営業目線ではなく、まずはお客さまの希望や悩みに寄り添うことを最優先に
エリア営業部の母店となる港北ニュータウン南支店に所属し、エリア構成店の一つである鴨居駅前支店を拠点として働く横屋。個人渉外の課長代理として、当行に口座をお持ちの個人のお客さまのご自宅に訪問し資産運用、不動産活用、相続対策のご提案などのコンサルティング営業を担っています。
「個人渉外としてすでにご契約されたお客さまに対しては、商品の運用状況のご説明やフォローなどで定期的にお会いしています。さらに新規のお客さまとの取引を拡げていく活動にも力を入れて取り組んでいます。上司、支店の同僚、後輩などを一つのチームとして達成すべき目標もあるので、新しいお客さまとの取引を拡大させていくことは重要なミッションになります。
個人渉外はお客さまのご自宅にお伺いし、ニーズのヒアリングや資産運用のご提案を行います。銀行の窓口や応接室で話を聞いているだけでは感じることのできない、お客さまのご経験やお考えなどバックボーンがより深く理解できる機会も多く、新しい切り口でのご提案などコンサルティング力の幅も拡げることができたと感じています」
入行して14年目を迎える横屋。時代の変化に伴い、業務のあり方自体も変わってきたと実感しています。
「入行したころは、お客さまの資産形成をお手伝いするために投資信託や生命保険などさまざまな運用商品を提案することが業務の軸でした。しかし、これまで以上に『お客さま目線』での課題解決に取り組むことが銀行には求められており、たとえば税理士の方や不動産活用を担う業者の方達と連携するなど、コンサルティングのメニューを充実させていくことにも努めています。当然、個々の行員の知識やスキルを高めていくことも求められます。
また、お客さまの希望や悩みを事前にしっかりと確認し、提案内容を慎重に検討していく必要性も高まっています。
そのため『本当にこのお客さまに提案すべき商品なのか』を検証するツールや、お客さまにわかりやすく説明していくためのツールなどが充実してきたと感じます。仮にお客さまが『多少リスクがあってもこの商品を購入したい』とおっしゃっても、客観的に見てお客さまには適さない商品だと判断したときにはあえて運用商品の取り扱いをお控えいただくようなケースもあります」
「1人じゃない」と実感しながら、安心して出産・子育てに向き合える環境
家族や知り合いが金融機関に勤めていたことが自身の働くイメージをつかむきっかけとなり、就職活動では銀行をメインに受けていた横屋。自身は東北出身ですが、親のルーツが神奈川にあったという縁もあり、2010年、横浜銀行に入行を決めました。
「入行後は、支店内の資産運用窓口に配属されました。窓口の仕事を始めてから感じたのは、カジュアルに近い距離でお客さまがコミュニケーション取ってくださると実感する機会が多かったことです。身近な存在として、お客さまとのざっくばらんな会話から始まり、その後、契約まで結びついたときには今でも嬉しい気持ちになります。
入行6年目のタイミングで上司の勧めもあり、窓口担当から外回りの個人渉外への係替えに挑戦しました。来店するお客さまを対応する窓口担当もやりがいを感じていましたが、あらかじめお客さまのことを調べて準備し、自ら計画を立てて訪問するスタイルの個人渉外は自分に合っていたなと今では感じています」
個人渉外として活躍していた横屋は2020年、産育休を取得しています。
「先輩の女性行員も皆さん利用している制度でしたので、私自身も利用するのが当たり前のことだと認識して取得しました。1年間休職し、復職してからはフレックス制度を活用して勤務をしています。ワークライフバランス支援勤務制度という制度もあり、毎日の勤務時間をあらかじめ短縮して働く選択肢もありましたが、私の場合は夫が朝に子ども送ってくれる日もあって、日によって出勤できる時間に差があったため、フレキシブルな働き方を選択しました。
また、個人渉外はどうしてもお客さまの急なご予定の変更など予定外の対応も多いので、仕事の面でも柔軟な働き方ができるフレックス勤務制度にはメリットを感じています」
産育休前や復職前の人事のサポートも印象的だったと言います。
「産休前は育児休業手当のセミナーや、復職前には復帰手続きを詳細に説明してくれるセミナーが開催されるなど、人財部が産育休について各種情報や手続きの案内を丁寧に行ってくれたのでとてもありがたく感じました。
さらに、休職中に人財部から子どもに関する心配事のアンケートなど、子育てに関するサポートを銀行側に手厚くやってもらえることで、出産~産育休~復職の間の不安な気持ちを楽にすることができました。とくに復職前にはセミナーを複数回開催してくれたので、復職への心構えを段階的に高めることができた点でもよかったと思います」
このような復職前のセミナーは出産後で環境が変わった中で、いつも心強かったと言います。
