お金や経済への関心を養った中学生時代。大学卒業後は迷わず金融業界へ
現在、花輪は西部地区本部の支店で融資業務を担当しています。
「融資係の役割は、お客さまが必要とする資金の借り入れをサポートすることです。支店の融資係は私を入れて4名。中でも、私はマイカーローンやカードローンなどの無担保ローンを申し込まれたお客さまの事務手続きや、その他ご融資後の管理業務などを行っています」
2022年に新卒採用で入行した花輪は、就職活動のときからすでに金融業界に的を絞っていたと言いますが、その原点となる体験があったのは中学生のときでした。
「当時はゲームに夢中で、新作ゲームが発売されるたびに手に入れたいと思っていました。でも、一般の中学生の所持金では到底買えません。そこで、『自由に使えるお金があれば、好きなゲームを手に入れられるんだ』と思ったことをきっかけに、お金に興味を持つようになったんです」
お金への関心を持ち続けたまま、高校卒業後は大学の経済学部に進学。会計系の学科で4年間金融について学びを深め、FPや日商簿記の資格を取得しました。「自分の手で稼ぎたい」という意識の向上とともに、金融機関への関心がますます高まっていったと言います。
「企業に就職して給料をいただくだけでなく、投資などを通して自分の資産を増やしていきたいという思いがあって。そのためには、まず知識が必要と考え、お金について学べる金融業界を志すようになりました。
また、自分が仕事を通して得た金融知識をお客さまに還元できれば、それが大きなやりがいにつながるとも思っていました」
東京と地元山梨の金融機関の選考を受けた花輪。山梨中央銀行の地域密着の姿勢と行員の人柄が入行の決め手になりました。
「山梨中央銀行は、 山梨と東京と神奈川にしか支店がないため、転勤で全国各地へ赴くことはありません。慣れ親しんだ場所で働いたり、地域に根ざして仕事ができたりすることが魅力でした。
また、銀行には概して堅いイメージを持っていたのですが、面接官の方がとてもフランクで、最終面接まで和気あいあいとした雰囲気の中リラックスしてお話ができたことも安心につながりました」
ジョブトライアルに応募。入行前からの憧れだった市場国際部へ
山梨中央銀行には、行員の自己実現をサポートするさまざまなキャリア制度があります。花輪が入行1年目に活用した「ジョブトライアル」制度もそのひとつです。
これは、現在の業務に取り組みながら、興味のある他部署の業務を経験できるというもの。行員は自身のキャリアプランや将来やりたいことに沿って部や課を選択することができます。
「1年目の12月に、全行員向けのお知らせでジョブトライアル制度の存在を知り、おもしろそうだと思って応募を決めました。頻度は月1回で、通常業務に支障がないことから上司に快諾をもらった上で申請。ジョブトライアルへの参加が認められたのはそれから約1週間後でした」
花輪がジョブトライアルで選んだ部署は、本部の市場国際部。花輪が入行前から興味を持っていた部署でした。
「市場国際部のことを知ったのは就職活動中の会社説明会でのこと。投資などを専門としている部署だと知り、まさに自分のやりたいことができる場所だと考えていました。
また、金融のプロとしてスキルアップするために証券アナリストの勉強もしたいと考えていたので、証券アナリストの資格を保有する方々とつながりを持ちたいとの思いから、市場国際部でのジョブトライアルを申し込みました」
こうして、2023年1〜6月までの半年間にわたり、花輪は全6回のジョブトライアルを経験。普段の業務とは違う、貴重な経験ができたと花輪は振り返ります。
「職制上、有価証券の売買発注業務という大きな責任がともなう仕事には携われませんでしたが、ジョブトライアル生として部内の運用会議や証券会社の著名アナリストとの1on1セミナーに参加させていただきました。知識を飛躍的に向上させる足がかりになったと思います」
さらに、市場国際部の業務に関連する事前課題を出題され、準備してきた回答に対して先輩社員からフィードバックを受ける機会もありました。
「事前課題のテーマは大きくふたつ。ひとつめが日経平均株価やニューヨークダウなどの指標の向こう6カ月間の予測を立てるものでした。もうひとつのテーマは、『10億円を保持していたら、どのような投資で資産配分をしていくか』。国内株式や外国株式、円債や外債をそれぞれ何%ずつにするかを考えてポジショニングし、最終的な損益を報告するというものでした」
金融知識が身につき、「なぜ?」を考えながら仕事に臨めるように
日経平均株価やニューヨークダウなど指標の予測というテーマについては、自身が課題に取り組むだけでなく、市場国際部で働く先輩たちが半年前に立てた予測を見ながら実際の数字と比較する経験も。
「市場国際部の先輩方であっても、予測と実際の指標には乖離している部分がありました。プロであっても市場の的確な予測は困難。仕事の奥深さをあらためて知る良い機会になりました」
また、全6回のジョブトライアルの中では、1回目が債券、2回目が株、3回目が為替という具合に、異なる専門知識を持った先輩行員がローテーションで指導を担当。各分野について存分に質問することができたと言います。
「とくに印象に残っているのが、株を担当している先輩が『個人投資家の方のX(旧Twitter)からよく情報を収集している』とおっしゃっていたことです。市場国際部の業務に触れて知識不足を痛感して以来、毎朝Webサイトなどで市場動向をチェックしていたのですが、情報収集の手段の多様さを教えていただいたと思っています」
ジョブトライアル最終日には、銀行以外の金融業界を知る目的で東京出張の機会を与えられた花輪。証券会社や短資会社の本社に足を踏み入れ、資産運用に取り組む社員の仕事ぶりを見たり、為替についての講義を受けたりといった機会にも恵まれています。
「大手の証券会社や短資会社に行かせていただき、規模感の違いにまず驚きました。そこで働く社員の方々からはスキルレベルの高さが伝わってきて、『自分もこんな人たちと肩を並べて働けるようになりたい』と思うように。とても刺激的な体験でした」
ジョブトライアルでのこうした一連の経験を経て、幅広い金融知識を身につけたことで物事の捉え方も大きく変わったと花輪は言います。
「たとえば、住宅ローンの金利が変動したときに『変動したんだ』で終わるのではなく、『変動要因はなんだろう』『なぜ、その金利になったんだろう』と考えるようになるなど、日々の業務への向き合い方が一変しました。市場国際部の先輩方の知識レベルに追いつこうと、インプットを重ねるうちに知識が身についたからだと思います」
また、証券アナリストの資格を保有する先輩方とのつながりを持てたことも収穫でした。
「市場国際部にも証券アナリストの資格を持つ先輩方がいましたし、最終日にご挨拶させていただいた証券会社の方はほぼ全員が証券アナリストの資格の保持者。勉強方法などについて、たくさん質問をさせていただきました。難しい資格ですが、いただいた情報を参考にして自分もできるだけ早く取得するつもりです」
理想とするキャリアプラン実現のために、まずはお客さまから頼られる存在に
入行前から興味のあった、市場国際部へのジョブトライアルを入行1~2年目という早い時期に経験した花輪。市場国際部の業務を知る中で、キャリアプランがより明確になったと話します。
「市場国際部で活躍するベテランの先輩行員の姿を目の当たりにしたことで、まずはいま自分がいる場所、あるいは別の場所でしっかりと経験を積み、十分に通用するだけの実力をつけた上で市場国際部に挑戦したいと思うようになりました。
また、ジョブトライアルに挑戦できるのは毎年2回。市場国際部以外の部署の業務も経験してみたいと考えているところです」
自身が描くキャリアプランの実現に向けて、今後はひたすら知識を身につけていきたいと言う花輪。いまめざすのは、ワンストップソリューションです。
「お客さまから融資の相談を受けたときは自信を持って答えられますが、預金や金融資産について聞かれると、まだまだ知識不足を感じる場面があります。まずは、自分ひとりでお客さまの幅広い相談に乗れるような存在になりたいです。
知識は身につけただけ、お客さまに還元して役立てられるもの。よりいっそう励んでいくつもりです」
入行1年目から制度を活用するなど、能動的に自身のキャリアを考え切り拓いてきた花輪。山梨中央銀行の魅力として、挑戦の機会が多く地域密着の金融機関である点を強調します。
「1年目からジョブトライアルに参加した同期が、私以外に何人かいます。山梨中央銀行には、若手行員に対して積極的にチャンスを与え、成長を促してくれる環境があると思います。
また、当行は県内唯一の地方銀行であるため、県内のほとんどのお客さまとの接点があります。恵まれた状況下で地域密着型の営業活動ができることも、山梨中央銀行ならではの魅力です」
周囲の手厚いサポートを受けながら、若手が積極的に機会を掴みにいける理想的な環境の中で。花輪はこれからもチャレンジを繰り返しながら、自身が描く理想の銀行員像を追いかけ続けます。
※ 記載内容は2023年10月時点のものです
