伸びるGPUの需要。AIインフラ製品の販売推進に特化し、ワンチームで取り組む
現在、榊原はICT事業本部システム基盤推進本部のAIインフラ推進統括部で統括部長を務めています。
「私たちの部署は、大手GPU開発メーカーの製品を中心とした販売推進に特化した組織です。各メーカーのGPUを搭載したサーバーと、その周辺で必要となるネットワークやストレージなどのAIアラウンド商材を含め、販売パートナーさまに対して製品販売支援をしています。また、AIをビジネスで活用していくためのeラーニングの商材も扱っています。
仕入れやメーカーとの窓口を担うマーケティング部門や、導入企業の技術支援を行う技術部門と連携しながら、専門性の高い販売支援をワンチームで取り組んでいます」
AIへの関心が高まりつつある昨今、一般企業でもAIを導入する機運が高まっています。そうした中、SB C&Sが介在する価値について榊原はこう話します。
「もともと私たちが扱っている製品は、限られた顧客層でのみ使用されていましたが、昨今では自社でのAI利用を検討する企業が増えています。ニーズをいち早くキャッチするには、企業との接点を多く持つ販売パートナーさまが必要です。SB C&Sではパートナーネットワークを多数保有しており、そこに私たちの介在価値があると感じています」
年々GPUの需要は急増し、今後もさらに増加する見込みだと榊原は言います。
「とくに需要が増えているのが、GPUをサービスとして提供しているサービサー業界です。次に多いのが製造業で、研究開発でシミュレーションを実施する際、GPUで処理することで、より早く完結させることが可能です。
今後のターゲットは、官公庁、病院、金融機関など、セキュリティ要件の高い業界ですね。現在GPUはクラウドでの利用が圧倒的に多いですが、個人情報などクラウドにあげられない情報を扱う業界にとって、オンプレミスでのGPU活用の需要が高まると予想しています」
どんな相談に対しても必ず回答を出せる──情報が集まる立場だからこそできる役割
AIインフラ推進統括部は、AIインフラ製品の専任部署として2023年に設立されてからまだ1年。そのため、統括部長である榊原は、自身も営業の第一線で活動しています。
「新設から間もないため、現在はマネジメント業務をしながらプレイヤーとしても動いています。具体的な仕事内容としては、販売パートナーさまにAIに関する最新情報を定期的にお伝えし、販売だけにとどまらずソリューションの創出にも取り組んでいます。
また、AIを戦略の軸にしているメーカーさまと共に、AI市場の創出に向けた共同イベントを開催しており、その段取りを組むことも私の役割です」
組織の成長に尽力する一方で、メーカーや販売パートナー企業との関係構築も大切にしています。
「私たちのもとには、さまざまな立場の方々からの情報がひっきりなしに集まってきます。ポジティブな面もネガティブな面もしっかり受け止め、聞かれたことに対して、良し悪しの判断をきちんと理由をつけて説明することが大切だと考えています。『相談して良かった』と思ってもらえるように、真摯に応えることを意識しています」
こうした榊原の心がけは、数々の成功体験につながっています。
「あるハードウエアメーカーさまから、コンセプトに合うソフトウエアを紹介してほしいという相談を受けました。実はちょうど同じ時期に、クラウドで生成AIのサービスを提供しているメーカーさまから、オンプレミス環境での提供を検討したいという相談がありました。そこで、この両者のニーズを組み合わせ、オンプレミスのAIパッケージを共同で作り上げることに成功しました。
当社に何かしら問い合わせをすると、必ず答えを持ってきてくれる。ハードウエアメーカーの方からは、そのように評価いただきうれしかったですね。これは当社の大きな強みだと実感しています」
ワンチーム精神がイベント成功へと導く。日々刺激を受けながら仕事ができる楽しさ
立ち上げから急成長を遂げているAIインフラ推進統括部。2023年に開催されたソフトバンクの法人向けイベント「SoftBank World」では大きな実績を生み出しました。
「この年次イベントでは、大手GPU開発メーカーやサーバーメーカーと共同で大規模なセッションを実施し、AIインフラに関する事例を多数発表しました。イベントをきっかけに、当社のAIインフラ推進の取り組みが広く認知され、新たな製品の取り扱いが許可されることに。
これにより、大規模案件に必要な構成要素をすべてワンストップで提供できる体制が整い、複数の大型案件の受注にもつなげることができました」
社内の広報チームや事務局メンバーとも密接に連携を図り、イベントを成功へと導いた榊原。しかし、海外の大手GPU開発メーカーと共同でメッセージを発信するにあたって、本国との意識合わせが最大の課題だったと話します。
「私たちは課題解決に向けて、メーカーの国内担当者の協力を得ながら、一つのチームとして本国とミーティングを重ねました。メーカーの担当者を含めた関係者全員で『一緒にやっていくぞ』という雰囲気作りができたことが、成功の大きな要因だったと考えています」
榊原にとって、最も大きなやりがいは最先端の技術に携われること。さまざまな立場の人々と関わる中で多くの刺激をもらっています。
「AIに関する一般的な理解は広まっていますが、具体的にどのメーカーさまがどのような技術で何を実現しているかなど、裏側まで深く理解できることは非常に貴重な経験です。いち早く新しい技術に触れ、それをビジネスに転換できる立ち位置にいることに、大きなやりがいを感じています。
加えて、AI分野の最前線で活躍する方々との対話を通して日々新鮮なエネルギーをもらえるので、非常におもしろいですね」
AIインフラ市場のナンバーワンをめざして。使命感と責任感を持ち最前線で挑み続ける
統括部長として組織を牽引する今、これまでの歩みを振り返ると、その道のりは常に挑戦と学びに満ちていました。
「入社時はプリセールスエンジニアから始まり、その後は課長職、部長職を経て統括部長となったのですが、課長時代のプレイングマネージャーの役割が最も大変でした。とはいえ、現場やお客さまのことをよく理解でき、組織の動きに反映させやすいという観点ではやりやすさもありました。
部長としての醍醐味は“社内全体が見渡せること”。さらに統括部長となった現在は、複数の部署をまとめながらビジネスを大きくしていくことに責任とおもしろさを感じています。
私は常に人とのコミュニケーションを大切にしてきました。管理職として喜びを感じるのは、一緒に働くメンバーの成長を間近で見られることです。人と関わることが好きな方には、ぜひ管理職をめざしてほしいですね」
さらに組織、そして事業が発展していくために、榊原は展望を次のように語ります。
「AIをお客さまのところにしっかりと根付かせていくためには、商品導入後もお客さまに伴走して支援していくエンジニアの力も非常に重要です。なのでセールスとエンジニアの両軸をもって組織を強化していくことが必要です」
今後の目標は、AIをブームで終わらせずに、インフラとしてお客さまに展開していくこと。そして、AIインフラにおける“ディストリビューターのナンバーワン”をめざしています。
「技術は日進月歩で進化しており、AIを活用した商材も次々に出てきています。それらをいち早く発掘して、各メーカー企業につなげてパッケージ化するには、ワンチームで進めていくことが必要だと感じています。
現在、AIインフラ市場は約2,000億円規模と言われ、年々拡大していくことが予測されています。その多くを担っていくためには、当社のセールスとエンジニアのバリューを高めて、安定的にお客さまをご支援できる組織作りが最終的なゴールです」
榊原たちが掲げているミッションは、社会的にも大きな意義を含んでいます。
「この1年から2年間は、AIの定着において重要な分岐点になると考えています。そうした中で、AIインフラを実際にお客さまに展開していくミッションを担当できることは非常にやりがいがあります。
しかし、これが成功しないと日本のAI利活用が後退する可能性があります。日本がAI先進国になるための支援をしているという大きな使命感を持って、今後も取り組んでいきたいと考えています」
責任感と使命感を忘れずに、今後も最前線で榊原は挑戦を続けていきます。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
