ザイマックスグループでは『からくさ』という社内報を隔月で刊行しています。誌面では、ザイマックスグループの事業のこと、働く人のことなど、毎回さまざまな特集が組まれています。7,000人規模の会社となった今も、社員一人ひとりが、自身の目の前の仕事だけでなく、他部署や他事業、グループ全体のことを知り、刺激を受ける良い機会となっています。
その『からくさ』の中で、ぜひ皆さんにも読んでいただきたい記事がありますので、ご紹介させていただきます!私たちがグループとして大切にしている「挑戦」についての座談会です。グループ内部向けの内容のため、わかりにくい部分もあるかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでみてください。
『からくさ』vol.182 発行日/2023年10月30日
2000年当時、日本では黎明期にあったプロパティマネジメント事業の展開を企図して誕生したザイマックス。それから今日に至るまでにさまざまな事業が生み出され、「日本随一の総合不動産サービスプロバイダー」をめざす土台が築かれてきました。
事業を創るにあたり、何を大切にしてきたのか?どんな指針のもとアクションを起こしていったのか?そうした価値観は、今まさに挑戦の真っただ中である、BS松竹東急(※1)やリネン事業、ジザイめっけ(※2)、サラにおける清掃という事業の捉え直し……といった取り組みにも通じるものがあります。
特集では、実際にいま新たな取り組みへ向き合うみなさんの姿を通して、ザイマックスの創業期から脈々と受け継がれてきた価値観をひも解いていきます。「新しい事業モデルの創造によるリーディングカンパニーへの挑戦」というマインドを、今一度共有する機会として。また、新たな取り組みを身近なものとして、みんなで応援していくためにも。ぜひご覧ください。
※1 詳細はこちらをご確認ください
※2 ジザイめっけ:ザイマックスのグループ会社である株式会社ジザイめっけが開発・運営するスマートフォンアプリです。地域活性に取り組む事業者(地域金融機関・TV・ラジオ局・スポーツクラブなど)や行政、有名インフルエンサーがオススメするスポットを地図と連動したデジタルブックとしてまとめて配信しており、利用者はいつでもどこでも簡単にスマホで見ることができます
▲左から、広瀬(経営企画部)・国分(ジザイめっけ事業)・関(リネン事業:ホテルのシーツやタオル、ユニフォームを洗濯するサービス)・田中(オフィスビルやホテル、商業施設の清掃事業)
──今回は、グループの各領域で新たな取り組みを推進するみなさんにお集まりいただきました!早速ですが、「事業をつくる」って、実際どんなことをやっているんですか?
関:まずは、現状を徹底的に知り尽くすことだよね。とにかく現場に行く、数字を見る、お客様や既存事業者と話す、工場で頑張っている人と話す……リネンは、ザイマックスにとっては新規事業かもしれないけど、業界自体は60年以上の歴史があってPMよりもずっと古い。世の中にないものを生み出したいわけじゃなくて、現状を尊重しながらも連続性を断ち切って、うちらしくどう捉え直すかを考え続けているかな。
田中:清掃事業もまさにそうで、どこまでいっても現場ありき。人手不足の中で思いもよらぬトラブルも起こるし、それを無視はできない。でもサラ(ザイマックスサラ:清掃を担うグループ会社)としてぶっちぎりの日本一をめざすためには、現場に視点が寄りすぎるとドラスティックな変化を起こしづらくなるから、バランスは大事にしている。「こういう未来のためにやるぞ、責任は取るから」って言い切ることが俺の役割だと思っていて。でも、何かを壊す時ってハレーションはそりゃ起こるわな。
広瀬:さらに、一度やってみたことも、そこから新しいことが見えてきて、新しいやり方を試して……の繰り返しですしね。
田中:そうね、最近もいろいろ試しているで。早朝のポストをいかに埋めるか苦労している現状から脱却するため、人の組み方や清掃時間そのものから大きく見直そうとしている。加えて、薄利の小規模物件にて新たな運営スキームを構築した上で、エリアでまとめて黒字化する挑戦も。上手くいくかどうかは、まだこれからやけど。
関:世の中がどんどん変わり続けている以上、“高速”PDCAをまわしていきたいよね。コロナみたいに積み重ねたものがすべて吹っ飛ぶような出来事だって起こるし。それならPDCAのPとかもはや要らない。事実を見てすぐ動く、すぐ変える!(笑)。やってみて間違っていたらまたすぐ引き返して。でも、10やってみたことの3だけでも合っていれば、繰り返せば10当たる。地道だけど、手間を惜しまずに。
──でも、先が見えず曖昧なまま進めていくことって怖くないですか?
国分:この4人はそんな状況もおもしろいと思えるタイプかもしれないけど(笑)、成功する確信がない中で判断していく怖さはあります。めっけも、今期から「ーーー社内情報ーーー」という大きな決断をしました。やり切ると覚悟を決めるにあたって、広瀬さんにも背中を押してもらいましたよね。「ーーー社内情報ーーー」ところまでこられたけど、物理的距離もある中でここで本腰を入れるべきだと。
「もし上手くいかなくても、もっと攻めていたらよかったという後悔だけはしない方がいい」という言葉に、その通りだなと思って。本気で地域に入り込むために、この夏からメンバーの帆足が現地に常駐して、さらなる事業推進のため活躍してくれています。
広瀬:怖さを払拭するには、行動量を増やすことが一番だよね。グループの今を支える事業の土台があるから新たなことに「挑戦」できるという「感謝」と同時に、なんとか新たな道を切り開かなくてはという「プレッシャー」は常にあると思う。BS松竹東急への挑戦も、単に放送事業に取り組むというものだけではなくて。
このチャンスを活かし、このメディアを使って、新たなグループの可能性を見いだせるかもしれない、これまでとは異なるスピード感で事業を展開することができるかもしれない、新たな価値を社会に提供できるかもしれない……そんな思いのもと、まさに今模索中です。
関:むしろ進む道が曖昧じゃなくなったら、うち以外の誰かがやり始めてしまうと思う。ザイマックスだからこそ描けるユニークな未来図をいかに確立するか、までが大切だし、おもしろいよね。
広瀬:そうですね。企業が成長・存続していくためにも、未来に目を向けた新しい取り組みや変化は絶対に不可欠。ザイマックスがこの先も魅力的な会社であるためには、会社の今を支える役割の事業ややり方と、新しいことに挑戦する役割との両輪で、お互い尊重し合いながらやっていきたいなと。
──新規事業ってちゃんと儲かっているのかな?とつい思ってしまいますが、未来を見据えているからこその挑戦なんですね。
関:儲けることはもちろん大切だけど、リネン事業単体で1億2億稼いだって、それは未来価値にならないと思っていて。リネンを基軸に、いろんなものに変化させていくことを僕らは期待されているんじゃないかな。ホテルと清掃と共に客室納品のあり方を見直して、業界構造を変えていくことだってできるはず。
国分:めっけも同じで、アプリ事業で稼げる額ってグループの中ではそこまで大きくないかもしれない。それよりも、めっけがあることで新しいビジネスチャンスを生みだせそうとか、もっとグループに還元できることがあるんじゃないかとも思います。
最近だと、たとえばザイマックス関西で「ーーー社内情報ーーー」 を攻めていることから、めっけを活用して何か仕掛けようと声をかけてくれることも。可能性を感じてもらえることはすごく嬉しいですね。
広瀬:目先の数字を追いかけるんじゃなく、「社会課題の解決に向けて、こういうことを実現したい」という意思のもと、中長期的な視点で大きな事業のインフラをつくっていくのがザイマックスらしさ。これまで培ってきたさまざまな事業の基盤がグループにあり、世代交代を見据えて組織が変わる今こそ、変化を起こすべきタイミングだと思うんです。
広瀬:新しい取り組みを進める時って、上司部下関係なくある意味フラットに意見交換ができる。だってみんな正解を知らないから。お互い全力で情報を集めて、考えて、ぶつかるほどにおもしろくなっていくと思います。
関:自分で考え抜くからぶつかるんだよね。過去のホテル事業立ち上げでは、最初は上司の亮祐さんの圧倒的なロジック力に負けて、すぐ「仰る通りです」ってなっちゃってた。でも、毎日負けないぞって必死に仕事していたら追いついてきて、ぶつかり始めるように(笑)。
広瀬:その方が楽しいですよね。喧嘩じゃなくて議論。組織として成長している実感をものすごく感じられる瞬間です。
──ほかにも、チームで取り組みを進めるにあたって意識していることはありますか?
國分:わかりやすい正解や一定の型が全くないし、成果が見えづらい仕事なので、とくに若手メンバーにとってはモチベーションを保つことが難しいだろうなと。一緒にやりながら自ら道をつくっていくおもしろさを共有できればと思っています。
広瀬:モチベーションを保つには、社内からの「あの取り組みおもしろいね」とか「こんな情報みつけたよ」とか、そんな応援の声もめちゃくちゃエネルギーになる。そうして元気を充填しながら、少しずつ事業の成長を実感してほしいかな。そして、この新しい取り組みを応援してくれる「ザイマックスの文化」をさらに醸成させていきたいですね。
──最後に、新たな取り組みを進めていくことの醍醐味を教えてください!
田中:妄想できることかな。清掃はこの先もなくならない仕事。老後まで永く楽しく働けてちゃんと稼げる、という世の中を支える一端をサラが担えるんじゃないかって妄想を描いていて。その実現のために、みんなであーしようこうしようってできる環境がありがたいね。
正直、現状は人気業界ではないかもしれないけど、描いた未来へのとっかかりとしてこんなおもしろい取り組みをやっているんだぜってもっと発信していきたい。
関:この前、ちょうど飲みに行ってその話聞かせてもらったよね。違う事業をやっている仲間との会話って、すごい勇気をもらえる。自分自身が縮こまらずちゃんと大きく手を打てているかな?って不安になった時は、「そんな挑戦しているんだ、じゃあもっとこっちも未来に向けて何かやってみよ」って。
國分:そうやって妄想する楽しさって、新規事業に限らずありますよね。これまでいろんな部署を経験してきた中で、グループのどの部門にいたって妄想を発信して受け入れてもらえる土壌はあるし、挑戦はできるなって思います。
関:妄想で描いた未来を信じ続けるには、自分で足を動かしたり人と対話したり、一定の努力が要る。未来を信じるエネルギーを自ら生み出せるよう、みんなそれぞれの持ち場で頑張っていきたいよね。
※ 記載内容は2023年10月時点のものです
