失敗を恐れずに挑戦し続ける ~質の高いサービスを提供できる組織作りをするために~
私がマネジャーを務める口座登録グループは、社員17名、派遣スタッフ約120名で構成されている規模の大きな部署です。
グループの仕事としては、お客様から依頼のあった野村證券口座を開設するための確認や登録業務を行っています。そのほかに口座に関わる氏名・住所変更業務などもあり、1日で約数千件の対応をしています。
その中で私が担当している業務は、グループの管理や最適な組織作りをすることです。 よりいっそう進むデジタル化に対応できる柔軟な体制の検討や構築、質の高いサービスを当たり前に提供できる組織作りをミッションとしています。
その実現のために、社員、派遣スタッフ同士の意見交換や、知識の共有ができる場として、グループワークを毎月行っています。ミスなく遅滞なく業務を遂行することが当たり前にできるように、それぞれが経験したことや、より良くするための改善案などを共有し合っています。
グループワークを通して、入社して日が浅い人でも、最適な業務方法を学ぶことができ、注意すべき点もリアルな経験談として知ることが可能です。一人ひとりが成長できるだけなく、知識を共有し合うことで組織全体の成長につながっていると感じます。今までよりも派遣スタッフが発言しやすくなり、双方向コミュニケーションを意識してくれるようになったことも嬉しい変化の1つです。
また、最適な組織作りをめざし、グループ全体で大切にしたい価値観を5つ掲げ、業務にあたっています。
その価値観とは、“誠実であること・前向きであること・論理的で公平であること・主体的であること・失敗を恐れないこと”の5つです。
その中でも私は「失敗を恐れない」という価値観を大事にしています。失敗しないようにうまくやろうとすると、現状維持にしかなりません。“失敗はいくらでも取り返せるから恐れず挑戦していこう”という想いを常々グループメンバーには伝えています。 そうした取り組みを続けた結果、最近は全体的に自由に発言してくれるようになったと感じています。挑戦したいことがあったら、うまくいくか自信がなくても、まずは相談してみるという姿勢がグループメンバーには根づいてきているので、とても喜ばしいです。
より良い組織作りをめざし、マネジャーとして大切にしている2つの想い
私が仕事をする上で、大切にしている想いが2つあります。
1つめは、担当者として最後まで責任を持って仕事をすることです。 私が本社に異動したばかりでまだ経験が浅かったころ、どこかで「新人だから」と甘えている気持ちがありました。それを見抜いた先輩から「お客様にとって新人かどうかは関係なく、1人の担当者なんだからしっかり責任を持たないといけないよ」と指導されたんです。
そのときから、自分に最大限できることを常に考え、実践するように心がけてきました。 その考えは、マネジャーとなった今でも根づいていて、担当案件に関して誰よりも詳しいと自信を持って言えるようにしています。
マネジャーとしての重責もありますが、大変だと言っても何も変わりません。どうせやるなら楽しくやろうとポジティブに考え、お客様や一緒に働くメンバーのため、自分が持っている力を最大限発揮するように努めています。
2つめは、目的を達成するために、自分の言動が適切か考えることです。
マネジャーとなり部下を持つようになると、業務を進める上でさまざまな部署や立場の人とコミュニケーションを取る機会が増えます。自分の伝えたいことを一方的に話すのではなく、相手の立場に立ってどうすれば伝わるかを考え、自分の思い描いているイメージを相手も描けるように意識して発言するようにしています。
また、相手が伝えたいことを汲み取ることができるよう、日ごろからメンバーや派遣スタッフとはなるべく会話をするようにしています。
とくに、その人自身が今どのような業務を担当していて、どういう状況にいるのかを把握するため、実際にフロアを回り、メンバーと派遣スタッフ間のやりとりを聞いたり、困りごとがありそうだったら積極的に声をかけたりしています。リーダーとして組織を俯瞰的に見ることも大切ですが、個々のメンバーに目を向けることも大切です。
