採用と研修のスピーディーな連携で実現
──まずは、それぞれの自己紹介をお願いします。
MORINO:私は2019年に新卒で入社し、コールセンターを経験後、人事部 採用グループに異動しました。現在は、新卒採用・キャリア採用全般に関わりながら、採用手法の高度化や採用ブランディング、オンボーディング施策の企画・運営を担当しています。
NOHARA:2017年に新卒で入社し、新卒採用業務を経験後、人事部 研修グループで新入社員に関連する研修やフォロー施策、社員の能力開発研修等の人材育成業務に携わりました。
現在は、社員のキャリア形成支援やキャリア入社者のオンボーディング支援に関する企画立案・実行を担当しています。
ICHINOSE:私も2017年に新卒で入社し、3年間は督促業務を経験しました。4年目からは人事部 研修グループに異動し、ビジネススキル研修や法令研修、全社の学びの風土情勢・環境整備を担当しています。
OSHIMA:私は2023年10月にキャリア採用で人事部 採用グループに入社しました。前職では採用業務がメインでしたが、経験の幅を広げたいと考え転職し、現在は採用に限らず入社前後のさまざまな人事業務やデータ分析業務に携わっています。
キャリア入社者がスムーズに当社に馴染め、早期に活躍出来る環境を常にアップデート
──どのような流れでオンボーディング施策が立ち上がっていきましたか?
MORINO:当社は2023年度頃からキャリア採用を強化していますが、ポジションも多様化しており、キャリア入社者の出身業界や職種が多岐に渡っています。これまでは新卒採用がメインだったので、キャリア入社者の受入体制を新たに構築し、多様なバックグラウンドを持つ方々が早期に馴染むことができ、活躍出来る環境を構築する必要がありました。
NOHARA:オンボーディング体制の構築にあたり、まずは当社に在籍するキャリア入社者へのヒアリングを実施し、さらに他社の事例も参考にしながら、自社の課題を洗い出しました。
ヒアリングの結果、「業界・事業・組織の理解促進」「社内の人脈形成」「フォロー体制の明文化」が急務であることがわかりました。そこで、受入部署の上司、サポーター社員、人事それぞれの役割を明文化し、全社にアナウンスを行いました。
OSHIMA:私は自身が入社する約1カ月前に、NOHARAさんたちと話す機会があり、前職での経験やオンボーディング施策、そして自身が入社に際して感じていた不安点などをお伝えしました。1カ月後の入社のタイミングでそれらがすべて実現されており、そのスピード感には本当に驚きました!
NOHARA:懐かしいですね(笑)。当時はキャリア入社者が急増していた時期であったため、スピードを重視して、構想から1カ月程度でオンボーディング体制のベースを構築しました。
ICHINOSE:具体的には、一般的な「サポーター制度」や「上司との1on1」など、受入部署内でのフォロー体制の構築に加え、人事側で用意した「業務理解コンテンツチェックリスト」を活用してもらいました。
「業務理解コンテンツチェックリスト」は、会社や事業の概要、各組織のミッションや直近の取り組み、基礎的な業務知識、当社の関連法令等の学習事項を動画やテキスト形式でまとめたもので、サポーターと一緒に指定期間内に実施してもらう流れになっています。
その他にも、人事側で入社後面談や入社後アンケートを定期的に実施し、個々人の状況に合わせたフォローが出来る体制を構築しました。
また、キャリア入社者同士のネットワーク形成および当社のバリューの浸透を目的に、入社後2〜3カ月のタイミングでワークショップと懇親会を運営しています。
OSHIMA:私はそれを実際に入社者として体験して、フォロー体制は一通り整っていると感じましたが、同時にまだまだのびしろがあるとも感じました。
さまざまなバックグラウンドを持つ社員がいるため、アンケートや面談でヒアリングしている内容を随時反映させ、バージョンアップしていく必要があると考えました。
受入部署と人事で連携しながら、キャリア入社者からの意見をどんどん形に
──具体的には直近でどのようなアップデートがありましたか?
ICHINOSE:キャリア入社者から、「知りたい情報がどこにあるのかわからない」という声が多く寄せられたため、「SMCC Welcome Guide」というShare Pointを活用したポータルサイトを立ち上げました。
このサイトでは、知ってほしい情報や入社後に社員がよく直面する課題を整理し、適宜情報提供を行っています。
MORINO:「想定していた業務範囲と相違がある」「自身の役割やアサイン業務が不明瞭」という声もあったので、新たに「Welcome Meetup」という入社前のランチ会イベントを設けました。
このイベントは毎月実施しており、人脈づくりや社風理解、期待値のすり合わせを目的に実施しています。具体的には、入社時期の近い同期や人事部員とランチを食べながらコミュニケーションを取った後、受入部署の上司からミッションや期待値の説明、メンバーとの顔合わせを実施しています。
満足度は10点満点中、平均9.3点と参加者からも好評です。受入部署からも、入社前にコミュニケーションが取れ、キャリア入社者の人柄をさらに知ったりすることが出来るため、入社後のフォローがよりスムーズになったという声が多いですね。
オンボーディングの平準化とさらなるアップデートを
──今後に向けての目標を教えてください。
ICHINOSE:いろいろとアップデートしてきましたが、まだまだ課題は残っています。受入部署のフォロー体制の密度にバラつきがあり、キャリア入社者の状況やバックグラウンドに対する現場社員の理解がまだ不足していたりすると感じることもあります。
OSHIMA:“キャリア入社”と言うと、新卒入社とは異なり社会人経験があるので、手厚いフォローは必要ないと考えられるかもしれません。
しかし、会社ごとに仕事の進め方や社風は異なるので、社会人経験が何年であっても戸惑う場合もあると思います。そこを理解した上で、受入やフォロー体制を構築していく必要があります。
NOHARA:そのため現在は、キャリア入社者へのオンボーディング施策がなぜ重要なのか受入部署の社員により理解してもらうことを目的に、受入部署の上司やサポーター向けのハンドブックを作成して、オンボーディング体制の平準化を進めています。
キャリア入社者に早期に活躍していただくため、今後も社員の声をしっかり受け止めて、常にアップデートしていこうと思います!
※ 記載内容は2025年3月時点のものです
