ITサービス部で最適な物流システムの構築に取り組む
植松、増田、二口の3人が所属するのは、ロジスティクスインフォメーションサービス事業本部 ITサービス部。中でも植松と二口のふたりは、最新の実在庫をベースにリアルタイムで在庫管理等を行うシステム(※)WMS(Warehouse Management System) に携わっています。
植松 「お客様(メーカーなどの荷主)の商品をお預かりして倉庫で適切な状態で保管し、ピッキングや梱包した商品を配送会社様に預けるところまでが私たちの業務です。社内の現場で稼働するメンバーから要望をヒアリングし、課題を解決するシステムのための要件定義を行ったり、お客様と直接やりとりしてお客様のシステムとのデータ連携の方式について検討したりしています」
3人のうち、二口は唯一のプロパー社員。新卒で入社後、約2年にわたり現場で学んだことが今に生きていると言います。
二口 「研修としてさまざまな現場を1年ほど経験した後、2年目にリーダーとしてある倉庫に配属されました。出荷業務だけで100人ほどの従業員がいる比較的大きな倉庫で、作業配置や現場での指示出しなどの仕事を担当しました。
人が多くなればそれだけ指示が行き届きづらくなります。配属当初は、たとえば全体での作業時間が押していることをうまく従業員へ伝えられずにいたのですが、作業動向などをデータで見える化(可視化)できるBIツールを導入したことで、荷量と従業員の数から作業が終了する予定時間を計算できるようになり、従業員への伝達や時間管理がうまくいくようになりました。
現場で当時から使っていたシステムを、今はつくる側ですから。『この画面遷移だと従業員さんに負担がかかるな』という具合に、倉庫での業務で培った現場感覚を今はシステムの企画・開発にフルに活かせていると感じます」
2021年に中途で入社した植松は、派遣社員として1年ほど勤務した後に正社員となりました。
植松 「入社してすぐWMSを担当しましたが、前職でWebマーケティングなどにも携わっていたことから、BIツールの導入・構築にも関わりました。NTTロジスコでは中途採用者も入社後数週間は物流センターで経験を積む育成プログラムとなっていて、梱包したりバーコードを貼ったりする製造工程と、ピッキングや棚入れの工程をそれぞれ2週間ずつ行いました。現場の状況を肌で感じられたことは、システム改善の仕事をする上でとても役立っていると思います」
植松と同じく2021年入社の増田は、現在、物流センターからの出荷後、届け先までの輸配送を管理するためのツール、TMS(Transport Management System)を担当しています。
増田 「ハコベル株式会社さんが開発したシステムと、同社とNTTロジスコとで共同開発したシステムのふたつを各地の物流センターで標準化していく業務に当たっています。
複数の送り先に荷物を出荷する際、まずチャーター便/路線・宅配便のいずれを利用するかを選ぶのですが、このうちチャーター便の場合、送り先の数だけトラックを手配する方法と、1台のトラックに複数の配送先を設定して順に届けるルート配送の方法があります。こうした配車計画や運行管理を最適化するに当たっては、これまでベテラン担当者の経験や勘に頼ることが多かったのですが、それをシステム化しようというのがTMSです。
2023年2月現在、2023年4月のリリースに向け急ピッチで業務を進めています」
※倉庫管理システムのこと。入庫、出庫、在庫などをデジタル化し、物流品質や生産性の向上につながるシステム。誤出荷など人為的ミスの防止や煩雑な作業を自動化・簡略化することにより、作業時間短縮やコスト削減などのメリットがある。
NTTグループならではの福利厚生、安心して働ける環境に惹かれ入社
2018年入社の二口が就職先としてNTTロジスコを選んだのは、社会インフラへの関心からでした。
二口 「電気やガスなどと同じく、私たちの生活を支えるライフラインとして物流にも興味があったんです。物流部門を一括して預かることでお客様がコア事業に集中できるようになる3PL事業や、作業コストを減らすための改善活動など、ただ単に物を保管するだけではない幅広い仕事内容に魅力を感じました。
中でもNTTロジスコを選んだのは、NTTグループということもあり福利厚生が充実していることも大きかったです。というのも、ライフイベントを経験しながらもできれば長く働き続けたいと考えていたので、有給や特別休暇が取りやすいだけでなく、性別に関わらず男性も産休・育休を取得していると聞いて、働きやすい環境があると思ったことが決め手になりました」
一方、IT系企業でキャリアを積んできた増田も、NTTロジスコの安心して働ける環境に惹かれたと言います。
増田 「転職サイトを通じて、人事の方からお声がけいただいたのが最初のきっかけでした。旧財閥系の企業で働いた後、3社ほど外資系企業でのキャリアが続いていたこともあり、久しぶりに出会った国内の大企業で安心して働ける雰囲気を自分でも思い出していて。二口さんと同じく、NTTグループというのは大きかったですね。
また、個人的には職場が地元から近かったことも安心材料になりました」
一方、前職ではかなり仕事中心の生活を送っていたという植松は、ワークライフバランスを実現したいという想いが転職の背景にありました。
植松 「前職では、海外案件もあったことから、24時間365日常に仕事から離れられない状況もありました。とはいえ、自分としては前向きに楽しく働いていたのですが、そうこうするうちに離れて暮らす家族の介護をすることになりまして。フルタイムで働けない状況にもなったため、派遣社員の仕事を探している中で出会ったのがNTTロジスコでした。
通勤のしやすさや、空港や新幹線駅から近く、仕事を終えた後に実家に帰るのに好都合だったことも魅力でしたね」
性別・出身分野に関係なく活躍・成長できる働きやすい環境が魅力
大学時代はそれぞれ文系の学問を専攻していた3人。大きなハンデを感じることなく、ITサービス部の仕事にやりがいを感じながら取り組めていると言います。
二口 「お客様の物流システムを立ち上げるに際し、どうすれば要望に合ったかたちでシステムがうまく機能するかを考えながら設定し、それが大きなトラブルなく運用開始に至ったときには大きな達成感を感じます。私は地道に作業するのが好きなタイプなので、システム設計の仕事は向いているのかもしれません」
植松 「二口さんが言うように、お客様の要望を聞いてつくり上げていくのもおもしろいですが、すでに構築されたシステムを改善するとなったとき、それを実現しようとして業務側に立ち入ることも許されるなど意見やアイデアを受け入れてくれる風土が現場や今の部署にあるところにも私は魅力を感じています。
何か言えば必ずフィードバックがあるのがおもしろくて、また考えようという気持ちになりますね」
また、入社して二口は6年目、植松と増田は3年目になりますが、想像していた以上に働きやすい環境がNTTロジスコにはあると口を揃えます。
植松 「居心地の良さはこれまでに経験したどの職場とも比べ物にならないほどでした。もちろん、今の職場にも良い意味での緊張感は常にありますが、殺伐とした空気がないのは信じられないくらい職場にいるメンバーの人柄が良いから。
付き合いづらいと感じる人がひとりもいないのは恵まれているなと思います。合理的な考え方をする人が多いからか、物事を決めるのにしても激しく議論し合うのではなく、話し合いで決めようとする文化が浸透していますね」
二口 「有給や特別休暇が取りやすいと聞いていましたが、実際その通りでした。『妻の具合が悪く、自分が子どもの面倒を見るから』『子どもが受験なので、家庭を優先したい』『家族の誕生日だから』という理由で早く帰宅したり休暇を取ったりする男性社員もひとりやふたりじゃないですから。
休暇の希望も難なく申請できる雰囲気があります」
増田 「私は、スーパーフレックス制度にとても助けられています。
当社ではスーパーフレックス制度を導入しており、7時から22時までのあいだであれば、理由を申告することなく、好きな時間を使って働くことができます。たとえば、7時から10時まで働いた後、中抜けして病院へ行って15時に再開するという具合に、フルに使わせてもらっています。
会社によっては、制度はあっても実際に使われていないケースも多いと思いますが、当社では広く浸透しています」
植松 「海外のお客様とやりとりしていたころ、時差の関係で夜遅くから会議するために私もスーパーフレックス制度を使っていました。家族と過ごした後から仕事に戻るなど、自由な働き方をさせてもらっています」
大きな看板と挑戦を後押しする風土を強みに、物流業界を変えていく
NTTロジスコの物流事業をITの面から支える3人。それぞれ将来をこう展望します。
二口 「最近、バーコードがついていない商品も検品できる画像認識機能のあるカメラや、AIツールなどがさまざまな現場で導入されています。そうした最新の技術に関する理解を深めるのが直近の目標です。
また、今携わっているシステム周りの知識や経験はいろいろなところで活かせると思っています。たとえば、倉庫のレイアウトを考える業務構築の部門へ異動になったとしたら、『システムがこう動くからレイアウトはこうすべき』という考え方ができますし、営業部門でもシステムの知見に基づいた提案ができるはずです。
いずれは、倉庫の事情にもシステムの事情にも通じた、どこにいっても貢献できるような人材になれたら良いですね」
増田 「物流業界にはまだまだアナログなところがあると感じています。物流博物館で見た、戦後まもないころの物流と現代の物流の現場を見比べてみても、使っている機械こそ変わりましたが、実質的には大きく変わっていないと思える点が少なくないです。
ITサービス部の一員として、AIなど最新技術やTMSやWMSといったITシステムを積極的に取り入れて、物流現場がより正確で効率的に回る仕組みづくりの一端を担えたらと考えています」
植松 「物流業界、とくに3PLの領域においてNTTロジスコは現時点でトップを走っている企業ではありませんが、業界内の今の立ち位置だからこそできることがあり伸びしろがあると感じています。
NTTグループという大きな看板と、挑戦を後押しする風土を強みに、業界内でさらに存在感を発揮していきたいですね」
ITやAI技術によって大きな変貌を遂げようとする物流システム。業界を生き抜いていくために、いまNTTロジスコが求める人材について植松はこう話します。
植松 「理系・文系の専門にとらわれず芸術や体育系も含め、いろいろなことを学んだ方に来ていただければ、この会社はもっともっとおもしろくなっていくはずと思っています。
物流システムというと理系出身の方が多いイメージがあるかもしれませんが、そもそも理数系の学問の特徴とされる論理的な思考はどの専門領域にでもあるものですし、むしろ同じ専門の人材ばかりが集まると考え方が凝り固まり新しいものが生まれにくくなると考えています。
人の手をなくしていくことは物流がめざすひとつの目標に違いありませんが、たとえば、人の手でしかできないことを活かそうとする逆の発想があっても良いはず。大きな意見に流されない、新しい声をどんどん聞かせてくれる方に来てほしいですね」
植松の意見にうなずく増田は、次のように続けます。
増田 「今のまま変わらない会社より、今ないものがあるとしても、声を上げることで変えていける会社のほうが断然おもしろいものです。
以前、社用携帯がなく連絡を取る際に不便だったため、社員全員に仕事用の端末を持たせてほしいと会社に伝えたところ、コロナ禍の影響で多少時間がかかったものの、3カ月ほどで機器が全員の手にわたったことがありました。
NTTロジスコはさまざまな既存の状況を変えていける会社です。そうやって自ら変えていく力のある人と出会えることを楽しみにしています」
