言葉だけに頼らない。お客さまの表情を見逃さず、提案の精度を高めていく日々
丸岡が所属する東京本社営業部は、自社製品を用いた課題解決を行う提案型営業を行っています。ミッションは、単なる原料販売に留まりません。お客さまのメニュー開発におけるパートナーとして、池田糖化が持つ豊富な原料や開発力を活かし、お客さまの要望に応えています。
「私の所属するチームは、おもに惣菜や弁当などの中食、そして外食チェーンを担当しています。チームを率いる上司が非常に明るい方で、周囲を自然と笑顔にしてくれる活気があります。ユーモアを交えた会話が絶えず、若手の私にとっても、業務上の悩みやアイデアを即座に相談できる風通しの良さが自慢です」
そう語る丸岡の主な担当は、誰もが知るドリンクチェーンやラーメン店。
「メインで担当しているのは、人気ドリンクチェーン店さまへのソースやゼリーの提案です。そのほか、お土産用のラーメンスープなども担当していますね。幅広い製品を扱えるのがこの仕事のおもしろいところです」
商談の席で丸岡が最も神経を研ぎ澄ませるのは、相手の「表情」です。
「言葉ももちろん大事ですが、お客さまの表情をしっかり見るようにしています。そのときどきの状況や気持ちに合わせて、提案内容やアプローチを変えるよう気をつけています」
ときには、店舗でのオペレーションに関する悩みが寄せられることも。
「『ゼリーが袋から出にくい』といった現場の課題をいただくことも多いんです。そのようなときは、すぐに開発部門に改良を依頼。池田糖化の開発担当者は、どんな小さな問題でも親身に寄り添ってくれて。そのレスポンスの速さには、いつも本当に助けられています」
さらにはチームとの連携やマナーをしっかり守ることも、日々の業務で徹底しています。
「自分一人で判断せず、まずは上司に相談して的確なアドバイスを仰ぐ。挨拶や納期厳守といった当たり前の基礎行動を積み重ねることが、結局はお客さまからの信頼につながると考えています」
ゼロからの営業スタート、振り返りを重ねてつかみ始めた確かな手応え
学生時代の丸岡は、管理栄養士の養成課程で食品の衛生や栄養について学んでいました。将来の選択肢として栄養士への道も考えられましたが、丸岡が選んだのは、より広い世界を見渡せる職種でした。
「もともと食べることが大好きだったので、食品に関わる仕事がしたいという軸がありました。私の出身である広島県福山市では、池田糖化は大きな食品メーカーとして有名で、それが門を叩いたきっかけです」
面接で感じた社風の温かさが、入社の決め手になったと言います。
「説明会のときから、とても親しみやすい雰囲気を感じていました。面接でも志望動機だけでなく、私という人間そのものに興味を持ち、対話を大切にしてくれたんです。プライベートな話も聞いてくれたので、『人と人とのつながりを大切にする会社なんだな』と直感しました」
入社後は6カ月間にわたる手厚い研修で、製造現場や開発部門を経験し、10月にいよいよ営業部へと配属されました。
「ほぼゼロからのスタートで、覚えることばかりでした。配属後も3カ月間は先輩に同行し、人によってまったく異なる提案のスタイルを必死に学びましたね。
とくに上司は、場を和ませる会話力と圧倒的な知識量のバランスが優れていて、尊敬しています。お客さまの趣味の話にも即座に対応し、一瞬で距離を縮めてしまう。その姿を見て『これがプロの営業なんだ』と圧倒されましたね」
そんな背中を追いかけながら、丸岡は自身の商談を毎回振り返ることをルーティンにしました。
「商談中にお客さまの表情が硬くなった瞬間はなかったか。製品の説明だけでなく、お客さまにとってのメリットをきちんとお伝えできたか。毎回、自分自身を見返すようにしています。今もまだ自分には足りない部分が多いですが、先輩方に相談すると『自分のときはこう説明したよ』と惜しみなくノウハウを共有してくれます。そのおかげで、少しずつ手応えをつかめてきた気がします」
人としての「信頼」から始まる営業──お客さまの熱意をつなぐ営業の使命
中間原料の営業は、既製品をそのまま売るだけではありません。技術力という強みを発揮する前に、まずは一人の人間として、丸岡は「自分という人間を知ってもらうこと」を大切にしています。
「製品が良いのはもちろん、『丸岡さんにお願いしたい』と言っていただける人になることをめざしています。ですから、定期的におうかがいしているお客さまから『今度一緒においしいものを食べに行きましょう』と誘っていただいたときは、本当にうれしかったですね」
お客さまとの距離が縮まるにつれ、対話の質も変わっていきました。単なる商談の枠を超え、新商品のリニューアルといった、一歩踏み込んだ相談が舞い込むようになったのです。
「リニューアルの相談など、より踏み込んだお話をうかがえるようになりました。『今までとは違う食感がほしい』『見た目を変えたい』といったご要望をいただく機会が増えましたね」
そこから先は、池田糖化が誇る圧倒的な「開発力」の出番です。
「甘いものから塩味のものまで。粉末も液体も、冷凍も冷蔵も。対応できる幅がとにかく広い。あるお客さまから、今まで当社で実績がなかったような新しい物性の素材を求められたことがありました。難しい課題でしたが、開発担当者と密に連携して形にしていったんです」
お客さまの「こんなことがしたい」という熱意を、社内のプロフェッショナルへとつなぐ。その橋渡しこそが営業の役割だと、丸岡は確信しています。
「お客さまが当社の可能性をすべてご存じとは限りません。だからこそ、こちらから『実はこのようなこともできるんですよ』とご提案していく。自社のラインナップを知っていただく努力を続けることで、新しいメニューが生まれるきっかけを作れるんです」
若手ながら、お客さまの期待を背負って奔走する丸岡。その視線は先を見据えています。
「お客さまが重視されているのは、常に『新しさ』。それにお応えするために、当社の幅広い対応力と開発力を武器にして、1歩踏み込んだ提案を心がけています。1人では難しいことも、社内のプロフェッショナルたちが支えてくれる。それが池田糖化の営業の強みですね」
ラーメンも、スイーツも、その先へ。あらゆる食の舞台の価値を広げていく挑戦
明るい笑顔がたえない丸岡の周囲には、自然といろんな人が集まります。しかしその「明るさ」だけに甘えず、丸岡は自身の仕事に対する厳しさと誠実な向上心によって、成長を遂げようとしています。
「将来的に、社内外へ価値を提供し続けられる存在になることが目標です。その第一歩として、上司が持つ卓越した『対応力』を学んで身につけたいですね。具体的には、あらゆるお客さまのニーズを即座に捉え、最適な提案へとつなげる『情報収集力』の習得に励んできたいです」
これから入社してくる後輩たちに対しても、自身の経験をふまえた温かいメッセージを語ります。
「大切なのは、食べることや食に興味があることだと思います。私もそうですが、普段の生活で『このお店のラーメンがおいしいな』と感じる心が、そのまま仕事の知識につながっていくんです。知らないことを知ろうとする好奇心さえあれば、未経験でもまったく問題ありません」
女性の営業担当も増えており、社内にはお互いを気にかけ合う文化が根付いています。
「誰かが困っていたり、少し元気がなかったりすると、すぐに周囲が『大丈夫?』『何かあった?』と声をかけてくれて。そのような温かさが池田糖化の良さですね。女性でも若手でも、1歩踏み出せば周囲がしっかりとサポートしてくれます」
今後はカフェ業界など、さらなる新分野の開拓にも目を向けています。
「キャラメルソースやデザートソースなど、当社の強みを活かせる分野に興味があります。おいしいラーメンも、すてきなスイーツも。あらゆる食の舞台で、池田糖化の製品が活躍する未来を自分の手で作っていきたいですね」
最後に、未来の仲間に向けてメッセージを語ります。
「気さくで優しい先輩ばかりです。不安を感じることはありませんので、少しでも興味をお持ちでしたら、ぜひ飛び込んできてください。一緒においしいものを探求しながら、楽しく成長していきましょう」
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
