営業として養牛用飼料を担当。現場に寄り添ったアプローチでお客様とともに成長
私は現在、九州支店 大動物営業第一課に所属しています。農場巡回、成績改善に向けた取り組み、情報提供といった飼料の販売に向けた業務が中心ですが、除角(牛の角切り)や削蹄(蹄を整える)など、たいへんな作業のときは応援に駆け付けることも少なくありません。
日清丸紅飼料、とくに九州支店には、お客様にとことん寄り添おうとする現場主義の考え方が浸透しています。そのため、事務所で作業するよりも外出することのほうが多く、農場に出ている時間が大半です。
通常は、午前中作業応援し、午後には別の農場をいくつか訪ねて牛の状態を見たり、悩み事をヒアリングした上で飼料を提案したりしています。その後、帰社して事務処理を行うのが日課です。一日中作業応援をしている日もありますが、その場合は別の日に在社し事務処理を行っています。
大動物営業では牛の飼料を扱っていますが、種類はさまざま。子牛の段階でのルーメン(第一胃)の発育を促進させる人工乳(スターター)と呼ばれる飼料や、育成向け、繁殖向け、肥育向けなどステージごとにお客様が求める飼料を提案しています。適切な給与量も異なるため、飼料を扱うプロの視点からさまざまな指導をさせてもらっています。
先輩社員に同行して、農場巡回や、製品説明会、作業応援に参加させていただくこともあります。九州支店では福岡と鹿児島に大きくエリアが二分されていて、私は後者を担当していますが、担当外のエリアに出張し、鹿児島ではあまり見られない、あか牛の農場を巡回したこともありました。ふだん扱うことが多い黒毛和牛との違いを知れるなど、応援に出かけることが学びの機会にもなっています。
特約店の方に同行して新規の農場を訪問することもあります。豊富な飼料ラインナップ(形状、成分、抗生物質の有無)が当社の強み。これを活かしてお客様が求める飼料をメーカーの立場から製品を積極的に紹介するなど、販売促進活動に注力しています。
私は約十件程度を担当していますが、家族経営の農場も多いです。お客様の中には年配の方も多く、私がまだ若手ということもあって、とても可愛がっていただいています。
農場で作業した後に、お茶を囲んで家族団欒の時間に参加させていただくことも。そういった農場の方々と過ごす時間がなんとも温かくて。現場でともに汗を流してお客様の気持ちを理解しながら、楽しく仕事ができています。
一方、お客様に決して甘えることなく、聞かれたことに対してはできるだけスピード感を持って対応することを心がけてきました。時間が経過すると興味を失ってしまうお客様もいらっしゃるので、「松坂の返事はいつも速い」と言っていただけるよう努めています。
未知の世界、畜産の分野へ。海から農場へと活躍の場を変えて広がった視野
実家が養殖漁業を営んでいることから幼いころから魚に興味があり、水産系の大学に進んで海洋生物化学を専攻しました。水産に関わる仕事を探していて出会ったのが日清丸紅飼料。水産飼料のシェアが国内トップだと知って興味を持ちました。
コロナ禍で入社後、総合研究所での研修と在宅研修を経て、九州支店への配属が決まりました。 配属後には工場研修と当社のお客様の農場で養鶏、養豚、養牛の3種類の研修を受けさせていただきました。研修ではどの畜種にも魅力があることを知りましたが、とくに牛を飼育する生産者さんと過ごした時間がなによりも楽しく、牛の飼養管理の奥深さに強く惹かれました。
当初は水産飼料事業に携わりたいと思っていましたが、養牛の世界に入って、視野が大きく広がりました。いまでは大動物営業に配属されて良かったと思っています。
ただ、コロナ禍の影響で十分な研修を受けられなかったため、初めのころは知識がついていかず、苦労したのを覚えています。製品ラインナップを自分でリスト化し、時間を見つけて何度も確認したり、飼料の設計開発を手がける技術サポート部の方から教えてもらったり。少しずつ知識の幅が広がりました。
