2011年から12年連続で台数増加。ニーズ高まるオートリース業界
オートリースとは、リース会社がお客さまに代わって車を購入し、長期間にわたって賃貸する仕組みです。最近は個人向けのオートリースがよく話題になりますが、オートリースの8割以上は企業での利用。乗用車・軽自動車はもちろん、トラック・バスなどの大型車、タクシー、介護車両、工事などに使う特殊車両といったさまざまな車が、オートリースで利用されています。
「企業が自社で車を所有する場合、税金の支払い、点検・整備、修理など、管理の手間がかかります。オートリースをご利用いただければこれらをオートリース会社が代行するので、各企業での手間が大幅に削減でき、業務効率化などの課題解決につながります。しかも車や部品の調達やメンテナンスでスケールメリットを活かせるので、企業が自社で手配するより大幅に低いコストでご案内できるという特長があります」
現在、国内全体で利用されている車のリース台数は、2011年から12年連続で増加中。オートリース業界が非常に好調であると髙島は続けます。
「最近の企業の総務部や管理部は、これまでの業務に加えSDGsやコンプライアンスなどの対応に追われ、車の管理に時間を割いていられないケースがしばしば。だからオートリース会社にBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)するケースが増えています。しかも、日本の車の総数約8,000万台のうち、リース数は約400万台とまだ5%にすぎないので、今後も順調に伸びることが予想されます」
自動車業界は今、「100年に1度の変革期」を迎えています。電動化、コネクテッド、自動運転など、車そのものが大きな進化に直面しており、情報通信、エネルギー、総合商社をはじめとして、自動車以外の多様な業界の企業が、各分野での専門性や知見を活かしてモビリティ分野に参画し続けています。
「最近の企業が重要視しているのは、電気自動車(EV)による環境対応です。これまで国内ではEVの需要がそこまで高くなかったのですが、去年は、前年の4倍にあたる8万台も売れています。SDGsやカーボンニュートラルが世界の潮流になっている昨今、オートリース会社は、これらの動向も踏まえて事業内容を進化させていかなくてはなりません」
EVを積極的にリースする、というだけでは足りないと強調する髙島。課題解決型の提案など、事業の幅そのものを大きく広げるべき局面が来ていると語ります。
「たとえばお客さまの本社ビルに太陽光パネルを設置し、連携してEV用の充電器を置く。これらのコーディネートや補助金の申請も当社が行います。このようにEV導入時の周辺の問題までトータルでマネジメントし、ワンストップサービスで提供する。今のオートリース会社は新しい形で世の中に貢献することが求められていると強く感じています」
リース業界で世界第9位。強固なバックボーンを活かし、サービスを拡大
日本カーソリューションズは、2005年に金融、情報通信、商社をバックボーンとする企業が合併して誕生しました。現在の管理台数は、およそ70万台。約3万7,000社のお客さまを抱え、国内トップクラスの規模を誇っています。
「BtoB企業なので世間にはあまり知られていないのですが、実は当社はオートリース業界で世界第9位の企業。EVを含めた環境対応車の普及にも早くから注力してきたので、EVリースの取り扱い台数も国内で業界トップクラス。お客さま企業の脱炭素に向けた積極的な取り組みを支援しています。
社員は、総勢約1,100人。営業部門、サービス部門、管理部門など、それぞれの立場でプロフェッショナルとしてお客さまに寄り添ってきました。その誠実な姿勢が、今の当社のポジションをつくっています」
「Your Mobility Partner」をスローガンに、お客さまや社会に必要とされるサービスを常に模索してきた日本カーソリューションズ。これまでのオートリース事業のあり方を新しく捉え直し、新しい時代ならではの責務をまっとうするために、早い段階からバックボーンを最大限に活かしてきました。
「当社は、東京センチュリー、NTTグループ、みずほフィナンシャルグループ、りそなホールディングス、伊藤忠商事、そして東京ガスという、各業界のそうそうたる企業と強い結びつきがあります。お互いのノウハウやネットワークを活かし、ビジネスを拡大し、新しいソリューションを生み続けています。
たとえば、運転動画や走行データを使って従業員の安全運転をサポートするNCSドライブドクターや、アルコールチェックのできるスマホアプリを提供。AIを活用して事故リスクを検出するサービスも新たなラインナップに追加しました。『車をリースするだけ』にとどまらないサービスを構想しリリースしています。
今後は、管理車両70万台の膨大な走行データ・車両データを活用したDX関連の取り組みや、EV・電池の二次活用ビジネスなども検討中。さらなるビジネス拡大に積極的に取り組んでいきます」
現場に行かずして、経営に何ができるのか。従業員ひとりひとりに寄り添う覚悟
時代の荒波を超えるために必要なのは、会社としての芯、いわゆる「存在価値」だと髙島は考えています。
「なんのために会社が存在するのか、そして社会に対し、会社はどんな価値を提供できるのか。そんな志をあらためて明文化したくて、2023年4月にパーパスを設定しました。それが、『モビリティサービスで人と社会を結び、持続可能な未来を支える』というものです。
私たちは、移動や物流に欠かせない自動車というインフラを通じて、社会を支えています。そして持続可能な未来を支えるために、モビリティに関わる環境保全、交通安全、災害対策などの幅広いサービス・価値をお客さまや社会に対し提供していこうと、気概を持って働いています」
パーパスを体現し、形にするのは社員たちです。社員の力はサービスの根幹であり、会社の力そのものだと語る髙島は、社長就任時より「CS(顧客満足)とES(社員満足)・EH(社員の幸福)は事業運営の両輪」と力強く言い続けてきました。
「社員が喜んで働くことで、お客さまにも喜ばれ、会社の業績もアップすると思うのです。だから、社員の小さな不満にも寄り添えるよう、自ら足を動かしてきました。
たとえば副社長時代には、北海道から沖縄まですべての拠点に出向いて労働環境を細かくチェック。トイレは快適か、カーペットはきれいか。社員から「こんなところまで」と言われるほど細部にも目を配り、全員が気持ち良く働ける環境を整備しました。人事制度や処遇の改善にも着手し、給料アップも実現しています。私自身、昭和の厳しい労働環境に耐えてきたしんどい過去があるから、社員には同じようなつらい思いをさせたくないと心に誓っています」
今も全国の拠点を精力的に回り、社員の話を直接聞き、不満があれば寄り添います。そして毎年全社員を対象に「エンゲージメント調査」を実施。小さな声にも耳をすませ、寄せられた意見・要望は、全社の施策に反映しています。直近の調査結果では、働きやすさ、働きがいとも社員の意識は向上。取り組みの成果が表れています。
「いろいろな改革に取り組む中で思っているのは、社長である自分、そして社員ひとりひとりが変わらないと、会社は変わらないということ。今取り組んでいる改革は、世の中のためにも、社員のためにもなるから、一緒にやろうよと現場を巻き込んでいます」
現場に行かずして、経営に何ができるのか──。髙島は常に自問しながら、社員と向き合っています。
多様な社員がリスペクトし合える環境。価値観を掛け合わせ、未来をつくる
日本カーソリューションズは、これまでに数回の合併を経ています。だからこそ社員の出自はさまざま。最近は新卒採用に加え経験者採用も増やしているので、さらに多岐にわたる人材が集まり、ダイバーシティあふれる環境ができあがっています。
「異なる経験を持つ社員が、パーパスによって結びつきを深め、大きな力を生み出してくれることを願っています。これまで以上にひとりひとりの価値観や個性を大切にし合えるようになれたら、社長として、とてもうれしいですね。
もちろん、社員にはいつも感謝しています。みんな昔から非常に丁寧な姿勢で働いていて、お客さまに対してはもちろん、ディーラー、整備工場、代理店などのパートナーに対しても誠実です。当社の社長に就任して3年が経ちますが、『お客さまに寄り添う』というカルチャーが染み込んでいるがゆえの丁寧さにあらためて感銘を受けています。業界の中でもその噂は広まり、日本カーソリューションズの印象はとても良いと聞きます。実際、経験者採用において当社を選んでくれる方が多く、毎月新しい社員を迎えることができています」
今後も、人材のための投資を増やしていくと髙島は語気を強めます。
「素晴らしい方をもっともっと仲間として増やしたい。経歴に関わらず、車が好きな人・好きになれそうな人、そして向上心をもち挑戦し続ける気概がある人にきてほしいですね。オートリースという仕事について詳しくわからない人も多いと思いますが、事業の幅はどんどん広がっているので、オートリース、車、ソリューションサービス、環境・脱炭素、など、当社をさまざまな角度から見てもらい、興味をもったら思い切って飛び込んできてほしいと思います」
多様なカルチャーを受け入れる素地があると、髙島は自負しています。
「当社のカルチャーなら、新卒入社の方も自分らしさをどんどん出していけるでしょう。毎年入社式で『遠慮せずアイディアを出してほしい』と言っているように、若者ならではの考え方やものの見方を大切にしながら、活躍してほしいです。
また、社会人経験のある皆さんにとっても、当社は自分の経験を活かしやすい環境だと思います。50歳を超えても成長できるような会社として、育成や職場のサポート体制も強化しているので、安心して来てもらいたいです。
スピードを上げて進められることは進め、丁寧に検討すべきものは時間がかかっても確実に良い方向に向けられるよう、組織的にプランニングして、目標を立てて取り組んでいます。当社は去年より今年、今年より来年と、より良い会社になれるよう前進を続けます」
その力強い言葉と熱量によって、輝かしい未来に向かってまい進し続ける髙島。オートリース業界を牽引する日本カーソリューションズで「自分らしく挑戦したい」と門を叩いてくる人に出会える日を心待ちにしています。
※ 記載内容は2023年11月時点のものです