コミュニケーションが取りやすい雰囲気を醸成し、一人ひとりが働きやすい環境を作ることで、組織全体の活性化につながっていくと考えています。
大型プロジェクトを通じて学んだこと。そして私は、これからも挑戦し続ける
私が大きく成長したと感じるのは、2014年にNISA制度(少額投資非課税制度)が始まったときのこと。もともと他社で行われていたNISA関連業務を当社へ移管することになり、NISA事務センター(現横浜馬車道支店)の立ち上げに携わることになりました。 初めて経験することが多く、スケジューリングや課題整理、新システムの導入など苦労することもたくさんありました。NISA制度自体が新しいものだったので、それを理解するところから始まり、方法を模索しメンバー全員が一丸となって他部署・他社との議論を重ねて取り組みました。
当時は、自分なりに責任感を持って取り組んでいたものの、山積している課題を前に自分の力だけでは限界があるということを思い知りました。
そんな中、先輩のアドバイスに勇気づけられ、一人でやり切ろうとせず周りにもサポートしてもらうようにした結果、最適な業務フローの構築が実現し、最終的に無事移管が完了しました。周囲と協力し合うことの大切さをより感じた経験でしたし、大きな達成感を覚えました。そのときの経験が自身の成長につながったと思います。
また、2021年から2022年にかけて中国の大連にある「NIT」というグループ会社からの業務移管と、業務継続対策をしたこともありました。まずは、NITの一部署まるまる20名程度の仕事の移管業務から行い、結果として当社では15名程度で対応することができました。 業務の内容確認からスタートし、どのように進めていくかなど、メンバーにも動いてもらいながら打ち合わせを重ね1年をかけて移管を完了しました。
移管後のステップとして、災害などの非常時にもお客様にサービスをご提供できるよう業務継続対策を進めました。NITも野村證券からの受託業務を行っているため、そこでのトラブル発生時を想定し、NITで行っている30%の業務を当社で行えるよう体制構築をしました。2021年冬に検討を始め、業務の内容確認からスタートし、2022年の7月末には体制を整えることができました。
この間、新しい派遣スタッフの採用や社員の増員も行い、部署人数が80名程度増えたこともありました。大きな問題もなくやり遂げられたのは、やはりメンバーのおかげだと思っています。関係各所との進捗確認を小まめに行い、課題を丁寧に吸い上げながら密に連携し合ったことでやり遂げることができました。
私がキャリアを積む中で、この2つの成功体験が自身の成長につながり、さらに新しいことに挑戦していきたいと思うきっかけにもなりました。
これまで与えてもらった成長の機会を、メンバーに還元していけるように
私はこれまで、野村證券への出向や本社勤務、支店立ち上げなどいろいろな経験をする機会を与えてもらえたことで、広い視野を身につけることができました。そうした経験がステップアップにつながり、マネジャーとして働く上でもとても役に立っていると感じています。
新しいことに挑戦するチャンスがもらえたからこそ、今の自分がある。その恩返しとして、メンバーが成長できる機会をしっかり作っていきたいと思っています。
管理職となって5年が経ちますが、まだまだできることがあると思っていますし、もっとみなさんの役に立てるようになりたい。いろいろなメンバーと仕事をする機会を通じて、それぞれに良さがあり、一人ひとりに想いがあるということを知りました。今はまだ、メンバーの考えや気持ちなどをきちんと汲み取り切れていないと感じることもあり、私自身もっと改善していきたいと思うところも多いです。
自分の考えを押し付けるのではなく、メンバーの将来を見据え、個々の良さや得意なこと、やりたいことを聞き出していきたいと考えています。そして、私自身が成長の手助けができるような存在になりたいです。
新人時代に当時のマネジャーが贈ってくれた“初心忘れるべからず”という言葉を胸に、組織のみんなが充実感を持って仕事ができる環境を整えられるよう、これからも新しいことに挑戦していきたいと思います。
