不動産領域から新規事業まで幅広いことに携わったキャリア
──新卒入社をされた広瀬さんですが、当時ザイマックスに入社した経緯・理由を教えてください。
当時、僕は早稲田の大学院で建築を学んでいたのですが、ザイマックスで働いている学科の先輩がセミナーに来てくれたことが知るきっかけでした。建築の大学院を出ると、ゼネコンや設計事務所に就職することが多かったのですが、建物を不動産として、ビジネスとして扱いたいという想いもあり、デベ(デベロッパー)も含めて不動産業界を見ていました。
ただ、ザイマックスは何をやっているのかさっぱりわからなくて(笑)。でも、そのさっぱりわからないことをとても楽しそうに社員が話していたんですよね。当時の僕にとっては、何をやっているのかある程度理解できるデベよりも、よくわからないことをひたすら楽しそうにやっているザイマックスの方がおもしろそうに見えたんです。
今は8,000人弱の社員がいるザイマックスも当時は200人規模の小さい会社でしたし、ホームページも強面の社長が載っていましたので(笑)、親の反対もありました。ただ、自分で説得をしてこの会社に入ることを決意しました。
──入社してからの経歴を教えてください。
まず、外資の投資家や国内の不動産会社など不動産のプロを顧客とした売買仲介やデューデリ(デューデリジェンス)の仕事を経験し、2年目には一般事業法人を顧客としたCRE(企業不動産)営業の部署に異動をしました。そこから不動産マネジメント、三井住友銀行グループとの合弁会社であるマックスリアルティでのアセットマネジメント業務と不動産領域を幅広く経験しました。
マックスリアルティ出向中には、大手金融機関が所有する不動産戦略の立案・実行のサポートを銀行に常駐しながら行っていました。自ら単独で行うのではなく、ザイマックスが持つあらゆる不動産に関するソリューションを使いんがら進めていました。
そして、2015年にザイマックスがインバウンドの新規事業を始めるということで公募があり、僕も手をあげて異動をしました。そこからホテル、リネン事業、経営企画部、そして現在の新戦略人事部と会社の中でも枠にはまらずに新たなことに挑戦していく部署でのキャリアを歩んでいます。
まだ世の中にないことに挑戦し、想像しえない集団であるからおもしろい
──ホテルの新規事業部署へ異動されて、これまでと仕事の進め方はまったく違ったかと思いますが、大変だったことはありますか?
大変なことはたくさんあったけど(笑)、話すとしたらやはり他の会社がまだ取り組んでいないことに挑戦すること。他のホテルと同じことをやって後追いしても、目の前の売上は出るかもしれないけど、ザイマックスがやる意味はまったくありません。真似をすることで結果を出すよりも、新しいことをやって更なる高みにチャレンジしてこそ意味があり、それがザイマックスらしさであると思っていました。
まだコロナ禍前で、これからインバウンド旅行者が増えるという時期だったので、ホテル事業を進めるにしても「どの国のどういう人をターゲットにして、どういうホテルを作っていくのがいいのか」「これから増加していくインバウンドにウケるものって何なのか」──まだこの世の中にないものを創り出すために、ひたすら行動していた日々を今でも覚えていますね。
他のホテルのことを知るために1日2つのホテルに泊まって、出てくる料理を食べてサービスを受け、泊まったホテルの図面もたくさんかきました。「本当にうまくいくのか?」。そんな声がなかったわけではありませんが、それを乗り越え、今成功と言える事業にまで成長したことはとても嬉しく思います。
自分が入社した時にはザイマックスがホテル事業、リネン事業を始めるなんてまったく想像していませんでしたし、当時とは形も事業も違う会社になっています。でも、そういう想像しえない集団、会社だからおもしろいと思うんですよね。
商品ではなく、集団の力・人で勝負をする会社で働くということ
──仕事をされる上で大切にしている価値観を教えてください。
「遠くの夢を追いながらも、一隅を照らす」という言葉です。「一隅を照らす」という言葉は、アフガニスタンで水資源の確保に取り組まれ、2019年に亡くなった中村 哲医師がよく使われており、「一人ひとりが自身の置かれている場所、立場において、他の人や社会を大切にしながら輝くこと。自分のことだけではなく、周りの人や社会の幸せを願って生きること。」という意味です。
僕は目の前のことも大切だと思いますが、その先にある目標やビジョンも大切だと思うので「遠くの夢を追いながらも」という言葉を付け足しています。
また、周りの人の笑顔も、僕にとってはモチベーションですね。どんな大変なこともやり切った先の周りの笑顔を見ると、やってよかったなと思います。
──これまで、さまざまな部署を経験してきた広瀬さんが考えるザイマックスらしさとは?
大きく3つあります。まずは、先ほどホテル事業の話にもあったように「変化を先取りすること」。
次に「伝えること(≒コミュニケーション)に圧倒的なパワーをかけること」。島田さん(会長)がブログで自身の考えを社内向けに発信していたり、8000名弱の規模の会社になっても各事業でどんなことをやっているのか、どんな人がいるのかを社内報やポータルサイトで日々情報発信をしたり、社員同士が交流する場として「からくさラウンジ(社員食堂)」を作ったり、日々の打ち合わせや研修などここまでインナーコミュニケーションを大切にしている会社はなかなかないんじゃないかなと思います。
ザイマックスは何かモノを作って売っている会社ではなく、人がサービスを提供している会社なので、人や集団の力で勝負をする会社です。
集団の力で勝負をするためには、各々が当事者意識を持ち、「自立した職業人」(※)になることがとても大切です。それらを醸成するためにも、普段から会社が今どういう状況なのか、周りの部署がどういうことをしているのか、会社はどういうことを考えているのかなど会社のことを知ってほしいと思います。
そして、最後は「長期で考えること」。これもすごく大切です。
事業も人も長期で考える。今あるフレームにあてはめるのではなく、フレームを作っていく。目の前のことだけで決断せずに、ビジョンに向かっていることであれば、すぐに結果が出なくても良いという考え方ですね。
もし、ザイマックスが短期的な目線ばかり気にする会社であれば、不動産マネジメント事業が今の規模になることも、リネン事業に挑戦することはなかったと思いますし、コロナ禍でホテル事業からすぐに撤退していたかもしれないので、今出ている結果は残せなかったと思います。
一方で、戦略的にやめた方が良いものはすぐにやめる決断を下す。一度挑戦したことから引き返す強さがあるのも、ザイマックスらしくて大切なものですね。日常的に新しいことに挑戦したり、引き返したりをしっかり行動に移せる会社というのも多くはないと思います。
答えのある世界からの脱却と自ら型を作りに行くことへの挑戦
──これから入社してくる人や若手に期待すること、大切にしてほしいことを教えてください!
型にはまらないこと、答えのないことに対する肯定力、やってみる精神ですね。今まで学生のみなさんは、勉強という答えのある世界で生きてきたと思います。そこからぜひ脱却してみてください。
今当たり前の答えとされている型というのは、世の中が変われば変わっていきます。そして会社も変わっていきます。だからこそ、今ある型にはまるのではなくて、自ら形を作りにいくこと。それがビジネスの本質だと思いますし、僕はこれから入社してくる皆さんにはそれを求めたいです。
未知数に挑戦できる人、共感ができる人がザイマックスグループに来てくれることを期待しています。
※ 記載内容は2025年1月時点のものです
