企画から運用までを包括的にサポート。ライフサイクル全域での支援でビジネスを加速
テクノロジーコンサルティング事業部でストラテジックコンサルタントを務める増永。上流から下流まで、幅広い業務に携わっています。
「中期計画の策定から、具体的なプロジェクトの立案・計画への展開と実行支援、組織改革から現場課題対応まで、仕事内容は多岐にわたります。
現在は、ある製造業のIT部門のお客様向けに、事業計画に紐づくITプロジェクトの構想・企画の立案、技術や製品の採用に関わる助言、予算取得フェーズにおけるお客様の社内向け企画書の作成支援などを行っています」
現在担当しているお客様に携わって約4年。増永は時間をかけてお客様との信頼関係を築いてきました。
「お客様から信頼を得なければ、本当の課題や悩みを相談していただけません。最初は、とある組織課題のご相談に対応するところから始まり、少しずつ着実に関係性を築いてきました。
IT環境やIT業務だけでなく、組織や人材戦略に関する課題など、さまざまな悩みに一つひとつ誠実に応えてきたことでコンサルティング契約に至り、ここ数年で多種多様な後続プロジェクト案件を任せていただいています」
増永のミッションは、お客様が抱える漠然とした課題を戦略レベルで整理し、具体的な解決策となるIT施策の企画・計画へと落とし込み、実行可能なプロジェクトとして提示すること。そして、案件化したプロジェクトをDXCと契約いただき、DXCのビジネスを最大化することです。お客様をハッピーにし、結果DXCもハッピーとなるWin-Winの関係を醸成することを胸に、一貫して大切にしてきた信念があります。
「お客様が何に悩んでいるのかを正確に理解することが最も重要です。お客様の言葉を、視点を変えて繰り返し確認し、曖昧な部分を図や表で可視化しながら、課題の起点を探る対話を深め、共通認識を持つことを心がけています。
次に、参考として求められる業界動向や他社事例を交え推奨案を提示し、対話を通して内容を集約し、肉付けしていきます。最終的には、経営層の承認が得られるような企画構想文書に仕上げることまでを担当しますが、私たちの仕事はそこで終わりではありません。
予算化の後は、具体的なITプロジェクトの計画化と実行が控えています。場合によってはプロジェクトチームに加わり、実行部隊の一員として活動することもあります。プロジェクトや運用サービス契約の中では、課題に直面するたびに計画を修正し、チームとして最後まで責任を持ってご支援します。
そうやって企画から実行、運用まで、ライフサイクル全域で支援できることがDXCの強みです。私たちDXCのコンサルタントの使命は、お客様信頼獲得の起点となり、関連ビジネスを創出するイネーブラーとして、ビジネスを発展させることだと考えています」
40年の経験で磨いた戦略的視点。エンジニアから経営支援のプロフェッショナルへ
約40年にわたるキャリアの中で、さまざまな業務を経験してきた増永。それらすべてがストラテジックコンサルタントとしての糧になっていると言います。
1985年にDXCの前身にあたる企業に入社した当初、増永はエンジニアとして活躍していました。
「若手の頃は、前例がなく、先の見通しも立たない難しい仕事ばかりをなぜか担当していました。
入社して最初の10年間は、OSやデータベース、ハードウェアの製品開発、製造系の制御システムやCADアプリケーションの開発、カスタマープロジェクト支援など多くのエンジニアリング業務に携わりました。
その後マーケティング部門へ移り、アジア圏プロダクトマーケティング/プロダクトマネージャーやアライアンスマネージャを務め、その後は国内アウトソーシング事業部で、ITアウトソーシングの提案や国内クラウド事業の立ち上げなどにも従事しました。
これらの多くは、市場性が不透明な新技術の担当や、業務プロセスが未整備で過去の実績もなく試行錯誤を強いられる業務など、不明瞭な状況からの組織解決が求められるものでした。
当時は、なぜ自分ばかり難解で成果説明が難しい仕事の担当になるのかと不満もありました。売れ筋のものや、実績がある主力業務を担当する先輩や同僚をうらやましく思ったりもしました」
しかし30代後半に差し掛かる頃、増永は周囲の自分を見る目が徐々に変わってきたことを感じます。
「私が担当していたような不確定な仕事は、誰にでも任せられるものではありません。『増永さん以外にできる人が思いあたらない、お願いできませんか』と、業務の頼まれ方も変わってきました」
この時初めて、つらいと思っていた過去のさまざまな経験が、自分の知見・知恵の源泉になっていることに気づきます。
「社内でさまざまな役割を経験してきたことが、今私がコンサルタントとして価値を発揮するための視点の豊富さ、知見蓄積と活用の基盤になったと感じています。
お客様上層部との会話では、技術的なことよりも、経営や組織課題に関する話題が中心です。そのような場面で、『私は技術のことしかわかりません』と反応していては、お客様の信頼は得られません。ビジネス言語とIT言語を中継ぎするコミュニケーション力が重要になります。
こういった私の一連の業務は『上流コンサルティング』と定義され、2022年のテクノロジーコンサルティング事業部の発足と同時に、私は『ストラテジックコンサルタント』のポジションに付きました。ですが、このポジションに付く前も今も、私がやっていることはほとんど変わっていません」
顧客理解の深化が導く信頼関係。真のパートナーとして認められる存在に
これまで数々の実績を積み上げてきた増永。その中でも、DXC発足直後にとくに印象的な出来事がありました。
「ある一般消費財メーカーのお客様を担当した時のことです。当時CIO的な立場にあった方から、『IT組織として中長期的な計画に基づいた戦略立案ができていない。相談にのってほしい』とお話がありました。
そこで、マネージャー職向けにワークショップを実施し、現場の課題を吸い上げ、組織変革ロードマップとしてまとめたところ、大変満足をいただきました。
この取り組みは社内のモデルケースとなり、他のお客様にも展開されていっています」
プロジェクトを通じて、増永はそれまで大切にしてきた信念が正しかったことを確信。この経験が、ストラテジックコンサルタントとして自信を深めるきっかけとなりました。
「認識の齟齬が生じると、お客様との信頼関係はすぐに崩れてしまいます。最初の段階でお客様を深く理解することの重要性をあらためて実感しました。
どんなお客様にも、必ず『こうしたい』という漠然としたイメージがあるものです。実際に手を動かす前に、お客様の声に徹底的に耳を傾けてニーズを掘り起こし、正確に輪郭を描くことで、初めて満足いただける提案が生まれます。
また、お客様自身が根本的な課題に気づいていないケースも少なくありません。対話を重ねる中で真の課題を突き止めた時に、相手の想いを汲み取りつつ、適切な軌道修正を提案することの大切さも再認識しました。
表面的な提案では信頼を得られません。高い役職にある方ほど、計画通りにいかない現実を経験されており、Yesマンを信用しないからです。
コンサルタントの価値は、外部から中立的な立場で本質的な提案ができる点にあります。深い共通認識のもとでリスクを特定し、その対策をセットで考えた上で、お客様の意見に対して、時に『No』を言えることが、信頼関係の構築には欠かせないと考えています」
DXCで広がる挑戦の可能性。自身と組織の成長に向けて、次なるステージへ
ストラテジックコンサルタントとしてビジネスの第一線で活躍してきた増永。いま、次のステージを見据えています。
「いま担当している製造業のお客様の案件では、コンサルティングを起点にビジネスを大きく拡大させることができました。この成功事例を汎用化し、ほかのお客様にも同様に展開していくための仕組みづくりができたらと考えています。
もちろん、まったく同じ方法で同じようにうまくいくとは限りません。同僚や後輩たちがプロジェクトに取り組むためのベースになるよう、エッセンスを抽出して社内でショーケース化し、これまでとは違うかたちで会社に貢献していきたいと思っています」
また、人材投資や育成にも意欲的です。
「現在、教育プログラムの準備を進めています。座学で得た知識は、実際に体験することで初めて定着するものです。学んだことを人に教えることが理解を深める最良の方法だと考えているので、トレーナーを体験する取り組みを強化していきたいと思っています。
もちろん、業務と並行して行うため限界はありますが、ベースとなるコンテンツをもとに、これまでの経験を惜しみなく提供していくつもりです」
そんな増永が考えるDXCの魅力は、包容力のあるカルチャーとキャリア形成を後押しする度量の大きさ。求めるのは、主体性を持って行動できる人材です。
「DXCはグローバル企業でありながら、大企業にありがちな組織的な壁が低いのが特徴です。直属の上司以上の役職者と話す機会がほとんどない企業も少なくありませんが、当社では国内外を問わず、上層部のメンバーと気軽にメールやチャットでコミュニケーションを取ることができます。
オープンでカジュアルなカルチャーが根づいているおかげで、たとえ社内で前例のないことでも、しっかりとしたストーリーやロジックをもとに提案できれば、やりたいことを実現できるチャンスがあります。チャレンジの機会が豊富で、自由度が高い非常に魅力的な環境です。
指示を待つのではなく、挑戦に前向きで自ら積極的に動ける方とお会いできることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
