多様な文化に触れた海外生活が導いた、グローバルな企業との出会い
就職活動では、海外へ事業を展開している企業や、グローバルな価値観を持った企業を中心に探していました。この軸を持つようになったのは、幼少期から高校卒業まで海外生活が長かったことが大きく影響しています。幼少期をアムステルダム、小学生時代をパリ、高校生時代をシドニーで過ごしました。様々な地域での生活を繰り返す中で、多様な文化や言語に触れ、人一倍興味を持っていました。その多様性に日々刺激を受けていたので、会社に入っても似た刺激を受けながら働きたいと思っていました。また、海外での生活で培った、自分の武器でもある英語やフランス語が使える環境で働くことが理想でした。
そんな中で出会ったのが今の会社です。グローバルな企業で、アフリカや再生可能エネルギーなど、社会や環境にいい事業を展開している企業としてポジティブな印象を持っていました。また、社員の皆さんがとてもさわやかで話しやすく、明るい企業のイメージを持ったのを覚えています。
入社を決めた一番の理由は、アフリカ本部の社員との面談でした。フランスや南アフリカでの駐在の話を聞いたり、出張のご経験のお話を聞いていました。アフリカでのビジネスは予測不能で、日々の変化を楽しんでいると言われたのが印象的です。社員の皆さんが自分の仕事を自慢に話すのではなく、「この楽しさを共有したい!」という思いが伝わってきて魅力的に感じました。私の話も紳士に聞いてくれて、一緒に働きたい、と素直に思いました。また、アフリカ以外にも多岐にわたる事業を展開しており、今後のキャリアの幅も広いというところも魅力的に感じました。
1カ国から36カ国へ。担当国の広がりとともに深まった「現地現物」の重要性
入社後の研修期間を経て、私はアフリカのサブサハラ地域のトヨタ車販売を担当する部署に配属されました。サブサハラ地域とは、サハラ砂漠の南に位置する国々のことを指します。入社後に大きなギャップを感じることはありませんでした。実は学生時代に社員訪問をさせていただいた社員の方がいた部署に配属されたこともあり、仕事内容、環境、働き方ともに事前に聞いていたイメージと大きな違いはなかったのです。
私のキャリアの特徴は、所属部署は変わっていないものの、担当する国の数が年々増えていったことです。入社時はサブサハラ地域の1カ国の担当から始まり、2年目には9カ国に広がりました。そして3年目、4年目には27カ国、5年目の現在では36カ国と、責任の範囲が着実に広がっていきました。
担当国が増えていく過程で、私の成長の仕方も変化していきました。はじめは1カ国の受注状況や販売状況、商品や価格を全面的にサポートし、生産から販売の全過程を学ぶことができました。一方で、アフリカは各国特徴が大きく異なります。売れる車の種類や、今直面している政治や経済の困難なども各国で違うのです。そのため、複数国を担当するようになると、把握しておくべき情報がその分増えていきました。その国の政治状況、税制、宗教上の特徴、お客さんの特徴など、知っておくべきことは山ほどあります。
だからこそ、できるだけ多くの国へ出張し、「現地現物」することで各国に寄り添えるように、各国について学びたいと強く思うようになりました。担当国の数が増えると、部署内外の人とのつながりも増え、多くの人に頼り、頼られる関係性も築けるようになっていきました。こうした人とのつながりが、広範囲をカバーする上での大きな支えとなっています。
「誰かのために働く」喜びを知った、アフリカでの車両販売と信頼構築の日々
現在、私はアフリカ本部のトヨタアフリカモビリティ部に所属しています。with Africa, for Africaという考えを元に、自動車販売を通じたアフリカでの幸せの量産をミッションとして掲げる部署です。私自身はサブサハラ地域への新車販売を担当しており、車の商品設定や価格設定、注文、デリバリー、販促活動など、多岐にわたった活動を行っています。チームではチームリーダーを支えるポジションで、自分が成長できるように日々過ごすだけでなく、チームとしてパワーアップできるように相談に乗ったり、自分からサポートを提案したりすることを心がけています。
この仕事で印象に残っている成功体験があります。燃料性状の問題や道路状況の問題で、トヨタで開発された車が特定の国に導入できないことがあるんです。一方で、導入ができないとその国の販売の最大化が達成できないこともあるので、導入の制限がないことが好ましい。そこで私はトヨタの技術者などとの現地への出張を通して、その国への特定の車種導入を許可してもらうことができました。現場との距離の遠い生産者や技術者に生の声を届けるために、現地では様々なお客さんを訪問し、現地の燃料や道路状況のリアリティを理解してもらったんです。この取り組みによって、その国の販売を支えることができたことは大きな達成感がありました。
一方で、失敗から学んだこともあります。一台の車を売るためだけでも、関わる国や部門がとても多く、コミュニケーションはとても大事です。昨年、私たちのチームは物流の費用に関する情報を各関係者にタイムリーに共有できなかったことにより、お客さんへの費用請求を二重に行ってしまいました。それにより収益は高くなった一方で、お客さんとの信頼関係を築く上では危ない行為をしてしまい、反省しています。この経験から、自分だけで完結する仕事はない、なので少しでも困りごとや気づきがあればチームに共有することが大切だと気が付きました。また、どの仕事もルーティンにならないように、その仕事の意義と他人に与えるインパクトを常に意識して対応することを心がけるようになりました。
学生時代と比べ、自分主体の日常を送ることから、誰かのために働くことができるようになっていると感じます。今はチームで一つの目標に向かって働いているので、チームのためにもですし、最終的には自分の担当国のために、次第にはアフリカのために、など、自分だけではない誰かのことを思って日々仕事をすることができています。
変かを恐れず挑戦する仲間と、アフリカと日本を繋ぐ架け橋になりたい
今後はより現場に近いポジションで働いてみたいと考えています。どこかの国カ何かの特定の機能の担当になり、その分野では世界中の誰よりも知識と情熱を持つ人になりたい。それが私の短期的な目標です。そして中長期的には、海外駐在を通して唯一無二の付加価値を提供できる分野を見つけたいと思っています。具体的には、アフリカと日本の架け橋となり、自分がいるからこそ発生するビジネスや、自分が手掛けたからこそ成功した案件といった実績を作っていきたいんです。そのくらいに熱中できる日々を送りたいと考えています。
新しい視点を身に着け、新たな挑戦をできる場を見つけ、社会に変化を与えたい。私が実現したい変化とは、アフリカの人々の生活をより便利に、より裕福にすることです。そしてアフリカのみならず、世界中での日本のプレゼンスを高めることにも貢献したいと思っています。
最後に、採用候補者の皆さまにお伝えしたいことがあります。豊田通商はとにかく明るく、パッションを持ったおもしろい人がたくさんいる会社です。私は日々、様々な人から励まされ、常に新しい刺激を受けて仕事ができています。この環境は本当に素晴らしいと思います。社内には様々な分野のプロがいますので、社内の人と話すだけでも世界が広がるのはとても魅力的です。
私は入社してからアフリカのモビリティしか関わったことがないのですが、ここで活躍する人はみんな、変化を受け入れ、楽しむことができる人だと感じています。毎日何が起こるか予測不能のアフリカビジネスを楽しみ、やりがいに感じる人が輝いているんです。失敗することを恐れず、挑戦する心を持ち、より良い社会を一緒に作りたいと思う人と、是非一緒に働きたいと思っています。

