“食”への思いをカタチにしたい。憧れを胸に歩んできた道が市場開発室で交わる
市場開発室のメンバーとして、マーケティングや製品開発に取り組む峯﨑、武笠、神林。3人が池田糖化に入社した理由には、ある共通の想いがありました。
峯﨑:私は昔から食べることが大好きで、“食”に関わる仕事に就きたいと考え、短大で栄養士の資格を取得しました。池田糖化には卒業生が数多く就職していて、就職課からも「良い会社ですよ」とおすすめされたことから、入社を決めました。
神林:私も峯﨑さんと同じく“食”に興味があり、栄養士を養成する短大を卒業しています。食品開発の仕事に憧れていたのですが、短大卒で開発職に就ける会社はなかなか少なくて……。そんなとき、池田糖化なら学歴に関係なく開発に関われると聞き、ここで働きたいと志望しました。
武笠:私は大学の農学部で、動物や昆虫の生態系について研究していました。私も2人と同じく食べることが大好きで、「好きなことを仕事にしたい!」という想いで就職活動をし、池田糖化を選びました。
「食べる」ことがもっと楽しくなるように、食品開発に携わりたい──そんな決意を胸に入社した3人。入社後はそれぞれ、違う道を歩んできました。
武笠:私は2019年に入社して、2年ほどはデザートソースやフルーツソースの開発に携わっていました。その後2021年に組織編制が変わり、甘いものだけではなく加工食品なども担当することに。約1年半の間に開発を一通り経験してきました。
峯﨑:私は2016年の入社で、5年ほど主に小分け業務に携わりました。小分け業務とは、既存のお客様からの要望をもとに原料をお渡しする仕事。「この原料をもう一度試してみたいから、〇gほど貰えませんか?」などのニーズに対応していました。このとき、短期間ですが神林さんと一緒に働いていましたね。
神林:そうですね。私は2020年に入社し、1年目は中外食向けの調味ソースやタレなどの製品開発を行いながら、サンプルの小分け業務にも携わりました。2年目に組織が変わってからはフルーツソースやシーズニング、幅広い加工食品の開発を学びました。
その後、峯﨑は2021年4月から、武笠と神林は2022年10月から市場開発室のメンバーとして歩みを進めていくこととなります。
手探りから始まった市場開発室。マーケティングと開発にワンチームで立ち向かう
2021年に新設された市場開発室。その立ち上げメンバーとなった峯﨑は、前部署在籍時よりマーケティングの重要性に気づき、上司と共に独自に知見を深めていたと振り返ります。
峯﨑:当時の池田糖化には、マーケティングを専門とした部門がなかったのですが、会社全体として「マーケティングに本腰を入れて新しい製品開発につなげなければならない」という課題感は持っていました。
そこで同じ想いを持つ上司と一緒に、その時の業務と並行しながらマーケティングの基礎を一から学ぼうと決意。コンビニの新商品を購入して情報をまとめたり、ヒット商品がなぜ売れたのかを自分なりに分析したり。マーケティングに関するビジネス検定にも挑戦しましたね。
そんな中、ついにマーケティングに特化した市場開発室ができると聞き、迷わず異動を決意しました。組織化され、想いを同じくする人たちと一緒にマーケティングに取り組めることになって、本当に嬉しかったです。
こうして立ち上がった市場開発室は、市場動向をリサーチし、今後自社でどんな製品を開発すべきか、その新製品をどう販売していくのかを企画し、戦略を実行することをミッションとしています。
峯﨑:企画をする上では、展示会に足を運んだり、身近な商品から情報を得たりしながら「こんな商品をつくりたい」というアイデアをどんどんまとめていきました。
一方、販売戦略としてまず始めたのが、数多くある当社の商品の中から「強化商品」をピックアップし、メルマガを配信して販路を拡大していく施策です。
メンバーで話し合った結果、ジンジャー素材の販売を強化しようと決めたのですが、最初はどういう文章を書けばいいかわからず、悩むことも多くて……。お客様から反響があり、「サンプルを送ってください」と言っていただけたときは、「やってよかった!」と達成感を覚えました。
峯﨑たちの奮闘により、部署としての方向性が固まり、企画や販売戦略にも少しずつ手応えを感じ始めた2022年10月。武笠と神林が、新メンバーとして加わりました。
武笠:峯﨑さんが書いてきたメルマガの仕事を、いまは私と神林さんが引き継いで担当しています。私も商品の魅力を文章で伝えることに苦戦していて「実際に食べてもらえればすぐに魅力を感じてもらえるのに……!」と、もどかしくなることも。その分、「どう書けば手に取ってもらえるか」を工夫し、反応があったときはすごく嬉しいですね。
神林:これまでの開発の仕事では、メルマガのような「人に伝えるための文章」を考える機会は少なかったので、本当に難しいですよね。2人に相談しながらいろいろと試行錯誤して、お客様に響く文章を書けるようになりたいです。
メルマガ配信のほかにも、新しいブランドの立ち上げやそれにつながる市場調査、ブランドのパンフレットやホームページの作成まで、マーケティング兼広報のような役割を担う3人。市場開発室は「働きやすい環境」だと口を揃えます。
武笠:私たちが異動してきたとき、峯﨑さんたちが「上下関係とか気にせず、なんでも聞いていいよ!」と言ってくれて。優しく受け入れてくれる体制があるので、安心して働けますね。
神林:峯﨑さんには1年目からお世話になっていたので相談しやすいですし、女性が多い部署なのでその観点でも働きやすい環境をつくってくれているのだと感じますね。
峯﨑:市場開発室の仕事には「絶対にこれ!」という正解はないので、いろんな人がいろんな意見を持っていい部署だと思っているんです。だからこそみんなが自分の考えを言いやすい雰囲気をつくっていくことは、これからも大事にしていきたいですね。
需要から導き出した新ブランドをスタート。池田糖化の新たなるチャレンジを担う
市場開発室が設立されてから約3年。これまで手掛けてきた仕事の中で3人の印象に強く残っているのが、「プラントdeリッチ®︎」という新ブランドの立ち上げでした。
峯﨑:「プラントdeリッチ®」は、プラントベースフード(植物由来食品)を池田糖化の持つ経験と技術でよりおいしいものにしたい、という想いから2023年にリリースした製品です。
SDGsへの世界的な関心からプラントベースフードの需要は年々高まっていますし、会社としても持続可能な社会への貢献をめざすべき──そんな考えから企画が進んでいきました。
武笠:「プラントdeリッチ®」として企画された製品は3種類あって、私と神林さんが参加したのは、いくつかの候補の中から製品名を決めていく段階でした。
神林:最終的には、乳のような旨味やコクを付与できる「クリームテイスト」、お肉のような食感や調理感を付与できる「クックミートプラス®」 、大豆臭を軽減する「マスキングテイスト®」という名前に決まり、それぞれの試食も行ないました。
それまで開発に携わっていた視点から見ると、3つとも使い勝手の良さそうな製品だなと感じましたし、お客様からの依頼にはなかなかない発想の製品だと思いました。自社ブランドとして開発するからこそ生まれた製品ですよね。
ブランド名と製品名が決まり、試食を重ねて製品としての完成度を高めていった「プラントdeリッチ®」。プロモーション面でも、メンバー一人ひとりの強みを活かして進めていきました。
峯﨑:新ブランドなら、やっぱりホームページやパンフレットもつくりたいよね、という話が出て、最初はみんなで作業していたんです。でも途中から、パンフレット制作はデザインセンスのある武笠さんが適任だと気づいて、お任せすることにしました。
武笠:私はもともと模写が好きで、学生時代はバイト先の飲食店のメニューを手書きしたり、友だちへのバースデーカードをデザインしたりするのも好きだったんです。でもまさか、その特技が仕事で役立つとは思っていませんでしたね。
神林:私は武笠さんのパンフレットをもとにホームページの制作を担当しました。また、展示会への出展というのも初めて経験したのですが、私たちのブースにたくさんの方が来てくれて、製品に興味を持ってもらえたのが嬉しかったですね。
峯﨑:ほかにもプレスリリースを出したり、新聞記事やノベルティをつくったりとさまざまな販促をしたのですが、一番手応えを感じたのはメルマガですね。問い合わせやサンプル依頼はかなりいただきましたし、そこから採用につながったケースも多いようです。
何よりも、「プラントdeリッチ®」 という自社ブランドをゼロベースから企画し、製品化から販促まで一貫してやり切れたことは市場開発室としても大きな一歩でした。
「食」の未来を創造するために。これまでにない視点からの食品開発をめざして
市場開発室のメンバーとして、池田糖化初の自社ブランドの立ち上げという大きな挑戦をやり遂げた3人。同室の魅力について次のように話します。
神林:「こういう商品があったらいいのに」と感じたアイデアを形にしていけるのが、市場開発室で働く魅力ですね。新しいことを考えて実行するという、クリエイティブな楽しさがあるんです。
武笠:私は、たくさんの人と関わりながら仕事ができる点も市場開発室の魅力だと感じます。チーム内のつながりはもちろん、社外の方と接する機会が多いので、いろんな刺激を受けながら成長していけるのではないかと思っています。
峯﨑:市場リサーチという面では、世の中で起こっている出来事と向き合い、情報を得て、将来を予測して製品を開発していくおもしろさがあると思います。たとえばある商品が流行ったときに、「どうしてこれがヒットしたんだろう」と、好奇心を持って考えられる人には向いている仕事なのではないでしょうか。
市場開発室は、開発や営業、広報とも違った視点から市場を見つめ、新たな製品を生み出す部署。「実際に足を動かして得た情報から、画期的な企画提案をしてほしい」と社内からも期待が寄せられています。そうした中、3人は今後のキャリアをどのように思い描いているのでしょうか。
武笠:私もいつかリーダーとしてのポジションで、新ブランドの立ち上げに携わってみたいと思っています。人材を育成するという立場をまだ経験したことがないので、いつかは挑戦したいですね。
峯﨑:私も自分自身で企画を立案して、進めていくという経験がまだないので、プロジェクトの推進をすべて任せてもらえるような存在になっていきたいと思っています。
神林:私は市場開発室では一番年下という立場なのですが、だからこそできることもあると思っています。恐れずに挑戦を続けて、いつかは新しい企画を作れるように成長していきます。
3人の情熱が、これからの池田糖化と「食」の未来を支えていきます。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです
