「絶対に物流を止めない」。ERPプロジェクトで感じたステークホルダー一体の強さ
「LTSがいなければ稼働しなかった」「これほど親身なコンサルティング会社があるのですね」。
昨年、ERP刷新プロジェクトの販売領域が本稼働を迎えました。会計領域などを含めると数年にわたるプロジェクトです。リリース後、導入ベンダーさまのご厚意で、クライアントと合わせて三社、約50人が集まった慰労会がありました。お互いの労をねぎらいながら、こんな言葉をかけていただき、プロジェクトをやり遂げたのだとあらためて実感しました。クライアントからの感謝の言葉はもちろんですが、関わった導入ベンダーさまからもこうしたお言葉をいただけるのは、”ハブ”としての役割を果たせたのかなととても嬉しく思いましたね。
ERP刷新は10年に一度の全社変革の取り組みであり、本当に難易度の高いプロジェクトだと痛感しました。さらに、企業にとって物流は「絶対に止めてはならない」ことです。クライアントの複数の部署、導入ベンダーさま、LTS。それぞれのステークホルダーが、「物流トラブルなく無事稼働させる」という共通の目標に向かって動いていました。想いを共有しながら前進することができた、「人」に恵まれたプロジェクトだったと感謝しています。困難な場面に直面すると、すぐにクライアント・導入ベンダーさまと連携して解消に向かう。その積み重ねで、高難易度の案件を乗り越えることができました。
どのような変革プロジェクトであっても、大切なのは「人」を動かす想いと力、「人」を繋ぐ力なのだとあらためて感じた経験でもあります。AIなどの技術が進歩している今、より一層こうした力の重要性が増しているように感じています。私自身もこの経験とスキルを活かし、現在はERPに限らず、業務変革・BPRや人事領域など、組織横断での変革テーマを幅広くご支援させていただくようになりました。
採用した仲間たちと、今度は同じプロジェクトで働く
2022年のtalentbookの記事を久しぶりに読み返してみました。当時の私は、ERPプロジェクトを中心に担当しながら、「ハブのような役割を果たしたい」「三遊間のボールは、とりあえず拾う」と考えていました。
振り返ってみると、根っこの部分にある「人や組織の変革のプロになりたい」という想いは、自身で想像していた以上に変わっていませんでした。
2019~2020年に新卒採用を経験し、その後は現場に戻り、プロジェクト業務と並行して、部内の育成や新卒受入施策の企画・実行にも携わってきました。2024年からは会社の成長に伴って設立されたHRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)の1人として、組織づくり、エンゲージメント向上、採用・育成など、幅広い人事テーマに取り組んでいます。
その中での喜びは、時を経て、採用・受入で関わったメンバーが成長していく姿を見届けられることです。2021年に採用で関わった方たちは、今では立派なリーダーとして、それぞれの現場で活躍しています。中には、その方たちと実際にプロジェクトで一緒に働く機会もありました。
採用のときから、お互いが大切にしている価値観を理解しているので、すごく頼りになりますし、個人的にも一緒に仕事がしやすいのですよね。
最近では、私が採用や組織づくりで関わってきた若手メンバーが、自分たちの言葉でLTSの魅力を後輩や採用候補者の学生に伝えてくれていることも知りました。
自分が伝えてきた想いが、次の世代へ少しずつ伝わっている。そんな「想いの伝播」を感じられたことは、とても嬉しかったです。
一方で、人の成長や組織づくりに関わるほど、人と向き合う難しさも実感するようになりました。その場で聞き心地の良いことだけを言うのではなく、相手の人生に真摯に向き合ったうえでコミュニケーションする。これはとても難しいことです。
だからこそ、相手にとって本当に意味のある対話ができる、誠実な人であり続けたいと思っています。
バリューは「言葉」ではなく、想いまで受け継いでいく
2022年のLTS創業20周年を機に、バリューの再定義にも携わりました。その際、特に意識して加えたのが「Respect」や「Enjoy&Energize」といった要素です。
LTS:経営理念 https://lt-s.jp/about_us
それから数年経った今、これらが「LTSらしさ」として、クライアントや採用候補者の方にも感じていただける場面が増えてきたように思います。
クライアントから「LTSのメンバーは活き活きとしていて、困難な場面でも一緒に働くのが楽しい」と言っていただいたことがありました。困難な状況でも相手を尊重しながら前向きに取り組む。そうした姿勢そのものが「LTSらしさ」として伝わり、人や組織の変革を後押しできているのだとしたら、とても嬉しいことです。
一方で、グループ全体で1000人を超え、会社の規模が大きくなるにつれて、カルチャーを維持・発展させていく難しさも感じるようになりました。
だからこそ大切にしているのが、バリューという「言葉」だけではなく、そこに込めた「想い」を語り継ぐことです。なぜ、この言葉を選んだのか。どんな会社にしたくて、この言葉を紡いだのか。
そこで、社内で定期的にバリュー説明会を開催しています。また、人事制度の改訂に伴って評価項目にも組み込まれたことで、「LTSらしさ」について考え、すり合わせる機会も増えました。
言葉を覚えてもらうだけではなく、その背景にある想いまで受け継いでもらうことこそ、会社が大きくなっていく中でも、LTSらしさを育てていくために大切なことだと思っています。
自分がボールを拾うだけではなく、「拾える人」を増やす
「三遊間のボールは、とりあえず拾う」ことは、今も変わらない仕事観です。
ただ、マネジメントを担うようになって、その意味は少し変わってきました。以前は、自分自身が手を動かしてプロジェクトを前に進めることが中心でした。
今は、メンバーがボールを拾い、挑戦できる「余白」をつくることを意識しています。それは、単純にタスクを割り振るということに留まりません。
クライアントとの協働も含めて、チームをどうつくるのか、メンバーにどんな役割を期待するのか。その人が現在のスキルやマインドから一歩先に進むためには、どんな場を創ればいいのか。一人ひとりの状況やストレッチ度合いを見極めながら、心理的安全性は担保する。でも、足元の石をすべて先回りして取り除くことはしない。あえて適度な「擦り傷」ができるくらいの挑戦をしてもらい、自分の力で前に進めるようにサポートする。
そして、メンバーが自ら「三遊間を拾う」ための余白をつくっておきながら、ステークホルダーの間に零れ落ちそうになっているものは、自分が拾う。
今の私は、そんな動き方をすることが増えました。
さまざまな強みを持つメンバーと、クライアントやステークホルダーの”ハブ”になりながら、一人ひとりの発揮価値を最大化する。その結果、クライアントの期待に応えながら、メンバーが貢献実感を持ってさらに活躍することができる循環が生まれていく。この「人の可能性を解き放つ」一連の営みに、大きなやりがいを感じています。
そして、「どんな課題でも、新妻に相談したら何とかなる」と思ってもらえるプロフェッショナルになりたい。
この気持ちは、変わりません。目の前の大切な人の困りごとなら何でも力になれる、「変革なんでも屋」を本気で目指していきたいと思っています。ITに限らず、業務変革、人・組織変革、その他さまざまなご相談を幅広くいただけるようになってきたことで、自分自身のなりたい姿に少しずつ近づけている充実感も感じられるようになりました。
自分が成長することで、力になれる組織課題の幅も、成長を支援できるメンバーの人数も、少しずつ広げていくことができるとあらためて実感しています。まだ途上ではありますが、「Enjoy&Energize」を体現しながら成長を続け、未来にワクワクできる力を、クライアントやベンダーさま、社内のメンバー一人ひとりに伝播させていけるよう努力を続け、なりたい姿への歩みを進めていきたいです。
これから入社する方や後輩の皆さんも、今この瞬間、自分が大切にしている想いに、ぜひ真摯に向き合ってほしいと思います。
目の前の人の力になりたい、そのために成長したいという一心で様々なチャレンジを続けてきた結果、元々なりたいと思っていた姿への歩みを進められていることを実感できるようになってきました。
皆さんも、自分にできることを見つけたら、まずは一歩動いてみてほしいと思っています。誰かが拾うのを待つのではなく、自分から「三遊間のボール」を拾ってみる。そんな一人ひとりが増えていけば、きっと組織や仕事はもっと強く、もっと面白く、ワクワクできる未来に近づいていくのではないかと思っています。
一人ひとりの想いを実現するために、これからも一緒に走っていけたら嬉しいです。

