ下。「せっかくなら強みを活かして働きたい」──そう気づいて、物流企業を探す中で、出会ったのがNTTロジスコでした。
「当時の転職エージェントの方からは『社長が変わり、ゼロからイチを生み出したい、新しいことをやっていきたいという考えがあっての募集』だと聞き、自分の知識や経験を生かせそうだと思って応募したんです。
数ある物流企業の中でも、NTTロジスコは面接の雰囲気がとても良く、それが入社の決め手になりました。現在の上長も同席していて、感覚的に『部下の話をちゃんと聞いてくれそうな方だな』と感じたんです。やはり働く上で一緒に働く人の人柄というのは重要ですよね」
こうしてNTTロジスコへの入社を決めた竹ノ下。それまでのアパレル物流での経験はNTTロジスコ入社後に大いに役立ったと言います。
「前職で物流システムにじっくりと携われたのは、幸運だったと思います。私のようにすべての業務に深く関われることはめずらしいのかもしれませんね」
仲間とともに開発・運用・保守を一手に担う。物流システムの近代化に力を注げる喜び
2022年8月NTTロジスコへと入社した竹ノ下。入社当初は開発・保守・運用のすべてを担うという当社のスタイルに戸惑いを感じたといいます。
「前職では開発と保守・運用はそれぞれ別の人が担当していましたから、一手に担うことは勉強になる一方で、はじめは大変に感じましたね。
また立場も指示を受ける側から指示を出す側に変わって人に説明する機会が増え、自然と話すスキルが上がったと感じています。一方で指示を受ける側の経験を活かし、今でも常に指示を受ける側の気持ちをよく考えて話すように心がけています」
加えて、働く仲間の「人の良さ」にも感動したといいます。
「面接時から感じていましたが、NTTロジスコの社員は真面目で良い人が本当に多いです。もちろん会社としてコンプライアンスがしっかりしているというのもありますが、入社当初から部署の皆さんが優しく声をかけてくれて、すぐに馴染むことができました。
何か失敗やミスをしても、相手を責めるようなきつい指摘をする人はいませんし、休みも取りやすい。人と人との距離感や関係性が最適化されていると感じました」
そんな竹ノ下に物流システムに携わるおもしろさについて聞くと、こう続けます。
「私が思う物流システムの魅力は、なんと言っても近代化がどんどん進んでいっているところですね。現在、在庫管理はハンディターミナルやタブレットを積極的に活用するようになっており、今後は人が行っていた作業の一部をロボットやマテハン機器(※)などが行うようになっていく。そのようなドラスティックな変化に関われるところは物流システムを担うSEとしてのやりがいでもあり、おもしろさでもあると思っています。
ただどんなに近代化が進んでも、人がやらなければならない業務がゼロになることはないと思うので、人にしかできないところは人にやってもらう形になるでしょうね」
物流システムを担うSEとして、仕事上もっとも達成感を覚える瞬間を竹ノ下はこう表現します。
「自身が携わったシステムがリリース時、なんのトラブルもなく立ち上がり、思うように動いた時には、何ものにも変え難い達成感を覚えますね。
『作ったものが動く』というのは一見、当たり前のことなんですが、実際には想定していなかったトラブルが起こることも。そのようなことがなくスムーズに動き出した時は、ほっと胸をなでおろす瞬間。この成功を勝ち取るために、いつでも『かもしれない運転』を心がけているんです」
※ マテハン機器とは、物流の現場で業務効率化のために活用されている作業機械のこと
大切なのは真面目さや正直さ。希少価値の高いスキルで物流システムの近代化をめざす
入社1年にして自身の成長ややりがいを感じている竹ノ下。物流システムの近代化をめざして、今後は分散したシステムの集約に取り組んでいきたいと語ります。
「現在当社では、それぞれの荷主に合う複数の物流システムを導入して業務にあたっています。しかし、導入システムの数が多いとその一つひとつに特徴や癖があり、コントロールが困難になったり、お客さまからの問い合わせに瞬時に対応しきれなくなってしまったりすることも少なくありません。
そこで現在当社では、複数ある物流システムをできるだけ集約して、コントロールしやすい形へ変えようとしています。このような取り組みを行うことで、お客さまへの対応をシンプルにすることはもちろんですが、機械とのデータ連携も行いやすくなり、近代化のためにさらに役立つのではないかと考えています」
今後ますます発展が期待される物流システムの世界。竹ノ下は真面目で正直な人に向いている仕事だといいます。
「当社は物流システムの開発・保守・運用をすべて経験できるところが魅力。はじめは大変ですが、できるようになると希少価値の高いスキルを得られると思っています。
また必要な素養として、プログラミングやデータベースの基礎的な知識があると望ましいとは思います。ただなによりも大切なのは、真面目さや正直さ。
たとえば、わからないことがあったときに自己判断で物事を進めず、「わからない」と正直に相談できる力であったり、ミスや失敗をしてしまった際に、恥ずかしがらずにそれを伝えられる力であったり。
わからないことがあったり、ミスをしてしまったりすることは『恥ずかしい』という意識が働いて、隠したくなってしまう方もいますよね。そうならないように、私はふだんから相談しやすい環境づくりを心がけています。大事になる前に周囲の人に相談できる方と一緒に働きたいですね」
人に恵まれた環境の中で、物流システムの近代化に尽力する──希少価値の高いスキルを磨きながら。竹ノ下は今日も新たな挑戦に挑んでいます。