「復職前のセミナーの中には、休職中の同僚との情報交換会も開催されました。こうした機会のおかげで同年代の子どもがいて、同じような環境で頑張っている同僚と知り合うことができました。そのおかげで今も、一人じゃないんだと実感しながら安心して子育てできています」
前の支店で出会った先輩社員が、ロールモデルに
妊娠から今まで、大きな不安を感じずに過ごせているという横屋。その背景には、ロールモデルとなる先輩の存在がありました。
「前の支店でお世話になった先輩が、子どもを2人出産し、3年間休職した後に復職し、今の私と同じように個人渉外をされていました。黙々と仕事に取組み、子育ても家庭のことも頑張っていらっしゃるのが伝わり本当は大変だったと思うのですが、そうした大変さを見せず、社内では自然体で円滑にコミュニケーションを取る方でした。
偉そうに口で何かを語るわけでもなく、めざすべき姿を背中で見せてくれる先輩を間近で見ていたおかげで、『私自身も結婚・出産してからも働こう』と自然に考えるようになれたと思います」
日々、無事に仕事を含む生活をこなせているのには周囲の理解と協力が大きいと言います。
「まずは夫に感謝を伝えたいです。夫婦で協力ができていなかったら今のような働き方もできていなかったと思います。さらに、一緒に働く方々からの深い理解があるからこそ、仕事を続けられていると思います。仕事も大事ですが、正直に言うと、どうしても最優先は子どものことになります。ただ、それを『当然だよね』と理解してくれる上司や同僚がいます。こうした理解に対して、『しっかり仕事で応えていこう』という気持ちを持って仕事に取り組んでいます。
また、上司は仕事を細かく管理するのではなく、私を信頼して任せてくれています。たとえば、子どもにトラブルがあって出社が遅れそうなときも、出社した後にやるべきことをしっかりやり切れば了承してくれるので、自由度のある環境の中でストレスを感じることも少なく、仕事に集中できていると思います」
目標はあえて決め切らない。時代の変化に柔軟に適応していく
横屋は、横浜銀行の働く環境について、あらためてどう感じているのでしょうか。
「研修体系や勉強意欲がある方への教育ツールの提供などキャリア開発を支援していくための制度が自分が入社したころよりも、 非常に充実していると思います。他社を経験したことはありませんが、個人的には魅力的な環境だと感じています。たとえば自宅のPCで利用できる『自宅学習支援システム』ではファイナンシャルプランナーなどの資格取得に向けた動画学習ができますし、業務用に支給されているスマートフォンでも新商品や税制改正などの勉強ができるようになっています。
自分の好きなタイミングでいつでもインプットできるので、育児休業期間中も育児に慣れてきたころに時間を見つけて勉強をしていました。復職を見据えたときに、こうした制度を活用しながら職場で働く感覚を取り戻すための準備ができる体制が整っているのは、これから出産を迎えても働き続けたいという女性にとっては理想的な環境だと思います」
今後の具体的な目標を定めることにこだわらないと横屋は語ります。時代の変化の大きさを実感しているからこそ、さまざまな可能性を見据え、柔軟なスタンスで仕事に臨んでいます。
「約14年働いて感じることは、今、具体的な目標を掲げることにこだわっても、それが5年後10年後に当たり前に通用するとは限らないということです。たとえば入行したころは、営業職を経験し、営業や事務の役職者を経て、支店長をめざすキャリアをイメージしている行員が多かったと思います。しかし、銀行の店舗の在り方自体が変化する中で、支店長をめざすキャリアプランだけがすべてではないという考え方も拡がっていると思います。
当行はキャリアオーナーシップを実現するための挑戦機会の提供や、各種支援策が整ってきたと感じます。業務の面でも、取り扱う商品やサービスの幅は年々広がり、時代のニーズに合わせてお客さまも銀行も変化し続けています。たとえば税理士をはじめとした他業界の方々と提携してお客さまの課題解決に向き合うような活動は、数年前までは想像すらしていませんでした。
変化のスピードが速い時代なので、具体的な目標を決めても、その目標を達成するころには時代のニーズに合っていないケースも出てくると思います。目標を決めることは悪いことではありませんが、その達成・未達成に意固地になるよりも、柔軟なスタンスを取ることでいろいろな新しい風を取り入れられる人でありたいと思っています。
具体的な目標に固執しないとは言いましたが、いつか取り組んでみたいと考えている仕事もあります。その一つが金融教育です。高校生の金融教育が義務化されたこともあり、神奈川に根を張る地方銀行として、金融教育を根付かせていくために果たせる役割があるのではないかと考えています。地方銀行として地域とコミュニケーションを取りながら、金融教育を広めていくような企画に携わっていくことができたら素晴らしいと考えています」
ライフステージや時代の変化に柔軟に対応しながら活躍している横屋。その姿は、後に続く社員にとってのロールモデルになっています。
※ 記載内容は2023年8月時点のものです
