幼いころからコンピューターに触れ、エンジニアの世界にのめり込む
※在籍年数や役職を含む記載内容は、取材当時(2022年6月)のものです。その後、状況が変化していることがあります。
──はじめに、今井さんの経歴を教えてください。Jストリームでインフラエンジニアとして働かれていますが、なぜエンジニアの道をめざしたのでしょうか?
父がコンピューター好きで、私も物心がついたときからMacを触っていました。また、中学校にはプログラミングの授業がありました。それが楽しかったですし、適性があると感じていたんです。そうしたことから、中学校を卒業するころにはエンジニアリングの道に進もうと思っていました。
高校に進学すると、コンピューター部に入り、プログラミングでゲームを作ったり、電子工作で基盤をいじったりするように。大学では、エンジニアリングの勉強をするために情報科学科に入学しました。1年生のころに先生から「授業の内容(プログラミング)はできているみたいだから、ホームページを作ってみたらどうか?」と勧められてからは、サーバやインフラの知識を学びました。
学生だった当時は、インフラエンジニアという仕事を特段意識はしていませんでした。ただ、インフラの学習が楽しくなってからは、自宅でサーバを組んだり、セキュリティシステムを作ったりしていましたね。
そのうち、セキュリティキャンプというイベントや、インフラエンジニアが集まってイベント会場のWi-Fi環境を整備するチームに参加するようにもなりました。そのときに触れた知識がとてもおもしろく、「自分はこれを追求したい!」と、個人での研究を始めるようになりました。
今ではインフラエンジニアとしてJストリームで働き、プライベートでは自宅のサーバラックにオンプレミスサーバを設置し、システムの研究に没頭しています。入社して初めてのお給料も、NECのルーター「IX2215」のジャンク品の購入に充てました。
──自宅にサーバがあるとはすごいですね。なぜそこまでインフラエンジニアリングに熱中できるのでしょうか?
ひと言で言えば、「つながらないものがつながるおもしろさ」を感じているから。コマンドを打ち込んで、設定を入れて、試行錯誤した末にネットワークがつながると、すごく達成感があるんです。自宅にサーバを設置したのも、何かのソフトウェアを組み込みたいわけではなくて、サーバを作ることそのものが目的です。
「つながって当然」を支えていることの自負、プライドがインフラエンジニアのやりがい
──日々の業務内容について教えてください。
Jストリームは、メガITベンチャーと比べて規模も大きくないため、上流から下流まで幅広い業務が経験できています。たとえば、上流の業務ではネットワークの開発・保守に関係する業務を自動化するため、100行くらいのコードを書くこともあります。
下流の業務では、社内データセンターのネットワーク機器やケーブルなど物理機器の設置も行うことも。大きな会社だと、担当範囲が決められて動ける領域が限定されてしまいますが、Jストリームではいろんな業務ができるので勉強になりますね。
──インフラエンジニアの仕事をする中で、どのような瞬間にやりがいを感じますか?
インフラは、つながっていることが当然で、つながっていないと怒られます。だから、普段は「ありがとう」と言われる仕事ではありません。それでもやりがいを感じていられるのは、この仕事の重要性に自負とプライドがあるから。ネットワークというインフラの上には、何かしらのプロダクトやビジネスが乗っかって動いています。表面上は目に見えませんが、何かに役立っているのを見ると「実はあれ、縁の下では自分が支えているんだ」と誇らしくなるんですね。
Jストリームは自社構築したCDN(Content Delivery Network)を提供しています。これはデジタルコンテンツをネット上で大規模配信するためのネットワークで、日々大量のデジタルトラフィックが発生しています。私は、自宅に個人研究用のサーバを持っていますが、それに比べると何百倍、何千倍のトラフィックが発生している。これだけの量の通信を安全に捌けていることは自慢ですね。
趣味で始めた資格取得は、自分の力試しになるだけでなく、今の仕事にも活きてくる
──コロナ禍で働き方も変わりつつありますが、Jストリームの勤務制度についてお聞かせください。
テレワークやフレックス勤務など、勤務制度が整備されているため、ワークライフバランスを取りながら働けています。私は社内環境やデータセンターの機械を触るので、100%テレワークはできませんが、ネットワークの設計は家でもできていますね。出社の頻度はプロジェクトの繁閑次第ですが、平均して週3日程度です。
また、私たちインフラエンジニアは、必要に応じて勤務時間外のメンテナンス作業が発生します。夜まで作業が続く場合であっても、フレックス勤務なら柔軟に勤務時間のコントロールを行えるので、助かる場面は多いです。
──H.I.さんは日々の業務に従事するかたわら、積極的に資格取得にも励んでいると伺いました。Jストリームでは、こういった取り組みを支援する制度もあるんですか?
私が所属するプラットフォーム本部では、1つの資格につき2回まで試験代の補助が出ます。さらに合格時には、資格によって金額は上下しますが、報奨金があります。
私の場合、資格取得は半分趣味のようなもので、高校時代から続けています。はじめは小規模な資格から受験して、大学に入ってからはIPAの情報処理技術者試験「応用情報技術者試験」を受けました。入社後は、資格取得の応援制度があったので「ネットワークスペシャリスト」の資格を取得。「情報処理安全確保支援士」という国家資格も、先日合格しました。
──資格取得に向けた勉強は、どのように進めたのでしょうか?
自宅にサーバ環境があるので、遊んで壊してを繰り返して、私はひたすら手を動かしていました(笑)。あとは、日々の業務も試験勉強に役立ちましたね。IPAの高度試験は実践的な内容が多く、「これ業務でやったところだな」とリンクすることも多かったです。
また、会社のデータセンターに組み込まれる高価な機器に触れながら、システムを構築した経験が資格の取得に活かされたと思います。個人で物理的にサーバを組むと最小構成になりますし、100万円クラスの機器はなかなか導入できませんから。
──これらの資格が、今の仕事にも活きていると感じることはありますか?
技術の裏づけができるようになったことです。ネットワークのトラブルが起きた際は、まず解決が求められるので、仕組みなどについて事細かに説明してもらう時間はありません。従来は先輩に実地で対処法を教わっていましたが、試験勉強によって技術の大枠を知ることで、トラブルの原因の推測やシステム全体を俯瞰できるようになりました。資格の座学と、仕事の実務の両サイドからエンジニアリングを理解できたことは、大きな糧になったと思います。
今後も、やはり情報技術に関わる以上、自分の能力を第三者目線で示せる何かはあった方がいいだろうと思っています。力試しにもなりますし、エンジニアリングの解像度も上がりますから。
めざす未来は、誰からも頼られる「フルスタックエンジニア」になること
──Jストリームの魅力について教えてください。
手を挙げれば、求める領域に挑戦させてくれる社風だと思います。縦割り感はなく、社外のインフラエンジニア仲間の話から推測しても、柔軟な会社ではないかと考えています。
また、社内にフロントやバックエンドなど、あらゆる領域のエンジニアがいることもJストリームの魅力。たとえばコードを書く際、詰まったり迷ったりしたときには、開発部門のエンジニアによく相談にのってもらいます。
各領域に精通したプロフェッショナルが多数いますので、フルスタック志向の人には効率よくスキルの幅を広げられる環境だと思います。同じ会社ですから、質問の意図や背景も理解してくれた上で、現場に即した的確な助言をもらえます。
──先輩エンジニアの方々と接する中で、刺激を受けることも多いですか?
正直に話してしまうと、会社に入る前はいわゆる「井の中の蛙」で、「自分なら結構できるんじゃない?」と思いあがっていました。しかし、Jストリームに入社してから「上には上がいるな」と思い知りましたね。
たとえば、プログラムの脆弱性の領域では、コードの読み解きと原因解明をさらっとやりのけてしまう先輩がいます。私もコードは読めますが、「読める」と「読み解ける」の間には大きな隔たりがあるのです。それを淡々とこなす先輩の姿を見るのは良い刺激ですね。
──最後に、今後のキャリアパスについてお聞かせください。
私はマネジメント志向ではなく、フルスタックエンジニアをめざしています。Jストリームがエンジニア向けに設けている「Tech人事制度(社歴や年齢などに関係なく技術力をベースにした評価制度)」を利用して、このまま生涯エンジニアとして歩んでいきたいです。
また、私は全社プロジェクトのCSIRT(Computer Security Incident Response Team)への取り組みや、所属する本部での教育プロジェクトにも参加しています。これらの取り組みでは、根幹のインフラエンジニアとしての目線を大切にして、守備範囲を広げられればと思います。
将来的には、「あの人に聞いたら大丈夫」「解決してくれるよ」と頼られる人になれたら嬉しいですね。インフラに軸足を置くスタンスは、これからも変わらないと思いますので、関連する技術ならなんでもござれ、で日々邁進していきます。
──お話を聞いていると「本当にエンジニアリングが好きなんだな」と感じました。今後の活躍も楽しみしています!
【関連情報】
JストリームTech人事制度(エンジニア向け人事制度)
※別サイトのJストリーム採用サイトへリンクします。
