ECU開発プロジェクトに従事しながら、グループ拡大に挑む
隅田は現在、大手システム開発会社にてECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる、自動車などに搭載されている電子制御装置の開発に携わっています。大手自動車メーカーから依頼を受け、プロジェクトを進めています。
「ECUは簡単に言うとコンピューターのことです。たとえば、車に搭載する場合には、安全かつスムーズに動くようにエンジンやブレーキ、通信機器などのシステムを制御する重要な役割を担います。開発プロジェクトの種類や期間はさまざまで、約3カ月の短期間で既存車種の量産対応としてECU内の故障を検知する部品を開発するものから、数年かけてこれまでに開発実績のない電気自動車の急速充電器向けのECUを開発するものまであります。
私はプロジェクトを進めると同時に、主任として業務の規模を拡大するために、メンバーの教育や管理も行っています」
2022年にアビストに入社し、SE(ソフトウェアエンジニア)として活躍する隅田ですが、どんな仕事も進める上で大事にしていることは「手を抜かない」ことだと語ります。
「どんな状況でも『手を抜かない』ことは大切にしています。たとえば、品質総点検の仕事では、プログラムのソースが仕様書や設計書と結びついているか、一つひとつ確認する作業があります。確認せずに進める人もいるかもしれませんが、間違っていればプログラムは意図通りに動きません。
若手のころからどんなに小さなことでも必ず確認し、疑問があれば調べたり周囲に聞いたりしながら仕事と向き合ってきました。また、相手が話しやすい雰囲気をつくることも心がけています。冗談を交えるなど、リラックスした環境を作ることで、自分自身も周囲も仕事がしやすくなると考えています」
研究職からSEへキャリアチェンジ。さらなる成長のためアビストに入社
隅田は、もともとは大学院の機能工学専攻を卒業後、新卒でベアリングメーカーにて研究職としてキャリアをスタートさせました。
「ベアリングという機械部品の試験・評価などを行う仕事をしていました。3年ほど働いていましたが、体調を崩してしまい転職を決意しました。試験や評価の記録をExcelで管理していましたが、その際に自動化するためにマクロを組んだことが楽しいと感じました。
また、テレワークができるようになり、通勤時間を自分の時間に使えることも利点と感じ、SEをめざすことにしたんです。前職であるIT関連会社へ転職し、未経験からスタートしました。業務は、主にハイブリット車や電気自動車の補機バッテリーを制御するAPL(※)の仕様決定・組み込み開発を行っていました」
※ APLとは「Application Programming Layer」の略で、ソフトウェアやシステムの中間層として動作するプログラムのこと
SEとして再スタートし、3年ほど働いていた隅田ですが、あることがきっかけで転職を考えるようになります。
「社内の教育や評価制度が大きく見直されることになり、新しい評価制度ができるまで3~5年かかるという話を上司から聞いたんです。できあがるまではどれだけ仕事を頑張っても頑張らなくても評価が同じで、目標もない状態が続くという話を聞き、自分自身のスキルアップにつながらないと思い、再び転職を考えるようになりました」
前職のスキルを活かせる仕事を軸に、組み込みに限らずWeb開発などさまざまな業界を見ていたという隅田ですが、その中でアビストに出会います。
「アビストは教育制度や評価制度がきちんとしていたのもそうですが、当時の採用担当の方が、私の働き方に関する要望なども真摯に受け止めて話を聞いてくれました。希望が可能な限り通るように尽力してくださったのを見て、アビストは社員を大切にしてくれる会社だと感じ、入社を決めました」
チャレンジングな環境でも手を抜かない。グループの規模拡大のため日々奮闘
隅田は、アビストの名古屋支店のソフトウェアの部署立ち上げにジョインする形で入社しました。現在の大手システム開発会社にてプロジェクトに参加するかたわら、グループの規模の拡大をミッションに主任を任されました。
「前職でもチームリーダーとしての役割を担ったことはありましたが、部署をゼロから立ち上げるのは初めての挑戦でした。任されるようになってから、発言する意見の責任の重さを実感するようになりました。
私の意見で拡大に向けた方向性も左右されるため、より正確に回答できるよう、手を抜くことなく入念に準備するようになりました。顧客からの要望に高いレベルで応えるためには、人数の拡大とメンバー一人ひとりの技術スキルの向上が必要です。どのように教育し、拡大していくかを考え、スキルマップを作成し、顧客先に提案するなど、手探りで進めています」
新たなチャレンジに時には頭を悩ませながらも、目標に向けて手を抜かずに進めている隅田。それでも、今のアビストでの仕事にはとてもやりがいを感じていると話します。
「実績がないものを作ることにやりがいを感じています。たとえば、アビストには資格取得支援制度がありますが、これまでは古いものも多かったため、リニューアルが必要だと感じました。今必要な資格は何なのかを調べ、取り入れた方が良いと思うものは提案を行いました。
結果的にグループやメンバー一人ひとりの成長につながれば、嬉しいです。また、私が携わるECUは車に複数搭載されており、小さいものですが、一つひとつに重要な役割があります。プログラム上での世界は広くて深く、まだ知らないことがたくさんあります。新しいことを学ぶ楽しさも、やりがいにつながっています」
プロフェッショナルな姿勢を大切に、自分らしい進め方で目標に挑む
アビストに入社し2年。隅田の挑戦はまだ始まったばかりですが、今後の目標についてこのように語ります。
「グループの拡大は直近の目標として置いていますが、個人としてはあまり目に見える形での目標は立てていません。とにかく手を抜かずに目の前の仕事に向き合っていれば、点と点が線でつながって、いずれグループとしての目標は達成できて、自然とうまくいく。あまり重く捉えずに今求められていることに応えていくことが自分に合った進め方だと思っています」
最後に、隅田はこれから入社する社員に向けてこのようなメッセージを送ります。
「求められていることに対して、そのまま答えるのではなく、相手の依頼の背景までを理解して、求めていること以上に応えようという姿勢を持つことが大切だと感じています。そのためには自分自身の引き出しを増やしていかなければならない。
だからこそ、日々『手を抜かない』ということが大事だと私は思います。ぜひそのような方と一緒に仕事をして、共に成長していけたら嬉しいですね」
隅田は、グループの発展をめざし挑戦を続けています。彼のプロフェッショナルな姿勢と日々の努力が、いずれ大きな花を咲かせる日が来るまで、アビストは心から応援しています。
※ 記載内容は2024年6月時点のものです
