顧客対応と全社活動を兼務。ハブのような役割を果たせたら

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▲日々コンサルタントとして顧客に向き合いながら社内活動にも携わる新妻

ビジネスコンサルティング第2部に所属し、コンサルタントとして顧客対応を担当している新妻。そのかたわら、部門運営や全社活動にも携わるなど、精力的に活動しています。

新妻 「顧客対応では、基幹システム、ERP関連のプロジェクトに取り組んでいます。現在は2025年のシステム刷新に向けた企画構想の領域をご支援させていただいているところです。システムの導入を検討されているお客様向けに営業活動なども並行して行っています。
社内向け業務として、自分が所属する約40名規模の部門運営も担当しています。新卒・中途の採用からオンボーディングを主な担当領域としつつ、人財・案件のフォローや各種施策推進等の組織運営全般に携わっています。
さらに、2022年にエル・ティー・エスが創立20周年を迎えるにあたって、ミッション、ビジョンに連なるバリューを再定義するプロジェクトのメンバーとしても活動しています」

幅広い業務を任され、目まぐるしい毎日を過ごしながらも、新妻は「毎日充実していて、楽しい」と笑顔を見せます。

新妻 「もともと、『組織や人の成長を通じて、もっとワクワクできる社会に』というエル・ティー・エスのコンセプトに共感して入社した経緯があるんです。コンサルタント業務を通してお客様の組織をより良くしていくこと、またエル・ティー・エスという会社を成長させていくこと、それぞれ目的も内容も違いますが、とてもやりがいを感じながら取り組んでいます」

 「仕事とプライベートを変に切り離したりせず、楽しくよりよく生きていきたい」と話す新妻。そのために、今は社内外の信頼関係を築いていくことを大事にしているといいます。  

新妻 「社内外で幅広い方と関わらせていただいておりますが、一度ご一緒させていただいた方に、折に触れて『また新妻さんにお願いしてみようかな』と思っていただけるように頑張りたいと思っています。一方で、自分ひとりの力でできることはそんなに多くないという実感もあって。いろいろな人とのつながりを作りながら、ハブのような役割を果たせたらと思っています。

入社2年目で採用担当に抜擢。期待に応えようとすることが成長のきっかけに

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入社当初からお客様の組織に加え、自分たちの組織作りにも関わりたい思いがあり、上長にも伝えていました。エル・ティー・エスでは、社員一人ひとりがどうやったらパフォーマンスを発揮し活躍できるのか、 “人”起点で捉え、広く業務に携われる環境があります。

かねてより伝えていた希望と、採用職種拡大・立ち上げのタイミングでの人事側ニーズのマッチングがかない、新妻は入社2年目で新卒採用担当となりました。

新妻 「新卒採用の企画からプロセス設計、説明会や面接、各候補者への内定前後のフォロー対応等の新卒採用業務全般を担当しました。正直なところ、当初は『私に務まるのかな』という不安があり、実際、ハードルの高い仕事でしたが、なんとか1年間、無事にやり抜くことができたと思っています」

近年では、コロナ禍の影響から、それまで対面で実施されていた採用がオンラインへと移行。急遽、新たな選考プロセス設計に取り組んだこともありました。

新妻 「コロナによる影響は参画当時まったく予期しなかったことでしたし、前例のないことで苦労しました。でも、新しい取り組みに参加できたことは有意義でしたし、とても良い経験になったと思っています。
とはいえ、採用では、自分が下した決断が正解かどうかわかるのは数年後。その人材が実際に活躍し、イキイキと過ごしているところを見るまではわかりません。もちろん、その瞬間ごとにベストな選択をしているつもりですが、『もっとできることはなかったのか』と自省を繰り返していますね」

これまでを振り返り、今の自分の実力からはストレッチする必要があるチャレンジ機会を与えられ、それを何とか乗り越えようともがき続けたことが結果的に自身の成長につながっていると新妻は話します。

新妻 「採用担当になった時点で期待値の高さは感じていましたし、それに応えたいという想いがありました。その後お客様向けのプロジェクトに再び参画するようになってからも、初めてのことや不安なことと直面することは多くありましたが、今こうしてできることが少しずつ増えているのは、社内外の様々なチャンスに対し、期待に応えようともがいてきたからこそ。成長を実感できているのも、チャレンジを繰り返してきた結果なのかなと思いますね。
でも、どんなに頑張ったとしても、“新妻にしかできないこと”はそもそもないと思っているんです。でも、『新妻と一緒にやれて楽しかったよね』『新妻と協働する中でこういう学びがあった。これからはこういうふうに頑張りたい』という声をいただくことはあって。社内のメンバーやお客様も含め、共に過ごした人に何を残せるかを大事にしたいと思っています」

全社活動への参加を通じて、フラットなカルチャーの存在を実感

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▲フロントオフィスのメンバーからバックオフィスのメンバーへ贈られた感謝のメッセージ

2022年に創立20周年を迎えるにあたり、エル・ティー・エスではさまざまな活動を行っています。その中で新妻はミッション、ビジョンに連なる、バリューの再定義プロジェクトに参加。部門を超えたやりとりから多くを学んでいるといいます。

新妻 「現在参加しているバリュー再定義のプロジェクトは、社歴10年以上の先輩から、新卒1年目まで幅広い人員で構成されています。今後大切にしていきたい価値観を再認識していくために、まずはプロジェクトメンバーと、エル・ティー・エスの歴史を見てきた先輩や経営陣の方々と改めて会話をし、社員が共通して持っている価値観、それぞれが個々に持っている魅力を掘り起こしているところです。
自分自身や今エル・ティー・エスにいるメンバー、そしてこれからエル・ティー・エスに参画してくださる方々がもっと楽しく過ごすためにはどうしたらよいかを考える良いきっかけになっています」

また、メンバーとの会話を通して、社内にフラットなカルチャーがあることを再認識できたという新妻。

新妻 「企業によっては、バックオフィスとフロントオフィスのあいだに明確な境界のようなものがあるケースもあります。全社的なプロジェクトに参加してみて、社内のメンバーが企業価値向上に向けてひとつになって動けているとあらためて感じています」

そんなエル・ティー・エスのカルチャーを印象づけるエピソードがありました。

新妻 「昨年末、バックオフィス部門が行う忘年会に合わせて、フロントオフィスのメンバーからバックオフィスのメンバーにメッセージを贈ろうということになったんです。コメント募集の期間が2日しかなかったにもかかわらず、予想を超える量のメッセージが集まって。
内容はどれも感謝を伝えるコメントでした。こうやって感謝の気持ちを素直に伝えられるカルチャーが、社内の風通しのよさ、そしてお客様への提供価値向上につながっているのだと感じています」

三遊間のボールは、とりあえず拾う──皆がより楽しく生きていけるために

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入社するに際して、「こんな仕事をしたい」という明確な目標があったわけではないと話す新妻。自身が行動の指標としている、大切な言葉があります。

新妻 「入社時に社長の樺島からいただいた言葉がありまして、ことあるごとに立ち返るようにしています。“好き”、“得意”、“人の役に立つ”という3つの円があるとしたら、その3つが重なる部分を追求し続けることが人にとっての幸せなのでは、というものです。
現時点で明確な“好き”がないのであれば残りのふたつ、自分で得意と思えることと、メンバーやお客様から喜んでもらえるところを大きくしていくことで、それが自分の“好き”、“やりたい”と思えることにつながり、3つの円が重なる部分が見えてくるのでは……。そんな想いで、さまざまなことに取り組んできました」

そして今、強いこだわりがなかったことが自分の強みとなり、またやりがいにつながっているといいます。

新妻 「誰も捕ろうとしないボールが三遊間に落ちていたら、とりあえず拾ってみることにしています(笑)。どう進めればよいかわかっていない、なんの道筋も立っていないところからでも、とりあえず着手して軌道に乗せていくことは、もしかすると私が得意かつ楽しいと思えるところかもしません。
そうやって自分を含め、手の届く範囲にいる人たちがより楽しく生きていけるための力を身につけて、支えられる人の数や、解決できる課題を大きくしていけたらと思っています。まだまだ道半ばですが、何かあったときに新妻を思い出してくださる方が社内外に増えていくとしたら、それは大きなやりがいです」

コンサルタントとしての業務だけでなく、採用・育成をはじめとする社内業務に今後も積極的に取り組んでいきたいと話す新妻。

新妻 「これから組織が大きくなるのにともなって、採用や育成など部門におけるコーポレート機能の必要性がますます拡大していくはずです。きちんと仕組み化して、メンバーが活躍しやすい環境作りを進め、次の世代につなげていくことで、エル・ティー・エスの今・未来のメンバーにとっても、エル・ティー・エスが支援させていただくお客様にとってもプラスになるように尽力していけたらと思っています」

「いろいろな役割やミッションを持っている人たちと協業し、その過程で新しいことが生まれるのを見るのが楽しい」という新妻。そんな彼女の想いが社内外に伝播し、今まさに、エル・ティー・エスに新風を呼びつつあります。