自動車好きな、明るい少年時代。「伝える」か「教える」か、迷いながら選んだ未来
幼少期から自動車が大好きで、誰とでも仲良くなれる明るい性格だった半田。高校時代はその性格を活かして生徒会に所属し、多くの人との関わりの中で充実した日々を過ごしました。
「当時は学園祭や体育祭の運営に裏方として奔走していました。クラスの枠を超えて友達がたくさんできましたし、先生との距離も近くて。放課後に一緒にごはんを食べに行くこともありました。
生徒会に入ったからこそ、さまざまな立場の人と関わる、貴重な経験ができたと思います」
そんな経験を通して、将来について漠然と2つの夢を持つようになります。1つは子どものころから好きだった「自動車」に関わる仕事。そしてもう1つは「先生になる」という道でした。
「学校を運営する側として関わったことで、先生という仕事にも魅力を感じるようになりました。とはいえ、当時はまだどちらかに絞ることができず、将来の選択肢を広げるために、教員免許の取得が可能で、かつ経済や経営の知識も身につく経営学部へ進学することに決めました」
大学では、経営を学びながら教育系のサークルに所属し、教師をめざす仲間たちと切磋琢磨する日々。しかしやがて、別の可能性にも気づくようになります。きっかけは、アルバイトで経験した携帯電話の販売でした。
「ショッピングモールのブースで、お客さまに商品の魅力を伝えて販売する仕事でした。いろいろなお客さまとお話しして、商品を紹介していくことがとても楽しかったんです。
『教える』ことも好きだけど、『伝える』こともおもしろいと気づき、自分は営業職のほうが向いているかもしれない、と思うようになりました」
この経験をきっかけに、半田は営業職をめざすことを決意。自動車業界や、建物・インテリアが好きだったことから建材メーカーなど、モノづくりに関わる業界を中心に企業を探し、最終的に照明器具などを扱う建材メーカーに入社を決めました。
想定外の配属が、思わぬ転機に。理想の働き方をめざしてアビストに入社
営業職として社会人のスタートを切る──そう思って入社した半田でしたが、現実は違っていました。配属されたのは、ショッピングモールなどの電気工事を担当する「施工管理」の部署でした。
「総合職で入社したので、いろんな部署を経験する可能性があることは理解していました。ただ、やっぱり営業職がしたかったと、自分としては正直なところ落胆もありました」
とはいえ、落胆したまま立ち止まる半田ではありませんでした。「好きなことを仕事にできているし、まずは与えられた仕事にしっかり向き合おう」と気持ちを切り替え、前向きに仕事に取り組んでいきました。
「業務自体は、自分の好きなインテリアに関わることができているし、まずは頑張ってみようと思いました。しかし、実際の働き方は想像以上にハードなものでした。
日中の業務後に現場へ向かうことも多く、プライベートな時間を確保することが難しい毎日が続きました」
理想とのギャップに苦しみながらも、現場で経験を積み半年ほどたったある日、転機が訪れます。部署内で図面を作成する担当に欠員が出たことで、その業務を引き継ぐことになりました。
「CADソフトを使って、インテリアのデザイナーさんから渡された図面をもとに、電気の配線図を描く仕事です。営業職ではないものの、これまでのような過酷な働き方ではなくなり、デスクワーク中心の業務に変わりました。残業はありましたが、ようやくプライベートの時間も確保できるようになったんです。
文系出身の自分にとっては、CADソフトに触れるのは初めての経験でしたが、せっかくならしっかり身につけてみようと思い、そこからは設計の仕事にのめり込んでいきました」
CADのスキルも習得し、電気設備設計に関わる中で、仕事のおもしろさも少しずつ感じるようになっていた半田。しかし、3年が経つ頃には、また新たな悩みが浮上していました。
「この環境で長期的なキャリアを築いていけるのか、将来像がなかなか描けなかったんです。働き方や待遇面を見つめ直したいという気持ちが強くなり、自身のキャリアについてあらためて考えるようになりました」
2度目のキャリア選択。今度こそやりたい仕事に就いて、働きやすい環境で安心して仕事に向き合いたい。そう考えた半田は、営業職だけでなく、これまでの経験が活かせる設計職ができる企業、そして好きな自動車に関わる業界にも目を向けて転職活動を開始しました。そこで出会ったのがアビストでした。
「アビストは入社前の面接の時から、『自動車メーカーで設計の仕事をする』ということがはっきりしていました。しかも3D-CADを使用した設計開発を強みとしていて、これまでの経験が活かせそうだと感じました。
何より好きな『車』に関われることがモチベーションにつながると思いましたし、面接官の方もフランクで話しやすく、ここならやっていけそうだなと感じました」
