多角的な知見と能動的な姿勢で、販売パートナーの拠り所となる存在に
ICT事業本部 第1営業本部に所属する坂井が担当しているのは、国内有数の規模を誇るメーカー系SIerです。
「現在は、サーバーやパソコンといったハードウエアから、高度なセキュリティソフト、クラウドサービスまで幅広く扱っています。以前はソフトウエア中心でしたが、販売パートナーにより深く寄り添うため、自ら手を挙げハードウエアも担当範囲に広げました。ネットワークからデバイスまで横断的な知識を持つことで、複雑な課題に対し、さまざまな提案が可能になったと感じています」
営業としての日常的な業務フローは、販売パートナーがエンドユーザーから受けた引き合いに対し、必要な製品の調達や見積もりを行うことから始まります。しかし、坂井は「それだけに留まらないこと」が重要だと続けます。
「受動的に見積もりを待つだけでは、運任せの営業になってしまいます。私たちがめざすべきは、エンドユーザーの課題を予測し、『この販売パートナーのお客さまであれば、次にこの製品が必要になるはずだ』と先回りして提案することです。とくに近年、需要が急増しているセキュリティ領域においては、市場に新しい技術が次々と登場し、攻撃手法も高度化しています。販売パートナーもどのソリューションが最適なのか判断に迷われるケースが多いため、当社が持つ豊富な製品ラインアップと、専門知識を持つ社内人財を橋渡しすることで、『SB C&Sに聞けば安心だ』という関係性を築くようにしています」
こうした信頼関係を築く上で、坂井には心がけていることがあります。
「ものづくりをするメーカーではなく、商社だからこそ営業としての『人間力』が求められる仕事だと考えています。いつでも相談できる身近な存在であるために、販売パートナーからのご質問に、丁寧かつスピーディーに答えることは欠かせません。Win-Winの関係を築くために、まず一人の人間として信頼いただけるよう真摯に向き合っています」
かつて目にした理想のスタンスを追い求め、SB C&Sの門を叩く
坂井のキャリアのスタートは、大手SIerでの営業職でした。IT未経験だったものの、持ち前の好奇心で飛び込んだその世界には、大きなやりがいがあったと振り返ります。
「当時は大手通信会社をお客さまに、数千万円から数億円規模のプロジェクトを動かすダイナミズムに魅了されていました。自分が介在することでビジネスが動き、社会に影響を与えていく実感は、営業職ならではの醍醐味でした。しかし、5年ほど勤務する中で、営業本来のミッションである『提案業務』よりも、プロジェクトの対応業務の比重が増えていきました。悩んだ末に、一度キャリアをリセットしようと考え、以前から興味のあった美容業界へと転職しました」
異業界へと飛び込み受付業務に従事した坂井。1年が経過する頃、心境に再び変化が訪れました。
「毎日多くの人と接する楽しさはあったのですが、だんだんと仕事に対する『慣れ』を感じるようになったのです。年齢を重ねていく中で、『新しい学びに刺激を受けながら、腰を据えて長く働ける環境で成長したい』という思いが募り、IT業界の営業職に戻る決心をしました」
数ある企業の中からSB C&Sを選んだのは、過去に出会った、営業担当者がきっかけでした。
「新卒で入社した1社目在籍中に、顧客の立場でSB C&Sの営業担当者と接する機会がありました。その方は、受注に至らない場面でも決して明るさを失わず、お客さま一人ひとりに対して粘り強く魅力的な提案を続けていました。社内にも多くのファンを持つ姿を見て、『私もこういう営業になりたい』と強く思ったのです」
入社にあたって、自身の思いを妥協せずに伝えたという坂井。当初提示されたのは特定のサービスを拡販するポジションでしたが、「幅広いサービスをもとに、販売パートナーに深く向き合うフロント営業になりたい」と熱望しました。その熱意が認められ、希望通りの部署に配属が決まります。
「IT業界出身とはいえ、ハードウエアの知識はほぼゼロの状態からのリスタートでした。社内で開催される勉強会には片っ端から参加し、製品知識を吸収しました。覚えることは膨大でしたが、好奇心旺盛な私にとって、新しい知識が仕事に直結する環境は非常に刺激的でした。
担当させていただく販売パートナーの中には、ご要望の難易度が高い方々もいましたが、課題が多いほど燃える性格もあって、がむしゃらに食らいついていきました。結果として、自分が入る前よりも売上を伸ばし、新たな引き合いもいただくことができ、『頑張ってよかった』と心から思える成果を手にすることができました」
予想していなかった現在地。協働できる土壌がもたらすモチベーション
新しいことに挑戦したいという思いをもとに、入社以来3つの部署を経験してきた坂井。現在の部署でも、これまでにない学びを得ています。
「私が直近で担当している販売パートナーは規模が大きく、案件に関わる人数も非常に多いです。最初に携わった時は、キーマンとなる存在が誰なのか、どう進めていくのかという部分で非常に苦労しました。案件を進める際も、ある部署では前向きな提案として受け入れられていても、別の部署に話を聞きに行くと、まったく異なる視点から懸念を語られることもあります。多層的な組織構造の中で、いかに合意形成を導き出すかが重要でした」
こうした壁を乗り越えるために、坂井が徹底したのは情報の多角的な収集と分析でした。
「一つの部署の情報を鵜呑みにするのではなく、案件に関わるあらゆる関係者にアプローチし、断片的な情報をつなぎ合わせて全体像を予測する。そうした戦略的な動きが求められる環境は、営業としてのレベルを一段引き上げてくれました。以前の私であれば立ち往生していたかもしれませんが、今はこの複雑さを攻略することに、手応えを感じています」
入社から丸6年が経過した坂井。入社時に描いていた自身のキャリア像と、現在の自分との間にある「心地よいギャップ」を噛み締めています。
「入社当初は、20代後半という年齢もあり、『とにかく長く働き続けられる環境を見つけたい』という志向も強かったんです。IT業界に戻るにしても、新卒時代に比べれば、自分をセーブしながら働くイメージを持っていたのかもしれません。しかし、実際にSB C&Sで過ごした6年間は、そんな当初のイメージを良い意味で裏切る、刺激と楽しさに満ちたものでした」
中でも坂井は、SB C&Sの社風に魅力を感じています。
「SB C&Sは部門間の隔たりがなく、非常に仕事がしやすいです。規模が大きい組織では、所属部署や役割ごとに視点が異なるため、社内調整に時間がかかるのが一般的。これまで接してきたお客さま含め、それはどの企業でも見られる光景だと思います。 しかし、SB C&Sにはそれがほとんどありません。『お客さまに対してどういう価値を提供できるか』という一点において目線が合致しており、物事がスムーズに進みやすいです。営業が難しいお願いをした時でも、内勤営業や仕入れ担当のメンバーが『一緒に解決しよう』と同じ熱量で動いてくれる。このチームワークの力こそが、入社前には想像もしていなかった、仕事の楽しさの源泉になっています」
公私ともに個を磨きながら、組織の未来も見据えて進む
坂井のバイタリティは、仕事だけでなくプライベートの充実によっても支えられています。
「10年以上続けている生け花をはじめ、海外旅行、サッカー観戦、ミュージカル鑑賞、ランニングなど、プライベートの方が忙しいのではないかと思うくらいさまざまなことをやっています。休日のほとんどを趣味に費やす私にとって、自由に休暇を取らせてくれる環境は本当にありがたいです。
長期休暇と組み合わせて海外旅行に行くこともありますし、プライベートも大切にしてくれる風土があります。残業時間も全社的に減ってきており、私の場合は月20時間程度と営業職にしては少ない方です。外勤営業をしている方の中には、仕事と子育てを両立させている人もいます。リモートワークなどライフスタイルに合った働き方ができるため、性別問わず安心して働き続けられる環境が整っています」
こうした環境こそが、多業種からの転職者も含め、のびのびと活躍できる理由だと坂井は考えています。
「IT未経験であっても、強い意思さえあれば挑戦できる環境が整っています。SIerを最初の選択肢とする方も多いかもしれませんが、SB C&Sの特長は、SIerとメーカー、両方の視点を持てることです。製品知識も身につけつつ、お客さまの課題を一緒になって考えることができる。IT業界に興味がある方にとって、非常に『お得な』会社だと思います。じっくり考えてから動くより、走りながら考えられる人にとって、これ以上なく魅力的な職場ではないでしょうか」
今後の展望として、坂井は営業としてのさらなる飛躍と、チームへの貢献を見据えています。
「これからも現場の最前線で走り続けたいという思いに変わりはありません。一方で、今後はチームを作っていくことや、業務の改善提案、コミュニケーションの活性化にもより深く関わっていきたいと考えています。自分が培ってきた経験を活かし、チーム全体で成果を出せるような環境づくりにも力を入れたい。仕事も趣味も楽しむことができるこの環境で、これからも新しい課題にワクワクしながら挑戦し続けていきたいですね」
※ 記載内容は2026年1月時点のものです
