求められるのは、効率と正確性。自作マニュアルを作成し、業務を最適化
2023年12月現在、財務経理部に所属しています。20〜50代まで幅広い年齢にまたがる7人のメンバーが在籍し、うち女性が3人、男性が4人という構成です。温和で優しい方ばかりで、とても和やかな雰囲気の中で仕事をしています。
私は主に資金業務を担当し、資金繰りの管理、手形管理、総合振込などを行っています。日計表や資金繰り表の作成、全国の拠点からの依頼に基づく振込手続き、手形や納付書の銀行持込などが日常的な業務。
四半期には政府の統計調査への対応や同業他社との決算比較、さらには部内の予算作成も私の担当範囲です。また、電子帳簿保存法への対応にも携わっています。
少しずつ仕事に慣れてきましたが、業務内容が多岐にわたるため、まだまだひとりで対応できないことが少なくありません。たとえば、予算を作成する際は、数字をどこから持ってくれば良いのか、どのように数字を求めれば良いのかなど、前年の実績を参考に先輩に一つひとつ教えてもらいながら作業を進めています。
数字を扱う以上、ミスは許されませんし、期限は遵守しなくてはなりません。前日になって急に慌てることがないよう、カレンダーに締切を明記し、徹底して管理するようにしてきました。また、突発的な業務が生じても対応できるよう、可能な限り余裕を持ったスケジューリングを意識しています。
私が仕事をする上で大切にしているのは、一つひとつの業務を焦らず正確にこなすこと。日付や金額を何度も繰り返し確認するようにしています。また、人間である以上、ミスは避けられませんが、ミスに気づいたときはすみやかに報告し修正することも心がけていることのひとつ。さらに、ルーティンワークが多いことから、日、月、年ごとに行う作業を正確に実行できるように、自らマニュアルを作成してきました。先輩から教えられてできたことを、次に自力で同じようにできるとは限りません。新しい気づきや学びがあれば必ずメモを取り、経験を言語化するよう努めています。
入社から半年以上が経過し、マニュアルの内容もずいぶん充実してきました。社内にはマニュアルがない業務が多いため、これが非常に役立っています。
一次産業を支える仕事がしたい。ゼミをきっかけに、事業に魅力を感じて日清丸紅飼料へ
大学では経済学を専攻し、地域経済学のゼミナールに所属していました。地域経済学は、特定地域の産業構造や雇用問題、地方創生などを研究対象としており、地域に根ざした具体的な経済について学べることに魅力を感じて参加を決意。ゼミでは、一次産業に対する経済的な支援や6次産業化を通じた地方創生の事例について多く学びました。安価な輸入作物の増加による農作物の価格低迷や、天候などの影響を強く受けやすいため経営が不安定になり資金繰りが難しいこと、少子高齢化による担い手不足の問題など、一次産業を取り巻く厳しい現状があることを知りましたね。そして、この学びがあって、一次産業を支える仕事に携わりたいと、考えるようになりました。
日清丸紅飼料のことを知ったのは、たまたま大学で実施されていた説明会に参加したことがきっかけです。飼料業界はまったく未知の分野でしたが、ハーブを混ぜた餌を与えると豚の肉質や風味が変わる話などを聞いて、自分がそれまでに学んできたテーマと響きあうものがあると感じ、興味を持ちました。
説明会で社員の皆さんのとても柔和な雰囲気に好印象を受けたことも、入社の決め手に。社名から勝手に商社のような勇ましい雰囲気があるのでは?と連想しましたが、実際には全然そんなことはありませんでした。入社前に思っていた通り、本社にも拠点にも、知的で優しい、良心的な方がとても多いと感じます。
コロナ禍での入社ということもあり、本社の近くのオフィスでの座学を中心とした約2週間の研修を経て、すぐに財務経理部に配属されました。
初期に担当した業務でもっとも苦労したのが、銀行ソフトの入れ替えです。それまで使用していたISDN回線をインターネット回線へと移行するもので、銀行それぞれで手続き方法が異なり、また異なる書類を用意する必要があるなど、作業は非常に煩雑でした。その上、銀行ソフトの仕様や総合振込の仕組みなど、まったく知識がない状態だったので、大変手間取ってしまいました。
移行手続き自体は無事に終えられたものの、原因不明のエラーが起きてしまったんです。設定に問題がないにもかかわらず、エラーの状態が続いていました。総合振込の仕組みを勉強したり、考えられるすべての問い合わせ先に連絡を取った結果、問題が判明。その後、エラーの原因を解決し、無事にこれまで通りの業務を行えるようになりました。
電話での問い合わせは、時に気が引けることがあるものです。以前は面倒なことを後回しにしてしまうこともありましたが、この一件以来、必要だと感じたことはすぐに連絡したり、行動したり。即対応を心がけるようになりました。
電子帳簿保存法の対応で業務効率化に貢献。事業活動を支えていることがやりがいに
まだ入社1年目ですが、電子帳簿保存法への対応に取り組み、成果を出せたことが印象に残っています。
2022年1月に改正された電子帳簿保存法によって、取引先と電子で授受した取引データは、電子のまま保存することが義務化されました。その一環で、銀行のWebサイトで閲覧している電子記録債権の電子データも、全社的にダウンロードして社内システムに保存する必要がありました。電子記録債権の電子データは何十件とあるため、登録の際にミスが発生しやすいですし、何より担当者の他の業務を圧迫してしまうことが問題になっていました。
そんな中、社内の経理システムから出力した一覧表を検索簿とする方法を上司に提案。検討の結果、今後は電子記録債権の電子データをダウンロードし保存する業務が削減されることになり、業務の効率化に大きく貢献できました。
電子帳簿保存法は自主的にも勉強していました。知識を深めた結果、自分の提案が採用されたことはとてもうれしかったですし、周囲から肯定的な評価を受けたことは自信につながっています。
このほかにも、全社の振込作業や手形の処理などを通じて、当社の事業活動を間接的に支えられている実感があります。当社では、数億円の手形を扱うことがある上、毎月の取引額が大きく、月末ともなれば数十億円近くの振込をすることも。こうした大きな金額を扱えるところにおもしろさを感じています。
そもそも財務経理部に手形が持ち込まれるのは、営業担当の方が手形を受け取るからですし、振込業務ができるのはそもそも取引が存在するからこそ。組織の一部として、事業活動を支えていることを実感する場面が少なくありません。
経理面からアクティブに事業を支え、未来も活躍できる強靭な組織に
今後の目標は、周囲から頼られる存在になること。財務経理部には、さまざまな問い合わせが全社から寄せられますが、これにうまく対応するには豊富な知識が欠かせません。たとえば以前、海外送金のやりとりの仕方について問い合わせがあったとき、納得していただける回答を用意することができず、とても悔しい思いをしたことがあります。それ以来、きちんとどんな質問にも的確に答えられるように、積極的に知識を吸収するようにしています。先輩は知識が豊富なので、それをお手本に勉強をして、業務の幅を広げていきたいと考えています。
2024年には新しいメンバーを迎えることになりますが、真面目で誠実な方に来ていただけたらうれしいですね。自分が作成したデータを参照して誰かが書類を作ることもあれば、他の方が入力したデータをもとに私が作業することもあります。これまでの経験を通じて、自分の仕事が他の方の業務にどう影響するかを理解し、正確にアウトプットする重要性を強く感じました。この視点を共有し、ともに質の高い仕事をしていける方と出会えることを期待しています。
また、少子化の影響を受け、食品業界も困難な状況に直面していますが、当社はこの時代を生き残るために、物流や製造プロセスの効率化など新しい取り組みに積極的に挑戦しています。このようなアクティブな事業展開を経理処理や資金調達の面から支えていくのが財務経理部の役目です。100年後も活躍できる強靭な組織へと成長することをめざし、ともに一次産業を支えながら、より良い未来を築いていきましょう。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです
