業務の品質向上や効率化へAIツールを活用「属人化」を避けるためのマニュアル作りも
SB C&Sの経理部門は主計担当と経理担当に分かれ、片平は主計担当として、その業務は多岐にわたります。
「現在、本社の主計に加えてグループ会社1社の経理全般を担当しています。同社には専属の経理担当者がいないので、私を含むメンバー2人で月次の決算業務や日々の支払い業務をしています。
最近力を入れているのは、AIツールを活用した業務の品質向上や効率化です。担当するグループ会社ではエンジニアたちがChatGPTなどの生成AIを日頃使っており、私たちの部署もそれを活かして経理の業務改善を進めています。
一例として、月次の決算業務に関して締め日を1日早めることに成功しました。これまで手作業だったデータ集計やExcelの変換作業については、社内のAIチャットを活用しながらスピーディーに進め、エラー部分がひと目でわかる仕組みをつくりました。
決算にかかる時間を短縮できたことで、経営数値をこれまでより早くボードメンバーに報告でき、私たちもその後作る分析資料の内容をより充実させられるようになりました」
このほか全社の税務業務の標準化に向けて、マニュアル作りも進めているという片平。
「主計担当の税務業務についてはこれまで、特定の社員に依存している状況でした。そこで税務の概要をはじめ、会社として申告・納付すべき各税目、各部門からの問い合わせへの対応方法などをマニュアル化し、業務の属人化を避ける体制づくりをめざしています」
片平が日頃、仕事をする上で大切にしているのは最新知識の習得とメンバー間のコミュニケーションだと語ります。
「税務や会計の基準は毎年変わっていくので、常に最新の情報をキャッチアップし、その上で各部門からの問い合わせに答えるようにしています。
また、メンバーはそれぞれが別のグループ会社も担当しているのですが、各社での運用方法などの情報を積極的に交換し、お互いに業務改善につなげるように心がけています」
「経理業務を幅広く経験したい」と入社。意識高く勉強する同僚たちに刺激を受ける
片平の社会人としてのキャリアは2011年、地元の協同組合で始まり、その後2社を経て2023年にSB C&Sに入社。いずれの勤務先でも一貫して、経理にまつわる仕事に携わってきました。
「20代の頃は経理に関する資格もとくに持たないままに仕事を進め、自分に余裕がない状態でした。前職時代、上場企業に約4年勤め、業務で開示や連結会計などに触れる中で一念発起し、日商簿記検定1級を取得することができました。スキルアップをめざすうちに、自分の市場価値がどう変化したのか興味が湧き、転職を志したんです。
転職活動を進める中でSB C&Sを選んだのは、より幅広い経理業務に携わることができそうだと感じたからです。連結会計や会社法における計算書類の作成など上場企業と同様の業務がありますし、これまでに経験のなかった会計基準での報告にもチャレンジできます」
念願かなって入社した後は、新たな仕事に適応するのに苦労した部分もあったと振り返ります。
「会計基準への対応は大変でしたね。ミーティングなどでは聞いたことのない用語が飛び交っているような状況でした。そこで専門書を買って読み込んだり、Webセミナーを受講したりして知識の習得に励みました。
知識をアップデートしていく姿勢は、今も変わりません。それは職場の全員が高い意識を持って日々アンテナを張り、勉強を続けている姿に大きな刺激を受けているからです。税務のプロフェッショナルたちと共に仕事をする中で、自分もいつか税理士になれるんじゃないかと思うほど専門的な知識が集まり、新しい学びがある毎日です。
入社して2年が過ぎましたが、当時の自分より確実に成長できていると実感しますし、成長したいという意欲も日増しに強くなっています」
求められているのは「自分で課題を見つけ出し、解決に向けて行動に移す」こと
主計担当ではマネージャーが各メンバーに大きな裁量を与えており、片平は当初、その環境に戸惑いを覚えたと言います。
「前職までは、上司から業務のプロセスやゴールを示され、それに沿って取り組むことが多かったのですが、今の職場では『ゴールが間違っていなければ、どのように進めてもよい』というスタンスです。
わかりやすい課題がある場合はよいのですが、課題が顕在化していないときには自分でそれを見つけ出し、プロセスを決めて解決へと動いていかなければなりません。最初はどう動くべきかがわからず、悩みました」
試行錯誤を重ねる中で、片平は自分なりの解決策を見いだしていきます。
「これは自分自身で打開していくしかないと思いました。一つひとつのテーマにおいて最終目標を掲げ、それに向けた日々の目標も設けながら地道に取り組んでいくうちに、少しずつ動き方がわかってきたんです。自信が積み重なり、さらに行動しやすくなったと感じています」
当社の主計担当ならではの働きがいや魅力については、このように話す片平。
「今の業務で言うと、定型の業務は3分の1ほどです。残りの業務ではいかに自分で課題を掘り起こし、行動に移せるかが問われています。日々、周りの人たちと会話する中で課題に目をつけ、自分なりに行動を起こして解決へと道筋をつけられたときには大きな達成感がありますね。
1つの会社に所属しながら複数のグループ会社の経理業務に携わり、各社について学べることや、スピード感を持って業務に取り組めることも当社の魅力ではないでしょうか。月次の決算業務はAIツールの活用もあって、以前の半分以下の時間で済むようになりました。
これ以外の仕事においても同じようなスピード感で、どの社員も動いています。だから何か課題があっても放置することなく、次から次へと着手して解決していくというイメージです」
努力次第で自分の道は変えられる。お互いに切磋琢磨しながら成長をめざす
片平は現在の職場環境や働きやすさにも触れ、実感を込めてこう語ります。
「オフィスとリモートによるハイブリッドワークをしていますが、同僚とのコミュニケーションはスムーズですね。業務上で判断に迷った場合には気軽に電話などができますし、出社する日には上司に悩みをじっくり聞いてもらうこともあるので、1人で抱え込むようなことはありません。
本人さえ望めば、スキルアップをサポートしてくれるような環境もあります。資格を取得した際には会社が認定した資格によりますが奨励金の支給があるほか、税務関連についても動画教材で学べるなど自己研鑽も続けられます」
そして自らの今後に想いをはせ、将来像を思い描きます。
「今まではずっと経理に携わってきましたが、将来は経営企画のような未来の数字をつくる仕事にも関心があります。そのためには今の経理・主計の仕事を完璧にできるようにしたいと思っています」
現在、経理の仕事に興味のある人たちに向けて、伝えたいことがあるという片平。
「私の場合、新卒の就職活動の時から経理の仕事を志望していたわけではありませんでした。将来が見えない中、最初の就職先で経理の部署に配属され、そこで経理のおもしろさを知ってスキルアップを図ってきました。
とくに学生の皆さんは、やりたいことが具体的に定まっていなくても焦る必要はないと思います。配属された部署でその仕事に興味を持ち、勉強や資格取得を通じて専門性を高めていくなど、努力次第で自分の道は変えられるはずです。当社で言えば、私が所属している部門だけ見てもさまざまな業務を経験できるので、ご自身の成長をめざす人にはぜひお勧めしたい会社です。
私たちが働くのは売り上げを残すような部部門ではありませんが、管理部門として、これから新しく入社する皆さんと一緒に会社を支えていけたらうれしいです。年齢に関係なくお互いに刺激を与え合い、切磋琢磨しながら成長していきましょう」
※ 記載内容は2025年2月時点のものです
