店舗の売上アップの鍵は東京ドームシティならではの難しさを攻略すること
Yamamotoが所属するミーツポート部 ミーツポート管理グループ(※)は、東京ドームシティにある30ほどのテナントを管理している部署です。大半は飲食店で、一部物販店も。テナントの売上向上や、お客様満足度アップをミッションに、施策を積極的に提案するなど出店者様のサポーターとして活動しています。
※ ミーツポート部 ミーツポート管理グループは、現在リテールマネジメント部 運営グループに統合
「全体をエリアで分け、5名のエリア別担当者がそれぞれメインで動いています。私は課長代理として全体の統括を担いながら、どう工夫すればテナントの売上がもっと伸びるのか、安全な運営のサポートができるか、メンバーとアイデアを出しながら考えています」
テナントは、東京ドームシティ内に点在していて、店舗周辺施設のイベント客の影響も大きく、エリアによってメインターゲットが変わるため、売上支援のサポートが難しいという特徴があります。
「その難しさがおもしろさでもあり、工夫しがいのあるところだと思いますね。エリア単体で施策をやるより、複数のエリアを絡めた施策を実施した方が来店したお客様の回遊率が高まって盛り上がるケースがあるので、季節やイベントの繁閑に合わせてより効果的な企画を検討・実施しています。
店舗に毎日のように通う中で、衛生面や人員面などでテナントの課題が見えてくることもあります。その際は、アドバイスをしてより良いかたちを一緒に作り上げるよう営業担当には意識をしてもらっています」
新規出店店舗の検討・契約や、新施設・エリアの運営面の検討、出店時のサポートも重要な仕事です。
「よりお客様に求められる店舗にテナントとして入ってもらうために、チーム内で各エリアのコンセプトワークを実施したり、ターゲットに合った店舗を日々模索したり。新しく入ってきたテナントには、東京ドームシティならではの集客のコツを伝え、一緒になって売上の増加をめざします。
また、新しい施設・エリアづくりに携わる機会も多く、運営部署の目線やテナント目線から意見を発信し、より効率的でスムーズに運営ができる空間になるよう努めています」
ほかにも、売上を積み上げるための施策として2022年からYamamotoはキッチンカーや催事店の誘致に力を入れており、現在も、キッチンカー募集・選定業務を担っています。
「これまでの経験から売れそうな店を選定し、出店が決まったら、テナントに対して行うのと同じように売上につながるコツを伝え、サポートします。
2021年よりミーツポート部でキッチンカー誘致をはじめましたが、私が担当となった翌年2022年には収入が3倍、翌々年には10倍以上という数字を出すことができました。空いている場所を利用した新たな増収策として成功した事例です」
さまざまな角度から人を笑顔にしたい。事業内容が豊富な東京ドームを志望
教育関係に縁がある家系の影響で、大学では教育学科を選んだYamamoto。初等教育免許を取得しながらもエンターテインメント業界を志望したのは、幼少期からの遊園地やテーマパークでの思い出が影響しています。
「楽しかった思い出がたくさんあって、これを提供する側になれたらとても楽しいだろうなと思っていました。小学校の先生になる道もありましたが、エンターテインメント業界なら、子どもだけでなく、より多くの人の笑顔を引き出すことができると思い興味をもったんです。
東京ドームの説明会で印象的だったのは、想像より多くの事業を展開していたこと。東京ドームや遊園地だけではなく、商業施設があり、スパがあり、ボーリング場があり、イベント会場もあり……。いろいろなことが経験できそうだし、さまざまな角度からお客様を笑顔にできそうだな、それを間近で見られるのはやりがいがあって楽しそうだなと思い、志望しました」
選考で採用担当者や先輩社員と話すうちに抱いたのは、「みんな人が好きなんだな」「仕事に誇りを持っているんだな」という印象でした。
「部署が違くても、垣根を越えてやり取りしていたりとか、プライベートで遊んでいたりとか。そんな楽しそうな話がたくさん聞こえてきました。また、自身の業務について生き生きと説明する姿を見て、仲の良い社員が集まる環境で誇りを持って取り組める仕事をしてみたいと思い、入社を決めました」
2010年に新卒で入社、最初の配属はアミューズメント部でした。
「遊園地のオペレーターとして、接客業務、アルバイトの教育・管理業務、乗り物の点検や運転などを担いました。お客様がどんなことで感動するのか、また、最前線で働くアルバイトさんのマインドを肌で感じることができましたね」
そして2015年からは人事部へ。一度は経験したいと思っていた希望が叶った形での異動でした。
「当社はジョブローテーションが盛んで、年に2回人事部がキャリアに関する考え方のヒヤリングをしています。もともと採用活動に興味があったので、経験してみたい部署として希望を出したことがあり、叶いました。
経験してみたかった理由は、自分が就活生として説明会に行ったときに、他の会社の採用担当よりも本当に会社のことが好きだということが伝わり、魅力的にお話をされていた印象があったから。自分も東京ドームという会社が好きなので、やりがいなどを含め、会社の良さを広く伝えてみたいと思ったんです。
人事部を経験してよかったのは、東京ドーム全体のいろんな部署や全体像を学んだこと。今の仕事を進める上で役に立っていると思います。また、学生さんの東京ドームで働きたいという熱意を感じ、パワーをもらったことを記憶しています」
2018年から2020年までは、ラクーア部へ。
「『ラクーア ショップ&レストラン』における販促担当として、季節イベント・お得なキャンペーンの実施、季節毎の館内装飾の展開などを手掛けました。お客様に支持していただけるイベントや施設づくりがどのようなものか、より明確に感じることができた期間でした」
イベントの来場客から感謝の言葉が。「感動し、エネルギーが湧きました」
Yamamotoはラクーア部で、お客様を集めるためにさまざまな施策を提案しました。中でも印象に残っているのは、日本最大級のハンドメイド販売サイト「Creema」とコラボした年間を通して実施するワークショップです。
「ちょうどラクーアが、より大人の女性向けの施設にしようとしていた時期でした。イベントは、『Creema』のハンドメイド作家さんのレクチャーを受けながら本格的にものづくりを楽しめるというもの。お客様からは大好評。質の高い企画をすれば、人がしっかり集まり、支持されることを認識できた経験でした。自分が異動になった今でも同様のイベントが続いています。
実はこのイベントは、他社の施設で行われていた質の高いワークショップから着想を得て、その時にハンドメイドで話題になっていた『Creema』に直接連絡して実現したんです。今でも他の施設がどんなイベントを開いているのか、情報を常に仕入れるようにしています。実際に自分でイベントに参加して楽しむことも多いですね」
現在のミーツポート部に異動してきてから、最初の1年間は同じくテナントの販促担当に。ラクーアと違い、点在しているテナントの販促は難しかったものの、ラクーア部で培ってきた企画力を活かしたエリア別のイベントや東京ドームシティ内のテナント全体を巻き込んだ、より効果的なイベントも実施しました。
「とくに印象に残っているのは、2021年夏にミーツポートガーデンを使用して行ったイベントです。『ミーツポートの夏!フェス』と題し、メインの内容を野外映画・星空鑑賞・手持ち花火と変えて3日間開催しました。
手持ち花火開催日には、参加券配布開始時に100名以上の方が並ばれ、用意していた250名分の参加券があっという間になくなりました。コロナ禍でイベント事が立て続けになくなり、やっぱりみんな遊びたかったんだなとわかり、うれしい思いが溢れました。
もちろん、開催することへの反発の懸念や、ソーシャルディスタンスや消毒などの配慮を徹底するにあたってさまざまな業務が発生しましたが、お客様の笑顔を見て、開催してよかったと心から思えました。
中には私に直接お声かけくださった方も。子連れファミリーに『本当に楽しかったです! いつもイベントを楽しみにしているので、またぜひ実施してください!』と言われたときは、感動してもっと頑張ろうとエネルギーが湧いたのと同時に、楽しさを提供することのやりがいを再認識しましたね。今でも忘れられない経験です」
いろいろな仕事を経験し、新しい自分を発見。「自信のない自分」との決別
そんなYamamotoが今描いている、今後の展望とは。
「今の部署では、来場者されるお客様だけではなく、テナントさんも大事なお客様です。来場された方が喜んでくれたときはもちろんですが、テナントさんの売上アップのサポートを喜んでくれたときの笑顔は何よりのやりがいですね。これからも、丁寧に信頼関係を築き上げながら貢献できたらと思います。
東京ドームは業務内容も多岐に亘るので、今後もいろんな経験をしてみたいなと思います。たとえば、東京ドームシティ全体のPRの仕事にも興味があります」
多角的なビジネスがあり、ジョブローテーションが盛んなことが、東京ドームの魅力です。
「一見、自分に向いてないと思える部署でも、意外とやってみたら楽しかったり、適性に気づけたりすることがあるんです。いろいろな仕事をやるから、新しい自分を発見できる。こんなに成長実感が得られる会社は、すごく魅力的だと思いますね。
実は私、もともとはあんまり自分に自信があるタイプじゃなかったんです。でも、東京ドームという環境でさまざまな業務を経験し、挑戦を繰り返すことで、徐々に自信がついてきました。今では、やったことのないことも積極的にやってみたいと思えるんです。仕事を生き生きとやっているメンバーが周りに多いのも、前向きになれる理由かもしれません。この会社に入って自分の中身が本当に変わったなと感じています。
きっと、いろんなことに興味を持っている人にとって、東京ドームは飽きずに夢中で働ける、最高の職場だと思いますよ」
ジョブローテーションを繰り返しながら、新しい自分を見つけ、自信を身につけてきたYamamoto。東京ドームという舞台で、今後も挑戦を加速させていきます。
※ 記載内容は2023年11月時点のものです

