化学の世界からコンサルタントへ。初めて突き当たる壁に苦労するも小さな成功を重ねて
コンサルタントという仕事に出会うまで、私は全く異なる分野の勉強・研究をしていました。学ぶことのおもしろさを知ったのは、中学生のとき。先生方が非常に魅力的で、知らないことに出会えるのが楽しくて、とにかく勉強に熱中していましたね。
その中で特に興味を持ったのが化学です。一見何もなさそうに見える無色透明の液体から、外部刺激や他の物質との組み合わせによって鮮やかな青や赤が生まれるといった不思議な現象にロマンを感じていました。一方で体を動かすことも好きだったので、中高の6年間はバドミントン部に所属し、大学受験がある高校3年生の夏まで練習に打ち込んでいました。
化学への興味は尽きず、大学・大学院では材料化学を専攻。特殊なレーザーを使った物質の加工に関する基礎研究に精を出していました。そして就職活動の時期を迎え、コンサルタントという仕事に初めて出会うことになります。
きっかけは先輩からインターンシップの話を聞いたこと。関西生まれの関西育ちだった自分にとって憧れだった東京で社会人経験が積めるうえ、インターン先の社員の方から直接フィードバックがもらえると知り、これは得られるものしかないと思ってすぐにエントリーしました。
1週間のインターンシップを通じ、誰かのためにチームで一丸となって議論しながら物事を解決に導いていく、糸口を探していくコンサルティング業務のおもしろさ、楽しさを強く認識しました。1人で黙々と研究に取り組むより、たくさんの人と関わる仕事の方が自分の性格にも合っている。そう思い、インターンシップ先の企業でコンサルタントになる道を選びました。
最初の3年間は、BtoCやヘルスケア業界における事業戦略立案や中期経営計画策定などを担当。その後の3年間は様々な業界・業種の顧客における業務改革やシステム導入に携わりました。そこから3年ほど、会社が買収した北米のマーケティング会社に出向し、ロイヤリティマーケティングやCRMの領域で、戦略策定からサービス導入までの一連の流れを経験しました。出向から戻った後も、同じ領域で様々な案件に従事してきました。
ただ、「おもしろそう」という興味で飛び込んだコンサルタントの世界は、決して甘くありませんでした。新人でも、若手でも、「プロ」としてお客様に価値を感じていただかないといけない仕事なので、当然ですよね。入社して半年くらいは毎日家で泣いていましたし、先輩方の指導を受けるたび、自分の不甲斐なさに落ち込んでいました。体力的にも精神的にもハードな場面は多く、逃げ出したいと思ったことも1度や2度ではありませんでした。
でも苦しさの中にも、自分の提案が評価してもらえるなど、毎日小さな達成感があったんです。それが積み重ねられていった結果、お客様から「あなたがいてよかった」「こんなに力を尽くして良いものを提案してくれて感動した」といった言葉をかけていただけるようになりました。そうしてコンサルタントという仕事がどんどん好きになっていきました。
異なる専門性を持つメンバーとともにクライアントに伴走し、課題解決を支援できる喜び
北米のマーケティング会社へ出向した際には、異なるバックグラウンドを持つメンバーと働く中で、カルチャーや言語、商習慣の違いを体感し、ダイバーシティ&インクルージョンの重要性を肌で学ぶことができました。
こうして1社目で幅広い経験を積んだ後、Ridgelinezに転職するきっかけになったのは、Partnerである村瀬に声を掛けてもらったことがきっかけです。会社の成り立ちや人起点(※1)として、すべての変革を発想するアプローチに共感するとともに、CX Practice(※2)という組織の独自性に惹かれました。
※1 Ridgelinezが提唱する「人」起点の変革についてはコチラ
※2 Practiceとは:専門領域(業界・ビジネステーマ・技術)ごとに組成されるプロフェッショナルコミュニティのことで、従来の組織体よりも組織間の壁が低いことが特徴です。したがって、業務内容が限定されることがなく、様々なテーマのプロジェクトに携わることができ、Practice間のコラボレーションもしやすく、柔軟な仕事の進め方が可能となっています。また、RidgelinezではPrimaryとSecondaryという形で2つまでPracticeを選択することができ、自分自身がオーナーシップを持ったキャリア形成を支援しています
また、個人のキャリアという観点で魅力に感じたのが、CX領域をより専門的に追求できることと、30代前半という比較的若い年齢でDirectorとしてマネジメント経験を積める機会が得られることです。そうした理由から転職を決意し、2024年にRidgelinezへ入社しました。
現在は、顧客体験の改善やロイヤリティ・LTV(ライフタイムバリュー)の向上を目指し、CX戦略の策定からサービス設計、システム導入・運用まで幅広くクライアントを支援しています。プロジェクトではDirectorとして主に品質管理や全体統括、クライアントとのコミュニケーションを担当しています。
その中で約20人のチームメンバーをマネジメントすることも重要な業務です。個々のスキルや目標を鑑みながら、適切なアサインや成長に必要な機会の創出・提案に努めています。初めてのマネジメント業務は、やりがいを感じる一方で自身の力不足を感じることもあります。一人ひとりに合った指導や伝え方を判断する難しさと向き合いながら、お互いを尊重し合う“ミューチュアル・リスペクト”の考えを大切に、CX Practiceのみんなで成長を重ねていきたいと思っています。
CX Practiceの強みは、ストラテジー、デザイン、テクノロジーという3つの専門性を持つメンバーが揃っていることです。それぞれのメンバーは思考プロセスや視点が異なり、三者三様の意見やアイデアを積み重ねることが可能です。そのおかげでお客様に提案する幅が広くなり、ソリューションの質を高めることができていると感じています。
※ デザイン領域に強みを持つ「Creative Hub」のチーム紹介記事もぜひご一読ください!
①単一の専門領域にとどまらない越境型人材が生み出す、クリエイティブコンサルの新たな価値
②越境スキルを発揮したクリエイターたちが描く未来構想。強みを活かし、新境地へ
こうして専門性の高い仲間とともにお客様に伴走し、お客様の意思決定の高度化や全社変革を実現していくことが私にとって一番のやりがいです。ストラテジックな資料に加え、デザイナーの魂が込められた美しく心に響くアウトプット、それらをテクノロジーによってクイックに動くものとして提示できる環境があることは、Ridgelinezならではだと感じています。
自らキャリアを築ける制度が充実。自由度の高い環境で、仕事も私生活も楽しむ
Ridgelinezには、キャリアオーナーシップを発揮しやすい環境が整えられています。その1つがPractice制度です。一般的な企業では人事異動で配属が決まりますが、Ridgelinezでは専門領域を自ら選択することができます。
私自身は今までもこれからもCX領域を専門としていきたいと考えており、現在はPrimaryでCX Practiceのみを選択しています。ですが、今後は業務の内容に応じて、Secondaryの選択も検討中です。実際に複数のPracticeを選択しているDirectorもいて、各Practiceで得た知見を相互の領域に還元し合えるなどのメリットがあると考えています。
このようにRidgelinezは自分で専門領域を選択できる環境なので、自身で決断しながら、いろいろなことにチャレンジすることを楽しめる方が向いていると感じます。同時に責任も伴いますが、それをポジティブに受け止められる人が活躍できると思います。
反対に、指示待ちで能動的に動けない方は、そもそもコンサルタントという職種に向いていないかもしれません。コンサルタントは常に、お客様のために何ができるかを考えることが求められます。そのため主体性を持って考えられる資質が重要です。
またRidgelinezでは、ライフイベントに応じたキャリアの選択についても主体性が尊重されます。女性はもちろん男性社員も育休を積極的に取得していて、2~3か月間育児に専念されている例もあります。
一緒にプロジェクトを進めているメンバーには小さなお子様がいるメンバーもいますが、保育園の送迎や子どもと過ごす時間を確保できるように、チームとして、その時間帯は避けたりするなどの対応をしています。そうした配慮を、当たり前のこととして実行するカルチャーがあります。
働き方の面でも柔軟性があり、フレックス制度が整備されています。プロジェクト活動において支障がなく、成果をきちんと出していれば、勤務時間を自分で調整することが可能です。私自身も通院などで業務を抜けるなど、柔軟な働き方ができています。
ちなみに勤務時間だけでなく休暇取得においても柔軟なため、私はよく趣味の旅行をしてプライベートも思いっきり楽しんでいます。このようにRidgelinezでは、ワークライフバランスを保てる制度が整備されているだけでなく、実際に活用できる風土があります。
日々の業務に誠実に取り組むこと。その先に見えるチャンスを掴み、成長を続けていく
私が現在目標としているのは、お客様との長期的なパートナーシップの構築です。CXという領域にとどまらず、Ridgelinezとしてお客様の会社全体の変革を支援する案件を手がけていきたいと考えています。今携わっているプロジェクトも複数のテーマに対して、様々なPracticeとコラボしながら支援を進めていますが、長期的に伴走させていただけるよう、より良い提案に努めたいと考えています。
また、Ridgelinezは設立5年目という若い会社であることから、会社の成長に貢献することも目標の1つです。特に力を入れていきたいのが、若手や女性メンバーがより働きやすい環境をつくること。女性コンサルタントとして10年働いてきた自身の経験を活かしていければと考えています。
最終的なキャリアゴールについては、「こうありたい」という絶対的なものは持っていません。次やその先の目標は日々の積み重ねの先に自ずと見えてくると私は考えています。これまでの人生を振り返っても、日々誠実に取り組むことで、必要なタイミングに必要な機会が訪れてきました。
周りにもそれを支えて応援してくださる人が多く、本当にありがたいと感じています。これからも、チームや会社のため、自分自身のため、何よりお客様のために最善を尽くし、目の前のチャンスを確実に掴んで成長していきたいと思います。
1人の人間としては、「今が一番幸せだな」と常に思い続けられることが理想ですね。いくつになっても、そういう気持ちで過ごせる人生を歩んでいきたいと考えています。
コンサルタントにはタフな精神が求められますが、だからこそ人として成長できる機会が多い仕事です。この仕事をしていなければ出会えないような経営層の方々と若手のうちから関わることができ、様々なキャリアのチャンスが広がっています。Ridgelinezには個人のやりたいことを尊重する環境があるので、チャレンジ精神が旺盛な方が挑戦してくださるのを楽しみにしています。
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
