専門知識と経験を活かせる場所を求めて
大学時代は管理栄養士の専門課程で学びました。かなり勉強に打ち込んだ4年間で、1年生の時から必須単位が多く、しっかり学ぶ環境で大学時代を過ごしました。
その傍ら、土日を使って結婚式場のキッチンでアルバイトもしていました。平日は大学の勉強が忙しかったため、週末に集中して働いていました。朝7時半や8時から入って、結婚式が3件入る日などは夜遅くまで働くこともありました。今振り返ると、このアルバイト経験は非常に貴重でした。キッチンでは唯一のアルバイトで、料理長を筆頭とした環境の中で、働くということの意味や組織での立ち位置を学ぶことができました。
就職活動では、管理栄養士の資格を活かせる道を探りました。大学での実習で病院や特別養護老人ホーム、学校給食などを経験しましたが、患者さんや体の不自由な方々と関わる仕事は、確かに人の役に立てる喜びはあるものの、もっと積極的にコミュニケーションを取れる仕事に興味を持ちました。
そんな中で出会ったのがVドラッグでした。実家が岐阜だったこともあり、バローグループの一企業として知っていました。当時、ドラッグストアが急速に拡大している時期で、管理栄養士としての知識を活かしながら、お客様と直接関わることができる仕事に魅力を感じました。
特に印象的だったのは、面接での出会いです。最初の面接から当時の部長が担当してくださり、会社の中枢にいる方と直接お話できたことは、非常に心強く感じました。他社の就職活動では年の近いリクルーターと話すことが多かったのですが、Vドラッグでは現場の様子や会社の方向性について、具体的な話を聞くことができました。会社の本質が見えにくい就職活動の中で、この面接での経験は大きな決め手となりました。
また、本社が地元の岐阜にあることも、私にとって重要なポイントでした。東海地方には様々な企業がありましたが、地元で働けることの安心感は大きかったです。これらの要素が重なり、私はVドラッグへの入社を決意しました。
入社後の研修と成長のステップ
入社してすぐに印象に残っているのは、同期約80人で行った販売コンクールです。岐阜ブロックでチームを組んで販売金額を競い合うのですが、まるで学生時代の部活動のような切磋琢磨の雰囲気が新鮮でした。
グループディスカッションでは役割分担を決めて販売戦略を練り、私なりにどうアプローチすれば良いか、真剣に考えました。同期で競い合いながら成長できる機会は、今でも鮮明に記憶に残っています。
また、管理栄養士の資格を持つ同期との研修も印象深いものでした。大学も違えば普段なかなか交流する機会がないのですが、研修を通じて同じ資格を持つ仲間としての親近感が生まれました。同期のネットワーク以上の関係性が築けたことは、私にとって大きな財産となっています。
配属後は、最初はレジや納品など基本的な業務からスタートしました。アルバイトの方もしている作業ではありますが、社員としてはそこから一歩上のステップを目指す必要がありました。そこで食品部門を担当させてもらうことになり、発注や売場変更などの業務を任されるようになりました。
食品部門は特に回転率が高く、作業量も売上のボリュームも大きいため、社員として腕を試すには最適な部署でした。一方で、接客が得意な方は化粧品売場でカウンセリングを担当するなど、それぞれの適性に合わせた役割分担がなされていました。
入社後に感じたギャップについては、実はあまりありませんでした。管理栄養士としての仕事のイメージを持ちすぎると、現実とのズレを感じる人もいるかもしれません。しかし、例えば病院での管理栄養士も、8時間ずっと栄養相談をしているわけではありませんよね。自分が持っている知識を使って、どんな風に目の前のお客様に対してアプローチしたいか、これが重要だと思っています。
実際の仕事では、納品作業や接客、パートさんへの指導など様々な業務があります。そこで自分の持っている知識を活かせる場面も多くあります。
今思えば、どんな職種でも専門的な業務だけをしているわけではありません。当時はそれを言葉で表現できませんでしたが、そういう気づきが自然と芽生えていたように思います。
商品開発の現場で見つけた、伝える力の大切さ
現在、私は食品部門でバイヤーとして働いています。主にデリカ商品を担当していて、商品開発から店舗への展開まで幅広い業務を担当しています。デリカは会社の成長エンジンとして期待されている分野で、社長からも「成長拡大」という言葉をいただき、その期待に応えるべく日々奮闘しています。
特に印象に残っている成功体験は、入社後初めて手がけた商品開発プロジェクトです。それは小倉バタージャムという商品でした。当時、ドラッグストアでは高価な商品は売れないという常識がある中で、私たちは品質の良い商品を手頃な価格で提供することに挑戦しました。高級スーパーには価格帯が1000円前後のジャムが並んでいますが、私たちは398円という価格帯で、品質の良い商品を作ることを目指しました。
商品開発では、中身の検討から価格設定まで、すべてを自分でコントロールできることにやりがいを感じました。メーカー商品と違い、利益率も自分で設定できます。結果として、その商品は当時のジャム売り上げで最高を記録し、利益面でも大きな成果を上げることができました。
一方で、現在のデリカ部門では新しい課題に直面しています。売り場を拡大し、商品数を増やしていく中で、廃棄率の管理が大きな課題となっています。ジャムなどと違い、デリカ商品は賞味期限が短く、在庫管理がとても重要です。売上は伸びているものの、廃棄を抑えることとの両立に苦労しています。
この仕事を通じて、最も成長を感じるのは「伝える力」です。商品開発では、自分のアイデアをメーカーの担当者や製造責任者に正確に伝える必要があります。例えば、甘さの程度一つとっても、相手によって受け取り方が異なります。そのため、どうすれば100%意図が伝わるのか、様々な方法を試行錯誤しています。
この「伝える力」は、以前店長として30~40人のパートさんやアルバイトの方と一緒に仕事をしていた時の経験が活きています。同じ指示でも、受け取る側によって理解度が異なることに気づき、相手に合わせて伝え方を変えることの重要性を学びました。
商品開発の現場では、細かいニュアンスを伝えることが特に重要です。時には言葉で説明し、時には具体例を示し、時には数値で表現するなど、状況に応じて最適な伝え方を選択しています。この能力は、学生時代にはなかったもので、仕事を通じて培われた大切なスキルだと実感しています。
成長への意欲と理想の組織文化を目指して
バイヤーになって約5年経ちますが、正直なところ独り立ちできているとは思っていません。業務が多岐にわたるので、一から考えて最後まで自分一人で完結させるというところまでは至っていないんです。上司やチームメンバーに支えてもらいながら進めている状況です。
私は短期的な目標として、まず一人前になることを掲げています。今はまだその途上にあると実感しています。しかし、その先には部下を持ち、より大きな責任を担うステップが待っているはずです。
正直、仕事には終わりがないと感じています。数値目標も1.2倍になったら、次は2倍、そして10倍と、どこまでも追求できる可能性があります。ただし、時間や人的リソースには限りがあるので、効率的なチーム運営が必要不可欠です。
中長期的には、個人プレーヤーとしての成長を超えて、組織づくりにも挑戦したいと考えています。単なる足し算ではない、相乗効果を生み出せるようなチーム作りができればと思います。
当社の大きな魅力は、チャレンジできる環境の広さです。部長からは「責任は私が取るから、やるべきことをしっかりやってほしい」という言葉をいただき、それが素晴らしい組織文化だと感じています。
活躍する人材の特徴として、目の前の仕事だけでなく、広い視野を持っている人が多いと感じています。例えば店舗スタッフであれば、単に商品やシステムだけを見るのではなく、なぜそうなっているのかという本質を考える。上流で何が起きているのかを理解しようとする姿勢を持っている人が活躍しているな…と感じますね。
これからジョインしてほしい人材としては、担当業務をこなすだけでなく、チーム全体を見渡せる視点を持った方を求めています。例えば、自分の担当外でも困っている同僚がいれば助け合う。そういった協調性とケアの意識が高い人が増えれば、組織はより円滑に、そして力強く回っていくはずです。
自分の仕事だけでなく、全体の成功のために動ける。そんな視野の広い仲間と一緒に働けることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2025年1月時点のものです
