「施工」に関する領域で幅広くビジネスを生み出す、新事業推進部
──関口さんが在籍する新事業推進部について教えてください。新事業推進部とはどんなことを担っている部署でしょうか。
土木作業の工程の一つ、「施工」に関する領域で幅広くビジネスを生み出すことで、施工を担う建機たちの普及に貢献する部署です。たとえば、今、私は地中探査を主に担当しています。
──名前からも新しさが出ていますが、どんな経緯での発足だったのでしょうか。
部隊の発足は、嬉しい偶然から始まりました。当時はホルナビ推進室という名前で、もう少しつつましく、油圧ショベルのICT化のみを担う部署だったんです。それが、キャリア採用をしてみると、予想外に幅広い専門知識を持つ人材が集まりました。それぞれの広い知見を活かしてビジネスとしてつなげられるのではないか?という会話から、ミッションの変更、名称の変更が起こりました。
この発足経緯からも伺えるように、今までの建機の干渉範囲を超え、幅広い領域のソリューションを検討し、提供していく、ポテンシャルが詰まった部隊だと思っています。
──新事業推進部はスペシャリストの集まりなんですね。
そうです。キャリア入社の社員はそれぞれ明確な得意分野と外野の視点を持っていますし、一方でプロパー社員はコベルコ建機のリソースを熟知しています。その意味で、お互いが補い合っていると言えます。
とはいえ、皆気さくで、まったくギスギスしていないのも特徴です。これは、入社して気づいた嬉しい驚きだったのですが、日系大企業の固いイメージとは一変、コベルコ建機のメンバーは皆、柔和な方が多いです。また、何か案を出すと、否定や「難しいね」といった言葉ではなく、「いいじゃん」「こうすればもっとよくなるかも」とブラッシュアップをしようと考えてくれる人たちなので、非常に風通しが良いと感じます。意見が言いやすい環境ですね。
──すてきな環境ですね。関口さんも、そのスペシャリストの一員だとお伺いしたのですが。
私自身の強みでいうと、建機業界の全体像をとらえている点でしょうか。建設業界の各工程に立った経験があるため、その経験を活かして働けていて、現在はとても充実していると感じます。
展示会で、技術力・プレゼン力が突出していたコベルコ建機
──関口さんがコベルコ建機に入ったきっかけを教えてください。
2018年5月のICT建機の展示会、「CSPI-EXPO 建設・測量生産性向上展」です。もう(取材当時)5年近く前ですが、今でも鮮明に覚えていますね。250社以上が終結する幕張メッセで、明らかに一社、技術力でもプレゼン力でも突出した企業がいました。それが、このコベルコ建機だったんです。
実は、その日の私の目的は、当時転職の方向で話が進んでいた別会社に挨拶することでした。ただ、コベルコ建機のブースで見たチルトローテータが頭から離れず。「コベルコ建機」という、確実に現場ニーズを満たし、かつ他の企業には真似できない製品を世に出すこの会社に惚れこんでしまいました。
正直、当時手にしていた内定は極めて好条件だったため、逡巡はしたものの、転職先を選ぶ上では、やはり自分の強みを活かして楽しく仕事ができることが最重要だと思い、コベルコ建機に急遽舵を切ったんです。
──そうだったんですね! 関口さんにとってコベルコ建機の魅力はなんでしょうか。
先に触れた技術力の部分もさることながら、社風が非常に良いです。数千人という規模感を抱かさせない、アットホームで暖かな社風が魅力的ですね。ただ、「この社風が好き!」という方は私だけではないようです。私と同時期に転職してきた人とも話しましたが、彼らも同様に風土雰囲気が合うと言ってここを選んでいましたね。
──社風の良さを強く感じたのは、いつですか。
主に入社後ですね。振り返ると、内定を得て嬉しい半面、不安も多く抱えての入社でした。大企業だからみんな冷たいのではないか、高飛車なインテリが多いのではないか、汗をかいてきた現場上がりの自分はどうみられるんだろうか、ユーザーの立場しか経験したことがないが、そんな自分が価値発揮できるんだろうか、不安の種は山ほどありました。
ただ、いざ足を踏み入れてみると、上司の方もすごく柔らかく、かつ自分の知識を頼りにしてもらえることも多く、とても居心地がよい職場でした。
地中探査技術の確立と普及、i-Constructionセミナーの担当を通じて
──「現場上がり」と自らを表現されていましたが、経歴を教えてください。
大まかにいうと、測量・設計といった図面を描く仕事、実際に工事現場を管理する仕事、現場で使用する測量機器の販売をやってきました。土木測量や公園の設計、工事監督といった企画の立場から、現場代理人や製缶(鉄骨構造物)といった現場、測量機器の営業までを経験しています。建機業界を見てきて今年で30年弱になりますね。
──そんな経験を活かし、現在、新事業推進部ではどんな業務を行っているのですか。
大きく二つあります。一つは無電柱化工事のために、地面の配管がどこにあるかを見つけることができる地中探査技術とICT建機の連携の確立と普及、もう一つは、「ホルナビ塾」というi-Construction(ICT活用工事)セミナーの担当です。
──地中探査の取り組みは新しい風ですよね。コベルコ建機の歴史からしても一歩踏み出したことだと思いますし、建設業界に与える影響も大きいのではないでしょうか。
そうですね。生産性も上がりますし、実はかなり直接的に、社会貢献にもつながっているんです。過去、私が現場代理人だったころ、地中に何もないと誤判断してバケットを地面に差し込み、水道管を破損して現場を水浸しにしたことがあって。このように、電柱をなくすという工事は、ただでさえ道路の一部を占領し、住民の皆さんには迷惑をかけてしまう工事である上、気をつけないと生活インフラを切断する大惨事になりかねません。
しかし、地中探査と連動させれば、配管がどこにあるかを事前に把握することができます。これにより、正確で大胆な工事が可能になり、道路規制の時間の短縮、インフラ断絶リスクの回避という社会貢献が可能になります。より住みやすい社会を作っているという、大きなやりがいが感じられる仕事です。
──「ホルナビ塾」とは、具体的にどういったセミナーなのでしょうか。
現場でホルナビ(「掘る」を「ナビ」するコベルコのICT施工のトータルソリューション)を活用されている、または活用したいと思っている方を対象としたセミナーです。「i-Construction(ICT活用工事)とは何か」、「気をつけるポイント」「活用のコツ」を話す、これまでの自分の経験をフル活用したセミナーです。ありがたいことに好評で、2022年に実施したウェビナーはすべて満員御礼でした。
<「ホルナビ」とは>
コベルコ建機が運営しているICT活用工事セミナーです。
くわしくはこちらをご覧ください。
──現場からすると、3D化測量機器の導入・活用にあたっての、サポート役のような立ち位置でしょうか。今までの経歴をフルに生かしたコンテンツなのでしょうか。
そうですね。現場で運用する代理人の思うところや、実務で携わった中での失敗談など数百件携われば、その分の引き出しもある、といったところです。そんなコンテンツを、現場感満載のセミナーになるよう、プレゼンのプロというよりも、親しみやすく、わかりやすく、共感できるようにお話ししています。
──すてきですね!お話を聞いて気になったのですが、この企画はどんな背景から立ち上がったのですか。
これも、部署ができてから新たにできたビジネスの1つです。元々は私の経験を基にした社内向け研修だったんですが、「お客さん向けにやってみてはどうか」という話が出て今の形になったんです。こんな風に、1人のポテンシャルからビジネスが生まれるのも、風通しの良さよさの表れかなと思います。
コベルコ建機のICT推進部で輝く人とは、夢と目標を持ったチャレンジャー
──今後の展望を教えてください。
市場を動かせる人になりたいです。私の上司がまさに、世の中を見て次の次の手を考えるような視座の高い指揮官で、本当に尊敬しています。現状は、その視座の高さを養うために、自己研鑽と並行して社内外の人脈醸成を意識しています。職場の同僚含め、尊敬する人とつながっていくことで情報の鮮度が上がるので、より高い視点を持てると思っています。
──ありがとうございます、最後に今の職場の魅力をどうぞ。
それぞれの夢や目標を持ち頑張っている優秀な同僚と意見交換しつつ、尊敬できる上司の背中を追い、自分しかできない、かつ社会貢献に直結する仕事ができるところが大好きです。キャリア入社者が、自分の経験・スキルを活かして働くには最適な環境だと思います。挑戦したい方、業界に新たな風を吹かせてみたい方、一緒に業界変革に取り組みませんか?
※ 記載内容は2023年10月時点のものです