また、面接では長く働ける会社かどうかも念入りに確認。有給は取得しやすい環境か、休日はカレンダー通りか──。そうした「働きやすさ」への期待感も、アビストへの入社を後押しした大きな要因でした。
「自分の経験を活かせること、好きなものに関われること、安心して長く働ける環境。この3つがそろっていることが自分にとっては一番の理想でした。アビストではそれが叶えられるかもしれないと思い、入社を決意しました」
好きな「自動車」に関われている喜び。理系の知識に苦戦しつつも、成長を日々実感
アビストに入社してからは、約1カ月間「3D-CAD(CATIA)」の研修を受講した半田。その後、大手自動車メーカーの内装部品の設計部署に配属され、現在は部品の図面修正や仕入れ先との調整、また法規の確認などを担当しています。
「自動車の部品というのは、毎年少しずつ改良されていくんです。その際に自社で製造している部品は図面を修正し、仕入れ先で作っている部品はこちらで方針を決め、まとめて修正を依頼します。
また、安全基準など車の法規に抵触していないかどうかを確認するのも、重要な業務の1つです」
部署内のアビストのチームは半田を含め3名が在籍しています。ほとんど未経験からスタートした半田にとって、先輩社員の存在やアビストのサポートは大きな支えになっています。
「前職でCADの使用経験があるとはいえ、実際に使用するのは『CATIA』というハイエンドなCADで、操作方法も異なります。また、単純に車が好きだといっても、仕事で求められる知識はまったくの別物です。文系出身の私にとっては、数学や物理の知識はほとんどゼロで、高校時代を思い出しながら学びなおす必要がありました。
最初はわからないことばかりで不安でしたが、先輩たちは忙しい中親身になって教えてくれました。困っても相談できる環境や、アビストのサポートがあるおかげで、業務に専念できています」
入社して約1年半が経った現在。少しずつできる業務も増え、お客さまからの信頼を得られるようになり、半田は確かな手応えを感じています。
「お客さまからの指示や依頼に、自分なりに丁寧に対応をしたことがありました。その時、『アビストに任せてよかった』と感謝されたことがとても嬉しかったですね。
また、この仕事は社内の多くの部署や取引先の方と関わる機会が多くあります。これまでは誰かに何かを『論理的に説明する』という経験が少なかったんです。
でも実際は、まず結論を伝えてからその理由や背景を説明していくという順序がとても大事なんですよね。仕事をする中でお客さまや上司から指摘があり、できていないことに気づきました。それからは何度も繰り返す中で自然と身についてきたと感じています。
そしてなによりも、好きな『車』に関われているだけで、モチベーション高く働けています」
安心して挑戦できる場所。アビストで描く「次の自分」
好きな「車」に関わりながら、アビストでさまざまな経験を積み、成長してきた半田。今後の目標は、まず今の環境でプロフェッショナルになることだと決意を語ります。
「今後の目標は、今のチーム内で任せてもらえる業務の幅を広げ、内装部品に精通した設計者になることです。
その上で、もし機会をいただけるのなら、部品の設計開発の仕事にも挑戦してみたいです。そして、いずれは自分の経験を後輩に教える、という立場にもなっていけたらいいですね」
また、アビストには中途入社者でも安心して働ける環境が整っていると話します。
「入社前にイメージしていた働き方にギャップはありませんでした。休みもきちんと取れる環境ですし、安心して働けています。研修も定期的に行われていて、若手社員から中堅社員、役職者向けの研修もあります。
また、アビストはサークル活動がある点も魅力的です。普段の業務では出会えない社員と交流できる機会があるのは良いですね。私も最近フットサルサークルに誘われていて、行ってみようかなと思っています」
最後にアビストに入社を考える人に向けて、このようなメッセージをくれました。
「最初は不安もあるかもしれません。でもアビストでは入社後に研修がありますし、自分のスキルや経験値はきちんと配属先に共有された上で現場に入るので、経験が浅くてもきちんと教えてくれる環境があると思っています。
私自身も文系出身で、『車が好き』という気持ちからのスタートでしたが、周囲に助けられながら、少しずつ成長を実感できるようになりました。挑戦したい気持ちのある方には、ぜひ一歩踏み出してみてほしいですね」
迷いながらも歩み続けた先で、ようやく出会えた「車の設計」という仕事。今では自信をもって仕事に向き合い、確かな手応えと成長を感じながら働いています。
その半田の挑戦を、アビストはこれからもそっと見守り、支えていきます。
※ 記載内容は2025年6月時点のものです
