組織の最前線から描く全体最適。拠点ごとの個性を活かしたマネジメント
現在、私はGPのatGP事業本部キャリア部門に所属し、障がいのある方の就職支援に向き合っています。就労を希望される求職者様と、障がい者雇用を進めたい企業様を結びつけるエージェントサービスを展開し、双方の「良いご縁」を生み出して採用成功や就職決定に貢献することがこの部門の役割です。
私が統括する関西と名古屋の支社では、企業側を担当するCP(クライアントパートナー)と求職者様を担当するPL(キャリアプランナー)の両軸を見ています。加えて、東京をメインとする首都圏ではCPの責任者を務めており、現在は東京本社に単身赴任しつつ各拠点にも出張をしながら各拠点を管轄しています。
最初からこれほど広い範囲を担うつもりだったわけではなく、約10年前にマネジャーになった際は関西の求職者側からのスタートでした。目の前の仕事に実直に取り組むうちに任される領域が広がり、気づけば今のように幅広い領域を見るシニアマネジャーになっていたというのが正直な感覚です。
「何のために働くか」という究極の問い。等身大の自分がたどり着いた無理をしない哲学
私がGPに入社して、今年で18年が経ちます。現在のやりがいにつながる私のキャリアの原点は、新卒で飛び込んだ前職のベンチャー企業にあります。当時は会社の急成長期にあたり、社内は圧倒的な熱量と猛烈なスピード感に包まれていました。しかし、24歳で結婚し、第一子が誕生するというライフステージの変化を迎えたことで、これからの働き方についてあらためて見つめ直すようになったのです。
前職は会社の上場という大きな目標に向かって全員が一丸となっていましたが、私自身は「仕事はもっと、必要としている誰かのためにあるべきではないか」という思いがありました。結果的に自社の成長につながるのだとしても、出発点となる目的はもっとお客様に向けたかったのです。自分は一体、何のために働くのか。そう自問自答した時、誰かのためになっていると、もっとわかりやすく実感できる仕事がしたいという思いに気づきました。
そんな時に出会ったのがGPです。障がいのある方の就職を支援する事業は、誰が見ても間違いなく、世の中にとって良いことです。この仕事に全力で取り組めば、必ず良いことにつながるという事業に強く惹かれました。実際に入社してからもその印象は一切変わらず、企業様や求職者様から直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただける環境に、日々大きな充足感を得ています。
18年間この領域で走り続ける中で、私が大切にするようになった価値観があります。1つは「無理をしないこと」です。誰かを支援する仕事は、熱意のあまり支援する側が疲弊してしまうことも少なくありません。だからこそ、必要以上のプレッシャーを手放し、自分も周囲も自然体で、前向きにパフォーマンスを発揮できる状態を心がけています。
もう1つは、「今、何をするべきか」を常に問い続けることです。私たちの仕事は、扱う業務や関わる方々が非常に多いため、すべてを全力でこなそうとすればたちまち息切れしてしまいます。そこで、数ある課題の中からこれを解決すれば全体がうまく回るという本質的な一点を見極め、優先順位を絞り込む。このスタンスは、営業担当として悩んでいた頃から、広範なマネジメントを担う現在に至るまで、私のブレない仕事の軸となっています。
苦手な営業を乗り越えマネジャーへ挑戦。「引きの営業」で見つけた自分らしい勝ち筋
「今、何をするべきか」という仕事の軸ができたのは、実は私が営業として思うような結果が出せず、もがいていた頃の経験に遡ります。
私は前職の時から、自分から積極的に売り込む、いわゆる「押しの営業」がどうしても苦手でした。もちろん、その手法で素晴らしい成果を上げる方もたくさんいますが、私の特性には合っていなかったのです。GPに入社してからの最初の2年間もまったく成果が出ず、本当に苦しい時期を過ごしました。当時の私は、なんとかこの状況を打開しようと、今の自分にできることは何かを必死に考え抜きました。
そこでたどり着いたのが、メルマガを活用した「引きの営業」です。自分から売り込むのではなく、担当する企業様に有益な情報を定期的に発信し、相手からの反響を待つという手法に切り替えました。今で言うインサイドセールスの先駆けのような仕組みと言えます。外回りに出るのが当たり前とされていた中で、ずっと席に座ってパソコンに向かっている私に対し、会社は頭ごなしに否定することなく、私自身の考えたアプローチを認めてくれました。
結果的にこの手法が大きく実を結び、確かな成果を生み出すことができました。自分らしい営業の形を見つけた瞬間でした。後に、時代の変化や必要に迫られたという背景もあり、こうしたアプローチは自然と全社的な仕組みへと発展していくことになります。
そして当時私がマネジャーをめざした理由は、自分だけで営業の数字を追う形ではなく、別のやり方で自分の役割を果たしていきたいという思いからでした。個人の目標達成を追い求めるよりも、仕組みやチームの力で成果を最大化する役割に新たな活路を見出したのです。そんな中で最初に任されたのは、これまで経験のなかった求職者側を担当するチームでした。
初めての領域で不安はありましたが、ずっと企業側を担当してきたからこそ、企業様が求職者様に何を求めているか、が客観的によくわかっていました。その視点から改善点を洗い出し、メンバーと共に実行していった結果、チームは前年比180%という大きな成長を遂げることができました。
この経験を通して、私の心境に大きな変化がありました。自分1人で動けば1人分の成果ですが、マネジャーとしてメンバーをサポートすれば、人数分の大きな成果を社会に生み出すことができます。自分個人の数字を追うプレイヤーの立場から離れた一方で、今度はメンバーの成長や生活に対する大きな責任感が芽生えました。自分だけでなく、人と関わり合いながらチームで成果を上げていくおもしろさに、私はこの時、初めて気づくことができたのです。
実直さがキャリアを拓く。それぞれの個性を活かして次世代と共に描くGPの未来
チームで成果を上げるおもしろさを知った今、私自身の今後の目標は、事業を新しく作っていくことよりも、働くメンバーを支援する立場でいることです。私自身が営業でつまずき、自分なりのやり方を見つけ出してきたように、思いはあるけれど壁にぶつかっている人たちをサポートしていくことが、私の役割だと感じています。
マネジメントを行う中で感じるのは、理想のチーム像は決して1つではないということです。チームとはこうあるべきだという固定観念を押し付けるのではなく、現場の状況やそこにいるメンバーの特性に合わせて、その時々の最適な形を探っていくことが重要だと考えています。強力なリーダーが牽引するチームがあってもいいし、全員でフラットに作り上げるチームがあってもいい。現場のフェーズやメンバーの個性を見極めながら、みんなが一番心地よく、自分らしさを発揮できるチームの最適解を一緒に作っていきたいと願っています。
これからGPに挑戦しようと考えている若い世代の方々にも、この自分の持ち味を何より大切にしてほしいです。こうしたいという思いはもちろん、これはしたくないという本音も、働く上で非常に重要な個性の一部です。ご自身の持つありのままの姿を強みにしてほしいと思っていますし、GPは多様なバックグラウンドを持つメンバーが、それぞれの魅力を存分に活かせる環境ですので、ご自身のもつありのままの姿を強みにしてほしいです。
私たちは障がいのある方の就職を支援するという共通のミッションを持っていますが、何のために働くのかという根本の目的は、一人ひとりバラバラで構いません。事実、私自身の働く一番の目的は、家族との生活基盤を守るという、非常に現実的なものです。
しかし、それは決してネガティブなことではありません。全員が最初から社会を大きく変えたいといった立派な目標を持っている必要はありません。生活を安定させたい、プロとして成長してポストを得たいというリアルな思いも、働く上で大切な原動力です。多様な目的を尊重し、それぞれが自分らしく働きながら確かなキャリアを築いていける環境がGPにはあります。一人ひとりの思いを受け止め、ともに成長していけるチームを、これからも大切に築き上げていきたいと考えています。
※ 記載内容は2026年5月時点のものです
