多面的な役割を担い、「東京ドームシティ」全体の運営をけん引
「東京ドームシティ」全体の運営の円滑化・活性化を担う運営統括グループ。その業務は多岐にわたります。
「東京ドームや遊園地、温浴施設やテナントをはじめとする東京ドームシティ内の各営業施設だけでなく、グループ企業も含めて統括することが当グループのミッションです。たとえば、東京ドームシティで開催される各イベントで使用するエリアの調整業務など、各事業部間の橋渡し役も務めながら、東京ドームシティ全体を主体となって動かしていく役割を果たしています。
パブリックスペースの管理運営も私たちの業務のひとつです。各施設をつなぐ通路のタイルやその周辺に設置された植栽やマップ、サインボードやゴミの管理、悪天候時の体制整備など、グループ企業と協力しながら、お客様に快適かつ安全に楽しんでいただくための環境づくりを行っています。
また、各事業所の予算計画の取りまとめや収支の管理、報告資料の作成に携わるほか、東京ドームシティの運営方針の調整や営業企画の策定も担当しています。たとえば、複数施設のチケットを組み合わせて東京ドームシティでの体験を訴求できる福袋のような季節商品の販売や、巨人戦チケットの半券を提示すると特典が受けられる施策など、お客様の体験価値向上に向けた活動を推進中です。
さらに、教育センター部と連携して、接客サービス向上に関する『No.1プロジェクト』の運営にも取り組んできました。ミステリーショッパーによるリサーチ後のフィードバック研修や、ロールプレイングコンテストの開催など、一連の企画と運営を行っています」
運営統括グループのグループ長を務めるIto。チームを束ねる立場として、メンバーのマネジメントにも携わっています。
「プロジェクトの初期段階で、まず担当メンバーと業務の進め方について擦り合わせを行い、進捗状況を随時確認しています。各自がモチベーションを高く維持しながら業務に取り組めるよう促すのが私の役目。私もメンバーも同じ運営統括グループで同じチームの一員です。同じゴールに向かっていけるよう、フラットなコミュニケーションを心がけています」
一方、運営統括グループの業務では、関連会社を含む社内外のさまざまな部門との連携が欠かせません。各事業部を支援する上で、Itoは一貫して顧客視点に立ち、東京ドームシティとして提供する体験価値の最大化に努めてきました。
「事業所ごとに目的はさまざまです。それを丁寧に汲み取りながら、私たちの介入によって『1+1=2』ではなく『1+1=3』にすることをめざし、密なコミュニケーションを通じて、各事業所の目的や状況の理解に努めてきました。
なかなか思うようにいかないことも少なくありませんが、全事業部に共通するのは、『お客様の感動のために』という強い想いです。常にそれを指針として行動するよう心がけています」
財務部、飲食&物販部を経て、業務部へ。過去の業務経験すべてが糧に
小学生の時に始めた野球をいまも楽しんでいると言うIto。野球場としての「東京ドーム」に関心を持ったことが入社のきっかけでした。
「東京ドームだけでなく、遊園地や温浴施設など、幅広い事業を運営している企業だと知ってますます興味を深めました。当時、空港やターミナル駅のような多くの人の思いや感情が行き交う空間を支える仕事がしたいと考えていたからです」
選考が進むにつれて入社への意欲を高めたItoにとって、最終的な決め手となったのは、人と社風に惹かれたことでした。
「学生に対する接し方に誠実さを感じるなど、面接などで出会ったのが魅力的な方ばかりで、『この人たちと一緒に働きたい』と思うようになっていきました。
中学・高校・大学と野球を続ける中で、技術の高さよりもメンバーとの相性の良さや組織の文化にフィットできるかどうかが重要だと感じていていたので、チームを会社に重ね合わせて考えていたのだと思います」
2008年の入社後、Itoが配属されたのは財務部。経理業務や決算報告書の作成などに従事した後、2010年に飲食&物販部へ移ります。そこでさまざまな業務を経験しました。
「野球雑貨ショップやコンサートグッズの管理運営に携わり、アルバイトの労務管理や商品管理などを担当しました。現在では数が減ってしまった直営飲食売店の企画を担当していた時期もあります。季節限定のフェアメニューのほか、遊園地でのイベントや戦隊ヒーローとのコラボメニューやグッズの開発などを毎年のように手がけていました。
飲食&物販部で最後に担当したのが、東京ドーム場内の飲食売店の管理です。テナントと直営店舗を約30店舗ずつ、合計60店舗を運営するとてもやりがいのある仕事でした」
そして、Itoは2020年に現在も所属する業務部へ。これまでの異動はすべて辞令を受けてのものでしたが、過去の経験がいまに生きていると感じる場面が多いと言います。
「業務部では自分たちが企画を主導することは少ないですが複数の事業所が連携して行うプロジェクトのサポートを行うことがあります。
たとえば、IPコンテンツのことを深く理解していないとファンの心に響く企画がつくれないのと同様に、各事業所の目的や意図を把握していないと、彼ら、彼女らが立ち上げた企画を適切に支援することができません。さまざまなセクションとの連携を重視した業務の進め方など、飲食&物販部での経験から得た知見が大いに役立っていると思っています」
経験を紡いで生まれる新たなモチベーション
約10年にわたって飲食&物販部に在籍したIto。当時、大きなやりがいを感じながら仕事に取り組んでいたと振り返ります。
「雑貨やコンサートグッズショップ、飲食売店など、何万人ものお客様に対して営業するわけですから、もちろん大変なこともありましたが、野球やコンサートで来場されたお客様へグッズや飲食の販売を通して+αの体験を提供することや、数値目標の達成をめざして試行錯誤するのはとても挑戦しがいのある仕事でした。
また、当時の私は統括マネージャーという立場。新入社員が集まるセクションを担当し、多くの若いメンバーを率いていました。最初のころは未熟だったメンバーも、2年目を迎えるころには後輩を立派に指導できるまでになるなど、彼ら、彼女らの成長を間近で見られることにも意義を感じていました」
Itoが業務部に移って2024年で5年目。以前とはまったく違うやりがいを感じていると言います。
「それぞれの指標のもとでお客様と直接向き合う各事業部をサポートするのが現在の私の役割。かつて同じ立場を経験してきた自分だからこそ、できることがあると思っています。俯瞰的な視点で東京ドームシティ全体の底上げに貢献できることがいまはやりがいです」
守備範囲の広い仕事で、周囲から頼られる存在に。顧客体験価値向上の取り組みにも意欲
今後も東京ドームシティ全体の運営の円滑化・活性化に取り組んでいきたいと話すIto。業務部にしかできないことを一つひとつかたちにしていくことが目標です。
「複数の事業部にまたがるような課題を解決していくことも業務部の大切な役割です。誰も拾おうとしないボールを積極的に拾い、周囲から頼られる存在になれたらと思っています。
東京ドームシティの価値向上につながる取り組みにも力を入れていくつもりです。たとえば、飲食店などのテナントは販促に注力する一方、ゴミ処理に関して疎かになる傾向があります。ゴミの削減やリサイクルに向けた取り組みは、単独の事業所の力だけではなかなか大きな成果が期待できません。営業現場を支えるためにも、業務部が率先して推進していく必要があります。
また、来期の施策や計画など、業務部には各事業部や会社全体の動向に関する情報が集まってきます。これらを積極的に業務に反映していきたいですし、グループ長としては、業務部だからこそできる経験をメンバーに促し、スキルアップや他の業務で活かせる視点を培ってもらいたいと考えています」
人と社風に導かれて入社したIto。いまも当時の印象はまったく変わっていないと話します。
「入社してまだ間もないころ、大学の同級生たちと会って、互いの近況について報告し合ったことがありました。仕事終わりだけでなく休日にも野球やゴルフ、皇居ラン、旅行やバーベキューなど、職場のメンバーと一緒に楽しんでいることを話すと、とても驚かれたことが印象に残っています。
仕事以外でも社員と顔を合わせる機会が多いのは、それだけ気の合う仲間が集まっているからこそ。同僚に恵まれ、当社にはとても働きやすい環境があると思います」
入社17年目を迎え、Itoは社内でも中核的な存在に。ベテラン社員の立場から、未来の仲間に次のようにメッセージを送ります。
「幅広い事業を通じて、さまざまなお客様に多彩な体験を提供し、それを自分たちも楽しめるところに、当社で働く醍醐味があります。
会社である以上、必ずしもすべてが思い通りに進むとは限りませんが、お客様に感動を提供することに喜びを感じ、それをどう実現するかを考えられる人なら、やりがいを感じながら働くことができるはずです。幅広い視野を持つ方との出会いを心待ちにしています」
※ 記載内容は2024年6月時点のものです

