メンバーに直接声をかけ、課題を共に乗り越える。全員でプロジェクトを成功させる喜び
システムエンジニアリング統括部の業務ソリューション第二技術部に所属する中野。製造業と金融業の顧客を中心に全国横断で大型案件に対応する同部で、システムエンジニア(SE)とPMを務めています。
※ システムエンジニア(SE)は総合職とエリア職があり所属会社が違います
※ SE(総合職)…富士フイルムビジネスイノベーション株式会社に籍を置き、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社に出向して業務を行います
※ SE(エリア職)…富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社に籍を置きます
「私はプロフェショナル認定を受けたPMとして金融業のお客さまを担当し、大規模なシステム構築案件の責任者を務めています。プロフェショナル認定制度は、システムエンジニアリング統括部内で今年から新たに始まった制度です。
国際資格であるPMPを保有していることや、過去に大型プロジェクトの対応経験があるかなど、高い能力や知識、経験、技術を持った人材がプロフェッショナルとして認定されます。現在は15人が認定されており、お客様の窓口に立つ責任者を務めながら、次世代のPMを育成することをミッションとしてさまざま施策の企画・運営に取り組んでいます」
PMだけでなく、コンサルティングや運用サービスのスキルも対象となるプロフェッショナル認定制度。提案型のSEなど、さまざまな役割で認定の道が開かれています。
「まだスタートしたばかりの制度ではありますが、認定されたことでPMとしての自覚が強まり、緊張感を持って仕事に臨めています。社内のキャリアパスを示す上でも、しっかりと活動を推進していきたいです」
プロフェッショナルPMとしての責務を果たすためにも、仕事をする上で中野が大切にしていることがあると話します。
「プロジェクトには予期せぬ困難がつきものです。そんなとき、私はメンバーが抱える悩みや課題を丁寧に汲み取り、阻害要因を取り除くことを心がけています。進捗が思わしくないメンバーには、『こういう条件にできたら、Win-Winになるよね』『お客さまに相談してこういうふうに進めよう』など、打開のヒントになるようなコミュニケーションを意識しています」
職場を歩き回り、直接声をかけることを大事にしていると言う中野。メンバーと共にプロジェクトを推進することが、PMの醍醐味だと話します。
「私はもともとリーダーシップを取る性格ではありませんでしたが、幼少のころからお祭りなどのイベントの企画を立てるのが好きで、みんなで協力して物事を進めることに楽しさを感じていました。PMの仕事はまさにそこに通ずるものがあります。チームで苦労しながらも計画通りに業務が進行し、プロジェクトが成功すると、大きなやりがいを感じます」
自発的に学ぶ社風を活かして。資格取得で培った学習ノウハウを伝え、SEの成長を支援
2005年に富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(旧・富士ゼロックス)へSEとして入社した中野。首都圏エリアを担当し、複合機を中心としたソリューションを提供していました。
「入社から約10年間、小規模なシステムの構築や、パッケージ製品をお客様の環境に合わせてアレンジする案件を数多く手がけてきました。その中で培ったスキルや段取り力は、SEとしての基盤になっています」
優秀な先輩の背中に学びながら技術を磨くうち、中野は次第に規模の大きな案件に挑戦したいという想いが強くなります。
「SEが学ぶ技術領域は、業務アプリケーションやネットワーク、セキュリティなど多岐にわたります。それらを一つずつ学習するうちに、キャリアパスとしてPMをめざしたいと思うようになりました。一人で案件をこなす機会が多かった中で、スケジュールの進行や品質・コスト管理など、PMは自身の大きな成長につながる職種だと感じたのです」
PMをめざす過程で、中野は数多くの資格取得にも挑戦。日常の業務に取り組みながら、情報処理技術者試験の高度試験で7種の資格とPMPを取得しました。
「新しい領域を学ぶことがおもしろく、一つずつ粘り強く学びを積み重ねた結果です。勉強は大変で、最初からうまくいったわけではありません。マイルストーンを設定し、短期集中で取り組むことでモチベーションを維持しました」
効率的な学習方法を探究することで多くの資格取得を達成した中野。その経験を活かし、社内での勉強会や啓蒙活動も始めました。
「もともと社内には勉強会を企画する風土があり、約1000人のSEが組織横断で自発的に学んでいます。そのため私が勉強会を開くのもごく自然な流れでした」
勉強会の開催にとどまらず、中野はPMの基礎力を向上するためのプロジェクトも立ち上げました。
「以前からPMの育成に課題感を持っており、情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャ(PM)試験学習を通じたPM基礎力向上施策を推進するべくプロジェクトを立ち上げました。参加者は50人に及び、非常に難易度の高い試験にもかかわらず2人が一発合格。学ぶ意欲のあるメンバーの成長に貢献できてうれしく思います」
こうした社内の変革タスク活動は、本業である顧客向けのプロジェクトにも大いに活かされていると中野は話します。
「さまざまな想いを持つメンバーをまとめながら、一つの目標に向かってプロジェクトを推進する難しさは、お客さまのプロジェクトも同様です。変革タスク活動を通じて試行錯誤を繰り返す中で、コミュニケーションやリーダーシップといったいわば『ヒューマンスキル』が磨かれ、机上では学べないスキルが身につきました。それはお客さまとの関係構築においても存分に活かされていると感じます」
失敗を糧に築いてきたキャリア。そこで得た知見を社内に還元すべく、新たな挑戦を
地道にスキルアップを重ね、プロフェッショナルPMとして成長を遂げた中野。その道のりはずっと順調だったわけではなく、中には忘れられない苦い経験もあると話します。
「前任者から引き継いで、ある金融機関のお客さまをPMとして担当したときのことです。ご挨拶をして2日目ぐらいに、システムに対するお問い合わせをいただきました。私は即答できず、お客さまに『もういい』と言われて電話を切られてしまったのです。その後、私の上司宛に『PMは何も理解できていない』とクレームのお電話がありました」
猛省した中野は信頼回復に向け、一つひとつの問い合わせや依頼に誠意を尽くして対応。すると次第に関係性が改善されていきます。
「要求水準が非常に高いお客さまだったため、他のメンバーも関係性を築くのには苦戦していました。ところが私が地道に対応を続けて1年が経ったころ、『この案件は任せたよ』と温かい言葉をかけてくださったのです。認めていただけたことが本当にうれしく、PMとしての成長を実感しました」
失敗も糧にしながら、お客さまと真摯に向き合いながら築いてきたキャリア。その中で得た知見を活かし、中野は会社をより良くするために新しい取り組みにも挑戦しています。
「部内の次世代リーダーシップ研修の一環として、長く働ける職場環境づくりをテーマにした活動に取り組みました。新しい技術の活用に挑戦するべく、メタバースを用いたバーチャルオフィスを導入。パートナー企業とも協議して効果的な活用法を検証しながら、メンバー間のコミュニケーションにどのような変化が現れるか、約100人で半年間のトライアルを実施しました。
その中で実感したのは、初対面のメンバー同士がパフォーマンスを発揮する難しさです。段階的にコミュニケーションを重ねてチームビルディングする重要性について、実体験を通じて学びました。そうした取り組みの成果をまとめ、直属の上司だけでなく先輩SEが後輩SEをサポートするメンター制度の導入を提言しました。今では全社的にメンター制度が取り入れられ、職場環境を変える一助になれたのではないかと考えています」
メタバースを使用したプロジェクトは、コロナ禍だった当時においてとくに有益だったと中野は振り返ります。
「対面での業務が難しく孤独感が生じやすかった当時、バーチャルオフィス上に人の存在が感じられることで、心理的安全性が確保できたのは一つの成果です。トライアルの終盤にはコロナ禍が落ち着いて出社が増えたことから、メタバースにこだわらない施策を提言しました。そうして世の中の変化に柔軟に対応したことも、プロジェクトの評価ポイントだと思っています」
社員の挑戦を後押ししてくれる環境で、難しい課題にみんなで果敢にチャレンジ
今年で入社から20年目を迎えた中野。今後も未来を見つめながら、さまざまな挑戦を続けていきたいと話します。
「DXへの注目が高まる中、私たちがやるべきことは社会を革新的に便利にし、お客さまに喜んでいただけるシステムを開発することです。それは私一人では成し得ないことなので、組織全体としてさらにプロフェッショナル性を高め、めざしている未来の実現に向けてみんなでチャレンジしていきたいと思います」
これまで精力的に取り組んできた社内の変革タスク活動についても、中野は新たな目標を見つめています。
「まだ若手だったころは、自分が気づいた課題を周囲に伝えれば、誰かが解決してくれるという考えがどこかにありました。しかしチームをまとめる立場となった今は、課題に対して行動を起こし、成果を出すことが私の役割だと考えています。
変革タスク活動は業務がある中で取り組むため、最後までやり抜くのは容易ではありません。それでも私がこれまでさまざまな活動を推進できたのは、最後まであきらめない姿勢を貫いたからだと思っています。難易度の高い課題であっても解決できる道はあるはずなので、これからもメンバー一人ひとりと丁寧にコミュニケーションを取りながら果敢に挑戦し続けたいです」
目標に向かって邁進できるのは、社員の挑戦を支えてくれる環境があるからこそ。働く中で感じる富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの魅力について、中野はこう語ります。
「自分が感じる課題に対して声を挙げれば、それを拾って活動として応援してくれることです。社員の意見を尊重し、働き方をより良く変えていく姿勢が感じられますし、会社としても変革に前向きに挑戦できる人材を求めていると思います。
また成長の指標になる優秀な先輩方が大勢いることも魅力です。資料の作り方一つにしても、お客さまの視点に立ち、どう伝えるかを大切にする姿勢を学びました。そして先輩方だけでなく、人としての魅力があるメンバーがそろっている会社だと感じます。
やりたい仕事があればそれが実現できる環境なので、さまざまな業界のお客さまと関わり、多様な経験が積みたいという方は、ぜひ仲間として参加してほしいです」
※ 記載内容は2024年9月時点のものです
