海外工場との連携が多くある農産チームでの仕事の魅力
現在、宮井が所属している第三開発室は、水産、畜産、農産、技術構築、アグリチームの5つのチームから構成される部署です。和食、洋食、中華など、さまざまな料理の味のベースや風味の特徴づけに用いられる各種エキスなどの開発を行っています。
新卒で入社した2014年から第三開発室に配属され、これまで水産チーム、畜産チームでの業務を経験しました。そして、2020年から農産チームに配属。チームは現在6名のメンバーで構成されています。
「農産チームでは、主に野菜エキスの開発や野菜類の加工を行っています。具体的には、各種素材を組み合わせて食品の味づくりに最適なエキスを開発したり、食品工場で扱いやすいように野菜類を加工したりします。
加工の例としては、みじん切りやすりおろした野菜ペーストなどがあります。実際の開発業務や加工業務は、海外にある自社工場、東南アジアにある協力工場で行われています。
海外で生産された野菜をそのまま現地工場で開発・加工し、それを日本に輸送してきて販売する流れが基本ですね。販売先としては、冷凍パスタやラーメンスープの製造を行っている企業など、食品に関するあらゆる企業が対象です」
海外の工場で開発・加工が行えるメリットは、日本で野菜原料が取れにくくなった場合でも安定供給を維持しやすい点にあると言います。そして、加工技術を含め社内に蓄積されたノウハウが池田糖化工業の大きな強みです。水産、畜産と比べて、農産チームは海外工場との業務に携わる機会が多くあることが魅力的だと宮井は話します。
「水産、畜産は国内での業務がメインとなりますが、農産チームでは海外とのやりとりが多いです。海外工場と連携する必要があるため業務の進め方が変わってきます」
海外工場で感じた焦り。英語でのコミュニケーション能力を磨いた
宮井が農産チームに配属された2020年はコロナ禍の真っ只中。通常なら実施されていたはずの海外工場への見学などもなくなり、戸惑う場面も多くあったと言います。しかし、東南アジアなどにある工場とのやりとりを少しずつ進めながら、次第に海外工場と連携した業務にも慣れることができたと当時を振り返ります。
「海外工場との初めてのプロジェクトでは苦労しました。現地では、英語を用いたコミュニケーションが基本です。日常会話程度の英語力であれば自信があったので、順調に進められそうだと感じていました。
しかし、実際に工場に入って情報を聞いたり、業務内容などを説明されたりする中で、省略された言葉や専門的な単語などを理解できないことが増えていったのです。海外出張から帰国して、これは大変だと焦りましたね」
初めての海外工場との業務。帰国後は今後の業務に不安を抱えていましたが、メールのやりとりを続ける中で、徐々に手応えをつかんでいったと語ります。
「メールであれば、わからない単語を調べることができますし、相手がよく使う表現があることもわかるようになってきます。相手がよく使う単語を単語帳にまとめ、次の海外出張までに覚えておくことで、対面でのコミュニケーションもスムーズになっていきました」
話題作りのために海外のニュースを見るようにしたり、次回の海外視察で使えそうな単語を調べたりするなど、努力をしたと話す宮井。昨年からは新規プロジェクトも始まりました。
「これまで当社では扱ったことのない野菜を海外工場で開発・加工するプロジェクトに取り組んでいます。原料となる野菜の調査を行うため、視察に行きました。どのような土地で栽培されるのか、どれくらいの物量で収穫できるのか、製造後の品質確認を調査するためです。視察の期間としては、2週間ほどになります。
海外視察の回数はそれほど多くなく、基本的にはどのプロジェクトでも1年に2回程度。今はオンラインでやり取りすることもできるので、それらを駆使しながら密接な連携につなげています」
きっかけはラーメンスープ。食べることの楽しさを縁の下から支える仕事
就職活動時に池田糖化工業の説明会に参加していた時点で、海外工場と連携した仕事もあることは知っていたと話す宮井。しかし、自分がここまで密接に海外と関わるとは考えていなかったと語ります。そもそも宮井が池田糖化工業を志望したのは、ラーメンスープがきっかけでした。
「昔からラーメンが大好きで、自宅でオリジナルのラーメンを創作することもありました。それもあって、説明会や面接の中で、ラーメンスープに関係する仕事もあると聞いた瞬間に入社することを決意したんです。
実際、間接的にではありますがその夢も叶っていると思います。ラーメンスープそのものを作ることはありませんが、その原料となるエキスなどの開発に携わることができて。味の特徴を出すために試行錯誤している時は楽しかったですね」
入社前はラーメンスープの完成形しかイメージできていませんでしたが、業務に携わる中で、さまざまな原料が組み合わさって最終的にラーメンスープができあがっていることを実感したのだと宮井は振り返ります。
野菜エキスを開発した後に、使用した原料をクライアントに説明したり、効果を生み出すために原料の組み合わせを提案したりすることも宮井にとって大切な業務。クライアントが納得するものを作ることができた時はチームの努力が認められたようで嬉しいと語ります。
「食品のパッケージの裏を見ると、さまざまな原料が入っていることは多くの人がご存知だと思います。しかし、池田糖化工業の製品が多くの食品の一部となっていることはあまり知られていません。
当社は実に多くの企業と関わっていますので、あらゆる食品の味作り、風味づくりの一部となっています。そして、多くの人々の『食』を支えることに貢献しているのだなと日々実感しています。食べることの楽しさや喜びを縁の下から支えられることが池田糖化工業で働く上で最大のやりがいです」
3週間のパパ育休を取得。安心してチャレンジできる環境がある
第三開発室で取り組むプロジェクトはどれも中長期間のものばかり。次から次へと新しい野菜エキスを開発したり、これまでにない加工方法を試したりできるわけではありませんが、挑戦したいという想いがあれば、チャレンジの場を与えてくれると言います。
「ひとつの部屋に集まって、チームのメンバーでアイデア出しを行う機会が定期的にあります。『最近はこのような食品が売れているから、こういった原料を使ってみたらいいのではないか』といった話し合いですね。上司や先輩社員とも話しやすい雰囲気なので率直な意見交換ができていますし、良い案が出ればそれを積極的に採用してくれます。
私としても、プライベートで買い物に行った際にさまざまな商品を手に取り、使われてる原料をチェックしたり、実際に食べたりして新しい発想を喚起していくよう心がけています。
そして、こうした地道なチャレンジが成果につながっていくのだと信じています。自分が発見した成果をチームに共有していれば、いずれ希望のプロジェクトにアサインしてくれることもあるはず。自分の発想を形に仕上げることを今後の目標にしたいと考えています」
安心してチャレンジできるのは、働きやすい職場の環境が整っているからでもあります。池田糖化工業ではパパ育休の取得が推奨されており、宮井も3週間程度の育休を取得しました。
「第三開発の中でも3人ほどパパ育休の取得経験がありますし、働きやすい制度が構築されているのではないかと思います。協力体制もしっかりしていて、誰かに業務が集中して負担になっているといった話は聞いたことがありません。落ち着いた環境で働きたい人にとってはいい職場なのではないかと感じています。
また、海外との業務に携わりたいと考えている方にも当社は向いていると思います。国内から海外、原料から最終的な食品、また、販売を視野に入れた開発からより専門的な研究開発まで、池田糖化工業は幅広い業務に取り組んでいます。
食品に関係する職業に就きたいと考えているのであれば、いずれかの部署に自分の挑戦したい分野があるのではないでしょうか。ぜひ、説明会や面接を通して、池田糖化工業に少しでも興味を持っていただけましたらぜひ志望してほしいと思います。一緒に働けることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年4月時点のものです