作業応援というかたちで生産者さんに直接教えてもらう機会を得たことも、貴重でした。いまもみなさん、とても親切に教えてくれます。
また、社内では若手勉強会を開催してもらっています。毎週の朝会で業務報告などを行った後、代用乳や人工乳(スターター)、肥育用飼料など、各種飼料の特徴や牛の生態、飼養管理について、先輩たちが講師となって交代で講義してくれて、とても助かっています。
悔しがったり、喜んだり。生産者と気持ちをひとつにできることこそ、この仕事の醍醐味
現在、入社して最大の任務に挑んでいます。これまで担当していた交雑種を飼われていた生産者さんが黒毛和種の肥育にシフトすることになり、2022年の9月から上司らにもサポートしてもらいながらその立ち上げに関わってきました。農場の方といっしょに飼養方法について議論を重ねて、和牛の肥育体系を確立していく作業は私にとって初めてのこと。とても勉強になっています。
ホルスタインの血が入った交雑種と比べて黒毛和種は病気にかかりやすい上、サシを入れるためのビタミンAの管理が必要など、とても繊細なのが特徴です。わからないことも多いので、先輩に相談しながら進めています。
初めての取り組みのため、不安はあるものの、当社は和牛肥育の飼料にとくに強みがある上、40代の経験豊富なベテラン社員の手厚いフォローを受けられる恵まれた環境の中、とても貴重な経験ができています。
中でも頼もしいのが課長の存在です。新入社員のマネジメントもこなしながら、豊富な知識と経験を武器に圧倒的な仕事量をこなす姿をいつもそばで見ています。お客様からの信頼も厚く、同行させてもらうたびに多くを学ばせてもらってきました。
上司や先輩と比べると、自分の未熟さを思い知るばかりですが、さまざまな場面でやりがいを感じています。たとえば、飼料を購入いただいたときは大きな達成感がありますし、お客様から頼りにしていただけることも私にとって大きな喜び。重量や肉質などの面で牛の成績が期待していたものでなかったと報告を受けたときは、いっしょに悔しい思いをします。
ともに悩んだり、喜んだり。そうやって生産者の方と気持ちをひとつにできることこそ、この仕事の醍醐味。パートナーとして信頼しながら、ともに事業をかたちにしていけるところに、やりがいがあります。
どんなことにも楽しさをみつけて。ポジティブに新しいことを吸収し、成長していきたい
社内には上司を含め明るい方がとても多く、職場の雰囲気がとても良いのが特徴です。ときには自分の未熟さから、お客様からお叱りを受けることも。そんなときも、「気にしすぎるなよ」と声をかけてくれる、温かい兄貴肌の先輩に支えられながら、これまでやってきました。
また、鹿児島には大動物営業第一課以外に、畜産営業第一課や水産営業部、畜産A飼料・B飼料・水産飼料を製造する自社工場もあります。多くの部門が集中しているため、畜産業界の他分野や水産業界の動向についての最新情報を入手できるのはとても魅力的です。
この理想的な環境を活かし、お客様からますます頼りにされる存在をめざして努力を重ねていきたいと考えています。配合飼料や牛の飼養管理に関する知識を深めることはもちろん、スピーディーな対応と謙虚さを忘れず、人としても高く評価いただけるような営業担当になることがいまの目標です。
私には心配性な一面もありますが、いつも明るい未来を描けるポジティブな性格が自分の持ち味だと思っています。バイクや自動車に乗って美しい自然の撮影に出かけるなどプライベートも充実させつつ、どんなことにも楽しさを見出し、新しいことを積極的に吸収しながら成長していきたいです。
日清丸紅飼料の営業に求められるのは、社会人としての基本的な礼儀作法と明るさです。農場を回りながら生産者さんに教えてもらったり、先輩から指導してもらったりと、勉強する機会は入社してからたくさんあるので、畜産を専攻していない方も、専門的な知識を持っていない方も、安心して挑戦してもらえればと思いますね。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです
