仲間が成果を出せるように、ビジネスサイドの整備を一手に引き受ける
現在、「talentbook」を運営する株式会社PR Tableで、営業企画部の部長とAE(アカウントエグゼクティブ/お客様の伴走支援を行う)を兼任している石橋。お客様が採用活動で抱えている課題に耳を傾け、新たなサービスを作りだしています。
「talentbookは、働く人のストーリーで採用広報を支援するプロダクトです。最近では、採用広報の注目度が高まっていることもあり、動画制作や他メディアとの連携、Web広告の配信などにも力を入れています。お客様の課題解決につながるのであれば、これまでになかった領域のサービスも積極的に取り入れ、幅広くお客様をサポートする環境を整えることが私の役割です」
新しいサービスを始めるときに必要になるのが、管理面の整備。運用のためにどういった業務フローにするべきか、規約はどうするべきかといった業務も一手に引き受けています。
「PR Tableは成長フェーズにあります。これまでは、お客様に提案をしてから管理面を整えるということも多くありました。しかし、会社の規模が大きくなり、さらにサービスが増えたときに、この受け身のコントロールでは成長のボトルネックになってしまう可能性を感じ、その課題を解決しながら新しいサービスを生み出すために、営業企画部が立ち上がりました」
営業企画部が創設されたのは2022年の夏。以来、AEの業務はチームのメンバーに引き継ぎ、少しずつ営業企画の業務に比重を移してきましたが、現在でもメンバーがお客様と打ち合わせを行う際には、積極的に同席しています。
「企業のニーズを知るには、お客様と話すことが一番です。お客様と接点を持つことで、『そういう発想があるんだ』と、自分が想像できる範囲を超えた気づきをもらえるんです。talentbookの強みやオリジナリティはどこかということを客観的に知るきっかけにもなります。
また、同席している中でチームのメンバーが考えた提案がお客様に受け入れてもらえたときは、とても嬉しいですね。私は、自分自身で結果を出すより、一緒に働いている仲間が結果を出す方が嬉しいタイプなので、営業企画という仕事は合っているのかもしれません」
お客様の課題、自分の経験。すべて活かせるから、無駄なことは一つもない
石橋がPR Tableに入社したのは、2020年10月。それまで外資メーカーや大手IT企業、スタートアップ企業などで事業企画や立ち上げに携わった経験を見込まれ、「会社を大きくしていくための推進力になる」というミッションを託されました。
そのためには、自社サービスの理解を深め、お客様のニーズを知ることが必要だと考え、商談から契約を担当するFS(フィールドセールス)、そして契約後に伴走してサポートしていくAEというセールス領域を経験してきました。
「お客様からいただく視点とこれまで自分が経験してきたことなどの点と点をつないで形にするのが、現在の営業企画の仕事。どういう仕組みだったらうまくいくのか、どこでエラーが起きそうかを予測しながら進めるので、これまでのすべての経験が活かせて、無駄になるものがないと感じています」
また、多くのお客様の課題に触れているうちに、提案のための思考も変わってきたと言います。
「入社当初は、『talentbookをどう活かすか』を起点に考えていましたが、お客様が困っていることを起点にどうすれば解決できる提案になるのかを考えるようになりました。たとえtalentbookだけでは解決できないことであっても、PR Tableとしてどんな解決策が提案できるかを考える。そして、それをtalentbookに還元するという思考に変わったんです。
A社で困っていることは、B社やC社でも困っているかもしれません。業界や職種での共通の課題を見つけられれば、営業する上で大きなヒントになります」
近年、目まぐるしく変化する採用市場。企業にとっては、その変化に対応するためのリソース不足も大きな課題になっています。
「ここ数年で、採用にもマーケティングの要素が求められるようになってきました。エージェントや求人媒体、ダイレクトリクルーティングだけではなく、オウンドメディアやWeb広告など、企業が主体的に動く流れが起きています。
そうなると、自分たちの情報が届けたい人にどれだけ届いているのかという数字の分析と、それに基づいた改善も必要です。ただ、必要なのはわかっていてもなかなか手が回らない、やりたいことはたくさんあるのに、リソースが足りていない状況があるんです。
採用担当者はマーケティング経験のない方も多いですから、『そもそも、どうやったらいいかわからない』という現状もあります。そういった課題が、新しいサービスのヒントになっています」
任せれば応えてくれる──チーム力で大手企業の採用活動をサポート
お客様の中でも、大手企業を中心に担当してきた石橋。ある大手ITメーカーのプロジェクトでは、「企業イメージと注力事業とのギャップ」という課題を克服するため、talentbookだけではなく、オウンドメディアやWeb広告も活用した採用広報をサポートしています。
「テレビCMなどの影響もあり、世の中的には特定のイメージが強い企業で、採用市場(求職者)からの見え方も、そのイメージに引っ張られていたんです。でも実際は、DX推進や新たなIT領域に積極的に参画していて、そのための採用を強化していました。しかし、それがまったく採用市場(求職者)に伝わっていないことにお客様は危機感を持っていました。
そのギャップを埋めるためには、まずは情報発信を行っていくことが重要だと考え、talentbookで発信することに加えて、そのコンテンツを自社のオウンドメディアでも発信し、連携することで資産化し、Web広告でも拡散していくことを提案し、プロジェクトを進めました。
コンテンツが揃ってきた現在は、情報分析を進め、さらに効果を上げていくフェーズに入ってきています」
いまや同社とは、採用活動に関することであれば、まず最初に相談がくるというほどの信頼関係を築いた石橋。外部パートナーの枠を超え、企業の採用企画チームの一員に近い立場となっています。大手企業とそれだけの関係を構築できた理由を、こう振り返ります。
「一つは、コミュニケーションの量です。頻繁にミーティングを行い、細かく課題を把握していったことで、『相談すればしっかり反応してくれる』と感じていただけたのかなと思います。
もう一つは、チーム力です。はじめて挑戦する施策や、比較的タイトなスケジュールで進める施策もあったのですが、セールスチームはもちろん、記事を作るディレクター、必要な書類作成や手続きを進めてくれるビジネスサポートなど、任せれば応えてくれるチームがあるということが大きかったと思います」
会社にとって大きなプロジェクトや新たなサービスを動かすために、複数の部門をまたいで指揮をとることも多い石橋。一丸となって取り組めるように、心がけていることがあります。
「『なぜ、この日までにこれが必要なのか?』という背景や目的をしっかり伝えることを意識しています。先々まで見えるストーリーとして伝えることで、『それなら、こういう方法もありますね』というディスカッションも生まれます。
PR Tableには、さまざまな経験やスキルを持ったメンバーがいますから、自分が持っている選択肢が絶対だとはまったく思っていませんし、年齢や役職も関係ありません。よりお客様の成果につながる提案ができるなら、いろいろなアイデアがあった方が良いですよね。
あとは大前提として、みんな“人が良い”んです(笑)。乗り越えるべきハードルが高くても、ちゃんと向き合ってくれる人ばかりなので、しっかり協力体制が作れるんだと思います」
「もう石橋さんは必要ない」。そう言われるくらい会社が成長することが目標
お客様の声をヒントに、ゼロからサービスを生み出してきた石橋だからこそ、誰よりもPR Tableの可能性を信じています。
「現在、PR Tableのビジネスは、talentbookというプロダクト、そこに載せるコンテンツの制作という2つの大きな柱で成り立っています。ここを拡大させながら、今後はデータを活用したサービスも展開できると考えています。
talentbookの媒体力の向上、CMS機能の改善、データの活用という3軸がうまく噛み合ったとき、また違う世界観が生まれる気がしていて、その期待がとてつもなく大きいんです」
では、「個人としての目標は?」と聞いてみると、何よりもチーム力を大切にする石橋らしい答えが返ってきました。
「talentbookがいろいろな人に受け入れられて、会社も大きくなって、社員のスキルや知見・経験値がすごく上がったときに、『もう石橋は必要ない』と言われるのが理想かな」
その言葉には、これまでさまざまな会社の成長を中で支えてきたからこそ見える背景があります。
「組織が強く成長するときには、段階に応じて採用したい人が変わってきます。仮に、いま会社がステージ3にいるとしたら、採用対象はステージ4以上の人だと思うのです。ステージ1や2のときに入社している人にとってはステージアップが求められますが、早く会社に入ったことによる時間的アドバンテージがあって、経営陣の想いや会社の方向性などを体現していけるという面で条件としてはイーブンだと考えています。
ただし、ステージ1や2で活躍した人が、これまでと同じことを繰り返して成長を止めてしまうと、会社の成長に追いつかなくなってしまいます。とくにベンチャーは成長スピードも変化も激しいので、一人ひとりの“自分を動かすマインド”がとても大切です。
組織はそうやって強くなり、成長していくので、みんながそれぞれの特徴を活かして切磋琢磨できれば最高ですよね。だからこそ、個性豊かな仲間と働きたいと思っています」
石橋自身、会社の成長速度に負けないよう、現在担っている業務を他のメンバーに任せながら、自分自身もパワーアップしていきたいと話します。
「会社が成長した結果、『石橋の経験とスキルはもう必要ないよ』と言われたら、それはつまり、talentbookの世界観が多くの人に届いたということ。もちろん、そう言われないように努力して、自分も成長していきますけどね(笑)」
自分が何かをやり遂げるより、みんなが何かを達成した方が嬉しい──そのために、いつでもフラットな目線で自分の役割を果たしてきた石橋。これから共に働く仲間にも、自分で自分のポジションを作りにいってほしいと話します。
「PR Tableは、これからどんどん組織が大きくなっていくフェーズを迎えています。組織と一緒に自分のポジションをどんどん変えて、自分の場所を作りにいけるベンチャーマインドを持っている人なら、すごく楽しめるはずです。チームでサポートできる体制も強化していきますが、根底にあるマインドは、ちょっと前のめりなくらいがフィットするのかもしれません」
お客様のニーズという点と点をつなぎ、新たなサービスを生む。一人ひとりのスキルや経験という点と点をつなぎ、会社を成長させる。いろいろな点をつなぎ、大きな笑顔の円を描いてきた石橋の挑戦はまだまだ続きます。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです
