初めての外資系企業で、初めてのセキュリティの仕事に、好奇心で飛び込んだ
ヘルプデスクやシステム監視ツールの構築やサーバ運用などの経験を経て、DXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)に入社したのは2017年のこと。
以前一緒に仕事をしたDXCの方から、セキュリティ部署での人材募集の話を聞いたことが、転職のきっかけになりました。当時は、セキュリティ業界でも、外資系企業でも働いた経験はありませんでしたが、不安以上に「おもしろそう。自分のIT知識と経験をベースにセキュリティの知識を身につければ、私にもできるかもしれない」という好奇心が勝っていましたね。
部署の中に技術専門のチームやコンサルなど、複数のチームが存在すること。そして募集していたセキュリティデリバリーリード(Security Delivery Lead:以下、SDL)の職種は、お客様の課題を引き出し、チームで提案した解決策を実行して解決していくポジションであること。面接で詳しい話を聞いていくうちに、「幅広いセキュリティ知識を自分ひとりですべて持っていなくても、他のメンバーに助けてもらいながらやっていける」と感じられたこともあり、入社を決意しました。
入社してからこれまで、一貫してセキュリティサービス部でSDLを務めています。この仕事をひと言で表すと「お客様のセキュリティ面の総合窓口」といえるかなと思います。お客様の業務内容、セキュリティ環境、課題を理解するところから始まり、ビジネス目標に沿ったセキュリティの管理・維持や、継続的な運用改善を支援するのが主な仕事です。
2022年9月現在は自動車業界のお客様をメインに担当しています。お客様との信頼関係を築き、「セキュリティのことならSDLに聞けばわかる」と思っていただける存在になることが目標です。
業界や企業によってお客様が抱えている課題はさまざまなので、あるお客様に対して行った施策を、別のお客様にそのまま適用することはできません。ただ、ある程度共通している部分もありますので、「このお客様のこういうケースでは、こう動いて喜ばれた」という具合に知見を社内でシェアして、他業界や企業ごとに応用できるような活動も行っています。
竹下ならやってくれるかもしれない──自分にしかできない方法でお客様のお力に
私の仕事におけるモットーは2つ。1つは、“楽しく仕事をする”こと。厳しい現場であっても、縁あって同じお客様の担当として集まってチームを組んでいるのだから、チームメンバーと一緒に楽しく働ける環境にしたいと思っています。
そんな環境づくりのために、メンバーが困っていたら迷わず手を差し伸べるよう意識しています。過去に、部署やチームで、困った人に対してフォローしてくれる人がいて、その姿を見て私も真似したいと思ったのがきっかけです。
また私は、話好きなこともあり、会話の中から相手が求めているものに気づくのが得意だなと感じます。この強みは、メンバーに加えて、お客様と接する際にも役に立っています。
たとえば、普段の何気ない雑談の中で「竹下さん、今これに困っているのだけど、いいアイデアないかな?」という話を引き出せることもよくありますね。
こうやってお客様が求めていることを引き出せた際には、もう1つの私のモットー、自分の力が及ばない部分では“周囲の力を積極的に借りる”ことを意識しています。お客様から伺った内容を、実際にどうやって形にして解決していくか、この部分はそういったことが得意な営業、コンサルタント、エンジニアに相談し、一緒に動くようにしているんです。
協力を求める相手は、セキュリティ部門だけではありません。必要であれば他の部署も同様に、「今こういう状況ですが、誰かできる人いませんか」と巻き込んでいます。
DXCには、自分より技術知識やスキルの長けている人がたくさんいます。だからこそ、自分の強みを活かした、自分にしかできない方法でお客様の力になりたいと考えているんです。そうした取り組みの一つひとつがいずれ実を結び、「竹下に聞けば何かやってくれるかもしれない」という信頼を得ることにもつながると思っています。
プロジェクトマネージャーに初挑戦。お客様からいただく言葉が原動力に
DXCに入ってからいろいろなお客様を担当してきましたが、中でも印象的だったのは、初めてプロジェクトマネージャーを経験したときのことです。
それまで私が従事していたのは運用領域で、システムを決まった型で安定稼働させながら改善していく業務でした。これに対し、任されたプロジェクトは今までの業務とは異なり、6カ月~12カ月のスパンで、セキュリティツールを提案、導入、安定稼働させるという内容でした。
加えて、プロジェクトマネージャーはその名の通り、プロジェクトの責任者。何をするにも、自分が舵取りをしなければなりません。お客様とスケジュールを擦り合わせながら課題を整理し、困りごとも都度ヒアリングして、納期に合わせて進めていく必要があります。予期せぬトラブルが発生したときには、きめ細かい対応も必要でした。
お客様への提案書を書いたのも、このときが初めてです。提案書についての社内資料を手当たり次第に読み漁って研究しました。過去の資料をベースに自分でアレンジを加えていく作業は、大変でしたが楽しい工程でもありました。
このプロジェクトが終わった後には、お客様から「またDXCにお願いしたい」とお話をいただきました。新たに規模の大きなプロジェクトが連続して立ち上がり、一気に拡大していったんです。この経験は、今も忘れられません。
もう1つ、とある案件でいただいたお客様からの言葉も印象に残っています。
その案件は、お客様が求めるレベルが高いこともあって、難易度の高いものでした。お客様のさまざまなご要望に対して、全力で応えていましたが、あるとき別の案件を担当することになり、そのお客様から離れることになったんです。
そこでご挨拶にうかがったところ、お客様が「竹下さんと一緒にやったこの仕事を一生忘れません」といってくださって。そのひと言で、すべての努力が報われた気がしました。何より、自分のやってきたことがお客様からの言葉で成果に現れたことが、嬉しかったです。
外資系と日本企業の“いいとこ取り”な環境。大切なのは、言語スキルよりも気遣い
2022年9月現在、DXCの日本国内のセキュリティチームには60人ほどが在籍しています。入社当初は10人くらいでしたが、この5年で大きく成長しました。セキュリティはどの業界にも必要なので、専門的な知識・技術を持った人材がどの企業からも求められていると感じます。
DXCのセキュリティチームは海外のチームと連携して動くことも多いので、グローバルな経験を求めている人には向いている環境です。
海外のチームメンバーとのコミュニケーションも多いですが、英語の不得意な日本人のために、ゆっくり話すよう心がけてくれる文化があるので、英語に自信がない人も安心して働けます。英語を学ぶ環境も整っているので、自発的に学ぶ姿勢さえあれば、入社後に身につけることも可能です。
外資系企業というと、「成果主義・競争主義で、自分ひとりでやっていかなければいけない」というピリピリとしたイメージを想像している人も多いかもしれません。私も以前はそう思っていたのですが、DXCはまったく違っていました。
困っていると誰かが助けてくれますし、メンバーがすごくフレンドリーです。入社前後で、外資系企業への印象がガラリと変わりました。DXCには、外資系企業と日本企業のいいとこ取りをした環境があるといえるかもしれません。
もちろん、入社当時は、セキュリティのことは不慣れだったので、勉強することは山ほどありました。先輩方からお客様へのアプローチ方法を学んだり、初めて見る資料を読み込んだり、とにかく勉強の日々でした。
その日々を無事に乗り切ることができたのは、自分の前向きな気持ちと、現場メンバーとお客様のサポート、そして家族の理解があったからこそ。入社から5年経った今、DXCに入社して良かったとあらためて感じています。
これから一緒に働く人に何か求めるとすれば、お客様とのより良いコミュニケーションのために、柔軟に物事を考えることができ、お客様含め一緒に働くメンバーへの気遣いができること、でしょうか。
お客様、そしてDXCメンバーと働く中で、自分と違う意見と出会う機会がたくさんあります。
1つの考えに固執することなく、周りの意見に耳を傾け、積極的に取り入れながら、「お客様は今、こういうものを求められているのかな?それなら自分なりにこうアレンジしてみよう」という発想や気遣いができる人であれば、きっと活躍できるはずです。
個人的には、お客様やメンバーが困ったときに相談できる、架け橋のような存在でありたいと考えています。困りごとを解決するために、人と人をつないでいく架け橋です。誰からも気軽に相談され、頼られる存在になっていけると嬉しいですね。
