データの力でビジネスを変革──DX推進の現場とデータ活用の最前線
DXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)のアドバイザリー部マネージャーとして約20名の精鋭たちを率いる安藤。お客様からのご相談に応えるため日々奔走しています。
「DXCのデータ & AI事業部では、お客様のデータを集めて活用していくためのデータ利活用基盤やデータ連携基盤の構築、データ活用やデータガバナンスなどのデータに関わるサービスの展開やIoT、製造DX、クラウドマイグレーション、ホストモダナイゼーション、自動車会社向けのサービスの提供などを行っています。
アドバイザリー部は、主にプロジェクト受注前の段階のお客様への提案や、システムのアーキテクチャを検討するコンサルティングなどの対応をしています。
私たちの仕事は大きく3つに分かれます。まず、お客様からいただくRFI(情報提供依頼書)やRFP(提案依頼書)への回答やご相談内容に応じた提案活動。次に、システム構築の企画フェーズなど上流工程でのコンサルティングや設計/実装フェーズのコンサルティング。そして、ソフトウェアやサービスを提供するソリューション提供企業とのパートナリングです」
お客様への提案内容は多岐にわたると安藤は話します。
「たとえば、新しいデータ利活用基盤を構想するサポートや、すでにお客様が持つシステムをグローバル規模で保守運用したいというご要望に対する提案、ほかにもオンプレミスで作った仕組みをクラウドへ移行する提案、明確な顧客課題を解決するための提案など、お客様のニーズに応じて柔軟に対応しています。
私たちの強みは、単なる技術提供にとどまらないことです。お客様の環境や課題を深く理解し、最適なソリューションや計画推進の支援サービスなどを提案します。そして、構築から導入、運用までを一貫してサポートします」
安藤はマネージャーとしての役割を担いながら、提案活動にもあたるプレイングマネージャーとして活躍しています。
アドバイザリー部には、データ活用に関するエキスパートはもちろん、保険や金融、製造、自動車業界など各業界の業務に精通したメンバーや、インフラ/クラウドの領域で豊富な経験を持つメンバーなど多様な人材が集まっています。この多様性が、幅広い業界や技術領域への対応を可能にしていると安藤は語ります。
「私たちの部門は今、新たなメンバーが随時加わり成長の真っ只中です。チームの力で、お客様のビジネス発展に貢献していきたいと思っています」
キャリアアップを続け、データと人をつなぐ提案のプロフェッショナルへ
大学院では情報処理を専攻し、統計学を学んできた安藤。データ分析に関する製品やサービスを販売する外資系企業でキャリアをスタートさせました。
「初めに入社した会社では、DWHのデータを活用したいくつかのアプリケーション構築プロジェクトに携わった後、複数社の統合による、当時日本最大規模のデータウェアハウス構築プロジェクトでリーダーを務めました。非常にハードでしたが貴重な経験になりました。
その後はコンサルティングファームで、統計学やデータマイニングを活用する領域やCRMの領域のコンサルティングやプロジェクトなどを担当しながらキャリアを重ねてきました」
それより後、安藤はDXCの前身企業のひとつである日本ヒューレット・パッカードへ転職。大規模プロジェクトでプロジェクトマネージャーを務めるも、組織変革により、仕事の内容は新規案件の受注をミッションとする活動へと変わっていきました。当時31、2歳。この時の経験が今に活きていると話します。
「週次で案件の進捗状況と受注に向けたアクションプランを発表する場があり、年齢が一回り、二回り上のベテランたちからアドバイスを受けてプランを練り直すという作業繰り返しました。この経験が『考え抜く』という土壌を作ったと思っています」
以降、安藤はプリセールスとしてさまざまな業界のお客様に対する提案活動や、提案後のコンサルティング、導入支援に従事。2017年にDXCが発足、転籍した後はアドバイザリー部に所属し今に至ります。
提案活動に携わる安藤のモチベーションは、勝ちたいという強い気持ちとお客様からの評価です。あるお客様から「圧倒的な提案力」と、質・量ともに評価いただき、新規案件を受注させていただいた時は嬉しかったと語ります。
「提案活動は必ず勝敗が決まる企業同士の真剣勝負だと常々感じています。各社が持てる力を最大限に発揮し、お客様にとって最適な解決策を提示する過程は非常に刺激的です。そこには戦略や経験、会社の規模感などさまざまな要素が関わってきますが、そうした中で他社を上回る提案ができた時は嬉しいですね。
とくに、競合他社と並んで提案する機会は、私にとって大きな励みになります。DXCの強みを活かした全方位的な戦略で勝利すること、そして、時には軍師のように自分の想定通りに物事が運び成功した時は喜びもひとしおです」
組織作りに携われるマネージャーの魅力
前任者が退職し、上司から「マネージャーをやってみないか」と声をかけられたことをきっかけに、2021年にマネージャーへと就任した安藤。マネージャーになるのはもう少し先のこと、と考えていたので予想外の展開だったと振り返ります。
安藤はマネージャーとして、部のメンバーと月に一度1on1を実施。また、これまでの経験から仕事をする上で大切にしていることを以下の10項目にまとめ、部のメンバーにも大切にしてほしいこととして伝えています。
1. お客様からの期待を超えようとしているか
2. 客観的視点を持っているか
3. 枠を柔軟にとらえているか
4. ポイントは押さえられているか
5. 早いアウトプットの提供はできているか
6. 言語化、資料化を使いこなせているか
7. 技術的な裏付けを含めた十分な仕込みはできているか
8. 隙や穴はないか
9. 報連相はできているか
10. 失敗から学べているか
とくに、客観的視点を持つこと、失敗から学ぶことを重要視しています。さらに、部のメンバー同士で知識の共有を促し、一人ひとりの意欲を尊重して自由に活動できるよう心がけています。
「たとえば、お客様に提案するからには最後までプロジェクトに携わりたいというメンバーには、その意見を尊重してアサインを行います。ほかにも1人のメンバーの『こういうことがやりたい!』と出した意見が、新しい企業とのパートナリングにつながったケースがあります」
DXC自体に自由な雰囲気や、やりたいと手を挙げれば実現できるチャンスがありますが、それはアドバイザリー部でも同じです。すぐに実現できなかったとしても、部門全体に実現に向けた協力的な姿勢があります。
理想の組織作りと認知度向上をめざして。マネージャーとして描く未来
安藤がマネージャーに就任して3年。マネージャー業のおもしろさは、チームの方向性を形作れることだと話します。
「どういう組織を作りたいか、そのためにどんな人を採用するか、自由に決めることができるので、それがうまくはまった時はとてもおもしろいですね。
それに、部のメンバーの成長や変化を感じられることも醍醐味の1つです。若手メンバーにアドバイスしたことが、1〜2カ月後にできるようになっているのを見ると、成長を感じて嬉しくなります」
予期せぬ機会からマネージャーになった安藤ですが、今ではメンバーたちの成長をサポートすることにやりがいを感じています。人材育成と組織作りを通じて実現したい理想の姿があります。
「今後の目標は、より安定して売上が上がるような組織作りです。加えて、部のメンバーが一層おもしろいと感じるような仕事や取り組みを実施し、それを共有し合える環境を作りたいと考えています。
そして、ゆくゆくは会社の認知度向上に貢献できるようになりたいです。少しずつでも会社の存在感を高めていくことに力を注ぎたいと思っています」
このように話す安藤が新しい仲間に求めるのは、データ利活用やさまざまなDX案件など、お客様のビジネス課題を解決することにチームで貢献したいという強い意欲です。
「ビジネスパーソンとしての基本的な素養、高いコミュニケーション能力やロジカルな考え方を持つ人が適していると思います。アドバイザリー部では、海外のメンバーと連携してさまざまなソリューションを提案することも可能です。
個人の能力だけでなく、お互いの強みを活かしながらチームで仕事を進めていくことが大切です。メンバー同士が知識を共有し、助け合っている姿を見るのは、私にとって喜ばしい光景です」
熱意を持った仲間と共に、お客様への提案の価値を最大化し、ビジネスに貢献する安藤の日々はこれからも続きます。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
