リーダーとして心理的安全性を大切に──メンバーの成長が自身の喜び
現在、私は首都圏の身体障がいのある方を専門とするキャリアプランナーとして、月に15名ほどの新規の方と面談し、就職活動のサポートをしています。応募書類の作成から面接対策、入社のフォローまで、多岐にわたる業務に日々取り組んでいます。
この仕事に加えて、2024年10月からはチームリーダーも兼任しています。2名のメンバーの数字管理が主なミッションで、週に1回、各メンバーと進捗ミーティングを行い、就職決定までの道筋を一緒に整理したり、面接までなかなか進めない求職者さまへの対応策を練ったりしています。
リーダー業務は、自分の数字を達成するだけでなく、メンバーのフォローも担うため、最初は両立が難しいと感じました。しかし、今では大きな「楽しさ」も感じられるようになりました。とくに、メンバーが私の伝えたことで成長し、就職決定につなげた時や、数字が改善したという報告を受けた時は、心から嬉しいと感じます。
リーダーとして常に心がけているのは、「雰囲気良く楽しく、でも仕事はしっかりする」ということです。とくに心理的安全性を確保しながら、数字の話ができる雰囲気作りを意識しています。
たとえば、メンバーが何か失敗して反省している時には、指摘や注意をするのではなく、一緒に振り返りを行い、「具体的にどうしたら良いか」という解決策を提示するようにしています。そうすることで、メンバーが1人で悩む時間を少しでも減らせるように努めています。
新卒でGPに入社してから、多くの先輩・上司が常に心理的安全性を保ちながら私を育ててくれました。それが、私が当社を好きになった理由でもあり、今度は私が、メンバーが安心して挑戦し、成長できる環境を提供したいと思っています。
求職者に敬意を持って接する──過去の学びをもとに大切にする価値観
仕事をする上で私が大切にしていることは、「相手に敬意を持つこと」です。キャリアプランナーとして、求職者さまに情報提供したり、求人を選定したりすると、パワーバランスがキャリアプランナー側に偏ってしまうことがあります。
そのようなことがないよう、当たり前のことではありますが、求職者さまとお話しする時は敬意を持って接することを心がけています。私がこの意識を持つようになった明確なきっかけがあります。それは、キャリアプランナーになって間もない頃に経験した面談での出来事です。
ある求職者さまが初めて障害者雇用枠での事務職を希望されていたのですが、未経験のためそれまで他業界・他職種で働かれていた時の年収を維持するのは現実的に難しい状況でした。
そこで私は、「現状ですとめざせる年収は○○○万円くらいですね」とご希望の半分近くの年収を伝えてしまいました。求職者さまは激怒され、私は大きなショックを受けましたが、振り返ると私の言い方は、求職者さまのこれまでのキャリアや経験に対する敬意を欠いていました。この出来事以来、「敬意を絶対に忘れない」と強く誓い、仕事に取り組んでいます。
過去の苦い経験は、私を大きく成長させてくれました。とくに営業にいた頃、半年間ほど目標数字がまったく達成できず、つらかった時期がありました。当時の私は、できない自分を格好悪いと感じ、周囲に助けを求めることができませんでした。しかし、当時のリーダーが親身になって改善に取り組んでくれたおかげで、少しずつ数字が回復していきました。
営業時代に学んだことは、企業の潜在的なニーズや課題を見つけ、障害者雇用ができる状態に持っていくことの重要性です。最初は企業の言うことを鵜呑みにしていましたが、経験を積むうちに「企業はこう言っているけれど、別の課題があるのではないか」と深く考えることができるようになりました。
手間を惜しまず企業とのリレーションを築き、丁寧な対応を心がけることで、「さすがプロだね」と言われるような提案ができるようになった時は、大きな喜びを感じました。
約3年間の営業時代を経て、私はキャリアプランナーへと部署を異動しました。この異動はとくに希望していたわけではなかったのですが、「やってみる?」という上司の問いに「やりたいです!」と即答しました。
求職者からの感謝の言葉がモチベーションに。困難は協働で乗り越える
キャリアプランナーとして、多くの求職者さまの就職を支援し、安定して数字を達成できるようにもなりました。とくに印象に残っているのは、GPでも前例のない「特殊なアスリート枠」での入社を実現できたケースです。
当初はどのように特殊なポジションを創出するべきか見当がつかなかったものの、その方はすてきな方で、なんとか支援したいという一心で、ポートフォリオを作成していただき、それを元にさまざまな企業へ営業担当に提案をしてもらいました。ご本人・営業担当・企業との打ち合わせを重ねた結果、最終的にはご本人の希望が叶えられる企業での就職の支援が実現しました。
この成功の要因は、「粘り強さ」と「周りに頼ること」だったと思っています。この「粘り強さ」の原点は、大学時代のカナダ留学にあります。英語での専門科目の学習に苦戦し、最初のテストで圧倒的なビリという結果を突きつけられました。
しかし、「このままでは帰れない」という強い思いから猛勉強し、最終的には1位を取ることができました。この「どん底からの這い上がり経験」で得た精神力は、キャリアプランナーとして、そしてリーダーとして、厳しい場面に直面した際の支えとなっています。
一方で「周りに頼ること」の重要性を学んだのは、営業時代の挫折体験からでした。半年間数字が達成できず1人で抱え込んでいた時期に、当時のリーダーが親身になってサポートしてくれたことで、人に頼る大切さに気づきました。
その学びを活かし、キャリアプランナーになっても積極的に周囲に助けを求めるようになりました。「目の前の求職者さんの人生が自分にかかっていると思うと、自分のプライドでそれをつぶすわけにはいかない」という強い責任感から、営業担当はもちろん、他の部署の人にも「どうしたらいいと思う?」と聞きに行き、さまざまな人の知恵を借りることで、困難な状況を乗り越えることができました。
キャリアプランナーの仕事の魅力は、何よりも求職者さまが喜んでいる姿を間近で見られることです。キャリアプランナーは求職者さまから感謝の言葉をいただく機会が多くあります。求職者さまの喜びや感謝に触れるたびに、大きなやりがいを感じ、それが私の高いモチベーションにつながっています。
以前求職者さまからいただいたメールで、「転職活動をする中で、人工透析導入となっても戦う意志を持つことができました」という言葉をいただいた時は、胸が熱くなりました。初めて障害者採用に臨む方の中には、不安や絶望を感じている方も少なくありません。そうした方々に寄り添い、希望以上の就職を叶えられた時の喜びは、何物にも代えがたいものです。
諦めたら終わり──悔しさをバネに、社会を変えていく
これまで挫折や成功を重ねてきたことで、今では私の強みは「さまざまな人と協力しながら物事を進めること」だと感じています。チームメンバーからは「連携力が高い」「諦めない」「頼れる」といったありがたい言葉をいただきました。
「こうしたらもっと良くなるかも」と思った時には、臆することなく提案し、周りを巻き込みながら実行するようにしています。もちろん失敗することもありますが、その時は素直に謝り、次へと活かす。この姿勢が、GP全体の良い雰囲気を作り、チームワークを醸成しているのだと思っています。
今後の目標については、より多くの方に就職機会を生み出せる人間になりたいと考えています。そのために、ゆくゆくは身体障害チームのマネージャーをめざしたり、またはキャリアプランナーの経験を活かして再度営業に戻ったりと、自分の可能性を模索したいと考えています。
GPで働く魅力は、「いい人が多く、そしてモチベーション高く前向きに取り組んでいる人が多い」ことだと断言できます。人間関係で悩んだことは一度もありませんし、飲み会などのプライベートでも常に刺激し合える関係が築けています。
GPで活躍できる人物像としては、「悔しいをバネにできる人」だと思います。この仕事をしていると、求職者さんの就職がなかなか決まらなかったり、社会の課題に直面したりして、悔しいと思う場面がたくさんあります。
でも、そこで諦めるのではなく、改善に向けて取り組める人が、GPという会社、そして障害者雇用というフィールドを良い方向に変えていけると考えています。「私たちが諦めたら終わり」という強い信念が、私の原動力となっているんです。
私たちが関わることで、これまで障がいのある方の採用実績がなかった企業が前向きに採用に踏み切るなど、社会の窓口が確実に開いていきます。そこに求職者さまがジョインすることで、さらに採用が増えていく。
この「窓口を開ける」という重要な役割を、日々担っていると実感しています。私たちの仕事は、社会をほんの少しだけ変え、それによって可能性が広がる人を増やすことだと信じています。
※ 記載内容は2025年5月時点のものです
