コミュニケーションが円滑な職場で、生産性を発揮できる柔軟な働き方を実現
複合機のコントローラを開発しているシステム商品開発部。その中で辻は、小型低速機のコントローラを手がけるグループに所属しています。
「私が開発を担当しているのは、主に2つのモジュールです。1つはプリントする際、画像を描画するためのDecomposerと呼ばれるモジュール、そしてもう1つが、複合機のリモート管理サービス(EP-BB)を実現するデバイスのモジュール(WEP)となります。EP-BBとは、複合機をリモートで管理し、消耗品の自動配送や故障時の自動通知などにより、お客さまの負担を軽減するサービスです。
その2つのモジュールに関して、私は機能の導入や不具合の対応を行っています。また、開発プロセスの効率化を図るため、開発や評価を自動化するツールの作成にも携わっています」
チームには7人のメンバーが在籍。その中で辻は一番の若手ですが、気兼ねなくコミュニケーションが取れると話します。
「先輩方はとても話しやすい雰囲気で、いつでも相談に乗ってくれます。質問や相談にも丁寧に答えてくださる方が多く、飲み会など業務外の交流も活発です。リモートワークをする際にも、社内のチャットツールを使ってすぐ質問ができるなど、対話しやすい環境があります」
リモートワーク制度やサテライトオフィスの整備など、働きやすい環境の醸成に取り組む富士フイルムビジネスイノベーション。目的に応じて働く場所の選択が可能です。
「仕事に集中できるので、私は出社を選ぶことが多いですね。子育てのために在宅勤務を利用するなど、ライフスタイルに合わせて一人ひとりが柔軟な働き方を実現しています。有休も自分の好きなタイミングで取得でき、ワークライフバランスが取りやすいです。
フレックスタイム制度もあり、私は9時半に出社して18時か19時半には帰宅しています。会議に参加する以外は自席で設計や仕様変更、バグの原因調査を行い、実機でシミュレーションするなど、自分が生産性を発揮しやすい働き方ができています」
研修やキャリアをサポートする制度を通じ、エンジニアとして着実にスキルアップ
学生時代は情報理工学部に在籍し、機械学習によるメイクのシミュレーションシステムの構築に取り組んでいた辻。富士フイルムビジネスイノベーション(当時は富士ゼロックス)に興味を持ったのは、インターンシップへの参加がきっかけでした。
「私はもともとモノづくりが好きで、メーカーに絞って就職活動をしていました。その中でモノづくりの体感をテーマにしたインターンシップがあると知り、おもしろそうだなと。参加してみると、お客さまの視点に立った開発はもちろん、作り手の作業を効率化するためにさまざまな工夫をしていることがわかり、一気に仕事への興味が湧きました」
社員と話す中で、いきいきと楽しそうに働いている姿にも魅力を感じ、辻は2019年に入社。最初の約2カ月は新卒基礎研修を受けました。
「研修所で同期のみんなと一緒に生活しながら、社会人としての基礎を約1カ月にわたり学びました。その後、エンジニア職はソフトウェア研修に参加し、基本的なプログラミングや設計のスキルを約1カ月かけて習得しました」
新卒基礎研修を終えた後は、システム商品開発部に配属。現在に至るまで同じ部署で経験を積む中で、辻は着実にスキルアップしてきました。
「入社した当初は、指示された業務を遂行するだけで精いっぱいでした。コーディングを行う時も、とにかく動けばいいとしか考えていなかったんです。自分が書いたコードのレビューを通じてさまざまな指摘を受けることで、仕様変更による影響範囲を考慮し、メンテナンス性の良さを考えながら設計ができるようになっていきました。担当領域もDecomposerからEP-BBへと広がり、大きな成長を実感しています」
エンジニアとしての成長や思い描いたキャリアの実現。それを支えたのが、年に一度行われる上司との「+STORY対話」でした。
「担当している業務は自分に適しているか、今後どんな業務に挑戦したいか。仕事に対する正直な想いを上司に伝え、キャリアについて話し合うことが、自分のありたい姿を考えるきっかけになりました。また、4年目に参加した「+STORY研修」も印象に残っています。同期と再び研修所に集まり、これまでの経験の振り返りや、仕事に対するモチベーションの変化の考察などを行ったのですが、議論を通じて同期の成長を感じ、向上心をさらに刺激されました」
難易度の高いプロジェクトに取り組みながら、「Plism活動」にもチャレンジ
経験や知見を重ねるごとに、年々大きくなるプロジェクトの規模。 現在取り組んでいるプロジェクトは、今まででもっとも挑戦しがいがあると辻は話します。
「これまでは主に、プロダクトの部分的な仕様変更や不具合の修正を行ってきました。今回はコスト削減という目的を達成するため、1年がかりで大規模な改修に取り組んでいます。関係者も多く、自分の担当領域だけでなく、関連するモジュールの仕様についても理解しなければなりません。
他グループと協業してインターフェース部分をつくる必要があるのですが、私が担当しているのは外部にソースコードを開示できないモジュールです。技術情報を厳格に保護するべく、所属グループの情報を出す際には必ず上司の確認を通すなど、さまざまなことを考慮しながら慎重に対応しています」
プロジェクトの規模があまりに大きく、最初は何から始めればよいかわからなかったと話す辻。自分にできることを懸命に模索し、要領をつかんでいきました。
「とにかく仕様書を読んで実機で試す努力を続けました。すると動作や処理がだんだん理解できるようになっていったんです。実際に自分の手を動かして確認すること。その重要性に改めて気づかされました」
プロジェクトを通じて新たな知見を積む一方で、業務時間の約10%を自由研究に充てることができる「Plism活動」にも辻は挑戦しています。
「『Plism活動』は、興味のあるテーマを掲げたリーダーの下に、参加したい社員が集まる部活型の活動です。最初に参加したのは、入社2年目に先輩から誘われたことがきっかけでした。それ以来毎年参加しています。
昨年は、ビデオ通話を使った遠隔会議を、よりリアルで効果的にするシステムの開発に取り組みました。人物を等身大で映し出し、実際に会議室にいるような空間をつくりあげ、さらにAIが議事録を取って論点の提案を行う。そんなシステムのプロトタイプをつくったのですが、期末に行われる発表会で最優秀賞を受賞しました。賞金を使ってみんなで飲みに行ったのは楽しい思い出ですね。
普段の業務では関わることのない他部署のメンバーとのネットワークができ、活動を通じて最新の技術に対する感度が高まるなど、本業にも大いに生かされていると感じます」
自ら手を挙げ行動する。新たな技術を身につけ、理想のキャリアを実現するために
辻が入社してから今年で6年目。先輩に教わる立場から、後輩に教える立場へと変わりつつあります。
「昨年1年間、新卒社員のOJTを担当させてもらいました。その中で意識したのは、質問しやすい雰囲気をつくることです。何か聞かれたら、仕事のきりがつくまで相手に待ってもらうのではなく、すぐに手を止めてその場で答えるようにする。そうしてどんなときも、質問を受け入れる姿勢を心がけました」
相手の立場に立って考えた上で行動すること。それはコーディングを行う時にも通底しています。
「ローテーションなどで、担当しているモジュールは、今後誰かに引き継ぐ可能性があります。そのため私がいつも心がけているのは、保守性の高いコーディングにすることです。『本当にこの設計が最善なのか』と常に疑問を持ち、他の人が引き継いだ場合でも、メンテナンスがしやすい設計を追求しています。
そうして細部までこだわって完成させた製品を、お客さまにご利用いただくこと。それが何よりのやりがいです。友人のオフィスにも当社の複合機が設置されていて、EP-BBを利用しているという声を直接聞くこともあり、身近な製品に携われる喜びを感じます」
今後はオフィス向け複合機など、担当する技術領域の幅を広げるとともに、さらに専門性を高めていきたいと語る辻。これから新しく加わる仲間にも、チャレンジ精神を大切にしてほしいと話します。
「私が参加している『Plism活動』など、当社にはやりたいことに挑戦できる環境があります。その環境を生かすために大切なのは、自ら手を挙げ行動を起こしていく姿勢です。当社の事業領域はとても広く、自分の行動次第でさまざまな技術が習得できます。
また仕事とプライベートのメリハリを大切にする社風があるので、理想のキャリアを描きつつ、ワークライフバランスを充実させることも可能です。
エンジニアとして自分のやりたいことを実現したいという想いを持つ方と共に、新しい技術の開発にチャレンジできるのを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年6月時点のものです
