2024年度が始まり、希望と不安を抱きながら社会人としての第一歩を踏み出した方も多いでしょう。研修が始まっても不安や心配事はなかなか拭えず、という方もいるかと思います。
そこで、本記事では2024年に入社された新卒社員の方々はどのような不安を抱えられているのか?を紐解いた上で、2023年入社の先輩たちの歩みから、仕事のヒントを探っていこうと思います。
2024年入社の新社会人のホンネ
ラーニングイノベーション総合研究所が2023年10月16日~12月4日に実施した調査では、2024年に入社を予定している内定者の約8割が社会人になることに対して「不安・心配」と回答しています。
その不安の内訳を見ていくと、半数以上の内定者が「仕事についていけるか」「成果を出せるか」に不安を感じていたようです。
また、学生から社会人へのトランジションを迎える過程で、どのような壁に直面すると思うか質問したところ、98.0%の内定者がなんらかの壁に直面すると想定していることが明らかになりました。
想定する壁のうち、「仕事が難しい(51.9%)」と回答した内定者が最も高く、次に「生活リズムの変化(47.6%)」が続きました。
研修期間が設けられているケースが多いと思いますが、スキルや成果が求められるとなれば、仕事が難しくないだろうかと悩む方は多いでしょう。また、社会人になれば基本的に決まった時間で働くことになり、学生時代の生活リズムから切り替えられるだろうかと不安を覚える方もいるでしょう。
■調査概要:ラーニングイノベーション総合研究所「内定者意識調査」想定する入社後の壁編
・調査対象者:ALL DIFFERENT株式会社が提供する内定者向け研修の受講者(2024年卒業予定)
・調査時期:2023年10月16日~12月4日
・調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
・サンプル数:404人
2023年入社の先輩たちから学ぶ仕事のヒント
すでに社会で活躍している先輩たちも、かつては内定者や新入社員であり、不安や心配を乗り越え、現在に至ります。
そこでここからは、2023年卒の方々のストーリーの中から、仕事をする上でヒントになるストーリーと、これまでを踏まえて考えている今後の目標をご紹介していきます。
※ 掲載内容は記事公開当時の内容です
▶︎株式会社NEWONE
事業内容:コンサルティング、企業研修・組織開発、新卒採用支援事業、起業支援、シェアードサービス
・仕事内容:既存顧客に注力していくチームに所属し、お客様の研修の開発やクロス営業をメインに担当
・仕事をする上でのヒント:
──NEWONEだからこそ得られたスキルや経験はありますか?
青木さん 「大きく分けて2つ。1つめは自分で仕事を取りに行く力です。もっと成長したいと思ったときには、自分からチームの人に『こういう仕事がしてみたいんです』とか『もっと自分に対していい意味で負荷をかけて成長したいんです』って伝えると調整してもらえることがあります。自分の成長のために周りに働きかける力がついたかなと思っています。
2つめは、新卒では話せないような役職の方と一緒にお仕事をする機会もあり、早いうちから実践で経験を積ませてもらえるからこそ自信にもなりますし、成長実感が得られます。どの仕事も先輩が振り返りを一緒にしてくれるのですが、良かったところと、もうちょっとこうやって頑張ると良くなるところのグッドとチャンスを両方くれるから、仕事をこなすうちにレベルアップしている感覚もあって嬉しいです。挑戦できる環境がありつつも、放り出されるだけじゃないから成長できるんだと思います」
・今後の目標:
青木さん 「もう少し先になるかもしれませんが、NEWONEの中で『女性活躍の推進といえば青木』という存在になることです。女性活躍関連の案件がきた時には、一緒にご提案の場へ連れて行ってもらっています。最近どんどん目標が明確になってきたので、この調子で頑張りたいです」
→ストーリー:【内定者インタビュー企画 vol.14】新卒だからこそ得られる成長。入社半年の社員が抱く想い
▶︎株式会社アーキ・ジャパン
事業内容:建設エンジニアアウトソーシング事業、転職支援事業、建設事業
・仕事内容:京都にあるオフィスビルの設備工事に携わる
・仕事をする上でのヒント:
倉本さん 「働いて数カ月ではありますが、大切だと感じているのは、細かい学びの積み重ね。現場で必要な知識はたくさんあるんです。たとえば、電気の回線番号は「いちまるさん(103)」などの番号で呼んでいるなど、設備特有の用語も少なくありません。図面から学び取って、現場で実物を見て納得するという繰り返しです」
・今後の目標:
倉本さん 「今の目標は、相手に理論的に伝えられるようになること。まずは自分がきちんと理解して、それをかみ砕いて、わかりやすく正しく説明できるようになりたいです。また、たくさんの人とコミュニケーションをとる中で、今までは関わることのなかった職人さんなどから、いろいろな価値観を自分に取り入れていきたいと思っています」
