お客様が安心して施設を利用できるように、トラブルを未然に防ぐことが私たちの役目
2015年に東京ドームに新卒入社したYamaguchi。現在はファシリティマネジメント部の工事グループに所属しています。
「東京ドームが管理している施設や設備は、ファシリティマネジメント部が維持管理を行っています。その中でも工事グループは、20人弱のメンバーで構成され、工事の発注や金額の適正性確認、さらには、予算管理や工事の安全性チェックなどを行っています」
Yamaguchiが担当しているのは、東京ドームシティの「黄色いビル」。工事全般に携わっており、各セクションの工事担当として業務にあたっています。
「建物や設備には寿命があるため、施工業者や関係部署と協議しながら計画を組み、事故を未然に防ぐための改修工事を行っています。工事を発注した後も、引き続き日程調整や安全管理などを行い、無事に竣工を迎えるまでが私の仕事です」
“宇宙旅行”をテーマに、展示やリアルなVR体験を楽しめる宇宙エンタメ施設「Space Travelium TeNQ」のリニューアル工事や、事務所改修といった大規模プロジェクトにも参画しています。
「営業部署が施設の企画を担当し、私たちは専門家の視点から空調設備の必要性や防火区画の確保など、技術面でのアドバイスをしています。工事を施工するにあたって、施設の快適性と安全性を両立させることを心がけています」
Yamaguchiが仕事をする上で大切にしているのは「安全・安心第一」。入社時から変わらずに持ち続けている想いです。
「工事では安全・安心が何よりも大事です。しかし、それだけを追求してしまうと、営業に支障が出てしまう場合があります。そのため、安全・安心を大前提としながら、お客様に迷惑をかけないようにバランスを取りながら工事を進めていくことを意識しています」
ワクワクしながら挑戦できる仕事を。入社後は念願だった東京ドームの担当業務も経験
Yamaguchiは学生時代、ロボット・メカトロニクス学科で医療機器について学んでいました。ところが、学内で行われた会社説明会で、東京ドームと偶然の出会いを果たします。
「もともと父親が巨人ファンで、その影響で私も小さい頃から巨人が好きで、東京ドームにも何回か来たことがありました。就職活動では、当初は医療機器業界を志望していましたが、たまたま学内で東京ドームの会社説明会があったんです。テレビでずっと見ていた場所に関わりたいという思いが芽生え、入社を決めました」
入社後は、現部署の設備グループに配属されます。最初の1年間は、人事研修と設備グループの研修を受け、各中央監視室を回って施設概要の理解を深めていきました。
「研修後は、アトラクションズや東京ドームの中央監視室を1年ずつ経験しました。学生時代から電気関係の知識には苦手意識があったため、資格取得を目標に掲げ、少しずつ勉強しながら乗り越えていきました」
念願だった東京ドームの担当業務をしたことで、好きなものを仕事にできている実感を得られたと言います。
「施設の裏側を知ることができたのは貴重な経験でした。自分が管理する施設で、選手たちが活躍する姿を見られることが嬉しく、以前より野球中継を見るようになりましたね」
その後、黄色いビルの中央監視室を長期担当したのち、2021年に部内異動で工事グループへ。当時のことをこう振り返ります。
「東京ドームの大改修があり、工事グループが非常に忙しくなりまして。工事グループの上司とは、黄色いビルで面識があったことから異動が決まりました。最初の2カ月間は先輩について業務を学び、黄色いビルの担当として業務を任されました」
以前所属していた設備グループは、ルーティンを取り入れた業務が多かったと話すYamaguchi。異動後は他部署や外部業者と関わる機会が増え、自身のキャリア観に変化があったと言います。
「異動後は、幅広い人々と関われることが、仕事の楽しさにつながっています。いまは新しいことの連続で、向き合うことが毎回変わります。俯瞰して考える仕事の方が自分には合っていることに気づけたので、モチベーションも高く良いキャリアにつながっていると感じています」
異動後はじめて携わった大規模な改修工事。目まぐるしい忙しさの中で得られた充実感
設備グループで培った経験は、現在の工事グループでの業務に大きく活きています。とくに、施設の不具合に関する報告を受けた際に実感できると言います。
「たとえば、『こんな不具合があります』と報告を受けた際に、具体的にどこが故障していて、どのような対応が必要なのかを瞬時に理解できるようになりました。工事の規模感や予算感も推測できるようになり、仕事の組み立てがしやすいという点でも、これまでの経験が活きていると感じています」
異動してから印象に残っている出来事は、2年ほどかけて取り組んだ事務所の大規模なリニューアル工事。通常業務と並行して進める必要があり、難しい局面が多々あったと話します。
「事務所のリニューアル工事は、関わる部署や工事業者も非常に多く、それぞれとの調整や安全管理がとにかく大変でした。古いビルだったため予期せぬ問題も発生し、過去の担当者に話を聞きながら工事を進めていきました。
苦労することも多かったですが、いろんな方から『いい事務所になったよね』という声を聞くことができ、頑張ってきて良かったなと心から思いました」
自身の成長にもつながった貴重な経験だったとYamaguchiは振り返ります。
「忙しい方が性に合っているため、一日があっという間に過ぎていく方が仕事をしていて充実しているんですよね。なので、大変だけど楽しい時期でした。最初に大規模な改修工事を経験したことで、通常の工事もスムーズに行えるようになりました。
また、会社のお金の流れの仕組みについても深く理解することができました。大規模なリニューアルになるほど必要な手続きが増えていくため、これらの知識は今後の糧になると感じています」
愛着を持って施設と設備の安全を守る。目標は東京ドームの管理をメインで担当すること
工事グループの魅力は、何もない状態から新しいものを作り上げていく過程に関われること。そこには必ず、仕事の楽しさを感じられるポイントがあるとYamaguchiは言います。
「施設が完成後、テレビに取り上げられた際にはとても誇らしい気持ちになります。また、施設の裏側まで知ることで自然と愛着が深まり、その施設を維持していくために何をすべきかまで考えられるように。
改修工事を任されるレベルまで成長すると、どんどん仕事が楽しくなっていくため、そういったやりがいを見出だせることが魅力だと思います」
工事を円滑に進めるには、複数の部署と密にやり取りを行う必要があるとYamaguchiは言います。そこでは技術的な知識よりも、人とのつながりが非常に重要です。
「設備の知識は後から身につけることができるので、それよりもコミュニケーション能力に重きを置くことが大切だと感じています。人とのつながりを大切にできる方が工事グループに向いているのではないかと思います」
Yamaguchiの入社の動機は「東京ドームの改修に携わりたい」という想い。それは今も変わらず、今後の目標にもなっています。
「将来的には、ドームの改修工事に関わっていきたいと考えています。建物としての寿命を考慮しなければならないなど、さまざまな課題があるとは思いますが、それを覚悟した上で憧れの場所に関われるポジションをめざしていきたいと思っています。一緒に施設の未来を作っていける仲間が増えることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

