プリンターの色合わせからWebサイトの改善まで。お客さまに寄り添うSEの挑戦
全国のSEが集うシステムエンジニアリング統括部(以下、SE統括部)。中でも星野は東日本第五技術部に所属し、プロユース向けのプリンターに関連するソリューションを提供するグラフィックコミュニケーション事業に関与しています。
※ システムエンジニア(SE)は総合職とエリア職があり所属会社が違います
※ SE(総合職)…富士フイルムビジネスイノベーション株式会社に籍を置き、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社に出向して業務を行います
※ SE(エリア職)…富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社に籍を置きます
「入社当初から私が行っている仕事は『カラーマネジメント』と言って、他社の業務用の印刷機(以下、オフセット印刷機)と当社のプロユース向けプリンターの色合わせを行う仕事です。具体的には、社内の専門資格を取得して専用のソフトウェアでプリンターの出力色を調整し、オフセット印刷機との色の一致を図ります。
実際の業務ではお客さまのもとに伺って、ご要望を伺いながら作業をすることが多いですね。実物の色の違いを見て『もっと青くしてみましょう』『明るくしてみましょう』などと相談しながら調整していきます。色合わせの精度を上げたり、マッチングの中で伺った業務の効率化のため、ワンランク上のプリンターの導入をご提案することもあります」
それに加えて、ここ数年はマーケティングDXソリューションにも注力しています。
※ マーケティングDX…マーケティング業務をデータとデジタル技術を用いて変革することでビジネス環境の変化に対応し、競争優位性の確保をめざすこと
「マーケティングDX事業に参画し、2年ほど前からお客さまのデジタルマーケティングをサポートしています。具体的には、お客さまのWebサイトを分析・改善したり、広告配信やダイレクトメールの制作、発送をご提案したり。対象となるお客さまは大学や不動産業、ECサイトを持つ小売業などさまざまで、各業種に応じたご提案ができるよう心がけています」
新たな分野への挑戦となるマーケティングDXですが、お客さまとのつながりやこれまでの経験が活かされることも多いと言います。
「すでにつながりのあるお客さまの中で『デジタルマーケティングに課題を感じているが、行動できていない、課題を感じていない』という方に、直接ご提案ができるところが当社の強みです。また、ダイレクトメールについてはバリアブル印刷といって、送る相手の興味や属性に合わせて内容を変え、より効果的な内容が発信できるようにするなど、当社の知見をフルに活かしたご提案ができていますね。
私個人としてもマーケティングDXのお仕事はカラーマネジメント同様、お客さまと直接対話して進めていけるので、これまでの経験が活かされていると感じます」
2つの仕事を手がける星野が、お客さまに誠実に向き合うために心がけていることを語ります。
「まずはお客さまに価値を提供できるよう、必要な知識をしっかりと身につけることを大切にしています。とくにカラーマネジメントの分野では、お客さま自身も専門的な知識を持っていることが多いので、プリンターに対する知識を十分身につけ、論理的な説明を心がけます。またマーケティングDXについては日進月歩で技術が変化するため、常に学び続けることを大切にしていますね」
「お客さまの望む色」を形にする。フィールドSEが魅せるカラーマネジメントの醍醐味
学生時代は文系科目が得意で法学部に進んだ星野。アルバイトをする中で自身がやりがいを感じる瞬間に出会います。
「接客のアルバイトを通じて、お客さまと話すことや後輩に仕事を教えることが好きだと気づき、就職活動ではお客さまと関わる仕事を中心に探していました。そこで私が注目したのは、自分の知識が直接お客さまの役に立つフィールドSEというお仕事。富士ゼロックス東京(現・富士フイルムビジネスイノベーションジャパン)に出会ったのも、ちょうどそのころです。
当社は新卒向けに頻回説明会を行っていたので、何度も足を運んで現役社員との座談会に参加しました。先輩方は皆優しく話しやすい雰囲気で、人柄も素敵。また、話を聞いていく中で仕事をする上でのお客さまとの接点が多いこと、自分の知識を活用してお客さまのお役に立てることを知り、『自分の働きたい姿と合致しているな』と思い、入社を決意しました」
入社直後は営業メンバーと共に研修を受け、ビジネスマナーや顧客対応を1から学びました。その後、各部署の業務を見学する中でカラーマネジメントという仕事を知ったと言います。
「入社するまではこのような業務があることを知りませんでしたが、紹介を受けた時はとてもおもしろそうだと思いました。お客さま先への同行などを経験した後に希望を出し、今に至ります」
組織改変による部署異動はあったものの、入社から現在に至るまでカラーマネジメント業務に徹している星野が日頃大切にしていることとは。
「カラーマネジメントでは『色』という視覚的・感覚的な情報を取り扱うため、お客さまとの意思疎通が欠かせません。色の感じ方には個人差もあるため、自分の意見を押し付けるのではなく、お客さまが何を望んでいるのか、どんな結果を求めているのかを丁寧に聞き出し、形にすることを大切にしています。
とくに難しいと感じるのは専門性が高く、問題解決の最終責任が私たち自身にあるところです。機械の不具合なら開発部門に頼れますが、私たちが提案したことがうまくいかない場合には、自分のチームで解決しなければなりません。時には頭を抱えることもありますが、チームで協力して問題をうまく解決できた時は達成感につながりますし、お客さまに満足いただけるとやりがいを感じます」
「個」からチームへ、視野の広がりが生んだ成長。技術者が語るリーダーシップの真髄
長年カラーマネジメントに従事してきた星野にとって、ターニングポイントとなったのは入社から5年目のこと。
「突然先輩が異動になり、急遽リーダーを任されることになったんです。お客さま先から帰る途中、先輩から『異動になった』と電話が来た時は心の準備ができていなかったこともあり、本当に驚きましたね。
幸い、協力的な上司や後輩ばかりで環境には恵まれていたのですが、リーダーになったことで普段の業務に加えてメンバーのトラブル対応や案件の振り分け、管理などさまざまな業務が増え、しばらくは大変でした。前述の通り専門性の高い業務なので、いざという時は問題解決の最終責任者として振る舞わなければならないことも、慣れないうちは苦労しました」
仕事に対する向き合い方にも変化が見られたと言います。
「リーダーになる前は、一社員として与えられた仕事をこなす立場でした。しかしリーダーになったことにより任される仕事も増え、より主体的に仕事に取り組めるように。たとえば、個人の成績だけでなくチーム全体の成績を意識するようになったり、メンバー全員の知識を底上げする意識がはたらいたり。自分の仕事だけやるというより、広い視野を持ってメンバーと協力して働けるようになりました」
そんな中、チームメンバーと共にマーケティングDXに加わるようになり、さらなる知識のキャッチアップが必要になりました。
「マーケティングDXについては関わる人それぞれの努力も必要ですが、全員が一定の知識を持ち、誰が担当になっても同じ水準のサポートができることも大切だと思っています。そこでグループ会社の研修資料を活用したり、チームや部署を超えた幅広い人たちとの定期的な情報交換を行ったりするようにしています。
また当社は2021年に全国の富士ゼロックス販売会社が統合して、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンになったので、カラーマネジメント業務でもマーケティングDX事業でもこれまで接点の少なかった人々との交流が増えておもしろいですね。私自身はどちらかというと小さな案件を数多くこなしてきたので、大規模な案件に関わってきた人々からプロジェクトマネージャー(以下、PM)のスキルを学ぶことができ、より幅広い視点で仕事ができるようになってきました。
実は私も最近マーケティングDX事業の中でPMを任されるようになって、PMとしてスケジュール通りに物事を進めていく難しさを痛感したんです。でも、こういう時こそ成長のタイミング。当社には困った時に相談できる環境があるので、PMの知見がある人にアドバイスをもらいながら、少しずつ大きな案件にもトライしていきたいと思います」
お客さまの喜びが原動力。11年間のキャリアが示す、SEのやりがいと未来への展望
入社から11年お客さまのために奔走してきた星野が、あらためて仕事のやりがいについて語ります。
「入社の動機と重なりますが、やはり自分の知識やスキルがお客さまの役に立ち、それによって喜んでいただけることが非常にうれしいですね。とくにカラーマネジメントについては長年の経験もあるため、提案したことがうまくいってお客さまから感謝していただけたり、こちらの意見に納得していただけたりすることが多く、お客さまからの声が本当に励みになっています。
同じく、マーケティングDXにおいてもデジタルマーケティングに取り組みたいお客さまと協力して業務を進めていく中で『現業で手一杯だったが、課題が数値化されてわかりやすくなった』など、効果を実感していただけるとやりがいを感じます。この分野でもどんどんスキルを磨いて、お客さまにより多くの価値を提供していきたいです」
入社してやりたかったことが実現できていると語る星野。そのほかにも、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンで働く魅力について述べます。
「まず働いている人の人柄のよさが挙げられます。私の所属するSE統括部のメンバーも皆責任感があり、心優しく、いつでも穏やかな印象。トラブルがあった時はいつも誰かが話を聞いてくれて、一緒に解決策を探ってくれるのでとても心強いです。
加えて、福利厚生面も充実していますね。休暇がとりやすい文化があり、また協働タイム制が導入されているので、自分の生活スタイルに合わせてフレキシブルな働き方ができるところは非常に助かっています」
だからこそ、こんな人なら当社で活躍できるのではないかと星野は言います。
「お客さまと関わることが好きで、課題を解決する仕事に喜びを感じる人は当社で輝けるのではないかと思います。また社内ではチームワークを大切にしているので、メンバーと協力して仕事を進められることも大切ですね。関わるすべての人に思いやりを持って動ける人は、きっと大きな成果を出せるはずです」
既存事業に取り組みながら新規事業でも奮闘する星野が描く、今後の展望とは。
「個人としては、新しく加わったマーケティングDXに関するスキルアップをめざし、この事業を会社の1つの柱にできるよう成功事例を増やしていきたいです。また、リーダーとしては、自身が持っている知識を後輩や他の地域のメンバーへ伝えていくことに力を注ぎたいですね。とくにカラーマネジメントの仕事は専門性が高く、現場での経験が役立つことも少なくありません。実際の事例と合わせて、自身の経験を次世代の人々に伝えていきたいです」
※ 記載内容は2024年9月時点のものです
