個性が響き合う——私たちがRidgelinezを選んだ理由
──まずはお二人の歩みと原点を教えてください。どのような幼少期・学生時代を過ごされてきたのでしょうか?
Kosuke.H:幼い頃から「物事を自分で考えて判断しなさい」という教育方針のもと、良い意味で干渉されない環境で育ちました。その影響もあってか、あらゆる物事に対して理想とのギャップを考えたうえで、計画や準備をして動くような性格でした。
もともと金融や証券に興味があり、大学では経済学部でESG投資やベンチャーファイナンスを学ぶ一方、趣味ではフィジーク(ボディビルのカテゴリー)に打ち込んでいました。チームスポーツを経て個人競技に惹かれたのは、自分自身の裁量と責任で限界を突き詰めていく感覚に魅力を感じたからだと思います。
Chizuru.T:私は、幼少期から人を楽しませることが好きなエンターテイナー気質でした。クリエイティブなことが好きで、自分で小説や演劇のシナリオを書いて発表するなど、誰かが笑顔になる瞬間を作ることにやりがいを感じていました。そうした志向の延長線で、大学では学園祭の運営サークルで局長を務め、80名の部員を率いて1つの大きなイベントを企画・運営する達成感を味わいました。
また、誰かが笑顔になるものづくりへの関心は、学問にも繋がりました。高校生の時に参加した生物系の新技術を紹介するシンポジウムに感銘を受け、大学・大学院と理系の道に進み、医療分野で活用できるセンサの開発を行っていました。
──そんな多様な背景を持つお二人が、なぜRidgelinezに入社を決めたのでしょうか?
Kosuke.H:私は就職活動の際、公認会計士や税理士など国家資格をもった専門職も視野に入れていましたが、最終的には「プロダクトに縛られず、人の課題解決や意思決定をサポートしたい」と考えコンサルティング業界を志望しました。
その中でもRidgelinezを選んだ理由は、「自分の適性を実務の中で見極めていける環境」があったからです。新卒として、企業で働いた経験がない中で、どの領域で自分の専門性を高めるかを入社前に決めきるのではなく、複数のPractice(※)を経験しながらキャリアを描ける。この制度に魅力を感じました。
※ Practice:専門領域(業界・ビジネステーマ・技術)ごとに組成されるプロフェッショナルコミュニティのことで、従来の組織体よりも組織間の壁が低いことが特徴。したがって、業務内容が限定されることがなく、様々なテーマのプロジェクトに携わることができ、Practice間のコラボレーションもしやすく、柔軟な仕事の進め方が可能となっています
Chizuru.T:私は、研究室の中だけでキャリアを閉じることに違和感を覚えたのがきっかけで、もっと広い社会を見たいと考えるようになりました。
就職活動を通じて様々な業界に触れる中で、お客様とともに成果を出し、その先にある喜びや変化を実感できる点に魅力を感じ、コンサルティング業界を志望しました。
その中でもRidgelinezを選んだ理由は、インターンや懇親会を通じて、社員の人柄の良さが際立っていると感じたからです。「この人たちとともに、誰かのために尽くしたい」、そう直感して入社を決意しました。
──入社後、期待していた環境は実現していますか?
Kosuke.H:現在、製造・建設業界向けのMEC (Manufacturing, Engineering & Construction)Practiceに所属していますが、最初は金融領域のFS(Financial Services)のプロジェクトを担当していました。
しかし、意思を伝えたことで、その後MECの領域を担当することができたのです。経験の有無に関わらず、意思を尊重して機会を調整してもらえる環境だと感じています。
Chizuru.T:期待していた環境は実現していると思います。ただ最初は、自分の専門と異なる領域への配属に戸惑いもありました。元々生物系の研究をしていたのでその経験が直接生かせそうな部署を希望していたのですが、OJTで配属されたのが何年も乗っていない、自動車に関するプロジェクトだったからです。
当時は落ち込みましたが、入社時に「好き嫌いせずにトライする」と決めていたので、勇気を出して飛び込みました。その結果、日本の製造業の魅力、そして実際にそこに携わっている方々の想いに触れ、自分が研究でものづくりをしていた背景もあり、すぐやりがいを感じるようになりました。
今ではその面白さにどっぷり浸かり、OJTが終わった今でもこのチームにいます。1つのプロジェクトの中でも多様な施策に関われるため、自分の可能性が広がっている感覚があります。
若手に挑戦の機会を与え、支える組織のあり方
──現在、お二人は、HGYB様の「次世代の開発競争力を支える事業基盤づくり」をご支援するプロジェクトに携わっていると伺いました。その概要を教えてください。
Kosuke.H:HGYB(株式会社Honda・GS Yuasa EV Battery R&D)様は、EV用バッテリーの設計開発を担う企業です。私たちは、ユーザーへタイムリーに製品を届けることや開発リソースの確保に向けた、リードタイム短縮に取り組んでいます。
具体的には、①設計と生産の並行化、②MBSE(Model-Based Systems Engineering)の構築による開発プロジェクトごとの要件定義や方向性変更によるQCD影響の把握、③過去データを活用したMI(Materials Informatics)導入による材料設計の最適化を推進しています。
Chizuru.T:プロジェクトは長期的な伴走型で進めており、月1回は京都の本社へ出張し、進捗状況を社長へ直接報告しています。企業としてまだ設立2〜3年であり、新たな課題が次々と生まれるため、その都度最適な施策を提案しながら進めています。
──お二人はまだ新卒1~2年目ですが、本プロジェクトではどのような役割を担ってらっしゃるのですか?
Kosuke.H:私は1つの施策をリードし、お客様との契約に向けた提案書の骨子やストーリー検討から任せてもらいました。自身の業界知見等がまだ十分でない中で、何が正解か、どのような表現をすればお客様に刺さるのかを試行錯誤しながら、自動車関連の事業会社出身者や電池領域の経験を持つメンバーと協力して進めています。その中で、このチーム編成自体が、当社の採用のキャッチコピーでもある「個性の融合は、強さだ。」を体現していると感じています。
業界知見を持つプロジェクトマネージャーやお客様と同業界の出身者、コンサルティング経験者など、様々なバックグラウンドを持つメンバーが協働しています。私たちの問題解決スキルに業界特有の知見を掛け合わせることで、お客様に寄り添った提案ができていると実感しています。
Chizuru.T:私も様々な仕事をできる範囲で任せていただいていますが、印象に残っているのは、海外の専門家への技術動向のインタビューを担当した経験です。言語の壁がある中で、自分たちが聞きたいことを正確に伝え、相手の知見を引き出すことの難しさを感じましたが、聞き手の立場に立った説明や資料の作り方をより意識できるようになり、良い経験になりました。
失敗して落ち込むこともありましたが、上司には、私の経験値を踏まえながらも、適切な範囲で裁量を持って取り組めるタスクを任せていただきました。万が一のリスクも見据えたうえで挑戦の機会をいただけたことで、安心して業務に向き合いながら成長することができたと感じています。
また、先程の話にもあった材料設計の最適化プロジェクトにも参画し、製造業のPracticeだけでなくAIの知見を持つ他のPracticeと連携して取り組んだ経験もあります。製造業に関する知見を活かしながら、お客様の目線に立ってどう設計業務を支援していくかを考えることができ、まさに個性の融合によって価値ある支援が実現できていると実感しています。
──社長を相手にプレゼンや議論をするのは、相当なプレッシャーではありませんか?
Kosuke.H:当社には、自分の担当領域であり、任せても大丈夫だという認識が共有されていれば、自らお客様に対して説明する役割を任せてもらえる文化があります。もちろん、プロジェクトメンバーとは日頃から密にコミュニケーションを取っており、説明が不足している部分は上司が適切にフォローしてくれます。さらには、現在のプロジェクトでは若手の活躍を前向きに捉え、真摯に向き合って話を聞いてくださるお客様に恵まれています。
そうしたお客様の人柄の良さもあり、良好な関係性を築けているからこそ、過度に緊張することなく正面から向き合い、自分の言葉で伝えることができています。それが自身の成長を加速させる大きな要因の1つだと感じています。
Chizuru.T:私もKosuke.Hさんと一緒に、社長への報告の場に立たせてもらっています。最初は代表取締役という存在に対して、大学の学長のような遠い存在という印象を持っていましたが、実際にお会いすると非常に気さくで、私たちの意見にも分け隔てなく耳を傾けてくださいます。若手であっても意見を求めていただけるのは、とても貴重な経験だと感じています。
柔軟な働き方と心理的安全性が挑戦を後押し
──仕事のやりがいに加え、Ridgelinezのカルチャーについても伺わせてください。
Kosuke.H:働き方はとてもフレキシブルで、物理的にも心理的にも縛りが少ないと感じています。タスクの調整さえしっかり行えばプライベートとの両立もしやすく、メンバーそれぞれが趣味や家族との時間を大切にしながら有給休暇を活用しています。上司が率先して休暇を取得しているため、私たちもその姿を見て自然と休みを取りやすい雰囲気があります。月次報告前などは忙しくなることもありますが、落ち着いた時期には調整してしっかり休むなど、チーム全体でメリハリをつけています。
また、フォロー体制についても、専門的な内容のサポートにとどまらず、仕事上の相談にもいつでも快く応じてもらえるため、安心して業務に取り組むことができています。
Chizuru.T:私は、特に心理的安全性の高さに支えられていると感じています。先ほどもお話したように、海外エキスパートへのインタビューが思うように進まず落ち込んでいた際、上司から「重圧を感じず、気楽にやっていいよ」と声をかけてもらい、とても気持ちが軽くなりました。そうした安心感があるからこそ、「次こそはもっと良いアウトプットを」と、前向きにチャレンジするモチベーションにつながっています。
──Ridgelinezに入社してあらためて良かったと思うことは何ですか。
Kosuke.H:働く環境の柔軟性はもちろんですが、仕事の進め方にも魅力を感じています。プロジェクトメンバーやお客様としっかりコミュニケーションが取れていれば、周囲が一緒に走り、背中を押してくれる環境があります。
お客様とのコミュニケーションでは、絵に描いた餅のような理想論を提示するのではなく、お客様の目線に立ち、それをどう実現するか、業務にどう落とし込み、成果につなげるかまで考えて表現することを大切にしています。お客様とともに考え、伴走していく姿勢こそが、Ridgelinezの魅力だと思います。
Chizuru.T:現場レベルの動きにまで視野を広げ、お客様が自走できる状態まで伴走するコンサルティングを実践している会社は、非常に貴重だと感じています。
例えば、作成した資料に対する上司からのフィードバックも、単なる修正指示ではなく「月次報告という限られた機会で、どうすればお客様に理解してもらえるか」「どうすればお客様がワクワクするか」といった視点が重視されています。お客様に寄り添う気持ちに溢れていて、「誰かを笑顔にしたい」という自分の原点と、仕事の軸がつながっていると感じています。
信頼をつかむ──温かさと挑戦が共存する場所で、変革を牽引するコンサルタントへ
──キャリアにおける今後の目標や、成し遂げたいことについて教えてください。
Kosuke.H:これまで関わってきた上司の良い部分を、自分の中でのマイルストーンとして捉えています。物事の一手先、二手先を見据えて周囲と連携しながら仕事を進める姿勢など、それぞれの強みを掛け合わせ、自分なりのコンサルティングのプロフェッショナルとして成長していきたいと考えています。
そのために、短期的には与えられたミッションを着実に完遂できる基礎力を身につけ、順当かそれ以上の速さで昇進していきたいです。ただ役職を上げることが目的ではなく、お客様の変革を牽引するプロジェクトを担い、お客様と社内の双方から「この人に任せれば大丈夫」と信頼される存在になりたいです。関係者が不安を感じることなく、安心して任せられるリーダーになることが将来の目標です。
Chizuru.T:私も上司の良い部分を吸収しながら成長していきたいと考えています。例えば、何かを伝える際に主観的になりがちな場面でも、上司は「お客様がどう受け取るか」「第三者がどう理解するか」といった視点に立って表現を工夫しており、その姿勢を見習いたいと思っています。
このような俯瞰的に物事を捉えられる視点をはじめ、日々の経験から得た学びを次のプロジェクトに活かしていくことで、プロジェクトメンバーから信頼されるような存在になっていきたいです。
また、より多くの製造業に関わり、日本が誇る「ものづくり」の現場に貢献していきたいとも考えています。プロジェクトを通じて、素晴らしい技術や独自性を持ちながらも、それを十分に活かしきれていない日本の製造業の課題を痛感しました。
今後も、同じような悩みを抱える企業に寄り添い、伴走しながら支援できるコンサルタントを目指していきたいです。現時点では、会議での発言量が少ないことなどに課題もありますが、自身の志を実現するためにも、臆せず意見をぶつけていきたいと考えています。
──最後に、これからRidgelinezを目指す方や、現在の環境にモヤモヤしている若手の方へメッセージをお願いします。
Kosuke.H:Ridgelinezには、特定の型にはめるような画一的な文化はありません。色々な業界経験を持つ個性が集まり、それらを融合させることで価値を生み出す土台があります。
もし「多様な価値観を活かしてお客様と向き合いたい」と考えているのであれば、その想いを存分に発揮できる環境があると思います。自分の中の大事にしたい軸をぶらすことなく、飛び込んできてほしいです。
Chizuru.T:コンサルティング業界は、論理性や高い基準が求められる環境というイメージを持たれるかもしれません。その中でRidgelinezは、互いを尊重しながら建設的に議論を重ね、成長を後押しする文化が根付いていると感じています。私のように製造業の知見が十分でない状態からでも、やりがいを持って最前線のプロジェクトに取り組むことができています。
まだスキルが十分でなくても、その努力を温かく見守り、成長の機会を与えてくれる環境があります。自分のやりたいことを探しにいきたい方、そしてお客様のために本気で価値を届けたいと考えている方にとって、挑戦できる場だと思います。ぜひ一緒にチャレンジしてみませんか。
※ 記載内容は2026年4月時点のものです
