営業業務と並行して、新規事業開拓や業務DXプロジェクトでもリーダーシップを発揮
金属製品事業部に所属する洪。2020年の新卒入社以来、一貫して輸出業務の営業に従事してきました。
「アジアや北米向けに、日本の鉄鋼製品を輸出する業務を担当しています。価格交渉や納期調整が営業の主な仕事です。メーカーとお客様それぞれから寄せられる要望を調整して取引をまとめています。コロナ禍を経て、2022年からは海外出張の機会も増えてきました」
営業担当としての業務に加え、2023年4月からは新規事業開拓にもチームの中心となって携わっています。
「私が扱うステンレス商材の分野では、海外からの需要が不安定である上、海外メーカーの製品の品質が向上し競争が激化しています。こうした状況への危機感を背景に、今後需要の高まりが予想されるマーケットにおいて、新しい事業の立案に取り組んできました。難易度が高くチャレンジングな試みですが、チームメンバーや上司のサポートを得ながら、挑戦を続けています」
若手ながら難易度の高いミッションに挑む洪。確固たる意志が前進する上での大きな力になっています。
「入社当初から、新規事業開拓に取り組みたいと考えていました。自分の足を使って市場調査や仮説の検証を繰り返す中で、時には心が折れそうになることもありますが、前進できたと確信できたときには大きな手ごたえを感じます」
営業と新規事業開拓に情熱を注ぐ一方、洪は業務DXにも取り組んできました。受注から出荷までのマニュアル業務の自動化がミッションです。
「実際に自分でも業務を経験していますし、各担当者にヒアリングを行いながら改善点を特定し、解決方法を模索してきました。現在は、エクセル関数の学習や、既存事例の参照、社内の専門家へのヒアリングを通じて解決策を検討中です。年度内の実現をめざして取り組んでいます」
グループの構成は、リーダー1名と、グループ員6名。その中で洪は中間的なポジションを占め、新規事業開拓や業務DXを牽引しています。
「新規事業開拓は金属製品事業部全体で注力する活動ですが、4年目という年次でこのようなミッションを任される機会は多くないと思います。とても貴重な挑戦のチャンスをもらえていると感じています」
最後の最後まで、あきらめない。実現に向けて努力することが自己成長に
グローバルに働ける環境を求めて豊田通商に入社した洪。海外への関心が芽生えたのは、幼少期のことでした。
「生まれも育ちも日本ですが、私の国籍は韓国です。幼いころから海外と日本の関係性に目を向ける習慣があり、日本の外のことをもっと知りたいという好奇心を強めてきました。
学生時代から英語は得意で高校では国際コースに通い、当時から海外の人と交流する機会も。大学在学中には、バックパックを背負って海外20カ国ほどを旅しました」
学生時代には、カンボジアでボランティア活動も経験。こうした海外での一連の経験がきっかけで、海外で困っている人の役に立てる仕事への関心を高めたと言います。
「ボランティア活動の限界を感じると同時に、ビジネスの力であればより根本的な問題解決が可能かもしれないと考えるようになりました。また、アフリカのスラム街で生活に困窮する人々を目の当たりにした光景も私の心に深く刻まれています。仕事を通じて国を豊かにし、国民の生活環境を改善することに貢献したいと強く思うようになりました」
海外への想いと、自己成長できる機会を求めて就職活動に臨んだ洪。豊田通商との出会いは思いがけないものでした。
「『社会貢献_日本企業』とキーワード検索をしてたまたまヒットした企業のひとつが豊田通商でした。まず惹かれたのは、アフリカの事業に力を入れている点でした。選考の過程でも、企業の理念と自分の考えが重なると感じることが多かったのを覚えています」
入社後、さまざまなチャレンジを経て迎えた社会人4年目。いまあらためて、自身の強みは当時の経験とも共通したところにあると分析します。
「お客様の課題や困り事をなんとかして解決したいという想いがあります。そしてそのためには、粘り強く各所と交渉し続ける必要があると思います。上司から指摘されて初めて気づいたことですが、それが自分の一つの長所であり、ポリシーでもあるといまは思っています。
振り返ってみれば、学生時代から反省点を探しては、どうすれば改善できるかを考え、自分に不足するものを補おうと努力を重ねてきました。できないことができるようになるまで励むことが自分の成長につながると考えています」
ハードながらも理想的な職場環境で、自分らしさに磨きをかける
入社以来、輸出商売の営業業務を通してグローバルビジネスに携わってきた洪。現在に至るまで、思い描いていた通りの環境で仕事ができていると言います。
「1年目、アフリカなど開発途上国に関わる仕事に興味があると上司に伝えたところ、知識もスキルもない新入社員の私に、『いまちょうどアフリカの探索プロジェクトが走っているから、参加してみる?』と声をかけてもらったことがありました。現在もチャレンジングな新規事業開拓などを任せてもらえていて、自己成長の機会がとても多い環境だと感じます」
一方、働く中で変化してきた考えもあるとのこと。
「今の仕事を通して、開発途上国の困り事に貢献できているとはまだ思えていませんが、お客様や関わる人々の役に立つことはできているかもしれません。強いこだわりはあえて持たずに、視野を広げて、さまざまなことに挑戦していきたいと考えています」
また、入社当初と比べて自身の得意や不得意も明確になってきたと話す洪。
「たとえば新規事業開拓では、マーケット調査から施策を考え、資料にまとめる業務は得意と言えるかもしれません。ただ、周りを巻き込んでプロジェクトを推進するような動きについてはまだまだ経験の積み重ねが必要だと感じています。
現在の上司は、いつも近くで私の仕事ぶりを見守り、細かくアドバイスや指導をしてくれています。自分の強みや磨くべき点に気づけるのは、そんな恵まれた環境があるからこそです」
新規事業開拓への挑戦をこれからも。自分らしいキャリアビジョンを求めて
現在担当する三つの業務にそれぞれ同じ熱量で取り組んでいきたいと話す洪。とりわけ新規事業開拓に向けて、次のように抱負を述べます。
「これまでまだ誰も取り組んだことのない有望な新規事業を見つけるのは簡単なことではありませんが、たとえ何か良いタネがあっても斬新すぎるとすぐに事業化させることが難しいというようなジレンマもあります。
不確実な将来環境を考慮しながら事業を立ち上げることは非常に難易度が高いですが、豊田通商がどのような価値を提供できるかという視点を忘れずに、これからもチームメンバーとともに新規事業開拓に果敢に挑戦していきたいと考えています」
自分自身のキャリアについては明確で詳細な未来像はまだない、と話す洪。時間をかけて、自分らしいキャリアビジョンを描いていくつもりです。
「まずは現在の仕事や、いま興味を抱いていることに懸命に取り組んでいきたいと思っています。自分がかなえたいライフプランとのバランスも考えながら、進むべき道を模索していきたいです」
ライフワークバランスを追求する女性社員が多く在籍する豊田通商。洪もそのひとりとして、同社の魅力についてこう語ります。
「社内には、キャリアプランに悩む女性が集まって話し合う会や、女性の管理職の話を聞ける機会もあります。自己成長の機会が多く、多種多様な生き方をされている方がたくさんいるので、私も自分なりに良い形を見つけていきたいと思っています」
葛藤を抱えながらも、常にたくましく直面する困難に立ち向かってきた洪。これからも一歩ずつ着実に前進し、ビジネスパーソンとしての成長を遂げていきます。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです

