夢だった海外案件も。企画から提案、リーダー業務まで幅広く担う
デジタル基盤事業部に所属し、セキュリティ関連業務に携わっています。メインの業務はMicrosoft製品・サービスを利用されているお客様に対するセキュリティソリューションやログ監視システム導入の提案から設計・構築・運用支援です。
2023年3月現在は、特にログ監視システム導入提案に力を入れており、私がチームリーダーになって各メンバーと話し合いながら海外のお客様に対する提案書をまとめています。じつは、長年「海外で仕事をしたい」という夢を持っていました。自部門のなかでその想いを伝え続けたところ、元のリーダーが異動するタイミングでついに任せてもらえることに。これから具体的な取り組みに進む段階ですが、今から英会話を学んで準備をしています。
メイン業務のほかにも、私の所属するグループで担当している案件があります。
ひとつは、セキュリティに特化した新規サービスの企画・提案です。近年、多種多様なクラウドサービスが出てきている中で、お客様がサービスの新しい機能や技術を把握・活用しきれていないという課題があります。そこで、私たちが運用を代行したり、活用方法をレクチャーしたりするコンサルティングサービスを実現できないかと検討しているところです。私は検討チームのリーダーを務めており、ディスカッションの計画やタスクの振り分けといった役割も担っています。
もうひとつは、「SBD(Security by Design)」の全社推進です。当社はさまざまな業界のお客様にシステムを導入していますが、どのような業界においてもセキュリティは必要不可欠です。企画・設計段階からセキュリティ対策を組み込んでおくというSBDの考え方を社内のSEに伝え、全社に浸透させるためにグループとして取り組んでいます。
具体的な例としましては、私が相談窓口となりさまざまな案件相談を受ける活動がそのひとつです。各部門からセキュリティ関連の相談を受けて、SBDメンバーと協力しながら解決策を検討、提案しています。グループ内にはさまざまな専門性や知見を持ったメンバーが在籍しているため、適したメンバーのアサインや業務管理も私の業務範囲です。難しい相談も多いですが、メンバーと一緒に検討することで私自身も日々成長を感じることができています。
2年目で大型プロジェクトのリーダーに。仕事に対する大きな責任感が生まれた
就職活動時、私は自分のやりたいことを絞りきれていませんでした。大学では経営学や人間工学を学んでいましたが、IT業界だけでなくホテルや民宿といった宿泊業界や美容業界など、少しでも興味が惹かれたら選考を受けていましたね。ただ、これは「やりたいことがない」というネガティブな面よりも、「さまざまな物事に興味がある」というポジティブな性分から業界を限定せず広く見ていこうという感覚でした。
NECソリューションイノベータ株式会社は、製造業や官公庁などさまざまな業種・業界にソリューションを提供しており、幅広い種類の業界と関われる点が自分の性格と合っていると思い、入社を決めました。
入社後、ターニングポイントとなったのは、2年目でとある大型プロジェクトのリーダーを任されたことです。もともとはメンバーの一人として参加していたのですが、管理者の交代のタイミングで、2年目ながらも、それまで現場を取り仕切っていた私に白羽の矢が立てられました。
業務の繁忙期やお客様との調整が難しい時期もありましたが、乗り越えられたのは、メンバー同士で良好な関係を築けたからだと思っています。当時のプロジェクトメンバーは約15名。ほとんどが私より年上で、父親ほど年の離れた先輩もいました。
当時の私も含め、開発者の中には自分のスコープを守ってそれ以上は手をつけないというタイプの人もいます。まず私自身がその考えを捨て、ほかの人に仕事を任せる際も「一緒にやっていきましょう」というスタンスで動くようにしました。すると「A.Nさんがやってくれたからこっちもやるよ」と言われることが増え、それが嬉しかったですし、次第にチームの関係性も良くなっていきました。
また、リーダーを経験したことで、私自身の仕事に対するマインドも大きく変化しました。仕事に対する大きな責任感が芽生えたのです。
セキュリティというのは保険に似ていて、平時には必要がない、目を向けられにくいものです。そのため表立って目立つことはなく「自分の業務は何の役に立っているのだろう」とモチベーションが下がっていた時期もありました。しかし、リーダーとして費用面を考えたりお客様と密に会話したりするようになると、攻撃対象となった会社の危機的状況や内部不正の疑いがある現場など、センシティブな場面を多く見ることになります。監視システムが必要な状況を実感のともなう理解ができたことで、自分が携わっているセキュリティは、世の中において必要不可欠で、責任重大な業務を担っているのだと自覚を持つようになりました。
行動力についても大きく変わったと思っています。それまでは基本的に指示を受けて、自分ひとりで完結できる仕事が多かったのですが、リーダーとなるとメンバーの業務や個人の状態を見ながら指示をする側になります。その上で、全員を引っ張ってプロジェクトを成功に導いていかなくてはいけない。そのため、周りをよく見てコミュニケーションを頻繁に取るようになりました。
強みは対応力とタフさ。幅広くチャレンジしてきた経験を糧に
私のポリシーは、仲間内での衝突を避けることです。危機意識に関する考え方がクライアントと異なり、意見がぶつかりそうになることもあります。そんなときでも、チーム内で良い空気感を保っていれば、どんな困難も乗り越えられると考えています。
ただ、チームの中でも意見が違ったり、議論によって険悪なムードが漂ったりすることもときには起こってしまいます。
そうした場合に私が意識しているのは「まずは共感する」ということです。たとえ自分の考えと相手の意見が違っていたとしても、まずは受け入れる。絶対に否定はしません。そのあとで「こういう場合はどうなりそうですか?」と異なる状況を想像してもらうことで相手の考えの幅を広げ、落とし所を探しながら話し合う。こうした考え方は、会社で開催される研修などで学び、リーダー業務を経験したことで身につけることができました。
2023年3月現在で入社から6年経ち、あらためて自分の強みは何かと問われれば、「対応力」だと思っています。
まったく知らない場所に置かれても、その環境に早い段階で慣れ、必要な存在として認識されるまで努力してきたという自負があります。振り返ってみると、幼いころから高校生まで続けていたサッカーでも、ポジションは固定せずさまざまな役割を担っていました。そのときの状況に合わせて臨機応変に対応するプレイヤーでした。学生時代のアルバイトも、業種を問わず複数の職場を経験してきました。一通りできるようになったら新しいことを始める、という繰り返しで、自分の興味の赴くままにあらゆる場所でチャレンジしてきたことが今につながっています。
また、あまり落ち込まない「タフさ」も強みのひとつです。自分に過度に期待せず、何か失敗してもすぐに切り替えるようにしています。失敗することを恐れすぎると、挑戦もできなくなってしまいます。自分自身にこうした強みがあったからこそ、難しく思えたリーダー業務も乗り越えられたのだと考えています。
変化への柔軟な対応がカギ。自分自身の目標達成に一歩踏み出す
NECソリューションイノベータの魅力のひとつは働く環境です。私は、現在月の9割以上はリモートワークを活用しています。フレックスタイム制も導入され、時間や場所の裁量があるため、プライベートとの両立もしやすくなっています。
研修制度も充実しており、技術力だけでなくマネジメントやコミュニケーションなどの多様なスキルが身につく環境が整っています。じつは、先ほどお話した「まずは相手の意見を受け入れる」という方法も、社内のコミュニケーション研修で得た知識でした。昇格のタイミングで受講が決まっているものもあり、会社側から適宜必要なスキルセットを得られる制度があるのはとても良いことだと思っています。
福利厚生についても、個人的には嬉しいものばかりです。当社と契約しているホテルや旅館の宿泊補助金制度 、資産運用等のセミナー共有などのほか、自己研鑽に使う費用を会社が補填するプランも用意されています。私の場合、海外案件に向けたオンライン英会話学習の費用に充てています。会社から個人のスキルやモチベーションに還元される仕組みがあるのは大切なことです。
組織としてのあり方についてもお伝えすると、当社はどんなポジションでも上司に自分のやりたいことを伝えやすい組織だと感じています。日本の組織ではなかなか伝えにくい待遇の改善なども、私は上司と会話できています。話せばそれで通るということではなく、会話することで想いに見合った経験をさせてくれて、その成果を反映してもらえるとなれば、モチベーションも上がっていきますよね。
加えて、全社での1on1ミーティングの導入や、オフィスのフリーアドレス化、そのほかにも、部署間でのバーベキューや球技大会、ゲーム大会などのイベントもあり、縦・横のコミュニケーションがしやすくなるような環境づくりが積極的に行われています。従来の企業・組織の考え方にとらわれず、時代の変化を受け入れて行動できる会社というのはそれほど多くないのではないかと思います。
これから一緒に働く人については、変化に怯えない人であってほしいですね。ITは新しい技術や方法が生まれて変わり続ける業界です。そこに対して嫌悪感や恐怖心を抱かず、柔軟に対応してくれる人とともに仕事をしたいです。
私も、現在携わっている海外の案件は、新しいチャレンジだと感じています。私は将来的に世界中のあらゆる場所で働けるようになりたいと考えているのですが、そのためには英語が話せない人の割合が高い日本から出る経験、まさに変化が必要です。中長期的な目標が海外赴任なので今回はその足がかりとなります。これまで見てきた世界とまるで違う世界を見られることにとてもワクワクしています。

