入社の決め手は「主体性」と「関西に貢献したい想い」JR西日本に感じた魅力
大学時代は、物理学を専攻し、素粒子・原子核について学び、宇宙に関わる研究をしていました。
今思い返すとSF映画が好きで、よく見ていたのがはじまりだったと思います。映画の中では、普段の生活では起こりえない超常現象が起きており、見ていてすごくワクワクしたんです。そこから宇宙や素粒子といった人類が未知の領域について惹かれるようになり、自分の想像を超えるような未知の現象を解明していきたいと思うようになりました。
研究では、素粒子原子核物理を実験していました。加速器を使って加速させた粒子をターゲットに衝突させて新しい粒子ができるか探索したり、衝突後の反応を観測したりすることで原子核の核力の起源を探るという研究です。
自然科学系の実験をメインで行っていたので、物事の因果関係を理解するための論理的思考や、データ分析によって事象を解明するスキルを身に着けることができた点が今に活きていると思います。
大学の専攻から、就職活動時は電機メーカーを志望する仲間が多かった中で、私自身はSIerへの就職を考えていました。
当時、TwitterやFacebookなどのIT企業によるサービスが世間を席巻していたこともあり、今後はITを使ったサービスがどんどん伸びてくるだろうと考えていたこと。また、大学の研究でプログラミングしつつデータ分析をしていた素養も活かせるのではないかと考えたからです。
しかし、OB訪問でJR西日本に入社した先輩と話した際に、SIerよりも事業会社のIT部門のほうが自分に合っているのではないかと感じたんです。
SIerと事業会社では大きくビジネスモデルが異なり、SIerは他社に対してシステムを構築し、サービスを提供します。一方で、事業会社のIT 部門はITの力で自社のケイパビリティを高めていきながら、お客様にどのようなサービスが提供できるのか、自社の競争力を高めることを求められます。
エンドユーザーまでの距離が近く、自身が携わったシステムやサービスが直接お客様に届けられ、さらにお客様からのフィードバックもダイレクトに聞くことができる事業会社で仕事をする方が自分の性格と合っていると思い、事業会社のIT部門に魅力を感じました。
その中でも、JR西日本は鉄道のみならず、ショッピングセンターや不動産といった生活全般サービスに対してITを用いて事業を成長させていくことができ、かつ生まれ育った関西のお客様に向けて自らの手で直接サービスを提供することができると感じ、入社を決意しました。
多くの経験をした若手時代。鉄道ファンの熱量から感じたやりがいと責任感
入社後は車両メンテナンスを担当することに。ブレーキの部品の検修や、工場でメンテナンスした車両の最終チェックなどを行っていました。
休日に大阪駅へ行き、ふと駅の上からホームを眺めたときに、私たちがメンテナンスした車両が入線し、一気に何百人ものお客様が乗降するのが見えたんです。その規模感を目の当たりにして社会への影響度の高さを感じました。
また、当時の仕事の一つとして、大阪環状線に323系という新しい電車を走らせるためのメンテナンスも担当しました。列車の初運行の際には、多くの鉄道ファンが集まり、とても盛り上がりました。車両からはみ出るくらいぎゅうぎゅうに乗っていて、ファンの多さと熱量に圧倒されたのを覚えています。
実際に社会に対する影響の大きさや鉄道ファンの熱量を体感できたことで、自分の仕事が形になっていると実感でき、やりがいと共に責任も感じられ、気が引き締まりました。
その後2017年からは、ITの設備投資を主に担当していました。どのようなシステムを導入するかジャッジすることが主な業務です。ちょうど五か年の中期経営計画を立てるタイミングでした。
大きなお金の動きを見ることができるため、実際にJR西日本という大きな企業に対して、ITがどれだけの経営的なインパクトを与えているか、ウェイトを占めているかを肌で感じることができました。
その経験から、ITをどのようにビジネスに活かすかという点に興味を抱くようになったんです。
そして2019年には、車両メンテナンスに係るシステムを開発するグループへ異動しました。異動当初、いわゆるIoTシステムのような、走っている電車の情報をリアルタイムで取得し、故障などが発生したらアラートをあげるシステムの開発を担当しました。
大規模なプロジェクトだったため、ステークホルダーが多く綿密なコミュニケーションを取らなければならない中、初めての経験でプロジェクトの進め方も分からず苦労したことは今も覚えています。
これを機にプロジェクトを進めることの難しさ、そして何よりチームでプロジェクトを達成することの楽しさを学ぶことができました。
ユーザーの声を聞き反映し進化していく鉄道専用SNSアプリ「Railil(レイリル)」
2021年には、京都大学経営管理大学院が主催するアジアビジネスリーダー育成プロジェクトというビジネススキルを学ぶプロジェクトに参画しました。このプロジェクトは、前半の半年が京都大学での座学、後半の半年は海外の実際の企業で、インターンを通じてビジネスプランを考えるという内容でした。
そこで学んだ中で印象に残っている出来事が二つあります。
一つめは、座学でケーススタディのようなプログラム。鉄道会社が海外でどのようなビジネスを行うかというテーマに対して、ビジネスプランを考えていくという内容でした。その国の方の考えに思いを巡らせ、文化的背景が違うことを考慮に入れてサービスを考えるのはとても刺激的でおもしろかったです。
二つめは、海外の企業でのインターン。前半の座学で検討した仮説が正しいかを確かめました。実際に現地の人々と会話し、生活習慣、文化、宗教などを知ることで、自分が立てていた仮説のほとんどが間違っていたと気づかされました。頭で考えるだけではダメだと痛感したことをよく覚えています。
当時学んだ、直接会話することでユーザーの解像度を高めることが重要というマインドは現在でも仕事を進める上での軸になっています。
1年間の研修を経て、プロダクトマネージャーとして2022年にシステムマネジメント部へ異動。Railil(レイリル)アプリの開発を担当することになりました。
ユーザーへのインタビューや、Raililを使っている方のログを収集・分析して、どうすればユーザーに喜んでもらえるか、また、ビジネスに貢献できるかを主体的に考え、実行しています。
アジャイル開発の手法をとっているため、スピーディーに実装でき、実装した内容のフィードバックがユーザーからのお声やログとして得られるので、ユーザーの状況がダイレクトに伝わってくることがおもしろく、やりがいに感じています。
ユーザーの熱量に応えるために。「鉄道ファンが熱狂するプロダクトをチームで創造する」
チームワークでプロジェクトに取り組む上で、大切にしていることが二つあります。
一つめは、チームで協力しながら目標の実現に向かって努力すること。私たちのグループでは、プロダクトマネージャー、プロダクトデザイナー、エンジニアといった職能横断チームで働いています。異なる職種であっても、主体性と協調性のバランスがとれ、目標達成に向けた熱量を兼ね備えたチームづくりを心がけています。そのために、ワクワクするようなチャレンジングな目標や、チームが成し遂げたことを積極的に共有し、チーム全体のモチベーションの向上に取り組んでいます。
二つめは、楽しみながら仕事をすること。私自身の性格上、楽しんで物事に取り組んでいるかどうかが自身のパフォーマンスに大きく影響します。決して楽をするということではなく、難しい仕事でもチームで積極的にコミュニケーションを取りながら、楽しく明るく仕事をすることを心掛けていますし、与えられた仕事をこなす単純作業に終始するのではなく、主体的にやるべきことを見つけて目標を実現していくように行動しています。
今後は、トレイルブレイザーのみんなと「鉄道ファンが熱狂するプロダクトをチームで創造する」ことをめざしたいと考えています。
会社が作りたいだけのアプリではなく、ユーザーが本当に必要とするアプリ、熱狂するようなアプリを作り、ビジネスとしても成功させていきたい。これを実現するには、私だけではなくエンジニアやデザイナーが一緒にチームとして協力しながら進めていくことで本当のイノベーションが起きると思っています。 そこに共感していただける方にジョインしてもらえると嬉しいですね。
JR西日本グループは鉄道以外の事業もたくさんあるので、活躍できるフィールドは整っています。ユーザーとの距離も近く、ダイレクトに声が届きます。ユーザーからの多くの声はやりがいになり、モチベーションにも繋がると思います。
ユーザー起点で考えることができ、ユーザーが熱狂するようなプロダクトを開発したいという熱量がある方が活躍できる場だと感じています。
そういった土壌は準備されていますので、ぜひ安心して飛び込んで来ていただければと思います。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです
