膨大なデータをクラウド管理。電子化で高効率化を図るクラウドシステムプロジェクト
私が所属するのは、SIサービス事業ライン九州支社第二グループ官公ソリューショングループ。お客様は中央省庁や外郭団体がメインで、入社から携わっているクラウドシステム事業も、中央省庁のプロジェクトです。
中央省庁クラウドシステムプロジェクトは、すべての情報を電子化により一括管理する事業です。紙や電話、メールで行われていた事務手続きをクラウドシステムを通じて行えるようにすることで業務の効率化が実現できます。データ管理量は膨大ですが、これまでサーバで管理していたものを、クラウドコンピューティングでの管理に移行しようとしています。成功すれば、豊富なクラウド管理のノウハウを蓄積できるため、実現が期待されています。
そのクラウドシステムプロジェクトに、私は2022年の10月から参加。プロジェクトに必要なテストデータの作成やテスト実施、開発環境の整備、それに伴うデータベースの設定、さらにはインフラチームと開発チームの仲介役まで、ありとあらゆる業務に携わっています。
現在、プロジェクトの規模が拡大する中で、人手不足の問題も出てきました。私はAWS(Amazon Web Services)のクラウドサービスに3~4年間携わった経験があったために、新入社員のトレーナーに任命され、教育にも注力するように。九州での研修中には、毎朝15~30分のミーティングを実施。研修での質問を受けることはもちろん、プロジェクトが具体的にどんなものかイメージしやすいように、プロジェクトメンバーの紹介や実際にどんなことをするのかなどを少しずつ教えていました。指導していた新入社員には、9月から私のチームに入ってもらい、実際のプロジェクトの中で比較的簡単な作業から担当してもらっています。
業務上で気をつけていることは、日本語でのコミュニケーション。日本語はほぼ独学で習得したため、友人などとの会話は問題ないのですが、オフィシャルなやり取りは今でも緊張してばかり。とくにお客様や社内の上の役職の方に対しては言葉遣いに注意しています。
どんな人とも気軽にコミュニケーションがとれる環境。理解し合って仕事がスムーズに
私はキーウ国立工科大学を卒業後、母国のウクライナのIT企業に就職。2019年からは、かねてから興味のあった日本で、SEとして働き始めました。前職では、バックエンド開発をメインに担当。仕事内容も人間関係も満足のいくものでした。しかし給与待遇面をより良くする必要性がでてきたことから、転職を決意。私は前職で3年間AWSを使っていたので、その経験を活かせる企業を探していたところ、ちょうどNECソリューションイノベータの求人情報を見つけ、入社しました。
実際、入社してみると、前職とは異なる社内の雰囲気に驚きました。とくに印象的だったのはさまざまなメンバーとの距離が近いこと。これまでは業務に関わる一定の社員の方しかコミュニケーションを取る機会がなかったのですが、NECソリューションイノベータは人数が多いことに加えて、他のチームのメンバーや普段は関わらない部長クラスの方などと話す機会が多々あります。
それは席が決まっておらず、毎日違うメンバーが横に座って、気軽に声をかけてくれる風土があるため。私は本当に上司に恵まれていて、話したいことを話せる良い関係が作れているのも、コミュニケーションの機会の多さや風土があるからだと感じています。
そんなメンバーのみなさんは、勉強熱心。スキルが高いことはもちろん、現状に満足せずに学びに貪欲です。その姿勢に触発されて、私もモチベーションを高く保つことができています。距離感の心地よさや業務に向き合う姿勢など、非常によい雰囲気のグループだと感じています。
当社には外国籍の方がたくさんいるのですが、九州支社はそこまで多くはなく、中国の方とフランスの方がいて、すごく仲良くなりました。仕事の後にちょっと遊びに行ったり、ご飯をいっしょに食べに行ったり。現在はフランスの方が育児休暇中なので、来年にまた戻ってくるのを楽しみにしています。
海外出身の私は日本には家族がいないし、友達も多くはないので、会社の飲み会や懇親会には積極的に参加して、社内の人とのコミュニケーションをとるようにしています。仕事以外に、たとえば日本のうなぎなど、おいしいものを食べながら楽しい話ができたらすてきです。仲良くなると、業務がもっと楽しくなりますし、いっしょにタスクに取り組むにしても、おたがいのことを理解しているから、早く効率的に仕事が進みます。
膨大なデータの動作テストを1カ月で遂行。ユーザーの使い勝手を考える大切さに気づく
これまでの業務の中で、もっとも印象に残っている出来事は、中央省庁クラウドシステムプロジェクトに参加したときのこと。当時のチームメンバーは私を含め3名のみ。私たちチームは、性能評価を行う必要があり、その期間は約1カ月とタイトなものでした。
その評価のために、必要になるシステムの最大データ算出、大容量データ生成スクリプトの製造、データを投入して、動作確認を行いました。その膨大なデータ量が正常に動くかどうかを確認し、動かない場合は何が原因なのかを追究。そして、どこをどう修正すればいいのか対策を練り、実際に開発チームにどう指示すれば対処できるのか。これらすべてを、たった1カ月という短いスケジュール内で迅速に遂行できたことは非常に嬉しかったですし、達成感もありました。
その仕事で大切だと感じたことは、最終的に導入する際にそのサービスが、お客様にとって使いやすいかどうか。ただ動くだけのものではなく、効率よくデータ処理ができるコードが重要。実証テストの段階でも、数百件のデータだけ入れた環境と数千万件のデータを入れた環境では処理の動きも異なってきます。そういったことを全部想定して、お客様がどんな規模で、環境で、どう使うのかを考える重要性をあらためて認識しました。
これまではバックエンド開発が中心で、部分的に担当していたため、最終的にどう動いているのかあまり見る機会がありませんでした。ですが中央省庁クラウドシステムプロジェクトのような大きな規模の案件ですと、プログラムが実際に動いている最終形を見ることができ、大きな達成感を得ることができました。
また、修正する際はサーバにアップロードする必要がなく、クラウドにアクセスして修正できます。クラウド上で、実際に動いているプログラムを見られることは大きなやりがいですね。
日本の中でもっとも好きな九州の地を選んで就職。この地での暮らしと仕事を楽しむ
現在は、新入社員のトレーナーに任命されたこともあり、これまでのように自分のことだけに集中して、業務を1人でこなすわけにはいかなくなっています。9月から新たにメンバーも増えた状況で、チーム全体をみて、何が足りていないかを把握しながら進めていく必要があると感じています。
また、業務の幅が広がる中で、ミーティングの機会が増えてきているのですが、ミーティングを統括して、円滑に進めていく役割も任せられるように。ただ、そのスキルはまだまだ足りていないと感じているので、レベルアップしていきたいです。
プロジェクトもそうですが、社内としても人手が必要になっています。私としては、スキルが高いことはもちろんですが、業務以外の部分でも関わっていける方に入社してもらえると嬉しいです。
当社は労働組合の福利厚生制度が充実しているので働きやすいと思います。私は制度を利用して、冬に北海道、夏に石垣島など、旅行に出かけました。また九州支社のオフィスは、2022年に現在の天神ビジネスセンターに引っ越したばかり。17~19階がオフィスで、非常にきれいな上に、見晴らしも抜群。全面ガラス張りで、博多湾から福岡空港、福岡ドームなどを一望することができます。働く環境として、とても心地良い空間です。
そしてなんといっても九州という場所の良さを私は気に入っています。来日する前に何度か日本の友人に全国各地を案内してもらったのですが、その中でも九州の人がもっとも優しかった印象があります。その印象に加えて、九州のご飯の美味しさ。とくに豚骨ラーメンは大好物です。私が初めて食べたラーメンは中国のラーメン。その時はどちらかというと好みではありませんでした。
しかし、博多で食べた豚骨ラーメンは別格。本当においしくて、これまでラーメンを遠ざけていたことを後悔したほどです。だから、暮らしやすいイメージのあった九州で仕事がしたいと思って、多数の企業がある福岡に移住しました。私は日本の中でもっとも好きな九州の地を選んで就職先も決めました。
気に入った場所を楽しみながら、仲間と共に仕事に向き合う。これからも、おたがいの理解を深めながら、中央省庁クラウドシステム事業はじめビッグプロジェクトやメンバーの教育に注力していきます。
※ 記載内容は2023年11月時点のものです