→ストーリー:新しい分野へ挑み、地域に根差して働きたい。生活空間の快適さを支える建設設備の仕事へ
▶︎愛知トヨタ
事業内容:次の会社の株式を所有し、その会社の経営管理およびそれに付帯する業務
愛知トヨタEAST株式会社/愛知トヨタWEST株式会社/トヨタL&F中部株式会社/株式会社トヨタレンタリース愛知/トヨタホーム愛知株式会社/愛知スズキ販売株式会社/株式会社アトコ/トヨタ情報システム愛知株式会社/愛知クレジットサービス株式会社/株式会社ATビジネス
・仕事内容:営業スタッフとして東三河エリアを担当し、自動車や保険商品など付帯商品販売の購入提案のほか、アフターフォローにも携わる
・仕事をする上でのヒント:
用事がなくても顧客を訪問することが多いと話す伊藤さん。営業担当として大切にしていることがあります。
伊藤さん 「法人のお客さまの場合は、とくに言葉づかいや所作に気をつけています。失礼のないよう、話す内容や想定される質問を事前に準備し、笑顔を心がけながら相手と視線を合わせ、身振り手振りを交えながらわかりやすい説明に努めています。
個人のお客さまにも失礼のないよう振る舞うのは大前提ですが、あまりに硬い態度でいると、相手を構えさせてしまうことがあります。自分よりも年上のお客さまがほとんどなので、息子や孫のように思っていただけるよう、自然体で親しみやすい話し方を意識しています。
世間話をするためだけにお客さまを訪問することも少なくありません。たびたびお目にかかり、何気ない会話を交わすことが、お客さまとの良好な関係構築につながると考えているからです。先輩のように、自動車以外のことも相談してもらえるような、信頼される存在になることをめざしています」
・今後の目標:
3〜5年のうちに、現在の先輩社員を超えられる存在になりたいと話す伊藤さん。もうひとつ、明確な目標があります。
伊藤さん 「営業担当として、数字には強いこだわりを持っています。当社でトップセールスと呼ばれる方々が販売する自動車の数は、年間当たり100台以上。将来的には、自分もその一員に名を連ねたいと考えています。
いまはまだひとりでできないことが大半です。自動車の販売に必要な手続きや書類の作成、パソコン上の作業など、先輩に教えてもらいながらやっていることを、まずは誰の助けも借りずにできるようにならなくてはなりません。
1年目で築いた基盤を踏み台に、次の段階へと進むことが2年目の目標です。僕が2024年に掲げる漢字は『段』。段違いにレベルアップして信頼を獲得し、お客さまからお客さまへと紹介してもらえるような営業パーソンになることをめざしています」
→ストーリー:量を質に転化し、「あなただから」と言われる存在に──信頼構築に励む1年目の直心
▶︎帝国繊維株式会社
事業内容:防災事業、リネン事業
・仕事内容:防災開発部空港特殊車輌グループに配属され営業を担当
・仕事をする上でのヒント:
持田さん 「子どものころ、なかなか一歩を踏み出そうとしない私をみて、父は『やってもいないのに、なぜできないとわかる』とよく言い聞かせていました。そうやって繰り返し叱咤される中で思い切って挑戦することが習慣に。いろいろなことへの挑戦を繰り返すなかで、『実際にやってみれば意外となんとかなる』ということを学びました。
また、どんなことでも継続することに意味があると思っています。ピアノの練習がいまではルーティン化し、日常の一部になりました。ずっと弾けなかった曲が弾けるようになるなど、成長を実感できるのはうれしいもの。ピアノを通して、続けて取り組むうちに状況が一変することを学べたのは大きな収穫でした。実はいまも幼少期に教えてもらっていた先生のレッスンを変わらず受けていて、よりテクニックを要求される曲やジャンルにも挑戦しています」
・今後の目標:
特に、自社製品に関する知識では誰にも負けたくないという気持ちがあります。なかでも検知器は、どんな原理で対象物を分析しているのか、範囲や精度はどの程度かなど、学生時代に学んだ化学の知識が活かせる分野です。いまはまだ空っぽの状態ですが、だからこそ詰め込み甲斐があると思っています。
そうやって知識を身につけた暁には、海外にでて活躍したいとも考えています。そのために語学の勉強も続けていくつもりです。
→ストーリー:雰囲気の良さと社会貢献度の高い仕事に惹かれて。継続力で挑む新入社員の心意気
▶︎日清丸紅飼料株式会社
事業内容:畜産飼料事業、水産飼料事業
・仕事内容:財務経理部で資金業務を担当
・仕事をする上でのヒント:
田中さん 「数字を扱う以上、ミスは許されませんし、期限は遵守しなくてはなりません。前日になって急に慌てることがないよう、カレンダーに締切を明記し、徹底して管理するようにしてきました。また、突発的な業務が生じても対応できるよう、可能な限り余裕を持ったスケジューリングを意識しています。
私が仕事をする上で大切にしているのは、一つひとつの業務を焦らず正確にこなすこと。日付や金額を何度も繰り返し確認するようにしています。また、人間である以上、ミスは避けられませんが、ミスに気づいたときはすみやかに報告し修正することも心がけていることのひとつ。
さらに、ルーティンワークが多いことから、日、月、年ごとに行う作業を正確に実行できるように、自らマニュアルを作成してきました。先輩から教えられてできたことを、次に自力で同じようにできるとは限りません。新しい気づきや学びがあれば必ずメモを取り、経験を言語化するよう努めています」
・今後の目標:
田中さん 「今後の目標は、周囲から頼られる存在になること。財務経理部には、さまざまな問い合わせが全社から寄せられますが、これにうまく対応するには豊富な知識が欠かせません。たとえば以前、海外送金のやりとりの仕方について問い合わせがあったとき、納得していただける回答を用意することができず、とても悔しい思いをしたことがあります。
それ以来、きちんとどんな質問にも的確に答えられるように、積極的に知識を吸収するようにしています。先輩は知識が豊富なので、それをお手本に勉強をして、業務の幅を広げていきたいと考えています」
→ストーリー:事業活動に貢献し、一次産業の力に。入社1年目に感じる日清丸紅飼料の経理の醍醐味
新卒1年目の社員が中心となったプロジェクト&企画
新卒1年目といえども、中心となってプロジェクトや企画を推進することもあります。ここでは新卒1年目の社員が中心となったプロジェクトや企画をご紹介します。
▶︎DXCテクノロジー・ジャパン
事業内容:ITサービス業(保険業界向けBPaaSとBPO、アナリティクス&エンジニアリング、アプリケーション、セキュリティ、クラウド、ITアウトソーシング、モダンワークプレイス)
・プロジェクト/企画内容:企業カレンダー
日本で年末になるとよく配布される「企業カレンダー」。企業のロゴやビジョンが印刷され「企業の顔」とも言えるものですよね。DXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)でも毎年企業カレンダーを制作しており、年末のご挨拶と共にお客様や取引先に渡しています。
このDXCカレンダーは、毎年「我こそはDXCカレンダーを作りたい!」という社員を募集、担当となった社員が「どのようなカレンダーを制作するか」というところから企画するので、その年の担当者たちの情熱溢れるカレンダーができあがるのです。
今年2024年度のカレンダーは、新卒1年目と2年目のエンジニア3名が担当!「Hito of DXC」という、DXCの人財(Hito)をコンセプトにしたカレンダーを制作しました。エンジニアという業務のかたわら約4カ月、カレンダー制作に奮闘した日々について3人に聞きました。
→ストーリー:新卒社員が制作したDXCカレンダー誕生話。本業と並行して作り上げた2024年「会社の顔」
▶︎アスノシステム株式会社
事業内容:システム開発事業、オフショア開発事業、SES事業、Webインテグレーション事業、MVSソリューション事業、Webサービス事業、ERPパッケージ販売・保守
・プロジェクト/企画内容:麻雀部
2022年に新卒入社した村嶋 ほたるさん。IT未経験ながらエンジニアとして入社し、システム設計や開発の現場で活躍してきました。業務に励むかたわら、“アスノチャレンジ”の企画者としての顔も持つ村嶋さんが、これまでを振り返りながら、社内で人気を集める麻雀部を企画するに至った背景や想いを語ります。
→ストーリー:つながりが生まれるように。みんなが楽しめるように。新卒1年目、“麻雀部”企画者の想い
▶︎富士通株式会社
事業内容:テクノロジーソリューション、ユビキタスソリューション、デバイスソリューション
・プロジェクト/企画内容:すごい組織図
入社1年目の夏に、社内変革プロジェクトとして「すごい組織図」を立ち上げた佐藤 僚哉さん。システムエンジニア(SE)として本業に従事する一方、同プロジェクトのリーダーとしてメンバーを牽引し、変革に取り組んでいます。入社早々に自ら行動を起こそうと思い立った背景と、今も進行中のプロジェクトの歩みを語ります。
→ストーリー:新卒1年目、「不安」をきっかけに立ち上げた社内変革プロジェクト「すごい組織図」
本記事では、2022年〜2023年に新卒で入社された方々のコンテンツをご紹介してきました。talentbookには他にも多くのコンテンツが掲載されているので、ぜひ今抱えている不安や心配事を解消するヒントを見つけてみてくださいね。
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