経営者の人生をかけた決断に寄り添う。M&Aアドバイザリーのやりがい
持田が所属しているのは、ソリューション営業部の企業情報グループ。M&Aの専門組織として、お客さまの最適な意思決定を支援する業務を担っています。
「私たちのグループでは、M&Aのアドバイザリーや仲介業務を通じ、お客さまの事業承継ニーズや企業価値向上に資する経営支援を行っています。チームは役割に応じて機能が分かれており、案件の発掘を担うソーシング、最適なパートナーを探索するマッチング、そして私が所属するエグゼキューションの3チームで構成されています。その中で私は、基本合意後における買収監査対応や契約条件の調整などの実務を担当しています」
M&Aの最終プロセスを担うエグゼキューションチームには、長年実務に携わってきた経験豊富なメンバーが集まり、緊張感のある現場と向き合っています。
「チームのメンバーは皆、M&Aの仕事に誇りを持って取り組んでいます。それは私たちが背負う責任がきわめて重大だからです。会社を売買することは、経営者さまにとって人生や会社の命運をかけた大きな決断となります。そのため最終局面では売主さまも買主さまも非常にセンシティブになり、希望条件がぶつかってしまうことも少なくありません。
そこで双方の間に入って想いを受け止め、さまざまなプランや対案を示すのが私たちの役割です。双方が納得できる条件をまとめ、円滑に承継する最後の手続きをやり切った時は、大きな達成感があります。お客さまのお役に立てたという実感を持てることが、この仕事のやりがいです」
プレッシャーの大きな業務と日々向き合い続けている持田。その中で大切にしていることがあります。
「心がけていることは2つあります。1つは、お客さまはもちろん、共に働くチームメンバーの想いをしっかりと受け止めること。そしてもう1つは、任せられた案件を最後までやり遂げる強い意志を持つことです。
地元に根付く中小企業さまのM&Aは、決して経済合理性だけで進むものではありません。そこには当事者さまのさまざまな想いが絡むため、感情面のケアが必要です。だからこそ、お客さまの想いに寄り添い、最後まで強い覚悟を持って案件を遂行することを大切にしています」
後継者不足を自分の手で解決したい。社会課題に向き合うため、選んだ再入行
2013年に横浜銀行の海老名支店に新卒入行した持田。個人渉外からキャリアをスタートさせました。
「お客さまのご要望を伺い、資産運用をご提案する個人渉外の業務を2年ほど担当しました。その後、ジョブローテーションで法人の新規開拓業務を経験しました。お客さま自身も気づいていない課題を見つけ、解決策となる金融サービスをご提案することにやりがいを感じていました。しかし入行して3年が経った頃、まだ若かった私は銀行以外の世界も見てみたいと思うようになったのです」
そこで持田は転職を決意し、大手メーカー系のファイナンス会社に入社。複雑な商流に介在し交渉力を磨く中で、ある社会課題に直面します。
「リース提案に5年ほど携わる中で、製造業のお客さまから後継者不足のお悩みについて多くご相談を受けました。この深刻な社会課題を自分の手で解決したいと考え、今度はM&A専門会社へ籍を移しました。
M&Aを初めて経験し、人生をかけた決断を形にする仕事の価値を実感したことで、アドバイザーとしてさらに成長したいと考えるようになりました」
前職では出張が多く、東海や東北などさまざまな地域の案件に携わっていた持田。その経験を通じ、心境に変化が芽生え始めます。
「神奈川のお客さまの案件を成約へ導いた際、『地元に貢献できてよかった』という深い喜びを実感したのです。やはり生まれ故郷である神奈川で働きたいという想いが強まる中、仕事で当行の上司と会う機会があり、アルムナイ採用の話を聞きました。
そして同時期に新卒時代の支店の仲間と集まった際に、『戻っておいでよ』と温かく声をかけてもらったのです。退職後も仲間とつながっていたことや、家族のサポートのおかげで、アルムナイ採用への応募に踏み切れました」
周囲の応援を胸に、約9年の時を経て、持田は2025年8月に横浜銀行へ再入行を果たしました。
「再入行後、同期や当時の職場の仲間から、社内チャットやメールで『おかえり』とたくさんのメッセージをもらいました。復職に対する否定的な反応は一切なく、温かく迎えてもらえたためとても心強かったです」
大規模案件を通じて実感した、銀行だからこその信頼。再び働く中で見えた新たな価値
再入行した持田は、前職の経験を活かしてM&Aを担当。中でも先輩とともに半年間かけて取り組んだ大規模な案件が印象に残っていると話します。
「取引は数十億円単位となり、私がこれまで関与した案件の中でも最大の規模でした。前職でもさまざまな案件を担当してきましたが、これほど大規模な取引の相談が直接寄せられた経験はありません。長年の信頼を築いてきた、横浜銀行だからできることだと感じました」
一度外に出たからこそ、行内にいた時には当たり前になっていた横浜銀行の価値に、あらためて気づいたと持田は続けます。
「外の世界を経験して実感したのは、当行に入ってくる情報量の圧倒的な多さです。それは横浜銀行が地域と共に歩んできた歴史と、その中で培ってきたブランド力があるからこそだと言えます。若い行員にも、その価値の重みを伝えるようにしています。
外部での経験は、当行の強みに気づくきっかけになっただけでなく、成長の糧にもなりました。これまで以上にお客さまの視点に立ち、物事を突き詰めて考えられるようになったと感じています。お客さまの重大な決断をお預かりするにふさわしい準備を徹底して行う姿勢は、現在の業務に活かされています」
前職の経験も活かしながら、横浜銀行で新たなキャリアを築いていく中で、持田は大きな成長を実感しています。
「M&A専門会社では取引を見送るような難易度の高い案件でも、当行では簡単にお断りせずに何か良い方法がないかを必ず検討します。それはお客さまとの間で長年築いてきた信頼関係を大切にしているからこそです。
また、お客さまの業種も多種多様なため、お付き合いをさせていただく中で自身の知見やスキルが磨かれていくのを実感しています」
地域に選ばれ続ける横浜銀行だからできる支援を。お客さまの未来に伴走し続けるために
持田が再入行してから約1年。仕事と向き合う中で、横浜銀行ならではの強みをあらためて実感していると話します。
「当行の強みは、神奈川・東京という企業や人口が集中するエリアに強固な基盤を持っていることです。この恵まれた環境に加え、世間的な認知度の高さもあります。そして融資や預金にとどまらず、提案できるソリューションの幅が広い点も強みです。法人のお客さまの企業価値向上から、個人のお客さまの資産運用まで、多様なニーズにお応えできるのは当行の組織力があるからだと思います。
また、組織の強さだけでなく、人の優しさも働く中で感じる魅力です。新人時代に上司の指導が厳しかったのは、自分の成長を心から願う優しさだったのだと、今ではとても感謝しています。
皆がプロ意識を持って仕事をしているため、時には議論が白熱することもありますが、意見が否定されることは絶対にありません。お互いを尊重しながら切磋琢磨できる優秀な人財がそろっており、金融業の原点である『人が財産』という思想が体現されている組織だと思います」
この環境を活かし、持田は次の目標に向かって成長を続けていきます。
「M&Aのアドバイザリーとして、社内外から絶大な信頼を置かれる存在になることが直近の目標です。財務や税務、法務など広範な知識が求められるため、これから何十年もかけて専門性を高めていきたいと思います。
そして一番大きな夢は、神奈川県の後継者不在率の減少に貢献することです。2025年において55.8%と高い水準が続いているため、生まれ育った地域の事業承継を支えていきたいと考えています」
横浜銀行に再び戻り、新たに見つけた夢。その実現に向かって挑戦を続ける持田が、これから新たな一歩を踏み出そうとする未来の仲間にメッセージを送ります。
「私と同じく一度外に出て当行の良さに気づいたアルムナイの方には、ぜひ再入行を検討してほしいです。社歴や経歴にかかわらず、キャリア採用の方も成果が公正に評価される仕組みが整えられています。新卒の方は、銀行に対して旧式で堅苦しいというイメージをお持ちかもしれませんが、横浜銀行はDXを推進し、柔軟な働き方ができる制度も充実しています。ぜひ、安心して飛び込んでほしいです」
再入行したことで、横浜銀行ならではの価値を実感した持田。これからも仲間と共に専門性を高め合いながら、お客さまや地域に新たな価値を届ける存在へ。そして10年後、20年後も、その仲間とともに、横浜銀行でソリューション営業の可能性を広げていきます。
※ 記載内容は2026年6月時点のものです
